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お悩みNO.97
はれこさん
娘のめんどくさい病削除
小4の娘の事で悩んでいます。

娘は一人っ子で頭もよく周りからはしっかりしてるねと言われる活発な子供です。

しかしながら、お片付けがとても苦手で、小学校に入ってからは机やカバン置きがパンパンでプリントは届かない忘れ物は多く先生からも電話がかかってくることが増えてきました。

わたしも家で整頓の練習をさせたり、後回しにしたら大変であることを伝え実行させたりもしてきました。

4年の一学期に娘が全く宿題をやっていないと先生から連絡があり、叱りそれまでのたまったものをすべてやって、それからは連絡帳を私が確認することにしました。
しばらくして個人懇談の時に、また娘が宿題をやっていないと言われ、先生から聞いてみると連絡帳を改ざんしていました。

決してできない訳ではなく、やれば10分もかからない物をどうしてしないのかと聞くと「めんどくさかったから」との答え。
その時もよく話をして、もうしないということで終わりました。

が、先日また先生からの電話で、机のぐちゃぐちゃと宿題が2学期に入ってほぼ出ていないことを告げられショックを受けました。

娘問い詰めると、連絡帳に先生が見ましたというハンコを勝手に使って改ざんした連絡帳に押していたらしいのです。
聞くとやはりするのが面倒くさかったけど、怒られるから改ざんしたと言いもうしないと謝るのです。

嘘に関してはかなり厳しく話してきましたし、自分がすべきことをその都度しておけば嘘をつかなくてもよくなるということも理解しているのにどうしてできないのでしょうか・・・

簡単に嘘をついたりすることで、人を傷つけ、信頼を失うようなことが続くとお友達関係もうまくいかなくなるだろうしとても悩んでいます。

私自身も娘の言うことが信用できなくなっています。
どうすればいいのかわかりません・・・

私のかかわり方がまずいのでしょうか

5月に夫と離婚したことでストレスを与えてしまったのかもしれないと感じていますが、具体的にどうすればいいのかわかりません。

いきなり長くなり申し訳ありません。
投稿日:2011-11-15
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
はれこさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

小学校4年生の娘さんに関するご相談ですね。

「めんどくさい病」とのこと。
そして、嘘をついて親をだましているのですね。

はれこさんはご主人と離婚されたことでストレスを与えているかもしれないと考えているようですね。
確かにまったく影響がないとは言い切れません。
少なからず子どもの小さな心には何か思うところがあったのかも知れません。
でもそれがすべての原因というわけでもないと思います。
もしも離婚が原因ならば世の中の離婚した親の子どもは全員がそうであると言えますから。

嘘をつくということは、とりあえずその場しのぎで目の前のやっかいなことから逃れたいという心理からしていることが多いです。
詳しく伺っていないので一概に言えませんが強く怒ったり、極度の緊張を与えることはその原因と言えます。

また「怒る」と「叱る」は大きく違いがあります。
「怒る」は相手に感情をぶつけてしまうこと。
「叱る」は相手の成長を願っての助言です。

以下に、自信の芽を摘まない「叱り方4ヵ条」を書きます。
ちょっと長いですが参考にしてください。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではありません。
人格を否定するようなことはしない方がいいです。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがちです。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つくのです。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなります。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」と言います。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまいます。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度でしょう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けてください。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱ることをお勧めします。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性があるのです。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高いです。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまいます。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えないのです。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまいます。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになります。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいいです。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い方法です。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える方法もあります。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法です。

以上、参考にしてください。
そして、またいつでもここに来てくださいね。
投稿日:2011-11-15
返信 2
はれこさん
待てない母削除
アドバイスありがとうございました。
先生のおっしゃる通りだと思います。

叱ると怒るの違いはよく分かってはいるものの、毎日同じことを繰り返し、ごまかす態度に感情的に怒ってしまう事のほうが圧倒的に多いです。
感情的にならないようにと思うのですが、話しているうちにイライラが爆発してしまいます。

後から自分の言動に自己嫌悪になることがほぼ毎日で、穏やかに言い聞かせることのできない自分が嫌になりどうしたらよいのか、どうしたらできるようになるのか辛くなります。

これから思春期を迎えるのに親子の信頼関係をしっかり築きたいと思いながらできない現状に不安で仕方ありません。
投稿日:2011-11-17
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
はれこさんへ削除
親子の信頼関係の構築に不安になっている親がほとんどです。
でも、それでいいのです。

「私だけは大丈夫!」
という親の方がむしろ心配です。

うまく出来ないからうまく出来るように努力するのです。
はれこさんもそうです。

うまく出来るようにしたいから
この掲示板に書き込んでくれたのですよね。
本当にダメな親はそういったことも調べようとせず、
人の意見に耳を貸さず、自分のやり方だけが正しいと勘違いし、子どもを苦しめるのです。

だから大丈夫!
決して自己嫌悪にならず、今日出来なければ明日出来るように心掛ければいいのです。
明日だめなら明後日!
そうやって親として成長していくのだと思いますよ。
投稿日:2011-11-17
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