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お悩みNO.577
アッキーさん
不登校児の弟への対応は?削除
2年ほど前に「 小学校2年息子の不登校」で投稿させてもらったあっきーです。

小2で不登校→母子登校を経て・・・現在小4ですが、「毎日学校イヤだ」「行きたくない」と言いながら学校に行っています。学校に行くのが精一杯なのもわかっているので宿題や勉強はとやかく言いませんし、ゲームもテレビも家族のコミュニケーションに差しさわりのない程度に自由にさせています。

問題は次男です。
今年 小学校に入学しました。

長男は発達障害もある感じの子なので親もかなり多目に見ているし、過保護にもしているつもりです。

それを見て、弟も当初やっていた宿題も勉強もしなくなり・・・
毎日、上の子と同じくらいゲームやテレビを見ます。
上の子よりも多いくらいです。
小さいので自分の欲求をうまくコントロールできないのだと思いますが・・・

せめて、下の子だけは宿題はしてほしいし、勉強もしてほしい。
学校にも行って欲しいと思っているのに、お兄ちゃんの真似をして、「学校に行かない」コールをするようになってしまい・・・二人ともを学校に行かせるのが本当に大変になってきました。

長男は不平不満も多く、言葉遣いも悪く、うそをついたり、弟を意味もなく殴ったりします。

弟はそのストレスもあり、本当に言葉遣いも悪くワガママになりました。

こんな悪影響がでるなら・・・長男を寮のある学校にでも入れるか?

という話も出ています。

次男は普通の子なので今の学校で、長男は発達障害児でも受け入れてくれるところを探しています。

なるべく一緒に住もうとは思い、弟にも「お兄ちゃんは病気だから頑張ってもできない事があるから、おまえはまねしちゃダメだよ」と言ってはいますが・・・理解できない様で・・・
それに、上の子の素行の悪さに親も疲れてしまっています。

小2の時は過保護を頑張り、不登校を克服しましたが、過保護にしようにも、弟がいるのでうまく行きません。

兄を過保護にすると、弟はおにいちゃんだけといじけます。

代わりばんこにしているつもりでもお互いに不満があるようです。

兄弟がいる場合はどのようにすればいいでしょうか?
教えて頂ければと思います。

投稿日:2016-06-27
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

不登校児の弟さんへの対応に苦慮されているのですね。

以下にご参考になりそうな内容をまとめました。
いくつかご紹介しますのでお時間のある時に読んで頂けると嬉しいです。
投稿日:2016-06-27
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
「子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応」

子どもが不登校になると、ほかの兄弟への影響と対応も親としては気になるところでしょう。

「どうしたら悪い影響が出ずにすむのか。」
「兄弟の不登校をどう説明すればよいのか」
「どうしたらみんなが明るい家庭でいられるのか。」

兄弟への接し方や不登校の説明の仕方について、どの親御さまも悩まれています。
そこで子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応を紹介していきます。

■不登校生と兄弟との関係・影響
「兄弟の一人が不登校になると他の子たちとの兄弟関係はどうなるのか、どんな影響がでるのか」
これは、もともとその兄弟の関係性によって大きく変わります。
兄弟仲が良い場合は、不登校になった方は兄弟の存在に助けられる場合が多く、なっていない方も兄弟の不登校を見て人の痛みがわかるようになります。
逆に、仲があまり良くない場合は、悪い影響が出て親御さんも対応に苦労します。

以下にいくつかの事例を紹介します。

■不登校で兄弟仲が良い場合の関係性と影響
兄はいつも僕の方を見ずに適当に話を聞く。
でも、その分親みたいに否定はしないし、適当に聞いてくれるくらいが自分としては気軽に話しやすくて、ありがたかった。
学校のことを妹を通じて聞いていたので、学校生活にどう戻るかが考えやすくてよかった。
弟も同じ時期に不登校になっていた。親はかなり参っていたけど、家に遊び相手がいるのであまり考え込まずにすんだ。

■不登校で兄弟仲が悪い場合の関係性と対応
私が不登校の時に、同じ中学の妹は、私の友だちに「お姉ちゃん元気?」と言われるのを嫌がり、仲が悪くなっていった。
元々仲良くなかった兄が不登校になり、一緒にいる時間が長くなってしまった上に、僕に攻撃してストレス解消するようになって習い事も勉強もやる気がなくなった。
自分をいじめていた子が妹に矛先をむけるようになり、「お姉ちゃんが学校にいかないからだ」と言われた。
学校好きの弟は、私の不登校が受け入れがたかったようで、口もきかなくなった。ただ、今も仲良くはないけど、その時期によい距離感をお互いにつかんだ。

【子どもが不登校になった時の兄弟への対応】

■一人が不登校でも兄弟の前では同じように接しよう
子どもが不登校になると、色々と気を遣ったり、改善されるように働きかけるのは、親として当然のお気持ちです。

でも、他の兄弟がいるの前では、全員を対等に扱わなければなりません。特に兄弟仲が悪い場合は、一人の不登校をきっかけに様々な問題が起きてしまうことがあるので、なおさらです。

子どもというのは、兄弟の中で何番目に大事にされているのかを、とても気にします。そういった部分に、子どもはとても敏感なのです。

長男が学校へ行かなくなって親が特別扱いするようになると、妹も特別扱いされたい一心で学校を休もうとします。
妹さんが、「自分は大事にされていないのではないか」という不安を抱いてしまうのです。

ですから、兄弟の前では全員を対等に扱ってください。

■子どもが不登校になったら、それぞれの子どもと二人きりの時は思いっきり特別扱いしよう
人はどうしても矛盾を抱える生き物です。

■人は平等に扱われたいと思うと同時に、自分だけは特別扱いされたいものなのです。

よって、親は兄弟の一人ひとりと二人っきりの時間をつくり、その時だけは特別扱いするといいのです。2人だけの秘密を持つことや、普段は言えない2人っきりだからこそ言える言葉をかけるのも有効です。

「○○と2人で話していると、お母さん、気持ちが落ち着くよ。」
「○○が毎日お風呂洗ってくれるから、お母さんすごく助かってる。」

そして、お子さんの話をとことん聴いてください。お子さんには、お母さんに話したくても兄弟や旦那さんがいることで話せていないことがあるはずです。
こういった対応の中で生まれるコミュニケーションには、お子さんだけでなく親自身も癒されるはずです。

■最後に
子どもが不登校になった時、ほかの兄弟にどう説明するかは誰でも悩むものです。
幼い下の子に、上の子の不登校を説明する時は特に難しさを感じるでしょう。

そういう時は特に説明する必要はありません。

「学校を休んでいるとサボっているように見えちゃうかもしれないけど、今○○は一生懸命頑張っているから、応援しようね」とだけ言えば十分です。

子どもは親の不安には敏感です。
「大丈夫。心配いらないよ。」と兄弟を安心させてあげることも忘れないでください。
投稿日:2016-06-27
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
「不登校について?」

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。
投稿日:2016-06-27
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
「不登校について?」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2016-06-27
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
最後に、この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にご紹介しているコミュニケーション方法をお伝えします。
こちらも合わせて参考にしてください。
投稿日:2016-06-27
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-06-27
返信 7
アッキーさん
学校に言ってと頼むこと削除
ご丁寧なご返信をありがとうございます。

長男に続き、次男も朝 起きなくなってきました。怒らず楽しく起こそうと努力していますし、家に帰ってきてからも楽しく過させようと話を聞いたり、トランプやゲームをしたりして過すように心がけています。

帰ってきてからは元気です。
でも、朝になるとぐずくず・・・悪態をついたりします。

二人ともそろそろ限界なのかな?

と思います。

長男と話をしようと学校であった事を聞くと「くそ」「つまらない」の連発で会話にならず・・・

それで相槌を打つように「つまらないのかぁぁぁ」と聞くようにはしますが、話を聞いた後は必ず「明日は学校に行かない」を連発します。

「ママに何かしてほしい事はない?」「先生に電話しようか?」

など聞きますが、「そんな事するな」といいます。

話を聞くと「学校に行きたくない」といわれるので正直、長男とは話をしたくないです。

頑張ってはいますが・・・そんなマイナスの話を聞くと、ついつい顔に出てしまうのでよけいに長男に嫌がられます。

私は仕事をしています。
週に何日かは出勤します。

その日が不登校日に当たったらどうしよう? と毎日ドキドキしています。

当日急に休みを取るのはかなり難しい仕事です。

もし、学校に行きたくないといわれたら、「ママは仕事だから一人で残すのは心配だから学校にいって」っというのはマイナスですよね?

自分(子ども)より仕事を取ったと思われますよね?

不登校になってしまったのならまだしも・・・現時点では学校にいっているので仕事を辞めるまでは決心がつきません。

一人で残していくには、本当にいろいろと心配だし・・・
不登校がよけい悪化しそうだし・・・

近くに頼れる親戚などはいません。

その場合は、どうすればいいのでしょうか?
投稿日:2016-07-01
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
お伝えした「Iメッセージ」を思い出してください。

「ママは仕事だから一人で残すのは心配だから学校にいって」

これは「YOUメッセージ」ですよね。
主語が「あなた」です。
「あなたが学校に行って」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お母さんが仕事をしているときにあなたがひとりで家にいると

影響→なにか起こったときにひとりじゃ対応できないかもしれないから

感情→お母さん心配だわ。

だから学校に行け・・・はYOUメッセージになってしまいますのでご注意を。

投稿日:2016-07-01
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
しかし、それでも焦ってしまうお気持ちわかります。
また、生活がありますから、仕事は辞められませんよね。

朝、怒らず楽しく起こそうと努力されているとのことでこれは間違っていません。
一方で、時には厳しく指導することも子育てには求められます。

「怒る」ではなく、「叱る」です。
以下を参考にしてください。

投稿日:2016-07-01
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
「怒る」と「叱る」の差

「怒る」と「叱る」の差を明確にしましょう。

■「怒る」とは。
<怒る=相手に自分の感情をぶつける>

相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作。

【具体例】
「の○太のくせに生意気だ!」byじゃい○ん
「なんで出来ないんだ!」
「さっき教えたでしょう!」

「オレハオコッテンダゾー」ということを相手にわかってほしいとか、うっぷんを晴らしたいとか、相手を困らせたいとか、そんな理由ですること。


■「叱る」とは。
<叱る=相手に成長・改善の気づき・機会を与える>

相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を荒げたり語気を強めたりして相手に伝える動作

【具体例】
「あのお客様が怒っていたのは何でだと思う?」
「あなたはお客様では無く、従業員なの。楽しむのも大事。でも、楽しませることがもっと大事な立場よ。」
「それをふまえて、今、自分がしたことは従業員として、どうかな?」

相手を正しい方向へ導くために何が良くないのかを「気付かせる」ことです


そして、もうひとつ大事なこと、それは「誰が」ということです。
結局、相手に成長・改善の気づきの機会を与えようとして、うまく「叱った」としても、人は尊敬しない人から何を言われても聴く耳を持ちません。
逆に、尊敬している相手であれば、多少きつく怒られても、言うことを聞きます。

「怒る」と「叱る」の差を理解しつつ、まずは相手に尊敬されるための行為が求められます。
投稿日:2016-07-01
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
アッキーさんへ削除
前置きが長くなりましたが、一番お聞きになりたい「その場合は、どうすればいいのでしょうか?」とのご質問ですが、やはり学校に行かせるしかないと思いますよ。

親が仕事の時は休んで家にいるわけにはいかないという気持ちにさせることが必要です。
投稿日:2016-07-01
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