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お悩みNO.631
伊藤さん
娘の盗み食いをなおしたい削除
娘が家のなかのありとあらゆる物を盗み、自分の部屋に持ち込みます。問いただすと「知らない」の一点張り。学校でも人の筆記用具を盗み、先生からクレームの電話。今は小学5年生です。どうにかやめさせる方法はないでしょうか。この盗み癖は幼稚園児から続いてます。何かアドバイスをお願いします。
投稿日:2016-11-30
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
伊藤削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
以下を参考にしてください。
投稿日:2016-11-30
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
伊藤削除
「子どもの盗み癖の心理と対処法」

自分の子どもが人のものを盗むなんてことが考えられますか?
意外と子どもに盗み癖があるご家庭が多いこと。そしてどのように対処すれば良いのか分からない親御さんは多いです。
人の物を盗む、あるいはお金を盗むということは(たとえ親のお金を盗んだとしても)その行為自体、立派な犯罪ですから許してはならない行動です。

しかしそれが発覚した時、親は感情に任せた対応をしてはいけません。
もし、わが子に盗み癖があるのが判明してどうすれば良いのか分からないっていう親御さんは早めの対応と教育を施す必要がありますからぜひ参考になさってください。

■子どもの盗み癖、その心理とは
子どもの盗み癖について、親としては中々受け入れることが難しい事実ですね。
盗み癖にはちゃんとした理由となる心理があります。
その原因さえ親が押さえれば小児期、遅くとも高校生頃には落ち着いてくるのでしっかりと、子どものこと親子のこと家庭のことを振り返ってみてください。

つい盗んでしまうもしくは意図的に盗むという行為には
「自分をちゃんと見て欲しい」「自分を心配して欲しい」「自分を叱って欲しい」という子どもの心理が働きます。
これは親に対する自己主張アピールなのです。
言葉にならない心の声・・・叫びに近いのではないでしょうか。
精神的に親の愛情や心を必要としているのです。
子ども自身がただ悪いのではありません。

物事の良し悪しで片付く問題ではないということです。
もちろんしてはいけないことはやってはならないのですがそういうこととは別に子どもの中で悲痛な心の叫びがあるのです。
親御さんには今一度振り返って欲しいと思います。

子どもに無関心ではなかったか
世間体ばかり気にしていなかったか
子どもの気持ちに寄り添っていたか
ちゃんと真正面から向き合っていたか

そんな状況下で自分を見て欲しいと思っている子どもは自分のアピール手段として物を盗みます。

ポイントは子どもが胸を痛めるほどに感じている「寂しさ」です。
子どもは、どの年齢の子でも親に注目してもらいたいものです。

なぜ子どもが盗みなんて・・・と、被害者意識でいるととんだ勘違いから最悪な結果を招きます。
その行動の本質を見ていかないと盗み癖からの悪循環が始まりますから余程注意が必要です。

親の心が子どもに向いているのかどうかは親が思っているより子どもは敏感に感じ取ります。
■子どもに盗み癖がある時の対処法とは?
子どもが親に注目されたいということをご理解いただけたかと思います。
関心を持って接してくれているかどうか敏感に察知します。
子どもに盗み癖があると分かってそれをどうしたら良いのか分からない時は一旦、自分のことを一切しないで子どもと関わるということをやってみてください。
本気で子どもの盗み癖を直したいならば「忙しい」とか「後にして」などの言葉を封印して自分のことをないがしろにしてでも「子どもを見つめる」「子どもと一緒の時間を過ごす」「子どもの会話すること」「そして子どもの気持ちを話してもらえる親」になってください。
子どもに注目して心を掛けるだけで事態は大きく変化し、落ち着きが戻ってきます。

しかし、盗み癖を直したいからそうするのとは違うと思います。
事態を良くするための対処法ではなく子どもを心から見つめることが親の幸せで子どもの気持ちに寄り添いたいと心から思えることが大事です。

子どもって愛されて生まれてきたことや日々愛されていることを実感したいのです。
あなたは大事なんだよって言ってもらいたいのです。
その大前提は「生まれてくれてありがとう」です。
投稿日:2016-11-30
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
伊藤削除
そして、そのために大切なことは日々の親子のコミュニケーションです。
この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしている「コミュニケーション方法」を以下にご紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2016-11-30
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
伊藤削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
部下との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら部下からの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと上司としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、部下が悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば、部下が提出書類を遅れて出してきたとしましょう。
ついつい、感情のままに「遅い!」「なにをやっているんだ!」「やる気があるのか!」と言ってしまうケースはないでしょうか。これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“お前が”遅い!」「“お前は” なにをやっているんだ!」「“お前は”やる気があるのか!」

こちらの思いを正確に伝え、相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「君が提出書類を遅れて出すことで、その後工程の仕事が滞って、困っているんだよ」。
これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→君が提出書類を遅れて出すことで
影響→その後工程の仕事が滞って
感情→困っているんだよ

その後に「だから、これからはさっさと提出しろよ」と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して部下とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-11-30
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