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お悩みNO.623
あおさまさん
息子19歳のこと削除
19歳の息子ですが、小さい時は育てにくく、扱いに困る子だと感じていました。話が通じない感じがあって、我が子ながらよく理解できないので、困りながらも、さいごは言いなりにしてきました。
その頃から息子に発達障害があるのではと内心疑いながらも、中学はレベルの高くない私立受験で合格し、その後高校は硬式野球をやりたいという理由で公立を受験し第2志望高校に入学しました。野球は結果を出せず、成績はギリギリながら卒業しました。大学も受かったところがあったのですが、本人はもっと上を目指したいきもちがあり、浪人を押し切られる形になりました。公立高校を受験するとき、何度も話しあいをしました。今回の浪人については話し合いが足りなかった気はします。息子の事と合わせて最近気づいたのですが、主人はアスペルガーっぽく、話し合いは逃げます。私もピントがずれた話し合いを根気よく戻すチカラがなく、言いなりになった方がラクな気持ちになることもあり、
親子間でコミュニケーションがうまくとれていなかったと思います。
大学は1人暮らしすると言い張っていたので、浪人しながら1人暮らしの大変さを学ぶ
のもいいかと、アパートを借りました。正直、今迄振り回されたので少し息子と距離を置きたい気持ちもありました。といっても気になってしょっちゅう差し入れをしましたが。でも掃除、洗濯など、息子なりに頑張って暮らしたと思います。うちへは1週間に1度は戻ってきたりしましたが塾は休みの日以外はちゃんと通いました。
お盆のころからうちで寝て過ごすようになり、塾の合宿のあと元気がなくなり、2学期から
塾へ行かなくなりました。主人が叱ったらうちを飛び出し、アパートへ戻り、1日は塾へ行ったようですが、その後は全く行けなくなりました。主人とはその後話し合いをしようとしても何も言いません。

私には時々ポツリと今後のことを言ったりしますが、どうしようかなぁ、という感じでまだ迷いの中にいます。
ほぼうちでスマホ、DVD、趣味のドラム
をしてあとは寝ています。食事は台所でとりますが、家族とは3日に1回くらいは一緒に食べますが、気ままな時間に起きてくるので生活リズムはバラバラです。主人は叱ったら口をきいてくれなくなったのが応えたらしく、タダでさえ息子のすることに無関心な態度だったのに余計に距離をおくようになってしまいました。
どうしてよいかわからず、あちこち調べてようやく大人の発達障害支援センターを探し当て、息子は自分が障害なんて耐えられない死ぬとか言うので、発達障害の支援センターとは伝えずに、そこの心理士さんと3回くらい検査を兼ねてカウンセリングを受けました。IQ検査は残酷で、平均をかなり下回りました。息子には数字の結果は伝えていません。でも心理士さんは、息子と話をしてみた感じでは社会的に普通に過ごせる範囲なので、親、それも私からの関わり方が重要だと言われました。父親とは心の壁を作っているので、お母さん、できますか?と聞かれ思わず、はい、と答えてしまいました。
でも私も息子と大切な話をするのがとても苦手で、今迄もずっと何とかしないとと思いながらどうしてよいかわからずにここまできたのです。しかも、発達障害だとしたら、言ってよいこと、NGなことはハッキリしているし、ヘタなこと言ったりしたりしたら、取り返しつかなくなるのがこわくてたまりません。これまで、私が言ったことを誤解していて、あとから、えっそんな風に受け止めてたの?ということがよくあります。
発達障害の当事者の方に相談すると、今はまだ何もせずに、息子の方から決心して何か言ってくるのを待ちなさいと言います。
障害センターの心理士さんは、私が働きかけて息子を動かすように、言います。

私はいま更年期真っ盛りで、
体力、気力ともに衰えを感じます。
さかのぼって5年前に主人の不倫で家庭崩壊寸前を殆ど私1人が格闘し、納めたこともあり、もう、疲れた、、、のです。何故私だけ?とつい思ってしまいます。
すみません、相談だか愚痴だかわからないですね。
投稿日:2016-11-07
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
19歳のお子さんに関するお悩みですね。

まず、発達障害に関しては専門の医師に相談することをお勧めします。
発達障害の有無は医師でしか診断できません。
思い込みで対応していると的外れな対応になってお子さんとの信頼関係は構築できません。
投稿日:2016-11-08
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
一方で、医師に相談する以外に親としてできることはあります。
「親子間でコミュニケーションがうまくとれていなかったと」とのことですので以下にコミュニケーション方法をご紹介します。
投稿日:2016-11-08
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-11-08
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
この場は相談だけではなく、愚痴や不安な想いを吐き出す場でもあります。
人はそんな気持ちを文章にすることで心と頭がすっきりします。
どうぞお気になさらずこの場を活用してください。
投稿日:2016-11-08
返信 5
あおさまさん
19歳のむすこ削除
先生の聴き方と伝え方の、文章何度も読み返しています。何度読んでも違う気づきがあり、深い内容です。そして、相手は日々変わっていく人間なので、さらに難しいです。
最近息子と主人が話し合いする機会を得ました。私はヒステリーを起こしてしまったのでなるべく、会話を邪魔しないように黙って聞いていました。今思い起こすと、これが、息子の話を(黙って聴く)ことへ繋がりました。その後、息子の言っていたことをノートに書き出してみました。そして、自分たちの息子への会話の仕方が「圧力メッセージ」だったとやっと気づきました。
今まで、先生や、私達にも心を閉じている様子だったのはそういう会話に対する拒否だったのでしょう。
ノートをちゃんとまとめて、今度は息子にこの内容をそのままフィードバックして、
言ってたことを確認して、納得したら、
今まで息子が溜め込んできた気持ちに対し
何か言えるかなと思います。謝りたい気持ちがあります。私は母なのですぐ感情的になって泣いてしまうので、それも嫌がられるんですけど。
そのあと、あいメッセージが伝えたいのですけど、ここで、圧力的にならないようにするのがとても難しいところです。
何しろ今まで逃げてばかりいましたから
いざ、向かい合うとチカラ入っちゃうんです。
いずれ、こういう会話が日常的にできるようになるのが理想ですけど、主人に至っては50年来逃げ続け、向かい合わないのが
普通の状態で、我が家7人家族それが当たり前になってるのでなかなか、、
私自身もヒステリー起こさず、溜め込みすぎず
相手を変えようとせず、、が課題かと思っています。



投稿日:2016-11-11
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
深い気づきを得て頂いたようで何よりです。
聴き方・伝え方は継続して実践していただくことが大切です。
最初はうまくできなくてもいいのです。
「僕のために親が変わろうとしてくれている」と感じてもらうことが肝心なのです。
投稿日:2016-11-12
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
「親が変われば、子も変わる」

これは我々が設立当初から掲げてきた理念です。

ではどうやって変わればいいのでしょう。
以下をご参考にしてください。
投稿日:2016-11-12
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
あおさまさんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2016-11-12
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