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お悩みNO.119
小春さん
まいっています削除
この春専門学校に入学した娘のことで、ご相談させてください。
不登校から高校中退、高認をとって専門学校に入学しました。
以前からドタキャン、感情の起伏の激しさ、こちらの様子は関係なく赤ちゃんのように話しかけてきて、「ちゃんと聞いてない」と怒り、携帯はもう何度も壊しました。専門学校も「頑張る」といっていたかと思えば、「もう行かない」と無断で休んでみたり。
精神科にも通っています。診断は「パーソナリティ障害」です。
一番身近な私にばかりぶつかってきます。仕事から帰るともうつきっきりで話しかけてきます。

本当に疲れます。
主人はかかわろうとしません。先日も「一度一緒に病院に行って先生の話を聞いて」と頼みましたが、「俺がいったってよくなるわけじゃない」と言われました。本当に無責任です。「あなたの子供のことなんだよ!」と言っても全く取り合ってくれません。

涙が出ます。
毎日毎日娘に振り回され、また学校も「行く、行かない」の繰り返しが毎日続くと思うと本当にこちらがおかしくなりそうです。

娘はリストカットもしています。
しなくなった、安定してきた、と思っていたのに、進学して思うように登校できなかったり、私がちゃんと話を聞かないからだ、と言って、また今度はおなかを切っています。

もう私のほうが耐えられません。。。
強い精神力を持たなければいけないんでしょうが、、、

高校で迷惑を掛けたからと奨学金の申し込みまでしたのに。。。
「あなたが決めたことでしょ!」と突っぱねても、キレて物を壊したりします。
疲れ果てています。。。
どういう対応をしていったらいいのでしょうか。。。

とりとめもなく、乱文お許しください。
投稿日:2012-04-05
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
小春さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

この春から専門学校に入学した娘さんのことでご相談ですね。

文面からも小春さんの辛さが伝わってきます。
ご主人の協力が一番なのでしょうが、それも期待できないようですね。
今までおひとりでよく頑張ってこられましたね。
これからは、ここで色々と話しましょう。

小春さんは「強い精神力をもたなければいけない?」と書かれていますが決してそんなことはありませんよ。
強くなくてもいいんです。
人はもともと弱い生き物なのです。
だから、疲れてしまうんですよね。

娘さんは今、通院されているのですよね。
今後の治療に関してはお医者さんを信じて任せてもいいでしょう。
ただし、一向に改善の傾向が見られないようならセカンドオピニオンとして別の病院を当ることをお勧めします。

市役所など、行政に相談しても良いと思いますよ。
しかるべき機関を紹介してくれるはずです。

さて、お医者さんに任せる領域と、親として果たすことですが、今は娘さんの気持ちを乱さないように、とにかく話を聴いてあげてください。
決して迎合するのではなく、受容と共感のスタンスです。

これからそのコミュニケーションの方法などをお伝えできればと思います。

投稿日:2012-04-06
返信 2
小春さん
ありがとうございます削除
早速お答えありがとうございます。
受容と共感。。。
迎合してしまうから、振り回され、疲れ果ててしまうのですね。難しいです。こちらの対応の癖がすっかり娘に読まれている気がします。

食事の支度や、後片付けのとき、がちゃがちゃとした音であまり聞こえないのに、一方的に娘が話して私が「何?」と聞き返すと、「もういい!無視するんだから」と一方的に怒り出すのです。
「台所に立っているときは聞こえにくいから、用があるときはそばに来て話してくれる?」というと「もう、いい」と言って怒り出します。

そうかと思うと「ハグして」と言ってきたり。。。
感情の波についていけません。
軽く流すとまた怒り出します。
そして、「もう(学校)行かない」が始まるのです。
そう言われた時「そう」とそっけなくしたら、「行かなくていいといわれた」と本当に休んでしまいます。
そんな幼稚園児のような娘に毎日付き合っているのです。。。

コミニュケーション方法、学びたいです。よろしくお願いします。
投稿日:2012-04-07
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
小春さんへ削除
娘さんの感情の波についていけないのですね。
確かに不安定な感じは否めません。

そんな娘さんとのコミュニケーションの方法のヒントをお伝えします。

コミュニケーションには「聴く」と「伝える」があります。

今回は「聴くこと」に関してお伝えしますね。

まず、「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
投稿日:2012-04-07
返信 4
小春さん
返信おそくなりました削除
教えていただき、ありがとうございます。こちらに書き込んだことで、気持ちが少し軽くなりました。
聴くこと、気持ちを汲むこと、に徹底してここのところ取り組んでみました。

朝「学校いやだ、行きたくない」と言い始めたら、今までですと、またか、と露骨にいやな顔をして「そんなこといわないで」とか、「大丈夫だよ」とか、根拠もないのに励ましたりしていたのですが、「不安なんだね」「緊張するんだね」と言う様に徹底しました。
そうすると、「そうなんだよ。不安なんだよ。でも今日は○○があるからいく」、と言ったり、「○○さんと話したいから行く」と言って出かけていくではありませんか!
ただ「不安なんだ」「緊張するんだね」と娘の気持ちを表しただけです。

今まで「こう考えてみたら」とか、「こうしてみたら」とか、自分自身娘に良かれと思ってアドバイスしているようで、自分の気持ちを押し付けていたのでは。。。と思えてきました。

そういうスタンスがわかってから、こちらも気持ちが楽になりました。
もう少しこの調子で頑張ってみます。
投稿日:2012-04-20
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
小春さんへ削除
聴き方ひとつで相手の行動も変わってくるのですよね。
それはまず小春さんご自身が変わったから。

心理学では
「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」と言います。

小春さんが変わることで、娘さんの行動も気持ちも変わったのです。
そして、過去の事実は変えられないにしろ、過去の形くらいは変えられることにもなります。

またいつでもここで話をしましょう。
ずっと応援しています。
投稿日:2012-04-21
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