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お悩みNO.643
たまさん
中1息子の不登校削除
冬休み明けから登校していません。先生に会いたくない、勉強もわからない、なんのために学校いくのかわからないといってました、今は昼夜逆転、親には死ね、部屋に入ってくんな、こんな家出て死んだほうが幸せだ・・・ですが、一方で、お腹すいた。ご飯食べたい。といってもきます。外出もせず、部屋ばかり。人との接触もありません。どうしたらいいのか。特にやりたいこともなく。引きこもりそうです。
小学1年生の弟も、学校行きたくないといいはじめ、
毎朝車に乗せて送り出しし、先生方に引き渡ししてる状態です。
投稿日:2017-02-02
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中1の息子さんの不登校、小1のご次男も登校渋りなのですね。

まずはなぜ、先生に会いたくないのかをじっくりと聴いてあげましょう。
徹底的に話を聴いてあげることで相手は満足します。

そして、親の想いを伝えるのです。

「聴く」「伝える」にはテクニックがいります。
その点は以下にまとめました。
投稿日:2017-02-03
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら部下からの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと上司としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、部下が悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば、お子さんがリビングに来て、大きな音でテレビを見始めたとしましょう。
こちらはその時に別のこと(例えば読書)をしています。
静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビが気になって集中できません。
ついつい、感情のままに「うるさい!」「ボリュームを抑えろ!」「別の部屋に行け!」と思ってしまうケースはないでしょうか。これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「あなたが大切な書類を遅れて出すことで、その後行程の仕事が滞って、困っているんだよ」。
これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→あなたが急に大きな音でテレビを見ることによって
影響→お母さん(お父さん)は集中して読書ができなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから、あなたはこうしなさい」と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して部下とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2017-02-03
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
また「昼夜逆転」に関しては以下をご参考にしていただければと存じます。
投稿日:2017-02-03
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校、引きこもりの特徴として朝方は気分が悪く、夕方に和らぐ「日内変動」と言うものがあります。
このような子どもは他人が怖いのではなく他人にどう思われているかが怖いのです。
そのために朝、太陽が出ている間に活動し、夜になると眠ると言う生活のリズムが現実の生活で上手くいかなくなってしまいます。
これがいわゆる、「昼夜逆転」の状況です。

人と会ったり話したりすることを出来るだけ避けたいし、学校を休むためには朝起きるわけにはいかないのです。
昼間は近所のおばさんの話し声や、車やバイクの音、玄関のチャイムの音、電話の呼び出し音が不安でたまらない状況です。

昼間起きていると、やるべきことをしていない自分が情けなく、どうしようもない現実に直面しなければならなりません。
夜は静かでみんなが寝静まっていると次第に気持ちが落ち着き窮屈ながらも少し気持ちが楽になります。

また親の関わり方も無関係とは言えません。
例えば不登校でダラダラした生活を親が咎めると自室に閉じこもりPCやゲームばかりすることになるのです。

太陽の光を浴びず蛍光灯の光ばかりを浴びているとイライラして瞳孔が開く作用があり次第に不眠になっていきます。

以上のことが昼夜逆転の原因といわれています。


親の対処法として、昼夜逆転は一時的に必要だと認識して文句は言わないことが大切です。
また友達、同級生の話題はしない。兄弟と比べない。
高いお金を払っているのに学校に通わないのはもったいないなどと言わない。
将来の話はしない。
・・・といったことも注意点です。

母親は概して言わない方がいい一言をどうしても言ってしまいがちです。
したがって口を出さなくて済むように外出の機会を増やすことも対処法のひとつなのです。
その際に手紙などで帰る時間を知らせておくことを心掛けてください。
また手紙には「○○ちゃんへ」と言うように必ず子供の名前を入れることも効果的です。

これを続けていると朝起きられるようになります。
しかし、ここで親が「そろそろ外に出られるのじゃないか?」とか「午後からでも学校に行ってみたら?」など態度や言葉で出してしまうとまた元に戻ってしまう可能性もありますので注意してください。

また、人工太陽と言われる光療法も効果的です。
投稿日:2017-02-03
返信 5
たまさん
中1息子の不登校削除
ありがとうございました。参考にさせていただきます。
反抗期とも重なり、勉強もできない、学力低下となり勉強するのもいやと言っていました。
両親への不満も口にしてます。親なんか信用できないと。話していても、布団をかぶり返事もしません。今まで黙って様子を見ていた父親が、昨夜から怒鳴りつけたりしています。が。中1息子は父親と合わず、今日はイライラさせんな!殺しに来たのか!と母親に言ってきて
ご飯も食べません。どうしたらいいのか。
投稿日:2017-02-03
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
反抗期が原因で何もかもがイライラする時期はあります。
以下も参考にしてくださいね。
投稿日:2017-02-03
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
「思春期・反抗期 対処法」

■反抗期は自律のための儀式
「反抗期は、親と子の別れ、自立のための儀式です。
喜怒哀楽を思う存分に分かち合いましょう! 」

これは、私が反抗期の子供を抱えて相談に来られるお母さんにお伝えするメッセージです。
子どもが反抗期になりますと、非行に走りはしないか、 暴力をふるわれたりはしないかとびくびくしたり、怖がったりするお母さんがおられますが、自分の産んだ子を怖がっていたのではどうしようもありません。
ですから、反抗期に大切なことは、子どもに負けないということです。
そして、どれだけぶつかり合うかということです。

反抗期というのは嵐の晩、一艘の船に親子に迎えあわせに乗っているようなものだと思うのです。
どうせ揺れるのなら大きく揺れ動けばいいのです。
イヤッというほど葛藤が多ければ多いほど、子供はスッと自立するものです。
反抗期は親子の存在をこれでもかこれでもかと確かめ合う時期ではないでしょうか。
過ぎてしまえば寂しすぎるほどで、家族にとっては、一番にぎやかな時期といえるでしょう。

ところが今の親(特に母親に多い)は、子どもと真正面から向き合っていないケースが多いのではないでしょうか。
それは本をただせば子育てに自信がないからだと思います。
その原因はいろいろあるでしょうけれど、一つにはいじめや自殺、ひきこもりといったマスコミから流される情報に振り回されて親が不安をかき立てられて、それが自信のなさにつながっているように思います。

何から手を付けていいのかわからず心配性になっているのでしょう。
案外、仕事が忙しいからと逃げているケースも多く見受けられます。
つまり、子どもの心が見えないのではなくて、見える位置に立とうとしていないということです。

親が子育ての上でできることは何かといえば、「待つ」「見守る」「じゃまをしない」ということです。
そして、子供が育つ上で大切なことは、「食べる」「寝る」「遊ぶ」の三つです。

このそれぞれの三つのリズムを周りに振り回されることなく親と子できっちりと守ることができれば、子供は健やかに育ってくれます。
これは動物の子育てに学ぶところが多いのですが、当たり前のリズムを守ることが子育ての基本で、人間の場合には、これに学びが入るわけです。

ところがこの学びが問題で、今の親は学力ばかりに気を取られて、リズムを崩してしまうことが多いように思います。
成績が良いからといって心に問題がないとは限りません。
子どもには子どもらしい環境、時間を整えてあげることが大切ではないでしょうか。

■ブーメラン!言った言葉、態度は必ず返ってくる
ところで、反抗期は思春期に限ったことではありません。
生まれてから、二、三歳の頃に第一反抗期が始まり、その後も大なり小なり続くわけですが、中でも「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼少期思春期を支える土台となります。
また、親が子どもに言った言葉や態度は、必ず反抗期に戻ってきます。
では、生まれてから思春期までの子どもにどのように接すればよいのでしょうか?
各年代別にまとめました。該当しない年代もあるでしょうが参考にしてください。

●0歳〜3歳
おんぶ・抱っこ・一緒にねんねと、スキンシップの時期。母と子の信頼関係は、ここからスタートします。

●3歳〜6歳
自己主張が一番強い時期で親の世話をとても嫌います。
自己主張、自立の時期です。
何でも「自分で、自分で」となりますので、この時期は子どもがやりたいことを思いっきりやらせましょう。
少々のことは大目に見てあげればいいのですが、よく子どもと同じレベルのお母さんがおられますね。

「お母さん嫌い、自分でやる。ダメ、やる。」
「そんなこと言う子、お母さんも嫌い。」

「ダメ、イヤ」が同じレベルなのです。
これではいけません。
子どもが「自分で」と言ったことには、できる限り手を出さずに見守ってあげることが大切です。
そして「上手ね」と言って褒めてあげる。あるいは共感してあげればいいのです。
とにかくこの幼児期のいろんな小さな体験の積み重ねがとても大切で、それが生きる力のバネとなるのです。

●小学校低学年期
家庭中心の生活から学校中心の生活になります。
いわゆる「先生中心のメダカ社会」です。
その中でも三、四年生は中間反抗期といって、しきりに言い返す、口答えをする時期です。

そんなときは軽く受け流すくらいの余裕を持ちたいものです。
でも中には反抗の仕方を教えているようなお母さんもいますね。
「あらまあ、あなたって随分頭がよいのね」と感心すれば良いだけなのですが、親が子どもに言い返したり悪態をついたりして、子どもがグーの音も出なくなるほどやり込めてしまうのは考えものです。

それからこの時期に親がしてしまいがちなのが、「○○すれば△△してあげる(買ってあげる)」という交換条件をつけてしまうことです。
これは交換条件を提示しないと何もしない子どもになってしまいます。
それは親が子どもに負けてしまった姿であり、親がいけないのです。

あとは「やれ」と命令されればイヤになりますから、むしろお願いしてみることをお勧めします。
子どもはたいていのことは聞いてくれますよ。

●小学校高学年期
ギャクングエイジといわれ、集団で遊ぶ時期です。
仲間とのつながりができ、グループで行動する時期です。
これができないと、むしろ思春期のステップを踏み外しやすいものです。

そしてこの頃には、学校で性教育が始まります。
また、心と身体がアンバランスな時期であり、反抗もさらにダイナミックになって「うるせー、てめー」と暴言を吐いたり、壊す、割る、殴るなど、物に当たることも多くなります。

しかもこの時期は父親を意識して尊敬し始める反面、お母さんをとにかく嫌うようになります。
そうなりますと母親の方も必死になってオロオロしだすケースがありますが、まだまだかわいい時期です。
子どもを恐れずしっかり向かい合いましょう。

要はお母さんがどれくらい子どものことがかわいくて、許容できるかということなのです。
そしてもし問題が起きた場合は、お母さんとの関わり合いが一番です。
ともかく子どもを信頼して大きく受容する。
受け止めてあげて、「あんたに任したよ」の一言で解決する場合も随分あります。

●中高生期
この時期は、成績・異性・将来の何かと気になる三つ感情の起伏は激しくなり、幸福と絶望が交錯する時期です。
それだけに気分の浮き沈みが激しい不安定な時期ですので、特に男の子の場合は、会話でしっかりと抱きしめ(I love you」の声援をでっかく送りましょう!)。
いわゆる二人称の関係が非常に大事で、「お母さんはなんと言われてもいい。あんたのためにどう思われてもいいんだよ。だってうちの子だもん。私が産んだ大切な子なんだもん」という言葉や態度が、子どもの心の安定につながります。

他人にどう思われようが構わないという姿勢がとても大切です。
ところが、たいてい子どもが非行に走り始めると、近所にどう思われるだろうか、誰それの家にどう思われるかという、親の見栄が子どもをおかしな方に導いてしまうのです。
特に母親はやはり子どもの心の居場所になれる、そういう親であること。
そして本当に必要なときに手を貸すことができる親であることが大事だと思います。

それから、反抗期になると、それまで子どものことにはあまり関わらなかった父親が、突然、口を挟むことがありますが、これは場合によっては逆効果になることがあって、わざわざ非行に走らせることになる、大きな要因となります。
つまり、これまで子育てをずっと母親任せにしていた父親が突然出てくると反抗期の子どもにすれば、「何を今更、そんなこと言われる筋合いない。父親は何もお母さんの助けもしないで」とかえって反発を招いてしまうのです。
だいたい父親の接し方は怒ったり、怒鳴ったりの一辺倒過ぎるのです。
それではなかなかうまくいきません。

反抗期の父親の関わり方、特に息子との関わり方はすごく大事です。
「おれは父親だ」と肩に力を入れ過ぎて、やたらに権威を振るうこともないと思います。
「すまなかったなあ。今まではちょっと忙しかったから構わなかったけれども。できればお父さんも仲間に入れてくれる?」と言えば、男同士でもきっと仲良くなれますよ。
いずれにしても、思春期は不機嫌で無愛想なものです。そのことを良く理解した上で接してあげましょう。

●メッセージ
ゆとりを持ちましょう!
子育てに行き詰まったら、とにかく外に出て行くことをお勧めします。
一日中家の中でずっと考えていても何も解決できません。
外に出て、同じ年ごろの同じ立場のお母さんたちと話を交わすだけでもかなり違います。

また、草花や自然を眺めたり、動物を飼ったりするのも良いでしょう。
親(特に母親)の、ゆとり、安定感が子育てには何より大切です。
これは時間的なゆとりではなく、気持ちのゆとりです。
ゆとりはゆとりを生みます。

例えば、幼児期の場合であれば、子供と一緒の外に出て、五分でもいいからちょっと手足を止めて、道端に咲く一本の花や夕焼けを見て「きれいね」って語りかける。
このゆとりが、優しいゆとりのある子を育てるもとになるわけです。

反抗期においても同じ事でしょう。
我々は良く「反抗期は大波小波のサーフィン」とお話するのですが、親子で「さあ次はどんな波が来るかな」とむしろ楽しみに待ち受ける。
この先の社会のタタキ台、しっかりと受け止めさえすれば、すべて肥やしになります。
それくらいの気持ちのゆとりを持ちたいですね。

■子どもの一生のうちの貴重な時期
子どもにとって反抗期は人生のプロセス、自立するためのステップです。
それまでは親を人生のモデルにしてきたわけですが、反抗期になると、親を軽蔑したりして、親を乗り越えよう乗り越えようとする時期です。
いずれ社会に立つ上でのタタキ台であり、甘え・依存からの決別の時であり、なくてはならない時期なのです。

また、自分で自分をどうすればいいのか分からない、ある意味つらい時期とも言えるでしょう。
ですから、親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、別れの瞬間を確かめ合えばいいと思います。

子どもに残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、それらすべてが親から子へのメッセージであり、親から子への遺言なのです。
怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、させるだけさせましょう。

スッ!と自立します。
過ぎてみれば寂しすぎるほど・・・。
投稿日:2017-02-03
返信 8
たまさん
中1息子の不登校削除
ありがとうございます。涙がとまりません。
仕事に逃げている自分もあります、忙しい職場なので。子供を寂しくさせていた。
いけない言葉も出していた。反省ばかりの点がみうけられます。
今私になにができるのか?自信不安恐怖の中にいます。
生活リズムは、悪化するばかり。
父親との距離は縮まらない。どうせママはパパの味方だろ!!
そういって、私との距離も離れていくようで。
パパのことは大嫌いで、受け入れられないじょうたいです、だから、パパが寝てから、自分は起きてるんだ!と。

ぱぱは、今までママが甘やかしたから、こうなってるんだから、と、厳しく怒鳴っていますが・・・子どもと離れるばかりのような気がしています。

今子供と父親をぶつけていていいものか、私はどうしたらいいのかわからないです。
投稿日:2017-02-04
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
お子さんからもご主人からに責められて辛いですよね。
いま、家族全員のベクトルがバラバラな気がします。

まずひとつだけでも共通の考え方をできれば家族がまとまるような気がします。
それは以下をご紹介させていただいます。

全員に読んでいただき、何か共通の共感部分があればそれを家族の合言葉にしてもらえればと思います。
投稿日:2017-02-05
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2017-02-05
返信 11
たまさん
中1息子の不登校削除
ありがとうございます。
 今家族がバラバラです。正直、パパと私もきちんと会話ができていない。
 考え方なんですけどね。。
小学1年の子も、学校行きたくないと大泣き大暴れですが、強引に車に乗せて先生に引き渡してる状態ですが。続けてていいものか?お兄ちゃんと家にいる!お留守番しているから。。。と。

自分も職場復帰を促されていて。とても仕事なんかできる状態ではありませんが。
上記を参考に意識してみます。ありがとうございました。
投稿日:2017-02-06
返信 12
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
まずはご夫婦でじっくりと話し合いベクトルを同じくすることが大切です。
そのためには腹を割って話し合うこと。
子育て観は夫婦であっても様々です。
違っていいのです。
大事なのはその違った考え方を持ち寄り、よりお子さんの成長のためにどれがいいかを考え抜くことです。
親だって人間です。
時には間違いだってあります。
でも、夫婦二人で知恵を出し合えば2倍です。
投稿日:2017-02-06
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
また、小1のご次男の対応も悩むところですよね。
以下にまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2017-02-06
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
「子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応」

子どもが不登校になると、ほかの兄弟への影響と対応も親としては気になるところでしょう。

「どうしたら悪い影響が出ずにすむのか。」
「兄弟の不登校をどう説明すればよいのか」
「どうしたらみんなが明るい家庭でいられるのか。」

兄弟への接し方や不登校の説明の仕方について、どの親御さまも悩まれています。
そこで子どもが不登校の時の兄弟への影響と対応を紹介していきます。

■不登校生と兄弟との関係・影響
「兄弟の一人が不登校になると他の子たちとの兄弟関係はどうなるのか、どんな影響がでるのか」
これは、もともとその兄弟の関係性によって大きく変わります。
兄弟仲が良い場合は、不登校になった方は兄弟の存在に助けられる場合が多く、なっていない方も兄弟の不登校を見て人の痛みがわかるようになります。
逆に、仲があまり良くない場合は、悪い影響が出て親御さんも対応に苦労します。

以下にいくつかの事例を紹介します。

■不登校で兄弟仲が良い場合の関係性と影響
兄はいつも僕の方を見ずに適当に話を聞く。
でも、その分親みたいに否定はしないし、適当に聞いてくれるくらいが自分としては気軽に話しやすくて、ありがたかった。
学校のことを妹を通じて聞いていたので、学校生活にどう戻るかが考えやすくてよかった。
弟も同じ時期に不登校になっていた。親はかなり参っていたけど、家に遊び相手がいるのであまり考え込まずにすんだ。

■不登校で兄弟仲が悪い場合の関係性と対応
私が不登校の時に、同じ中学の妹は、私の友だちに「お姉ちゃん元気?」と言われるのを嫌がり、仲が悪くなっていった。
元々仲良くなかった兄が不登校になり、一緒にいる時間が長くなってしまった上に、僕に攻撃してストレス解消するようになって習い事も勉強もやる気がなくなった。
自分をいじめていた子が妹に矛先をむけるようになり、「お姉ちゃんが学校にいかないからだ」と言われた。
学校好きの弟は、私の不登校が受け入れがたかったようで、口もきかなくなった。ただ、今も仲良くはないけど、その時期によい距離感をお互いにつかんだ。

【子どもが不登校になった時の兄弟への対応】

■一人が不登校でも兄弟の前では同じように接しよう
子どもが不登校になると、色々と気を遣ったり、改善されるように働きかけるのは、親として当然のお気持ちです。

でも、他の兄弟がいるの前では、全員を対等に扱わなければなりません。特に兄弟仲が悪い場合は、一人の不登校をきっかけに様々な問題が起きてしまうことがあるので、なおさらです。

子どもというのは、兄弟の中で何番目に大事にされているのかを、とても気にします。そういった部分に、子どもはとても敏感なのです。

長男が学校へ行かなくなって親が特別扱いするようになると、妹も特別扱いされたい一心で学校を休もうとします。
妹さんが、「自分は大事にされていないのではないか」という不安を抱いてしまうのです。

ですから、兄弟の前では全員を対等に扱ってください。

■子どもが不登校になったら、それぞれの子どもと二人きりの時は思いっきり特別扱いしよう
人はどうしても矛盾を抱える生き物です。

■人は平等に扱われたいと思うと同時に、自分だけは特別扱いされたいものなのです。

よって、親は兄弟の一人ひとりと二人っきりの時間をつくり、その時だけは特別扱いするといいのです。2人だけの秘密を持つことや、普段は言えない2人っきりだからこそ言える言葉をかけるのも有効です。

「○○と2人で話していると、お母さん、気持ちが落ち着くよ。」
「○○が毎日お風呂洗ってくれるから、お母さんすごく助かってる。」

そして、お子さんの話をとことん聴いてください。お子さんには、お母さんに話したくても兄弟や旦那さんがいることで話せていないことがあるはずです。
こういった対応の中で生まれるコミュニケーションには、お子さんだけでなく親自身も癒されるはずです。

■最後に
子どもが不登校になった時、ほかの兄弟にどう説明するかは誰でも悩むものです。
幼い下の子に、上の子の不登校を説明する時は特に難しさを感じるでしょう。

そういう時は特に説明する必要はありません。

「学校を休んでいるとサボっているように見えちゃうかもしれないけど、今○○は一生懸命頑張っているから、応援しようね」とだけ言えば十分です。

子どもは親の不安には敏感です。
「大丈夫。心配いらないよ。」と兄弟を安心させてあげることも忘れないでください。
投稿日:2017-02-06
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
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あと・・・強引に車に乗せて先生に引き渡してる状態は止めた方がいいでしょう。
「学校=嫌なところ」という印象がインプットされてしまいます。

でも叱らなければいけないときもあります。
これは「怒る」ではなく、「叱る」です。
その上で、子どもの自信の芽を摘まない「叱り方」」が大切なのです。
投稿日:2017-02-06
返信 16
伊藤幸弘教育研究所さん
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「怒る」と「叱る」は違う!子どもを傷つけずに効果的に叱る6つの基本ルール

親は我が子のことを真剣に考えるあまり、つい感情的になり、怒ってしまうものです。
しかし、イライラした感情をそのままぶつける「怒る」と、子どもの成長を思って「叱る」のでは全く違います。
子育て心理学から見た「怒る」と「叱る」の違い、そして、ポジティブ心理学ベースの効果的な叱り方についてご紹介します。

■「怒る」と「叱る」の根本的な違い
・「怒る」とは、怒り手の感情を外に爆発させること
・「叱る」とは、相手によりよい方法を教示すること

似ているようで、全く違うことがわかりますね。
「怒る」はネガティブ、「叱る」はポジティブな色味があります。
子どもの困った行動に対し、親がガミガミと感情的に怒ると、その場の雰囲気が険悪になるのはもちろんですが、ダメージはその場だけにとどまりません。

1.トゲのある否定語が、子どもの自己肯定感や自己効力感を低下させてしまう
2.親からその感情的な対処法を学んでしまう
という弊害も出てきます。
とくに2は、その子どもの人間関係にまで影響を及ぼす可能性があります。

例えば、
・親が大声で怒鳴ると、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに怒鳴ればいいんだ」
・親が叩くと、子どもは「そうか、困ったときはパパとママみたいに叩けばいいんだ」
と学び、お友だちとの日常に応用されやすいのです。
子どもを叱る場面というのは、親の問題解決能力を披露する場です。
お手本になる対処法を示してあげたいですね。

■ポジティブ心理学ベースの叱り方 6つの基本ルール
【叱るときにやってはいけない3つのルール】7
1.過去を引きずる:「いつもいつもダメなんだから」「毎回毎回同じことを言われて!」
2.叱る範囲をあれもこれもと広げる:「何をやらせても中途半端」「何も聞いていないじゃない!」
3.その子どもを全体否定する:「ダメな子ね」「なんて悪い子なの!」
叱る範囲を広げることで、叱りネタが何倍にも拡大し、怒りへと発展。それが感情の爆発につながります。

【ポジティブに叱るための3つのルール】
1.いまのことだけを叱る:「いまの言い方はよくないよ」
2.目の前のことだけを叱る:「青いペンにキャップをしなさい」
3.その子どもの行動だけを叱る:「それは悪いことだよ」
子どもはよく困った行動をするものです。
それは悪いことかもしれません。
だからといって悪い子ではありません。
「いまの」「目の前の」「行動だけ」を叱るポジティブな叱り方なら、子どもの自己肯定感を傷つけることなく、伝えたいことをしっかりと伝えることができます。

感情を出さずに、とは言っても子どものことを一番に考えているからこそ両親は怒ってしまいますよね。
もし「理不尽な怒り方をしてしまった!」と感じたときは、まずは子どもに「ごめんね」。
子どもの傷ついた心をその場で癒すことができ、親も気持ちのリセットがしやすくなります。

その後は目線を意識的にほめポイントへ。
「できていないこと」ではなく「すでにできていること」をうまくキャッチし、そこを積極的にほめて、子どもの自己肯定感を満たしてあげましょう。
「叱り方のルール」と、「怒ってしまったら素直に謝り、ほめにスイッチ」を、ぜひ今日から取り入れてみてください。
投稿日:2017-02-06
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
自信の芽を摘まない「叱り方4ヵ条」
※例として幼児期の子どもに対する内容も含まれていますが、現在のお子さんに照らし合わせて、今後の子育ての参考にしてください。


●「叱り方 その1」〜「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…友だちに意地悪をしたとき。
×→「友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

「叱るときは行動を叱る」が大原則です。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではありません。
人格を否定するようなことはしないことが大切です。
それを意識していないと…「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがちです。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つきます。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなります。

●「叱り方 その2」〜「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。
×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」と言います。
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」といいます。

叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては、「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまいます。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」が正しいのです。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度でしょう。
叱るときは…「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」、「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」…という一時言語を使うように心掛けましょう。

●「叱り方 その3」〜「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。
×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがちです。
怒りがエスカレートしそうなときは、「子どもから離れて落ち着いてから叱る」を心掛けてみましょう。
親が怒ってばかりいると子どもは、怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性があります。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブーです。
特に幼児期の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずにそのままの意味として捉えてしまう可能性が高いからです。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も、その意味を素直に吸収して萎縮してしまう可能性もあります。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えません。

●「叱り方 その4」〜「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。
×→「もう出かけるわよ!さっさと準備しなさい!」
○→「そろそろ出かけたいから準備しようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると、子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまいます。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになってしまいます。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣を心掛けましょう。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与えることも効果的です。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法なのです。
投稿日:2017-02-06
返信 18
たまさん
中1息子の不登校削除
ありがとうございました。
苦しい毎日ですが、頑張りたいです。。

あと。先生のところにあるスクールには、誰でも申し込みはしてもいいのでしょうか?家から出たい、家にいるとイライラするといい、親戚とかでなく、全く知らない環境に少し変えたい的な発言があったので。。ただ、勉強はしたくないとはいってますが。。。
投稿日:2017-02-07
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
当スクールは誰でもお申込みいただけます。
もしもご興味がございまいしたらまずはお電話にてお問い合わせください。

事務局の者が対応いたします。
投稿日:2017-02-08
返信 20
たまさん
中1息子の不登校削除
ありがとうございました。
中1息子は先生が何度も玄関先に来ても部屋からでず、会ってくれません。
先生方も本人と会えないと、困りますね・今度はスクールカウセリングの先生と来ますと。
この時、本人の部屋まで先生方を連れて行っていいものか?
 母親に対しても、信用できない、死ねなど暴言をぶつけてきており、食事もとりません。。困ったです。
投稿日:2017-02-09
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
先生を部屋まで連れていくのは今は止めた方がいいかもしれませんね。
きっと先生もスクールカウンセラーも同意見だと思います。
強引にすることで、子どもは親や大人に対して深い嫌悪感を抱き、信用しなくなります。

今は少し放っておいてあげたらと思います。
投稿日:2017-02-09
返信 22
たまさん
中1息子の不登校削除
わかりました。
少し様子をみてみます。
 
投稿日:2017-02-10
返信 23
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
はい、少し様子をみましょう。
ただし、「放っておく」「様子を見る」のは「放置」「無関心」とは別です。
この違いをご理解いただき、あくまでも俯瞰して見ることを念頭に!

特に「無関心」は子どもの心を傷つけます。
日々のあいさつや声掛けは継続してくださいね。
投稿日:2017-02-10
返信 24
たまさん
中1息子の不登校削除
はい。
  わかりました。
また、何かの時は、相談します。
投稿日:2017-02-11
返信 25
伊藤幸弘教育研究所さん
たまさんへ削除
はい。
何かの時には、また何かなくてもいつでもどうぞ。
投稿日:2017-02-12
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