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お悩みNO.18
リーさん
中学生の息子の不登校削除
今年から中学2年生になった息子ですが、春休みまであと1週間少しのところで学校に行かなくなりました。春休み中の部活にも行かずに、ほとんど外にも出ずに部屋で過ごし、DVDやパソコンを見てすごしています。最初は、怒って格闘しながらも行かせようとしましたが、無理でした。本人の気持ちを受け止め、元気にすることが大事と思い、明るく声かけをし、学校に行けないなら行かなくていいから、規則正しい生活をするようにしてきました。何か仕事を与えて充実感を味わわせようと、風呂の掃除をしてもらったり、家族も一丸となって対処してきました。自分でも「長くなると行けなくなるから、4月からは学校に行くから、心配しないで」とおじいちゃんには話したそうです。しかし、改善するどころか、部屋に引きこもる時間がますます長くなり、夕食とお風呂に入るとき以外は部屋でパソコンで漫画を見ている状態です。今日から新学期で思い切って学校に行ってくれることを願っていましたが、やはりだめでした。焦らずじっくり待つことがいいと思ってはいますが、今日を逃したらチャンスはないのでは、と思うと焦らずにはいられません。いつもは、6時30分頃には起きているのですが、今日は9時を過ぎても、起きてこられません。この先、どうしたらいいのか、祖父母も精神的に参ってしまっており、私も疲れてしまいました。カウンセリングを受けさせようとしていますが・・・。どうしたらいいのか、教えてください。
投稿日:2009-04-06
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
リーさんへ削除
リーさん

はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中学2年の息子さんの件でご相談ですね。

親としては新学期も始まり焦りだけが募ってしまうと思います。
そんな中でも明るく声を掛けたり
仕事を与えてお風呂の掃除を任したり
…出来る限りの対応をされていたのだと文面から伝わります。

まずは…
不登校になった「原因」は何でしょう?
これは強引に聴き出せる性質のものでもないかと存じます。

カウンセリングを通してその原因を探り
問題を解決する方向に導くことが出来ればと思うのですが。。。

よろしければ一度、事務局までご相談ください。

伊藤幸弘、あるいは研究所のカウンセラーが対応させていただきます。
投稿日:2009-04-06
返信 2
リーさん
カウンセリング削除
早速の返事ありがとうございます。原因についてはいろいろ聞いても結局はわかりませんが、小学校の頃から友達を作るのがあまり得意ではなく、教室でも一人で絵を描いてたりしているようで、心をいためていました。中学校でも、休み時間は本を読んで過ごしているようで、友達になじめないところがあるようです。しかし、休みの日は、近所の上や下の子供とよく遊んでいるし、たまには同級生と遊ぶこともあります。(家の周りに同級生の男の子供がいなく、町までは車での送り迎えが必要な場所に住んでいるため)。小さい頃から感情の起伏があって機嫌の悪いときなどは気を使わなければならない子供でした。中学に入って夏休みの部活動を親にうそまでついて休むようになり、12月にはちょっとした理由で4日休み、2月も腹痛を理由に3日休むなど、徐々に兆しはありました。精神疾患もあるのではないかと一度受診しました(その時は、本人が素直に行くと言ったので)。しかし、結局はそれ一回で、その後は行っていません。カウンセリングを受けるにも田舎のためか手立てが良く分からず、結局は精神科を受診してからという手段を選ばなければならないようで、今日、本人に行かないかと誘ってみましたが、起きてきません。伊藤先生のカウンセリングを受けられれば、それにこしたことはないのですが、場所が遠くて今すぐは無理だと思います。精神疾患もあるのでは、と今だに思っているので、専門の機関を受診させた方がいいのかと思っています。
投稿日:2009-04-06
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
リーさんへ削除
リーさん

お返事いただきありがとうございます。

カウンセリングに関しては息子さんと合う合わないがあるでしょうから
時間は掛かるかもしれませんが
何人かのカウンセラーや専門家に会われるといいと思います。

また原因に関しては「結局よく分からない」ということであれば
いまは強引に聞き出す必要はないかもしれませんね。

息子さん自身もいまはしゃべりたくないのかもしれません。
話しを聴く側とちゃんとした信頼関係を構築してから
膝を突き合わせてゆっくりと心をほぐすように…。

こちらの焦りは相手にも伝わってしまいます。
まずはこちら側が「焦らないこと」
その態度が「僕も焦る必要はないんだ」と安心感を与えます。

安心感を得た者はその人には心を開くものです。

他の方の板にも書いていますが
信頼関係を構築するには相手の身になり「聴く」ことが重要です。
専門用語では「傾聴」といいます。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
これが「傾聴」です。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方」と「能動的聴き方」
それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上、すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。
投稿日:2009-04-06
返信 4
リーさん
辛いです削除
焦らずゆっくり対応し、話を聞く姿勢をとろうと努力はしているつもりでも、肝心のところで心を開いてくれません。パソコンを仕事で使うからと、息子から離してからは、部屋に閉じこもることはなくなりましたが、相変わらず外には出られません。今日で一ヶ月になります。その間、外に出られたのは、ほんの数回です。家の中で漫画の本を見たり、棒を振り回したり、ボールで遊んだりはしていますが、学校の物にはまったく触れません。1年生の物を片付けるように言っても、「そのうち」とやる気がありません。午前中、調子が悪いのなら、午後から少しでも勉強したら、と言っても全くその気配なしです。このまま学校に行けなければ、塾や家庭教師などの対策を立てなければと思いますが、却って気持ちを乱す事になるでしょうか。本人の無気力な様子を見ていると、胸が苦しくて本当に辛いです。
投稿日:2009-04-09
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
リーさんへ削除
リーさん

書き込み…ありがとうございます。

息子さんの無気力な様子を見ていると
こちらの方が焦ってしまって
悪い方に考えて苦しくなりますよね。

そのような生活が一ヶ月になる。
新学期は始まる。
…更に焦ってしまわれていると思います。

そんな中でリーさんはしっかりと息子さんのことを考え
だからこそ胸が苦しくなるんですよね。

「子どもに無関心な親」がいる中
僕はリーさんはちゃんと現実を捉えて立派だと思います。

胸が苦しく辛い!
…というのは子育てを真剣に考えている証拠ですから!

肝心なこところで心を開いてくれないとのこと。
でも一歩一歩でいいんですよ。

PCを離すことで部屋に閉じこもることはなくなった。
ほんの数回でも外には出ることが出来た。

まずは出来たことに焦点を当てて
出来たことを一緒に喜ぶ姿勢をとしましょう。

人は「誰かに喜んでもらえたとき」というのは嬉しいものです。

「こんなことをしたら親が喜んでくれた!」
…そんな体験を積ませてみましょう。

特別なことじゃなくてもいいんです。
・朝、会ったときに「おはよう」と言ってくれた。
・食事を残さず食べてくれた。
・片づけを昨日は出来なかったけど京は少しだけ出来た。

人は「承認欲求」というものがあります。
誰かに認められたいというこの欲求を満たしてあげることで
その人は「自分の居場所」を得ることが出来ます。
自分の居場所を得た者は「役割り」を感じます。
役割りを感じた者は「自分の存在価値」を確認出来ます。

その第一歩は「認めてあげること」

学校に行かず学力面での心配は当然です。
もしも塾や家庭教師などの対策をとるにも
本人とじっくり膝を突き合わせて本人の納得の元に決めてください。



投稿日:2009-04-10
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