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お悩みNO.241
ひきこもりニートさん
破壊的な気持ち削除
建設的に物事を考えることができず、何をしても破壊的な気分になってしまいます。

車を運転していると衝動的に「どこかに突っ込んでみたい」などと思ってしまうし
仕事をしていても「重要なこと」「大切なこと」と思えず、イライラしてしまい
心から取り組むことができません。

将来のことを考えるとイライラしてしまうのは子供の頃からでした。

人とは一応表面上、問題なく付き合えるのですが
内心怖く、いつも嘘をついている感じがします。
誰とも絆のようなものがありません。

何に対しても虚しくて仕方がなく、
「これをすれば幸せになれる」(たとえばお金持ちになるとか、恋人ができるとか)
というイメージが全く湧きません。

自分は中途半端にいい子で育ちました。

割に有名な中高一貫校から大学に行きましたが、その後どうしていいか分からず
ニートになってしまいました。
バイトや派遣など必ずしもうまくいかないわけではないのですが
根本的に力が出ず、いつも嘘をついているような感覚に襲われ辞めてしまいました。

全然表面化しませんでしたが、誰に対しても敵意を持っているみたいで
世の中のすべてが嫌いです。
でもそんな風に感じることを大人気ないと思い、ずっと隠して、また直そうとしているのですが
まったくうまくいきません。

恐らくですが、原因は両親含め、人に愛着がまったくないこと、
自分の意志でなく「やらなければならないこと」をやっつけでやり過ぎたこと
その延長で人に受け入れられる振る舞いを考えてごまかしながら生きてきたこと
そしてもう自分というのがどこにあるのか分からなくなってしまったことなどだと思うのですが
まったく出口が見えません。。

もう「子供」と言える歳でもないのですが、内面全く子供です。
殴ってでもなんとかして欲しいとは思うのですが自分でどうすることもできません。
何か糸口はないでしょうか。。
投稿日:2016-04-05
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
現在、引きこもり状態で、自分に対しても自信を持てずにいるのだと思います。

内面は「子ども」と仰っていますが、書き込みを拝見すると、自分の出来ていない部分にしっかり向き合えて、且つ、原因を理解していると思いますよ。

これだけの分析ができるのであれば、決して諦めることはありません。

「出口が見えない」「糸口が欲しい」と思うのは当然です。

まずは「自分を好きになること」から始めませんか。

「今の自分なんて好きになれない」

こう考えるかもしれません。
これほど、ネガティブな自分を客観的に見れてしまうのであれば、そう思うのも当然です。
ですから、少しずつでいいのです。

心理学では、「自分を好きになる以上に他人を好きになれない」といいます。

他人のことを好きになれなければ、他人から好かれることもないでしょう。
そうすると、誰からも好きになってもらえない自分を更に好きになれない・・・。

これでは負のスパイラルです。
この負のスパイラルを断ち切るには・・・。
簡単です。
どこかひとつでもいいので、逆のことをすること。

それが「自分を好きなる」という作戦です。

生まれてから死ぬまで、一番長いつき合いになるのが「自分」です。
だったら嫌いな自分よりも、好きな自分でいた方が建設的ですよね。

一気に就職して、お金持ちになり、世の中を好きになって、恋人が出来て、両親や他人を好きになりましょう・・・とは言いません。

まずは、「自分を好きになる」ことを糸口に、そこから出口をさがしましょう。

以下に、参考になりそうな内容をいくつか紹介しまし。
投稿日:2016-04-05
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法?」

大人になっての引きこもりの原因やきっかけは、もちろんいろいろあると思います。

仕事だったり、職場の人間関係だったり、恋愛関係からだったりなど。

基本的には、子どもの時に未処理の感情や自己概念によって、現状を生き難くさせてしまっているために、心が悲鳴をあげて、それに応じて、体が動かなくなってしまうというのがほとんどのケースかと思います。

大人になっているので、例えば、仕事に行かなければいけないとか、そういう、どうあるべきかは、既に分かっています。

参考になるのが、「安心ひきこもりライフ」という書籍です。

全ての内容に、賛同できるわけではありませんが、引きこもりの成分は・・・など、とても、よく表しています。
ぜひとも参考までに読んでみてください。

本来は、やりたいことと、やらなければいけないことのバランスがとれている状態が理想なのですが、やらなければいけないことが強くなりすぎるため、苦しくなっていることが多く一旦、自分自身を緩める必要があります。

「安心ひきこもりライフ」では、主人公(著者)が、ドーナツのお店で働いていることが印象的でした。
彼は、ものすごく最初は集中して作業をするのですが、途中で、息切れをしてしまい、最後は、散漫になってしまうということが書かれています。

別に、これは、彼がダメなわけでは、実はないのです。
ものすごく集中してしまうことから、集中力がないわけではなくて、集中の仕方が、続かないやり方になっていること。

そして、そもそも、学業そのものに、何の意味があるのだろうかと疑問を抱いていたことから、単調な、ルーチンワークのような作業は合わずに、独創的な作業にこそ、やる気や、意味を見出せるのです。
本来は、彼に合った仕事があったのではと思うと、惜しい人材だなっと思いますが…。

大人になってからの引きこもりも、基本的には、意味があって、起きていることです。

きちんとその意味と向き合って、自分が心から納得し、豊かな人生を送れるのが、一番なのです。
投稿日:2016-04-05
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法?」

■ひきこもりの原因と弊害
ひきこもりの原因は「心の病気」と「社会的ひきこもり」に大別されます。
心の病気の場合は、医療機関で治療を受けることによって、状態の緩和など、改善することが少なくありません。
また、「心の病気」ではない場合には、「社会的ひきこもり」と考えられます、社会的ひきこもりの場合は、その人によって様々原因が考えられますので対処法は多岐にわたります。

ひきこもりがもたらす弊害として、ひきこもりの状態が長く続くと、生活のリズムが不規則になり、心と身体のバランスを乱してしまう可能性があります。
さらに、自身に対する嫌悪感から、孤独と挫折の感情が増し、どんどん外出できなくなってしまう悪循環から抜け出せなくなってしまう場合があります。

■精神疾患によるひきこもり
「ひきこもり」というと、比較的感情的な面や、精神的に強いとか弱いなどといった、精神的な面にばかりに目が行きがちですが統合失調症、パニック障害、うつ病などの精神的な疾患にかかり、恐怖感や不安感非常に強くなることで、人と接することに抵抗を感じたり、身体を動かすことができなくなったりして、ひきこもりになってしまう人もいます。

精神的な疾患の場合、精神科などの受診が必要です。
家から出ることが出来なくなってしまう前に、本人が症状に気づいて受診できれば良いのですが、そうで無い場合は、本人が受診を拒否するなどして、かなり長引くことも考えられます、家族の方が徐々に時間をかけて納得させていく必要があるようです。

食欲不振や不眠が続く
いつもイライラする
気分が落ち込む・・・など。

自分ではどうすることもできない身体の不調から、どうにか開放されたいと思っている場合は、精神科や心療内科などの医療機関を早めに受診しましょう。
自分自身で受診するのが難しい場合には、家族か親戚に相談してみることも必要です。

専門の医療機関を探す場合は、地域の保健所に問い合わせてみると、情報を提供してくれます。

■社会的ひきこもり
ひきこもりでも、その原因が精神障害だとは考えにくく、症状が20代後半までに現れ、6ヶ月以上ひきこもった状態を社会的ひきこもりと言います。

社会的ひきこもりの場合、外出はコンビニへ行く程度はするのですが、家族とも話をせずに自室にずっと閉じこもるなど、他の人との関わりをほとんどもちません、また、生活が昼夜逆転していたりしています。

このような例では、学校や、職場でのイジメや、人間関係が原因で孤立して居場所がなくなり、徐々に部屋に引きこもることが多くなってきて、アルバイトを初めても長続きしなくなっていきます。

ひきこもりの成人や若者が集まる「自助グループ」というものがあります。
自助グループは、同じような悩みを抱えた仲間が援助し合って過ごすので、自分と同じ悩みのある人と語り合うことで、孤立感が和らいだり、仲間づくりのきっかけにもなるようです。

また、上記の例のような場合、他人との接触を避ける傾向があるので、家族も一緒に参加できるような状態から始められるほうがとっつきやすく、家族同士の意見交換なども出来るのでよいかもしれません。

自助グループなどで、仲間と過ごすことが心地良いと感じるようになれば、徐々に人に対する恐怖心がなくなり、外へ出かけることが楽しいと感じるようになるかもしれません。

ひきこもりといってもその原因は、複雑な要因が絡み合っています、そこで、カウンセリングなどを行ない、その原因を少しずつ整理していくことで、徐々に解決への方法を導き出せる場合もあります。

ひきこもりの原因として、うつ病や対人恐怖症などのような精神疾患がみられる場合には、精神科を受診して適切な治療を行う必要があります。

また、外出や、公共交通機関を利用することができない場合などには、さらに段階的な行動療法を行なうために、補助者と一緒に改善を目指す方法もあります。

また、ひきこもりから脱却できても、その後もいくつかの問題が起こることも考えられます。
学生の場合は、年齢により、出席単位や、進学の問題もあるでしょうし社会人の場合でも、履歴書にある空白の期間がどうしても就職活動で不利になってしまいます。

そのために、職業訓練を受けたり、資格を取得したりして、能力を認めてもうなどの方法が考えられます、ムリは禁物ですので、この辺も相談できる環境を整える必要があります。
投稿日:2016-04-05
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
「自分に自信を持つ」

―― どうしても自信が持てない…
―― 日常生活を送る中で、自分に対してOKが出せない…
―― 堂々と人と接することができない…

こうした悩みを持つ方はとても多くいらっしゃいます。

かといって、そんな時に自信を持とうと頑張って努力しても、どうしても自信を持てないことも多いもの。それには、自信を持てない隠された理由があるからなんですね。
それでは、いったいどうしたら自信を持てるようになるのでしょうか?

まずは、「自信を持てない」という状態について見直してみましょう。「自信がない」という状態には、いくつかの具体的な“症状”があります。

◆何をしても不安で、他人からの意見に怯えてしまう
◆始める前からダメだと思って、やらずに終わってしまう
◆やってみようと思った途端、不安があふれだしてストレスフルな状態になる
◆自分よりも他者のほうが優れているように見えて、比較して落ち込んでしまう
◆自分の良いところが認められず、どんなに頑張っても劣等感がぬぐえない
◆評価してもらっても、自分で自分のことが認められないため、他者からの評価を受け入れられない
◆自分を認めることができないため、行動が起こせない

あてはまるものはありませんか?

「自信がない」というと漠然とした感情のようですが、こうして分析してみると、心の状態と行動(現象)が連動していることがほとんどなんですね。

逆に、「本人が努力してきた過去がある、才能がある、周囲から認められている、客観的に見てできている」という実態に関わらず、本人が「“自信を持てない”と思っている」ことです。

実際に、「周囲から見ればできているのに、あの人は自信がない」とか、「どうしてそんなに自分を否定してしまうの?」と感じることも少なくありません。けれども、本人にしてみれば、「強烈な自己否定感」と、「それゆえに思ったとおりに行動に移せない」という二つの事柄と戦っている状態なのです。

なぜこうした自己否定感や行動できないという状態が生じてしまうかというと、それは、「もともと本人に対して否定的な意見を植え付けた人間がいる」ということが原因です。

人は子供時代、肯定的な意見を聞かせられて育ったり、あるいは、失敗したときに優しく受け容れてもらったりしていると、その状態を記憶し、自分でも他者からしてもらった肯定的な態度を繰り返すようになります。
けれども、子供時代にそれがなく、親や先生、周囲の人間から否定的な意見しかもらえなかった人は、大人になってからもそのときの態度を無意識に真似してしまい、自分に対して自罰を繰り返すようになるんですね。
そして、否定された経験を軸にして、自分のことを自分でマイナス査定し、推し量ってしまうのです。
誰しも、誰からも教えられたことがないことは、実行することができません。それは、「自信を持つ」という心の状態であったとしても、同じことです。自信というのは、「能力や良いところを認め、育てるという経験」がなければ、できないものなのです。
つまり、「認められ、褒められた経験がない」ために、その方法を理解できず、与えられた否定しかできない、ということが「自信がない」という状態です。

こうした状態のときは、過去に親や周囲の人間が自分を否定してきたように、自分の否定的なところにばかり焦点が当たっています。
人は良いところも悪いところもあって、それが普通なのですが、あまりにも否定されて育ったために、自分の肯定的な要素を認められないということを繰り返しているんですね。

だからこそ、こうした不安定で苦しい内的な状態を変えるためには、自分で自分を見る視点を変え、育て直すことが必要になってきます。
視点を変え、自分を育て直す方法としては、次のように少しずつ考え方を変えていくことです。

◆ありのままの自分を認め、子供の頃に言ってもらえなかったプラスの言葉がけを自分に対してしてあげること
◆他者の価値観で判断するのではなく、自分の判断で自分の成し遂げたことを認めること
◆過去にしてきたことで、他人からは認めてもらえなかったことを、自分自身で認め直すこと
◆社会的な達成ではなく、細かなことであっても、できたことを一つひとつ褒めること
◆他者に依存して自分の価値を決めるのではなく、自分がどうしたいのか意志を持って行動すること
◆失敗など、実際に成果が伴わない場合も、努力した自分を認めること

「他者の目」や「結果」を基準にするのではなく、自分で自分を認めるということが役に立つでしょう。
このとき、親が子供を見守ってあげるように、「自分で自分の親代わりをし、愛情深く、優しく認めてあげること」がポイントです。

不適切に否定的なことを投げかけられていたとしても、あなたがあなた自身を肯定的に捉えてあげることで、やがて自然に自分に対して「私は大丈夫」という肯定感へと変わっていきます。お友だちを励ますように、優しく自分に接してあげることも効果があります。

「自信のなさ=自己否定」は、今まで無意識に繰り返されてきたために癖になっていますから、はじめは意識して変えてあげることが必要です。しかし、自己否定も単なる「癖」に過ぎませんので、意識して繰り返すようになれば、1週間もすれば、だんだんと自分に対する肯定的な捉え方ができるようになってきます。
このように、「自信を持つ」とは、決して外側に認められることではなく、自分で自分を認め、肯定する気持ちを持つことで得られるものなのです。

他者の評価を追い続けている限りは、いつまでもその基準で生きてしまい、自分を肯定し、安心するという状態に到達することはできません。
心の中や自分の見方を変えてあげるだけで、やがては大きな「自分を信じる肯定感」に結びついていきます。小さな習慣も、意識して続けることで、考え方の根底を変えることにつながります。自分自身を大切に育て直す気持ちで接することから始めてみましょう。
投稿日:2016-04-05
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
「悩みについて」

人には「現実の自分」と「理想の自分」があります。
この2つの間の距離が長ければ長いほど悩みは深いものになるのです。

イメージとしては…
「現実の自分」←――――――――→「理想の自分」
「理想の自分」を基準にしている人は「現実の自分」との差に愕然とし自分には到底無理だ…と決め込んでしまいます。

この間の矢印が半分なら…
「現実の自分」←―――→「理想の自分」…悩みも半分となりますよね。
これは「理想の自分」を「現実の自分」に近づける方法。
「現実の自分」を基準とする人です。

言い換えれば「理想の自分」の位置を低く設定してあげることです。
要は「理想の自分」を目標に例えるなら目標を低く設定すると言うこと。
このような手法はカール・ロジャースの基本的な考えである「自己受容」へと繋がり悩みを解決する有効的な手法と言われています。
大半の悩みはこの考えをベースにカウンセリングを進めることで解消されます。

しかし、カウンセリングをしていると中にはこんなクライアントもいます。
「理想の自分を低くすることには違和感を覚えます。
 目標を低くするってことは自己の成長につながりません。
 むしろそのことの方こそストレスが溜まってしまいます。」

確かにおっしゃる通りかもしれません。
…しかし、このような考え方自体を修正していかないとこれから人生疲れてしまいます。

こんな方には次のような提案をしています。
「じゃ〜この2つの間の矢印はこのままの長さにしておきましょうよ。
 その方がストレスも溜まりませんもんね。
 でも“理想の自分”をちょっと言い方を変えてみましょう。
 “理想”ではなく“憧れ”にしてみてはいかがですか?」…と。

最初は「キョトン」としているクライアントも話しを進めていくと納得してもらえて目の輝きが違ってきます。

例えば高校球児が…
「理想はイチロー選手のバッティングです。
 だからバッティングフォームからイチロー選手を真似してみます」…こう言ったとします。

でもなかなか上手くいかない。
もしもバッティングフォームを多少真似出来たとしても打率(結果)が伴わない。
結果が伴わないと今の自分とイチロー選手を比べてレベルの低さに愕然とする。
これは当然!

イチロー選手だってメジャー選手になり世界的な記録を残すのに何年も掛かっているのです。
そもそも高校球児がメジャーリーガーであるイチロー選手と比べること自体がナンセンス。
高校球児とメジャーリーガーで例えると笑ってしまうくらい当たり前のことだし理解できます。

でも心に悩みを持つ人は「現実の自分」と「理想の自分」の距離が分からなくなり、そのくらいの距離が離れていることに気づきもしないのです。
だからカウンセラーは「理想の自分をもう少し低めてあげましょう」と提案をするのです。

でもそれも納得いかない人には
「イチロー選手を“憧れ”という位置づけにしましょう」と提案をする。
 イチロー選手が“憧れ”であればそれは本人の自由。
むしろその距離が長ければ長いほどそれに向かって頑張れるのです。

「僕のバッティングの憧れは隣町のチームの4番バッター、寿司屋のゲンさんです!」
これじゃ〜「誰だそれ!」と突っ込まれてしまいますよね。

それよりも…
「僕のバッティングの憧れはメジャーリーガーのイチロー選手です」の方がカッコいいです。
焦点は目標であるイチロー選手ではなくイチロー選手に近づこうとする自分に当たる。
なかなか近づけないで努力する自分に焦点をあてればイチロー選手との距離がどうのこうのとは考えなくなる。

このように焦点づけ(ものの見方)を少し変えてあげると悩みや苦しみはストレスの原因ではなくなり、むしろ日々頑張れる起爆剤へと転化するのです。
このようなカウンセリング手法を「ゲシュタルト療法」と言います。

「理想の自分」から「憧れの自分」へ!
自分自身が憧れの存在なんて…ちょっと素敵ではないでしょうか!
投稿日:2016-04-05
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というネマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2016-04-05
返信 7
ひきこもりニートさん
返信ありがとうございます。削除
「自分を好きになる以上に他人を好きになれない」
これに関してはその通りだと思います。そのように考えてきました。
しかし、心に最低一人は好きな人が居ることが必要なように思います。
「好き」「これでよい」というイメージがないので出口がないようです。
これは説明が難しいかもしれません。

>あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。

自分は両親に虐待などを受けたわけではありませんし、経済的な援助も十分受けてきました。が、「生きていたい」と思えるような関係や物事、イメージを持つことができませんでした。考え方の習慣というのはその通りかもしれませんが、根本的な想いを捏造することは(数年、一生懸命試みていますが)難しいようです。

別に両親との関係がどのようであっても、他の人と関係を作り、逞しく生きている人も居ます。しかし自分にはそういう力がなかったようです。努力でなんとかなるという気がしません。

返信全部読みました。ありがとうございました。
投稿日:2016-04-07
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
ひきこもりニートさんへ削除
長い返信にも関わらず、全部読んでいただきありがとうございます。

読んでいただき、すべてを受け入れて欲しいとは思いません。
むしろ、「ここは理解できるけど、ここは理解するのに時間が掛かりそう(あるいは、理解できない)」
そんなふうに思ってもらっていいのです。

そこからがスタートです。

よかったらここで、また色々と話しませんか。
投稿日:2016-04-07
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