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お悩みNO.260
名無しさん
自分が分からない削除
高校一年生の女子です。
私は小さい頃から中学1年生まで母親によく殴られていました。
勉強、ピアノなど厳しくて、母親の思ったとおりにしないといけませんでした。
母親が病院に行きだしてから殴られることは無くなりました。
前までは完璧にこなさないと捨てられてしまうという恐怖がありました。
中学生の頃は、憎いという気持ちを抑えて笑ったり、父親と母親は仲が悪いので雰囲気を変えるためにふざけたりしていました。
しかし、高校生になってからは自分の感情がよく分からず戸惑ってしまいます。
身体に影響が出て、医者に心配されてから辛かったんだなと他人事のように思います。
家でも、学校でも、いつも笑っていてこんなことを相談したら驚かれてしまうのでここに相談してみました。
投稿日:2016-12-03
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
名無しさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
現在高1の女の子ですね。
お母さんに小さい頃から殴られていたとのこと。
お父さんとお母さんは仲が悪いために気持ちを抑えてふさげけていたとのことでさぞ辛かったかと思います。

よく相談してくれましたね。
ありがとうございます。

まず変わらなければならないのは親です。
我が子に手を挙げて言うことを聞かそうとしている母親。
それに対して何も言ってくれない父親。
まずはこの二人が変わらなければなりません。
これが大前提です。

「親が変われば、子も変わる」
これが我々が創立以来掲げてきた理念です。

家でも学校でもいつも笑っていて相談したら驚かれてしまうとのことですが、驚いてもらっていいのですよ。
むしろ、驚かなければなりません。
だって我が子にこんなに辛い思いをさせているのに気づいていなのですから。

実はこんなに辛いんだということを伝えましょう。
あなたの人生はこれからなのですから、将来を変えるために今の自分の考え方をまずは変えないと・・・。

「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この中で言う「他人」は自分以外を指します。
なので親も「他人」という定義です。
どんなに変わって欲しいと願っても変わらないのです。

でも、自分を変えることで相手の行動が変わることもあります。
だからこそ、「驚いてしまうかもしれないから家でも学校でも笑っていて、辛いことへの相談はしない」という自分の考え方を変えるべきです。

「自分を変える」って言っても具体的にどうすればいいか分からないですよね。
それは以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-12-03
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
名無しさんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2016-12-03
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
名無しさんへ削除
いかがですか。
まずはできそうなことからはじめましょう。

そして、もしもよければしばらくこの場で話をしませんか。
文字だけのやり取りになってしまいますが、文字に残すことで後で読み返すこともできます。

我々はあなたの味方です。
投稿日:2016-12-03
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