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お悩みNO.684
星と月のピアスさん
引きこもり削除
21才の長男が引きこもりになって2年位です。全く姿も見せません。大学をやめたいと言った時に怒ってしまった事を反省しています。福岡にスクールが欲しいです。
投稿日:2017-08-04
返信 1
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
21歳のご長男が引きこもり状態とのこと。
2年間くらいとのことですが、さぞご心痛かと存じます。

大学を辞めたいと言ったときに怒ってしまったことを反省されているとのことですが、それをご長男に伝えましょう。
「あのときは、怒ってしまってごめんね。反省しるよ」…と。

そもそも引きこもりになった原因は何でしょうか。
もし差し支えなければ教えて頂けますか。
原因がわかれば解決の道も探れると思います。

現在、福岡にスクールを開校する予定はございませんので
もしもよろしければしばらくはこの掲示板でお話ししませんか。

今回はこの掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法をご紹介します。
全く姿を見せないとのことですが、先々ご長男と会話をする際の参考にしてください。
投稿日:2017-08-05
返信 2
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-08-05
返信 3
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-08-05
返信 4
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
いかがでしょう。
全てではなくても結構です。
できそうなことから始めてみてください。

また、以下に「引きこもりについて」「成人の引きこもり 対処法」をご紹介します。
こちらも参考にしてください。
投稿日:2017-08-05
返信 5
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
「引きこもりについて」

まず、「引きこもり」について正しくご理解して頂くために以下の内容をまとめましたのでご参考にしてください。

・厚生労働省/国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰部による定義。
「さまざまな要因によって社会的な参加の場面がせばまり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」

・斉藤環 (精神科医)による「社会的引きこもり」の定義 。
「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」

内閣府が平成22(2010)年2月に実施した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」によると、「ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが,家からは出ない」「自室からほとんど出ない」に該当した者(「狭義のひきこもり」)が23.6万人、「ふだんは家にいるが,自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」(「準ひきこもり」)が46.0万人,「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」を合わせた広義のひきこもりは69.6万人と推計される。

・引きこもりのケースで本人が最初からカウンセラーや病院に相談に行くことはまずない。
・また親が病院に行っても「病気ではない」「問題ありませんので様子を見て下さい」と根拠のないアドバイスをされるだけか、「本人を連れてきて下さい」と言われるのがおち。
・思春期の引きこもりは本人抜きで始めざるを得ない。または、本人抜きで始めた方が良いケースが多い。
・引きこもりの特徴としては約9割が不登校経験者、内向的、非社交的ということがある。
・性別で見ると男性が約8割で社会参加へのプレッシャーがかかりやすいということと男性の方が諦めが悪いためと言われる。(大学浪人の大半が男性)
・引きこもりが長引いた人ほど一発逆転を考える。(見返したい…)
・女性が引きこもりになるケースは「お前はダメな子」という否定的メッセージを長く受けて育った子に多い。
・身体的虐待は早く家から逃げ出そうとするので引きこもりになることは少ない。
・引きこもりの「うつ」はやり直し願望がある。
・引きこもりの人の自己愛は強いので自殺には至らない。ただし、はずみで自殺につながる可能性もあるために「死ねるものなら死んでみろ」などと励ますつもりで言うのは禁句。死んで欲しくないという気持ちを繰り返し伝えることが大切。理詰めの説得は逆効果。
・引きこもりの人はわざと「死」という言葉を口にして「相手はどれだけ自分を心配してるか」を試している。
・引きこもりで非常にひどいイジメを受けたことがある子は攻撃性が感染して家庭内暴力や自分に向かうと自殺につながる。
・引きこもりは「人が恐い」のではなく「人にどう思われるのかが恐い」のである。
・引きこもりの子供の昼夜逆転は一時的には必要なこと。

【引きこもりの子供へ親がすべきこと】
① 両親の協力体制→必要不可欠。母親が一生懸命で父親が無関心だと効率が悪い。
② 金銭面→お小遣いは本人の社会参加のためにも毎月必ず、同じ日に定額を渡す。
③ 言葉で伝える→必ず言葉を添えてコミュニケーションを図る。

【引きこもりの子どもの親がしてはいけないこと】
① 子どもの一人暮らし→家から追い出すケースは自殺やホームレスと背中合わせ。どんな専門家も手が出せない。(むやみに家に入れば不法侵入)引きこもりの人の一人暮らしは危険で殆ど失敗に終わる。
② 禁句→「なまけ」「わがまま」「甘え」
③ 関わり方→親が濃密に関わり過ぎてはいけない。苦労をかけて申し訳ないという気持ちが強いために親も自分の好きなことをやって欲しいと思っている。

・引きこもりの子どもが社会復帰するため家族が心がけなければならないことは親が変わり家族が協力して実行できるかにかかっている。
・引きこもっている子どもの思いは、結局は親だけには分かって欲しいと願っている。
投稿日:2017-08-05
返信 6
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法①」

大人になっての引きこもりの原因やきっかけは、もちろんいろいろあると思います。

仕事だったり、職場の人間関係だったり、恋愛関係からだったりなど。

基本的には、子どもの時に未処理の感情や自己概念によって、現状を生き難くさせてしまっているために、心が悲鳴をあげて、それに応じて、体が動かなくなってしまうというのがほとんどのケースかと思います。

大人になっているので、例えば、仕事に行かなければいけないとか、そういう、どうあるべきかは、既に分かっています。

参考になるのが、「安心ひきこもりライフ」という書籍です。

全ての内容に、賛同できるわけではありませんが、引きこもりの成分は・・・など、とても、よく表しています。
ぜひとも参考までに読んでみてください。

本来は、やりたいことと、やらなければいけないことのバランスがとれている状態が理想なのですが、やらなければいけないことが強くなりすぎるため、苦しくなっていることが多く一旦、自分自身を緩める必要があります。

「安心ひきこもりライフ」では、主人公(著者)が、ドーナツのお店で働いていることが印象的でした。
彼は、ものすごく最初は集中して作業をするのですが、途中で、息切れをしてしまい、最後は、散漫になってしまうということが書かれています。

別に、これは、彼がダメなわけでは、実はないのです。
ものすごく集中してしまうことから、集中力がないわけではなくて、集中の仕方が、続かないやり方になっていること。

そして、そもそも、学業そのものに、何の意味があるのだろうかと疑問を抱いていたことから、単調な、ルーチンワークのような作業は合わずに、独創的な作業にこそ、やる気や、意味を見出せるのです。
本来は、彼に合った仕事があったのではと思うと、惜しい人材だなっと思いますが…。

大人になってからの引きこもりも、基本的には、意味があって、起きていることです。

きちんとその意味と向き合って、自分が心から納得し、豊かな人生を送れるのが、一番なのです。
投稿日:2017-08-05
返信 7
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法②」

■ひきこもりの原因と弊害
ひきこもりの原因は「心の病気」と「社会的ひきこもり」に大別されます。
心の病気の場合は、医療機関で治療を受けることによって、状態の緩和など、改善することが少なくありません。
また、「心の病気」ではない場合には、「社会的ひきこもり」と考えられます、社会的ひきこもりの場合は、その人によって様々原因が考えられますので対処法は多岐にわたります。

ひきこもりがもたらす弊害として、ひきこもりの状態が長く続くと、生活のリズムが不規則になり、心と身体のバランスを乱してしまう可能性があります。
さらに、自身に対する嫌悪感から、孤独と挫折の感情が増し、どんどん外出できなくなってしまう悪循環から抜け出せなくなってしまう場合があります。

■精神疾患によるひきこもり
「ひきこもり」というと、比較的感情的な面や、精神的に強いとか弱いなどといった、精神的な面にばかりに目が行きがちですが統合失調症、パニック障害、うつ病などの精神的な疾患にかかり、恐怖感や不安感非常に強くなることで、人と接することに抵抗を感じたり、身体を動かすことができなくなったりして、ひきこもりになってしまう人もいます。

精神的な疾患の場合、精神科などの受診が必要です。
家から出ることが出来なくなってしまう前に、本人が症状に気づいて受診できれば良いのですが、そうで無い場合は、本人が受診を拒否するなどして、かなり長引くことも考えられます、家族の方が徐々に時間をかけて納得させていく必要があるようです。

食欲不振や不眠が続く
いつもイライラする
気分が落ち込む・・・など。

自分ではどうすることもできない身体の不調から、どうにか開放されたいと思っている場合は、精神科や心療内科などの医療機関を早めに受診しましょう。
自分自身で受診するのが難しい場合には、家族か親戚に相談してみることも必要です。

専門の医療機関を探す場合は、地域の保健所に問い合わせてみると、情報を提供してくれます。

■社会的ひきこもり
ひきこもりでも、その原因が精神障害だとは考えにくく、症状が20代後半までに現れ、6ヶ月以上ひきこもった状態を社会的ひきこもりと言います。

社会的ひきこもりの場合、外出はコンビニへ行く程度はするのですが、家族とも話をせずに自室にずっと閉じこもるなど、他の人との関わりをほとんどもちません、また、生活が昼夜逆転していたりしています。

このような例では、学校や、職場でのイジメや、人間関係が原因で孤立して居場所がなくなり、徐々に部屋に引きこもることが多くなってきて、アルバイトを初めても長続きしなくなっていきます。

ひきこもりの成人や若者が集まる「自助グループ」というものがあります。
自助グループは、同じような悩みを抱えた仲間が援助し合って過ごすので、自分と同じ悩みのある人と語り合うことで、孤立感が和らいだり、仲間づくりのきっかけにもなるようです。

また、上記の例のような場合、他人との接触を避ける傾向があるので、家族も一緒に参加できるような状態から始められるほうがとっつきやすく、家族同士の意見交換なども出来るのでよいかもしれません。

自助グループなどで、仲間と過ごすことが心地良いと感じるようになれば、徐々に人に対する恐怖心がなくなり、外へ出かけることが楽しいと感じるようになるかもしれません。

ひきこもりといってもその原因は、複雑な要因が絡み合っています、そこで、カウンセリングなどを行ない、その原因を少しずつ整理していくことで、徐々に解決への方法を導き出せる場合もあります。

ひきこもりの原因として、うつ病や対人恐怖症などのような精神疾患がみられる場合には、精神科を受診して適切な治療を行う必要があります。

また、外出や、公共交通機関を利用することができない場合などには、さらに段階的な行動療法を行なうために、補助者と一緒に改善を目指す方法もあります。

また、ひきこもりから脱却できても、その後もいくつかの問題が起こることも考えられます。
学生の場合は、年齢により、出席単位や、進学の問題もあるでしょうし社会人の場合でも、履歴書にある空白の期間がどうしても就職活動で不利になってしまいます。

そのために、職業訓練を受けたり、資格を取得したりして、能力を認めてもうなどの方法が考えられます、ムリは禁物ですので、この辺も相談できる環境を整える必要があります。
投稿日:2017-08-05
返信 8
星と月のピアスさん
引きこもり削除
アドバイスありがとうございます。
長男は出る機会を待っていると思うのですが、心を閉ざしどうしようもないようです。第三者の手が必要と思います。自立支援の寮は平均どのくらい入るのでしょうか?金銭面が気になります。
投稿日:2017-09-05
返信 9
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
施設によって料金は違ってくるかと思います。
まずは、お子さんに合っていそうな運営をしている施設を探し、
その上で、費用面をしっかりと問い合わせてみるのがいいと思いますよ。

一切費用面のことを考えないというのは、現実的ではないでしょうし、
経済的な問題もあるでしょうから、複数の候補を探し、
その中から実現可能な選択をされてみてはいかがでしょう。
投稿日:2017-09-05
返信 10
星と月のピアスさん
引きこもり削除
ありがとうございます。主人は施設に入れると親子の縁が切れてしまうのではないかと反対ですが、このままでは全く前に進みません。
ずっと施設に入るのではなく自立のために研修に行くのですよね?子供と全く話せない状態なので施設に入れるのも難しいです。どうしたらいいのでしょうか?助けて下さい。
投稿日:2017-09-06
返信 11
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
ご主人のおっしゃることも一理あるかもしれません。
「施設に入れる=親子の縁が切れる」

一方で、
「親子の縁を再認識するために、いったん施設を経験する」
このように捉えてみてもいいかもしれませんね。

おっしゃる通り、
「ずっと施設に入るのではなく自立のために研修に行く」という考えをご夫婦で共有し、それをしっかりとお子さんに伝えられれば、少なくとも「縁を切る」ということにはならないはずです。
投稿日:2017-09-06
返信 12
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
また、我々が直接、「助ける」ことは難しいのですが、
「考え方」「接し方」なら、この掲示板を通り手アドバイスできると思います。

お子さんとまったく話ができない状態であれば、
例えば「手紙」や「メール」という手段もあります。
その際は必ず、お子さんの名前を投げかけてあげてください。

手紙やメールなら文字として後に残ります。
何度も読み返すこともできるので、親の「想い」が伝わりやすいです。
投稿日:2017-09-06
返信 13
星と月のピアスさん
引きこもり削除
回りの人が、心療内科を受診するように言われます。
引きこもりは病気ではないと思うのですが、早目に受診した方がいいのでしょうか?
投稿日:2017-10-17
返信 14
若者教育支援センターさん
星と月のピアスさんへ削除
受診をおススメします。
確かに引きこもりは病気ではありません。
でも、「心の風邪」の状態であると思います。

普通に風邪をひいたら病院に行きますよね。
心の風邪も同様です。

日本では心療内科や精神科を受診することに対して否定的であったり、敷居が高かったりしますが、欧米では「当たり前」のことです。
むしろ、お抱えのメンタルカウンセラーがいることがステイタスとも言われています。

専門家の意見を聞いて、これからの参考にするという気持ちで良いと思いますよ。
投稿日:2017-10-17
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