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お悩みNO.682
ももさん
中3 不登校削除
初めて投稿させていただきます。ちょっと行き詰まりこちらを見つけました。なかなか人には相談できず、どうしたらいいのか分からなくなっていた時でした。
私はシングルマザーで2人の子供がいます。上は高2の娘、下は中3の息子です。不登校なのは、下の中3の息子です。去年の10月以降から学校に行かなくなりはじめ今は全く行っていません。小学2年の時に発達障害を診断され、毎月病院にも通って薬も飲んでます。学校に行かなくなったきっかけは、運動会練習の中でのお友達とのやりとりからでした。当初は運動会が嫌だと話していて運動会が終わったら学校には行くものだと思っていました。しかし、徐々に行かなくなり私もそれに対して強くいってしまったりして、息子が暴れたり暴力を振るう事もありました。今は暴力はありませんが、昼夜逆転や、昼過ぎまで起きない、ずっとベッドの上でゲームといった日々です。私もそんな息子を、受け入れるようにしようとしてきましたが、今は余裕がなく朝起きない事にイライラしてしまったり、どうせ起きないからと以前に比べて起こす回数も減ったりしてしまっていたりと、このままでは私が先に潰れてしまうのでないのかと不安になります。高校から行くという息子の言葉が信じられず、こんな状態では行けるはずがないとさえ思ってしまいます。高校から行くなら説明会にいこうと行っても行かない。そんな状態どは高校だって行けなくなる。
私と一緒にいるから、甘えているのでは…と思い私から話すべきなのかと考えたりもします。周りからは、こんな状態では、何も出来ない、きつくいった方がいいなどと言われ私はどうしたらいいの?と感じてしまいます。
このままでいいのか…私は何をすべきなのか…態度を見てしまうとどうしても強い口調になってしまう…それではダメだと思いながらも繰り返してしまう…そんな自分が嫌になります。
そんな息子にどう接したらいいのか悩んでいます。
投稿日:2017-07-20
返信 1
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中3の不登校の息子さんに対する接し方についてのお悩みですね。

今はシングルマザーで2人のお子さんを育てていらっしゃるとのこと。
今までおひとりで抱え込んでこられたのでしょう。
ここにご相談いただきありがとうございます。

これからは、我々と一緒に考えていきましょう。

さて、早速、接し方に関してですが、親としてはどうしてもイライラしてしまって、きつい態度や強い口調になってしまいますよね。
これで、お子さんが気持ちを切り替えて、以前のように登校するようになればいいのですが、おそらくこれでは登校するようにはなりません。
むしろ、心を閉ざしてしまう可能性の方が高いです。

では、どうすればいいのでしょう。
子どもが心を開き、親にいろいろと話してくれたり、相談してくれたりして、その会話の中で、自己肯定感を高め、更に自分のことを好きになって、人生を謳歌するようになるには、日ごろの親子のコミュニケーションが大切です。
そのことを通じて、親子の信頼関係が深まります。

この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方に最初にお伝えしているコミュニケーション方法を以下にご紹介します。
投稿日:2017-07-20
返信 2
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-07-20
返信 3
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-07-20
返信 4
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
いかがでしょう。
すべてではなくても構いません。
お子さんへの接し方のご参考にしていただき、実践できることから始めてみてください。

また、今は昼夜逆転しているとのこと。
このことに関しても以下にまとめました。
投稿日:2017-07-20
返信 5
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「昼夜逆転の原因と対処法」

不登校、引きこもりの特徴として朝方は気分が悪く、夕方に和らぐ「日内変動」と言うものがあります。
このような子どもは他人が怖いのではなく他人にどう思われているかが怖いのです。
そのために朝、太陽が出ている間に活動し、夜になると眠ると言う生活のリズムが現実の生活で上手くいかなくなってしまいます。
これがいわゆる、「昼夜逆転」の状況です。

人と会ったり話したりすることを出来るだけ避けたいし、学校を休むためには朝起きるわけにはいかないのです。
昼間は近所のおばさんの話し声や、車やバイクの音、玄関のチャイムの音、電話の呼び出し音が不安でたまらない状況です。

昼間起きていると、やるべきことをしていない自分が情けなく、どうしようもない現実に直面しなければならなりません。
夜は静かでみんなが寝静まっていると次第に気持ちが落ち着き窮屈ながらも少し気持ちが楽になります。

また親の関わり方も無関係とは言えません。
例えば不登校でダラダラした生活を親が咎めると自室に閉じこもりPCやゲームばかりすることになるのです。

太陽の光を浴びず蛍光灯の光ばかりを浴びているとイライラして瞳孔が開く作用があり次第に不眠になっていきます。

以上のことが昼夜逆転の原因といわれています。


親の対処法として、昼夜逆転は一時的に必要だと認識して文句は言わないことが大切です。
また友達、同級生の話題はしない。兄弟と比べない。
高いお金を払っているのに学校に通わないのはもったいないなどと言わない。
将来の話はしない。
・・・といったことも注意点です。

母親は概して言わない方がいい一言をどうしても言ってしまいがちです。
したがって口を出さなくて済むように外出の機会を増やすことも対処法のひとつなのです。
その際に手紙などで帰る時間を知らせておくことを心掛けてください。
また手紙には「○○ちゃんへ」と言うように必ず子供の名前を入れることも効果的です。

これを続けていると朝起きられるようになります。
しかし、ここで親が「そろそろ外に出られるのじゃないか?」とか「午後からでも学校に行ってみたら?」など態度や言葉で出してしまうとまた元に戻ってしまう可能性もありますので注意してください。

また、人工太陽と言われる光療法も効果的です。
投稿日:2017-07-20
返信 6
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
そして、今、お子さんは自分に自信を失っている状態かもしれません。
自信を持つ方法もまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2017-07-20
返信 7
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「自信を持つ方法」

自信をどうすれば持つことができるかという悩みを持つ人は多いです。
未来を想像して立ち向かう勇気がないとき、恐ろしくて仕方ないときは誰にでもあります。
目の前の不安に立ち向かっていくための力が湧かない時、自分の中に確たるものが欲しくなるものです。
こうしたとき、どうすれば強く揺るぎない自信を持つことができるでしょうか。

以下に「自信を持つ方法」を何点かご紹介します。
参考にしてください。


■自信過剰――自信とは思い込みのこと
まず、自信とは思い込みのことだということを知ることです。
例えばあるバスケ選手がシュートを打つ時、理屈では入る可能性も外れる可能性も両方あります。
しかし、自信家はそこで外れる可能性を無視して「入る」と思い込むことができるのです。
彼には理屈など関係ないのです。
では、どうすればこのような理屈を無視した心境に至ることができるのでしょうか。

実力と自信の関係は単純な相関関係にはありません。
失敗の可能性を知って不安を抱くのは、純粋なイメージの働きです。
優れた体格と技術を持っていても、自信のないスポーツ選手はいるものです。

自信の仕組みを知るには、何が人の思い込みを強化するかについて考えましょう。
階段を昇る時、底が抜けてしまうことを心配する人はいません。
でも、よく考えれば、底が抜ける確率は0ではない。
しかし私たちは過去の「底が抜けなかった」という何万回もの体験を経て、階段の底が抜けるはずがないと思い込むことに成功しているのです。
つまり、自信は「成果」を重ねることで強化されるのです。
【ポイント1】自信は成果の積み重ねによる思い込みのことだと知る

■自信がない原因――自分の成果は自分で決める
自信は成果を重ねることで強化されます。
しかす、多くの人は、「何を成果とするか」を間違ってしまって自信を育てる機会を逃しているのです。
自信が育まれない最大の原因に挙げられるのは、物事を評価する基準を他人の意見に委ねてしまっていることです。
例えばある選手がシュートを決めた時、誰かが横から「そんなシュートは実戦じゃ通用しない」と言います。
多くの人はここで謙虚に「実戦じゃ通用しないんだ。もっと頑張らなくちゃ」というモノの見方をします。
謙虚であることが上達への秘訣だという風に思うわけです。
しかしこれでは「自分はシュートが入るんだ」と思い込むことはできません。

他人の評価というものは当てにならないのです。
本当に何がどのくらい良い事で、何がどのくらい悪いことか、正確な判定ができるような人はいません。
一つの行動は良い部分と悪い部分の集合体。
それに対して0点とも100点とも70点とも評価することはできないし、決定された点数はほとんど間違っているものです。
そんな他人の評価を真摯に受け止めてはいけないのです。

人の言葉に自分の成果を決めさせてはいけません。
多くの人は謙虚さを求めたり、厳しすぎる評価であなたの自信を砕こうとします。
他人の言うとおりに真面目に努力することは自信に結びつかないのです。
他人の評価など無視していい。しっかり努力を続けられるなら、自信過剰になっていい・・・というわけです。

また、他人と自分を比べてもいけません。
チームメイトがみな20点近くをとった試合で、10点をとったバスケ選手が「今日の自分はたいした成果はない」と判断したのならこれはおかしいのです。
10点を取ったプレイの中には必ず「うまくできた何か」があるはず。
その要素を少しずつ積み重ねることが、自分が「できる」と思い込むために肝心で、それを捨ててしまってはいけないのです。
どんな小さな成果でも見逃さずに拾い集める、それを日々続けることが自信の形成には不可欠です。

上を見ればキリがない。どんな場面でも、自分よりよい成果を出す人は近くにいる。
だから他人との比較で自分の成果を計らず、自分の中に成果を見出しましょう。
完璧な成果などなくていい。ミスや不完全さばかりにとらわれず、他人から見てそれがどんなに小さな成果であろうと、昨日の自分より少し上手くできたこと、新しい発見や挑戦があったこと、確実にできた課題などに、よく目を凝らせることが大切なのです。

つまり、他人がどう評価しようが自分で自分の成果を確認すること。
他人との比較ではなく、自分だけで判断できる基準で成果を積み重ねることが自信をつけるには重要ではないでしょうか。

だから「10点くらい取れて当たり前だ」といって成果を見えなくするような人とも付き合ってはいけません。
どんなに自信がある人でも、周囲から寄ってたかって「お前はダメだ」「大したことない」と言われ続ければ自信は揺らいでくるもの。
人の言葉は潜在意識に刷り込まれるくらい、馬鹿に出来ないものなのです。

あなたが気づかないような成果に気づかせてくれる仲間や、成果をよく褒めてくれて自信を強化してくれるような人の近くにいるのは大切なこと。
人に認められたいという欲求に突き動かされるのではなく、あなたに感謝の意を示してくれたり、あなたを認めてくれている人と付き合うようにしましょう。
周囲にそんな人がいない…という人は、せめて自分自身が自分自身に感謝し、認めてあげましょう。

【ポイント2】他人からの評価や他人との比較ではなく、自分自身で成果を見出す
【ポイント3】否定的な評価に耳を貸さず、肯定的なことを言ってくれる人と付き合う

■小さな成果を見出すために必要なこと
他人からの評価を気にしたり、他人との比較をしたり、あなたに否定的な他人と付き合ったりしなければ、少しずつあなたの自信は育まれ始めます。
ですが、それでも自信を持てないのなら、あなたは「自分で自分の成果を確認する」ことが苦手なのかもしれません。
その時は多くの人がハマりがちな「認知の歪み」を疑ってみましょう。

認知の歪みとは「完全主義」や「過大評価」、「拡大解釈」や「マイナス思考」「べき思考」や「レッテル張り」など、現実を極端な見方で把握してしまう思考のクセのことです。
色々な物事について「いつも」「みんな」「絶対」といったような偏った考え方をしてしまう。

例えばバスケットなら大事な場面でフリースローを打つときに、入る可能性を無視して「きっと入らないだろう」という誤った認知を抱くケースがあります。

認知の歪みによって私たちは「シュートが入ったがたまたまに違いない」「チームが負けたのはすべて私のせいだ」「私は絶対に○○すべきだったのに出来なかった」というような負の認知に引き込まれ、自分の小さな成果に気づくことができなくなるのです。

ですが、「シュートを練習しただけあってよく決められた」「チームが負けたのは私にも少し責任があるが努力はできた」「○○できればいいとわかったのは今後のプラス材料だ」とも考えられます。
実際に一流のアスリートは、認知の歪みに対抗するためにこういったポジティブなセルフトーク(ひとり言)を心理的なスキルとして身につけているのです。

あなたがもし、ここ1週間で自分の中に何の成果も見いだせていないとしたら、おそらくこの認知の歪みにハマっているのでしょう。
失敗は挑戦したとも言えるし、サボりでさえ休息だとか自分を大切にしたと言えるのだから、自分で自分を追い詰めるようなモノの解釈をやめて、自分を励ましてあげましょう。
誰かがフリーでの3Pシュートを決めた時、「まぁフリーなら入るだろう」という現実を採用することも出来るし、「すごい、あんな遠くて高いリングにボールを通すなんて!」という現実を採用することも出来ます。
現実をどのように解釈・認知するかは、まったく個々人の自由だというのはこういうことなのです。
そして私たちはその気になれば、現実をよい方に解釈することが出来るのです

しかし成長を強く望む人の多くは、「まぁフリーなら当たり前だな」というストイックで厳しい現実を採用してしまいます。
自分が跳びたいのはもっと高いハードルなのだから、これしきで満足してはいけないという心理がそうさせるのです。
ですが、これは本当によい態度なのでしょうか?


■成果は日々、確認・記録しよう

あなたは活動し努力していく過程で、認知の歪みに気を付けて自分の成果に着目し、自分を励ましながら自信をつけていくことができます。
ここで気を付けてほしいのは「日々の成果を記録する」プロセスが抜け落ちてしまうと、実力はあっても思い込む力の足りない、自信のない人になってしまうこと。
人の忘却力を侮ってはいけません。人は自分が成し遂げてきたものをすぐに忘れてしまう生き物なのです。

ですから、日々の成果はきちんと記録しましょう。
物事を少し前進させたり、何かを達成したらそれはとても大切な成果なのです。
しかし、人間はそういった細かな成果をすぐに忘れてしまう。だから日記を書くことが自信を持つためには大切なのです。
反省点だけではなく、どんな小さいことでもいいから成し遂げたこと、成果をノートに書きましょう。
それは毎日の「できる」という思いを強化するし、あとから振り返った時に自信に大きく貢献してくれるはずです。

こうして日々をぼんやりと過ごさず、「これができたのは良かった。次はこうしよう」という意識を持って成果を積み重ねていけば、あなたは徐々に「自分が何ができるか」ということを理解し始めます。
正確に言えば、「自分はこんなことができる人間」なんだという自己イメージを高めて、自信=思い込みができるようになるのです。

また、自分が「できないこと」もある程度わかるようになり、完璧をイメージして自分に失望したり、試合前に完璧にできるだろうかと不安になってしまうようなこともなくなります。
【ポイント4】成果はどんなに小さなことでも日々記録し、自分はこれはできるという自己イメージを作る


■自信がない――失望の予見に立ち向かう
地道な成果をいくら積み重ねても、自信という思い込みが解除されてしまう状況が存在します。
塀の上をまっすぐ歩くことは難しくはない。確かに多少は危ないが、何度か練習して自信がつけば、慎重に渡っていくことはできます。
しかしその塀が10メートルの高さにあるものだとしたら、とたんに難しさは増す。失敗した時に失うものの大きさに、足がすくんで一歩も踏み出せなくなる。塀を渡る能力も経験もある人でも、失うものの大きさによって自信を持つことはできなくなるのです。

このように、普段は自信を持って行えている事柄でも、失敗した時に大きなダメージを負ってしまうような状況に出くわすと、人は自分の能力を疑ってしまうものです。
「もしダメだったら」と考えて思い込みが解けてしまうのは、危険を察知し身を守るための人間の本能なので、逃れることは誰にもできません。
大舞台での残り1秒で1点差で負けているときのフリースローでは、コツコツと積み上げてきた自信は大きく揺らいでしまう。

こういった怖く不安な状況に出くわすことができたのなら、運が悪いと思って逃げてはいけません。
むしろ自信が揺らいでしまう状況に陥ったことを幸運に思おう。何故なら、こういった「自信が揺らぐ」ような状況は、真に強い自信を手に入れるために欠かしてはいけないステップだからです。
【ポイント5】不安なことに立ち向かい、克服してそれを成果とする


■自信喪失からの回復が本当の自信を作る
それは「失敗が真の自信を作る」というもの。
「歩いている時に雨に打たれそうだ」という不安を克服するためには、家で閉じこもっているのではなく傘を持って外に出る必要があります。
雨が降りそうなたびに傘を持って外に出れば、確かに「歩いている時に雨に打たれそうだ」という不安を克服することができるようになるでしょう。だがこれは真の自信ではありません。

何故ならこの場合では逆に「傘がなければ外に出ることができない」人になってしまうし「外に出ても傘の柄を常に握りしめていないとすぐに不安が押し寄せてくる」人になってしまうからです。
本当に必要なのは「雨に打たれたことがない」という経験ではなく、駆け足で走ったり屋根のある場所に入ったり、タクシーに乗ったりといった「雨に打たれても何とか回復してしまう」経験です。

失敗した時のことを何も考えないように努力するのは、本当の自信ではありません。
「自分は不安ではない!」とハイになって虚勢を張っているだけに過ぎないのです。
「雨が降っても大丈夫!」だと傘をきつく握りしめている人が、自信に満ち溢れた人に見えるでしょうか。
失敗をしても受身をとってまた立ち上がればいいと知ることこそが、柔らかく芯のある自信を作り上げてくれるのです。

だから一時の挫折は、本当に強い自信を作り上げるために欠かせないプロセスなのです。
挫折に出会うことができるのは、不安でも外に出ることのできる人だけ。
だからこそ、不安な事柄に日常的に挑んでいくことが大切になるのです。
逃げてばかりではいつまでも自信はつかないし、大舞台で活躍することはできない。あなたが上達して結果を残していきたいのなら、尻込みするような大舞台を目の前にしたら、幸運と思ってアクセルを踏む以外に選択肢はないと知りましょう。
そして成長志向に目覚めましょう。
挑戦した結果の失敗は、実は失敗ではない。それは自分自身が成長するプロセスを正しく進んでいることの証であり、よりよい挑戦のための経験を積んだということなのだ。
この解釈を間違わなければ、私たちは失敗を上手く受け入れて、恐怖心を無くすことができるのです。

【ポイント6】不安でも、挫折は真の自信へのプロセスだと知る


■実際に大舞台を越えていくコツ
これまでのポイントに気をつけて日々を過ごせば、あなたは不安に立ち向かいやすくなっているはずです。
たとえば他人基準で成果を計らなければ、失敗して評価を落としたりする恐怖から解放されるのです。
認知の歪みに気を付け、日々成果を確認して自分ができる範囲を理解しておけば、完璧にできなかったらどうしようと案じて不安を増幅させることもありません。
そして、具体的な行動をイメージで、「出来る気がする」という自信をもって「真の自信をつかむために不安に飛び込む」ことで、ワクワクドキドキしながら大事な場面に飛び込んでいきましょう。


■自信を取り戻す方法――失敗を許そう
もしあなたが不安になるような大一番で成果を残せたのなら、それは本当に素晴らしいこと。
忘れずに成果を記録しておきましょう。
これでますますあなたは不安に立ち向かいやすくなり、成果を挙げやすくなります。

望んだような結果が出なかった今までは、残念で打ちひしがれていることでしょう。
しかしこれは真の自信を得るために必要なこと。
どうにかして自分を回復させよう。まずは全てを失敗とみなさず、他人の目や評価を気にせず、わずかでも自分が実現できた成果に注目してみましょう。
それが次回に、「不安の中でもこれだけはできた」という自信になってくれるはずです。

一番やってはいけないことは、それが自分であれ他人であれ悪者を見つける作業。
私たちはときに、「物事が上手くいかないのは自分か誰かがミスをしたり間違いを犯したからだ」という考え方をしてしまいます。
これは間違っています。悪者が成功を妨害する状況より、誰も悪くないのに結果が出ない状況のほうが現実には多いのです。

だから自分を責めることは避けよう。
一度自分を強く責めてしまうとトラウマになって、次はもっと不安に挑むことが難しくなります。
自分を許すことができれば、失敗からより素早く立ち直れます。
そして誰かを責めるのもやめること。
自分は最善を尽くしたのに結果が出なかったとしたら、ついつい誰かを責めたくなります。
ですが、自分だけが悪いわけではないのと同様に、誰かが悪いわけでもないのです。

【ポイント7】失敗は許して責めず、再び不安に立ち向かう


■自分を好きになろう
こうした不安に立ち向かって成功や失敗を繰り返していくと、恐怖や不安は自分の外側からではなく、内側からやってくるということに気づけます。
自信がない人は不安の原因が「大事な試合」や「未知の状況」や「いかにも雨が降りそうな空」にあると思っています。
どうして自分がこんな状況に遭遇しなければならないんだと思うことさえあります。
だが誰かや何かが悪いわけではないのです。すべては自分次第、自己責任なのです。

この自己責任という考え方は重要です。
自分の失敗を許す姿勢の上に、全てのことを自分で引き受けていこうという心持こそが、もっとも深い自信を持つ人の態度だからです。
これまで見てきたように自信とは「自分は何かができる」と確信することではなく、「自分が傷つくような不安に対しても、努力して向かっていける勇気があると感じる」ことなのです。

だから自信を作るとは「他人からの評価を脱して、困難なことにも立ち向かう自分のことを好きになるプロセス」だということができる。「不安に立ち向かっていった自分」という成果を確認していくことで、あなたは臆病だった自分のことを見直す。つまり自分のことを好きになって、「自分ってこんなに勇気がある人間なんだな」と自己イメージを高めることができるのです。

挑戦を繰り返し、自己イメージが高まった状態を長く保ってみよう。
あなたはやがて「自分は勇気がある」と思い込むことができるようになります。
「自分は階段を昇る勇気がある」と確認しながら階段を昇る人はいないように、そのときにはもう大舞台を前にしても「自分に勇気はあるだろうか」という問いかけすらも思い浮かばないほど、自信に溢れた人になっているはず。

【ポイント8】失敗と成功を何度も繰り返して、自分を許し、好きになり、真の自信を手に入れる
【ポイント9】自分は自信に溢れた人間なんだと思い込むことで自信が完成する

不安への挑戦を何度も繰り返そうではありませんか!

最後に【ポイント】をまとめます。
1.自信は成果の積み重ねによる思い込みのことだと知る
2.他人からの評価や他人との比較ではなく、自分自身で成果を見出す
3.否定的な評価に耳を貸さず、肯定的なことを言ってくれる人と付き合う
4.成果はどんなに小さなことでも日々記録し、自分はこれはできるという自己イメージを作る
5.不安なことに立ち向かい、克服してそれを成果とする
6.不安でも、挫折は真の自信へのプロセスだと知る
7.失敗は許して責めず、再び不安に立ち向かう
8.失敗と成功を何度も繰り返して、自分を許し、好きになり、真の自信を手に入れる
9.自分は自信に溢れた人間なんだと思い込むことで自信が完成する


自信をつくるというのは、自分の「できる」という思い込みの範囲を拡張していくこと。
他人基準ではなく自分基準で成果を探し、それを蓄積して不安に立ち向かっていくことで、あなたは必ず強い自信を持つことができるようになるのです。
自信とは性格の問題ではなく、日々の習慣の問題。
心がけ次第であなたは変われます。

このアドバイスでどうか自分を心の底から信じて、素晴らしい体験を勝ち取ることができますように。
投稿日:2017-07-20
返信 8
ももさん
ありがとうございます削除
早々のお返事ありがとうございます。不登校の事を理解してくれる人や話せる人はなかなかいません。今までメール相談もしませんでした。今回、思い切って相談してよかったです。やはり今の私の対応では、もっと閉じこもりますよね…分かっていながらやってしまう…本当に自分が嫌になってしまいます。アドバイスを読んで少しづつできるようにしたいです。
もう一つ、今は寮のあるフリースクールがあります。伊藤学校もその一つですが、そちらに預けるほうが、本人とってはいいのでしょうか?捨てられた…と思うのでしょうか?
ご飯もベッドから降りるのがめんどくさいと、いらないという始末です。近くまで持って行くのは、甘やかしでしょうか?息子はすごく痩せ型なので、食べさせたいと思ってしまい、そのような行動になってしまいます。
どうしたらいいでしょうか?
投稿日:2017-07-20
返信 9
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
頭では理解していてもなかなか実践が伴わないということは誰にでもあります。
なので、過剰にご自身を責めないでください。

大事なことは、そう思った瞬間から自分を変えられるかです。
自分を変えるって勇気がいることですが、明るい未来のためには必要なことです。

「親が変われば、子も変わる」

これは我々が設立当初から掲げてきた理念ですが、そのお手伝いができればと考えています。
自分の変え方については以下を参考にしてください。
投稿日:2017-07-20
返信 10
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方がわからない。
自分を変えるためにはどうすればいいのでしょう。

まず、自分の中にも
“「変えられるもの」と「変えられないもの」がある”。
そのことを認識することが優先されます。

この2つを分類してみると、
自分の中の変えられるもの →「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの →「感情」「生理的反応」
に区別できます。

例えば、今、この文章をを読んでいるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら、「2」と答えるでしょうし(思考)、
「パソコン(またはスマホ等)に向かいながら首を回して」と言ったら、
そのようにできるはずです(行動)。

このように「思考」や「行動」は、
インストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」
と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)、
「胃液を通常の5倍出してみてください」
と言っても自分ではコントロールできません(生理的反応)。

「感情」や「生理的反応」は、ダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると、
「自分を変える」ということは、「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

「思考」を変えるためには、受け止め方を「プラス」にするといいです。

例えば、思わぬミスをしてしまったとします。
よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、
次によい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教
材になったと言えます。

成功を目指す過程において、
良くないと思われる結果は、「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。

言うなれば、
この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗したと言います。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

「思考」が変われば、「行動」も変わってきます。

ホームで電車を待っているとします。
急いでいる時に限って遅れる。
そんな時、だいたいの皆さんは、電車が来るべき方向を覗き込みイライラして
しまうでしょう。

しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。
……にも関わらず私たちは覗き込んでしまいます。
「変えられないもの」とはわかっているものの、一生懸命イライラを募らせて
いるのです。

自らの力で電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば、
「待っている時間に新聞や本を読む」、「調べものをする」、
という行動を起こせば時間を有効に使えますし、
自分にとってもプラスなはずですよね。

カウンセリングの領域では「行動療法」と言います。
その人の「行動」にアプローチして、心(内面)を変えていく療法です。
この手法により、より早く効果が出ると言われています。

「楽しいから笑う」ではなく、
「笑っているから楽しくなる」という考え方です。

このように日常のよくあるケースから、少しずつ「思考」や「行動」を変えて
いく習慣をつける。
これが自分を変える近道であり、
その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

また時々、
「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだと言われています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」

これは、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱したカナダ出身の精神科医、エリック・バーンの言葉です。

自分を変えることで物事に対する受けとめ方や捉え方が変わり、
もしかしたら……
「過去の事実」は変えられないにしても、
「過去の形」くらいは変えられるかも知れませんね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【今回の名言】

自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ

江副浩正(リクルート創業者)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-07-20
返信 11
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
>もう一つ、今は寮のあるフリースクールがあります。伊藤学校もその一つですが、そちらに預けるほうが、本人とってはいいのでしょうか?捨てられた…と思うのでしょうか?


捨てられたと思うか、思わないかに関しては、そう思わせるか、思わせないかだと思いますよ。
何も説明もなく、いきなり寮のあるフリースクールなどに行かせては、本人からしたら、当然「捨てられた」と思うでしょう。

でも、本人としっかり話し合って、目的を理解させ、本人の意思で入寮を決めたら納得して寮に入るでしょう。


尚、入寮に関する詳細に関しましては個別の事案となります。
入寮に関するお問い合わせは直接、事務局までお問い合わせください。
投稿日:2017-07-20
返信 12
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
>近くまで持って行くのは、甘やかしでしょうか?

甘やかしではないと考えます。
もちろん、時と場合により・・・ですが、今は「必要」なのではないでしょうか。

これらは「過保護・過干渉等」のレベルの話です。
以下を参考にしてください。
投稿日:2017-07-20
返信 13
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「過保護・過干渉・しつけ」

よく、「過保護は子どもの教育上、良くない」ということを耳にします。
「あの子は過保護で甘やかされたので、自分勝手で協調性がない」とはよく聞かれる言葉です。
過保護が子育てをしていく上での悪い代名詞にもなっているのです。

しかし過保護はほんとうにわがままな子どもにしてしまうのでしょうか。

子どもは親を通して、基本的信頼感と、自分の存在に対する自信を獲得して成長していきます。
そのためには自分の欲求がいつもしっかり受け止められ、十二分に愛される必要があります。

子どもに対する親の愛情が薄いと、育児放棄的になるか、
逆に何でも与えてその場をしのごうとする行動になるかのどちらかではないでしょうか。

では、親の愛情があれば過保護でも問題ないのか?というと「問題ない」と思います。
むしろ小さいうちに子どもの欲求を満たしてあげれば、
子どもは満足して過度に欲求をすることはなくなってきます。

大人になっても欲求が収まらないというのは、
過保護ではなく、「親の無関心」が原因のひとつにあるのです。

また、いくら「モノ」を与えても子どもは満たされません。
子どもが本当に欲しいものは「モノ」ではなく、
そのモノを通して「親の愛情」を感じることではないでしょうか。

子どもがオッパイを欲しがれば与えればいいし、
子どもが抱っこを要求すれば抱っこしてあげればいいのです。
何かを欲しがれば出来る範囲で与えればいいと思います。

過保護と過干渉はつい混同されがちですが、その性質はまったく異なるものです。
多くのご相談を受ける中で、昨今は親による子どもへの過干渉がとても多いと感じています。

過干渉とはその名のとおり「過度に人に干渉すること」です。
この過干渉は大いに子どもの「自律」の妨げになります。

・子どもが欲求していないことに良かれと思い口を出す
・必要以上に子どもの言動に口を出す
・先回りして良し悪しを植えつける

干渉が強すぎると子どもは親の愛情を失うことを恐れて、
“偽りの前進”や“退行現象”に陥ったりすることになります。
ですから「過干渉には注意が必要」なのです。

ここで言う「過干渉には注意が必要」というのは、
親の考えや価値観を過度に植えつけようとすることを意味します。
人は誰だって性格や考え方、価値観は異なりますし、それは親子だって同じことなのです。

ごはんを食べるのが遅いから「早く食べちゃいなさい」と言うのはいいのですが、
早く食べるように手伝ったり、食べる順番を指摘したりすることは「過干渉」と言えます。

また、今日は暑いから「こっちの服にしなさい」と言うのはいいのですが、
それを過度に強要したり、子どもがたいして興味がないのに、
親が良かれと思うことで遊ばせたり、習い事をさせたりすることも「過干渉」と言えるでしょう。

要するに「過干渉」の何がいけないかと言うと、
まずは子どもの考えや思い、意見を無視して干渉するということです。

ちなみに、危険なこと、人としてやってはいけないこと、
これらは「しつけ」の問題であり、過保護とはまた違った性質のことなので、
それらと混同しないで欲しいと思います。
ここで難しいのは「しつけ」と「過干渉」の境です。

「しつけ」はもちろん大事なことです。
子どもに口を出したくなくても、
しつけの一環として口を出さざるをえないことは当然あります。
子どもの意見だけを尊重するわけにはいかない場面はあります。

それはもちろん大事なことであり、子育ての過程では、
親としてやっていかなければならないことです。

これらの例で、「しつけ」「過保護」「過干渉」の違いが何となくご理解頂けるかと思います。

普段から子どもの欲求をよく聞いて、良い親子関係を作っておくことは大切です。
子どもの欲求をたくさんかなえてあげ、子どもが願ったとおリの愛し方をする。
重要なのは、「親の欲求不満を満たすための過干渉」は慎んでもらいたいということです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【今回の名言】
子育て四訓
1.乳児はしっかり肌を離すな
2.幼児は肌を離せ、手を離すな
3.少年は手を離せ、目を離すな
4.青年は目を離せ、心を離すな
(山口在住 教育者)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-07-20
返信 14
ももさん
ありがとうございます削除
甘やかしではないという言葉で救われました。ご飯だと呼んで来ないなら、食べさせるな!と言われた事がありました。それでは、本当にどうでもいいんだろ!と言われてるようで、切なかったです。以前は私に対してだけ暴力がありましたが、今はありません。それは息子にとって前進なのかと思います。発達障害のADHDですが、薬も毎日飲んでいますが、やはり飲まない日が続くと言葉にも攻撃的な所が見られます。飲みように促したり、持っていきますが、飲まない日もあります。本人も薬なしだと感情コントロールが難しいのだろうと思いますが、感情の起伏も上下のないようにしたいので、できたら飲ませたいのですが、そこも本人の意思を尊重すべきでしょうか?
それと、ずっと携帯かゲームをしていますが、ネット環境をやめた方がいいのでしょうか?
投稿日:2017-07-20
返信 15
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「ご飯だと呼んで来ないなら、食べさせるな!」
こんなこと言われたら切ないですよね。
どなたの言葉か存じ上げませんがあまりにも無責任な発言と言わざるを得ません。
そんなことしたら、栄養が行き届かなくて体力を消耗してしまうだけではなく、様々な病気になり、最悪は命の危険だって伴います。
ペナルティ的なことを課して言うことを聞かせるという考えは原始的です。

お薬はお医者さんが必要だとの診断のもと処方しているので、必ず服用するように促しましょう。

尚、ネットやゲームに関しては以下を参考にして頂ければ幸いです。
投稿日:2017-07-20
返信 16
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」①

まず、家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。

それでも依存してしまう場合には以下の対処法がありますので参考にしてください。

【症状が軽い場合の対処法の例】
・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。


【症状が重い場合の対処法】
(1)現状の把握
1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
例えば次のような項目について記録します。
・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

これらが記録されたら、それを整理してみる。
どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
(1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。

(6)他人への協力
だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
その状態を維持する。
投稿日:2017-07-20
返信 17
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」②

『インターネット依存症』は日本ではまだ疾患として正式に認知されて いませんが、最近特に注目を浴びてきている病的症状です。
専門に扱う病院もでき、治療にあたる病院が今後さらに増えることが想定できます。
症状が、うつ状態だったり、視力の低下だったり、肩こり、倦怠感などを伴うことも 多いので、ネット依存専門医でなくても、他の医療機関で 症状やネットの利用状況も説明の上、相談にのってもらうことも選択肢のひとつです。

軽度の依存症の場合、身近な人間がその人の日常のインターネットの使い方をよく見ないと『依存かもしれない』と判断することは難しいかもしれません。
本人に自覚がない場合がほとんどです。
・用もないのに何となくインターネットにつないでしまう。
・今までしていたことをせずインターネットをするようになる。
・周囲から見てインターネットをしすぎだと感じる。
・常に携帯電話を手にしている。

まずは、子どもと一緒に「利用時間」「利用時間帯」についてルールを設定することが大切です(朝・深夜には利用しない・利用時間は1~2時間程度にする等)。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も同時に設定してください。
これも子どもと一緒に考えることが大切です。

また本人にその実態を知ってもらうために、カレンダーに一日の自分のネット利用時間数を記入させるという方法もあります。客観的に自分がネットに何時間を費やしているかを把握させることが目的です。
そして、1日に利用する時間×1週間または1日に利用する時間×1カ月をし、時間の浪費を意識させる。長時間のネット使用は『うらしま太郎』状態になってしまうことと同じ。数年後、自分だけ時が止まっていたことに気づき、辛くなると、未来の自分を予測させる)。

そのほかには以下の方法もあるので参考にしてください。

・可能であれば、同じコンテンツを利用してみた上で、子どもと対話をしてみる(SNS・オンラインゲームなど)。
※ただ親が依存することのないように注意を払ってください(ミイラ取りがミイラにならないで)。

・フィルターの時間制限などを利用して決まった時間は接続できないように設定する。


次に、重度のケースをご紹介します。

重度の依存症になると、自分自身や家族の力で回復することはきわめて難しくなります。

症状としては
・会社をやめる、学校に行かなくなる。
・パソコンを取り上げようとすると切れる。暴力をふるう。
・インターネット以外のことはしなくなる。
・性格や考えることがまるで別人のようになってしまう。
など他にもいろいろと深刻な問題があります。
家族の崩壊につながっていくケースもあります。

どうですか?
すべてではないかもしれませんが、お子さんは重度の状態に近いのではないでしょうか。

家族の力だけではどうにもならない。
ではどうしたらよいのでしょう?
依存症のサイトではほとんどの場合が「専門医にかかることをお薦めします」とありますが、インターネット依存症だけを扱っている専門医はまだないようです。
ですが病状によってうつ病や神経症を併発することが多く、精神神経科や診療内科などで診察を受けている方が多いようです。

以下は病院に通わなくても治ったケースの例をご紹介します(あくまでも「例」です)。

◇ 自分自身で回復したケース ◇
・インターネットに飽きる。
・周りの依存傾向のある人をみて嫌になる。
・たまたまネットに接続できない期間があり、一時的に遠ざかったことにより気分が楽になった。
・ネット上で嫌な思いや怖い思いをする
・パソコンが壊れる。
・インターネットへの接続ができなくなる(料金未払いなど)。

◇ 周囲の人の力によって依存から回復したケース ◇
・客観的に自分をみるようにいう。
・失ったものはないか気付かせる(恋人・友達・勉強・仕事)。
・依存症の人間をみせる。
・ほかの事に興味を持たせる。
・パソコンを手放せない場合はパソコンを利用したほかのこと(絵を描く)などに興味を持たせる
・まったく違うものに興味を持たせる(本を読む、音楽に興味を持つ、友達と遊ぶ)
・インターネットを始める前は何をしていたか思い出させる。
・パソコン・携帯を取り上げる。
・依存から回復した人の体験談を話す、見せる。
・依存で苦しむ人の体験談を話す、見せる。

ただ重度依存の人は「自覚がない場合」や「自分が依存だと認めたくない場合」、また「依存だからどうした?」と開き直る場合があり、風邪薬を飲むように簡単に治すことはできません。
心してかかっても、家族や本人が心身共にひどく傷つく可能性も高いと思います。

また重度の場合、性格も考え方も変わってしまっているので、パソコンを取り上げようとして喧嘩になる、押さえ切れない衝動を暴力にして、身内や外に向けて発散してしまうかもしれません。
予期せぬことが起こる可能性も考えに入れなければならないと思います。

◇ 病気と判断しづらいケース ◇

ネット依存の難しい面はいろいろあります。
症状として一概に病気と判断しづらいケースもあるようです。
鬱症状や「会社に行けない・学校に行けない」などの状態は分かりやすいのですが、学校へは毎日行っており一見普通の生活をしている。ですが『インターネット依存』というケースもあります。

例えばよくあるケースですが、
北海道に住む普通の高校生がいます。
毎日学校へ行き友達もいます。だれから見ても普通の高校生です。
ここ半年ほど、彼は家に帰るとパソコンを立ち上げ、食事に30分くらいリビングに来るほかは自室でインターネットをしています。
テレビも最近では面白くないようで、見ることはありません。
毎晩ネットでコミュニティサイトへ行き、いろんな人と話したりチャットをしています。
特定のチャット相手もいて、今度東京に住んでいるという彼女と会う約束をしています。
相手は自称23歳の主婦です。

このケースの場合、ご相談頂いた内容とは違うかもしれません。
でもネットに潜んでいる危険性を伴うことに接しているという意味としては同じです。

この彼の場合もし「ネットは一週間やめなさい」といったら彼はどんな反応をするのでしょう?
・携帯でチャットをする
・隠れてネットをするようになる
・切れて親に暴力を振るう
・むしゃくしゃして通りがかりの人を殴る

一見普通の高校生の彼。
普通の日常の中に、見た目にはわからない『依存』の怖さは潜んでいるのです。

取り返しが付かない状態にならないように周囲の人が知識を身につけ早期に復帰への手引きができるといいと思います。
投稿日:2017-07-20
返信 18
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

①公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
②相手の迷惑にならないように使用時間を決める
③歩きながらの利用はしない
④食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

① 21時以降は電源を切る
②自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

①有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
②毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
③有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

①本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
②メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
③うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

①ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
②誹謗中傷の書き込みをしない
③大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
③自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
④著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

①勉強中は携帯を触らない
②やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

①WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
②フィルタリング契約をする
③ウィルス対策ソフトを入れる
④IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

①ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
②それでも守れなかった時○○日間利用禁止
③利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)
投稿日:2017-07-20
返信 19
ももさん
お返事削除
色んな情報ありがとうございます
夏休みになり、2人で約束を決めました
主に3つ
朝は9時には、起きよう
夜は12時半には、寝よう
夏休みの宿題を頑張ろう
です
できなかったら、ネット環境を 11時にきる
3日連続できなかったら、1日ゲームやネットはおやすみ

というようにしました
このような約束を画用紙に書き貼りました
そして、夏休みの予定を書いて貼りました
今はなるべく、話を聞いて寄り添うように私もしています
そのせいか、リビングにいる時間が増えました
話はゲームの話ばかりですが、してくれます

朝は起きようとめざましを掛けています
起きれない時もありますが、その時はどのようなら対応がベストでしょうか?
今は、めざましを掛けることが進歩なので、起きようとしているので、そこは頑張ろうとしてるのは分かるよと声をかけてます

何かアドバイスいただけますか?
投稿日:2017-07-29
返信 20
若者教育支援センターさん
ももさんへ削除
夏休みのルールを決めたとのこと。
内容もちょうどよいと思います。
そしてメタルールも適度なものです。

さて、起きれないときは、そのままでいいと思いますよ。
だって、「9時に起きよう」というルールを親子で共有して意思統一されたのですよね。
起きれなかったらネット環境を11時にきり、3日間連続して起きれなかったら1日ネットやゲームができないというルールが発動されるまでです。

せっかく話し合って作ったルールです。
ここで親が起こしてしまったら意味がありませんし、それは過干渉です。

お子さんだって自分で起きるために目覚ましをセットするなど努力しているのですから。

そして、提案です。
上記のように「お子さんも努力している」のです。
親も何か努力をしたいですよね。

なので、お子さんとの会話を膨らませるためにも親もゲームの知識を多少なりとも得てみてはいかがでしょう。
目的はお子さんとのリビングでの会話を更に楽しむためです。

そして、これらのすべての目的はお子さんが生活のリズムを取り戻し、この夏休み中に、自信を取り戻すことです。
投稿日:2017-07-29
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