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お悩みNO.707
さくらんぼさん
ゲームでイライラ削除
高校二年生の終わりから不登校になり、昨年末に高認試験を受けて合格し専門学校への進学を決めた息子です。

ゲームの専門学校に行くと言っていて制限なくゲームをしておりますが、やるべきことがあるときはやらずに過ごす日もあります。

ですが、オンラインゲームで一緒に組んだ人が下手だったりすると大声を出したり、リモコンを投げたりします。こちらは不登校なりたての荒れてた頃を思い出しドキドキします。

ゲームが終わって少し落ち着けばこういう理由でイライラした
とか分析していますが、このイライラしている間私はあえて声もかけずにいますが、このままうまくいかないことがあって大きくキレたりしないか心配になります。

対応はどうしたら良いものでしょうか。
投稿日:2018-01-09
返信 1
若者教育支援センターさん
さくらんぼさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高2の息子さんのゲームに関することでのお悩みですね。

ネット・ゲームに関することは我々でもいくつかまとめています。
以下にご紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2018-01-09
返信 2
若者教育支援センターさん
さくらんぼさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」①

まず、家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。

それでも依存してしまう場合には以下の対処法がありますので参考にしてください。

【症状が軽い場合の対処法の例】
・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。


【症状が重い場合の対処法】
(1)現状の把握
1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
例えば次のような項目について記録します。
・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

これらが記録されたら、それを整理してみる。
どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
(1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。

(6)他人への協力
だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
その状態を維持する。
投稿日:2018-01-09
返信 3
若者教育支援センターさん
さくらんぼさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」②

『インターネット依存症』は日本ではまだ疾患として正式に認知されて いませんが、最近特に注目を浴びてきている病的症状です。
専門に扱う病院もでき、治療にあたる病院が今後さらに増えることが想定できます。
症状が、うつ状態だったり、視力の低下だったり、肩こり、倦怠感などを伴うことも 多いので、ネット依存専門医でなくても、他の医療機関で 症状やネットの利用状況も説明の上、相談にのってもらうことも選択肢のひとつです。

軽度の依存症の場合、身近な人間がその人の日常のインターネットの使い方をよく見ないと『依存かもしれない』と判断することは難しいかもしれません。
本人に自覚がない場合がほとんどです。
・用もないのに何となくインターネットにつないでしまう。
・今までしていたことをせずインターネットをするようになる。
・周囲から見てインターネットをしすぎだと感じる。
・常に携帯電話を手にしている。

まずは、子どもと一緒に「利用時間」「利用時間帯」についてルールを設定することが大切です(朝・深夜には利用しない・利用時間は1~2時間程度にする等)。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も同時に設定してください。
これも子どもと一緒に考えることが大切です。

また本人にその実態を知ってもらうために、カレンダーに一日の自分のネット利用時間数を記入させるという方法もあります。客観的に自分がネットに何時間を費やしているかを把握させることが目的です。
そして、1日に利用する時間×1週間または1日に利用する時間×1カ月をし、時間の浪費を意識させる。長時間のネット使用は『うらしま太郎』状態になってしまうことと同じ。数年後、自分だけ時が止まっていたことに気づき、辛くなると、未来の自分を予測させる)。

そのほかには以下の方法もあるので参考にしてください。

・可能であれば、同じコンテンツを利用してみた上で、子どもと対話をしてみる(SNS・オンラインゲームなど)。
※ただ親が依存することのないように注意を払ってください(ミイラ取りがミイラにならないで)。

・フィルターの時間制限などを利用して決まった時間は接続できないように設定する。


次に、重度のケースをご紹介します。

重度の依存症になると、自分自身や家族の力で回復することはきわめて難しくなります。

症状としては
・会社をやめる、学校に行かなくなる。
・パソコンを取り上げようとすると切れる。暴力をふるう。
・インターネット以外のことはしなくなる。
・性格や考えることがまるで別人のようになってしまう。
など他にもいろいろと深刻な問題があります。
家族の崩壊につながっていくケースもあります。

どうですか?
すべてではないかもしれませんが、お子さんは重度の状態に近いのではないでしょうか。

家族の力だけではどうにもならない。
ではどうしたらよいのでしょう?
依存症のサイトではほとんどの場合が「専門医にかかることをお薦めします」とありますが、インターネット依存症だけを扱っている専門医はまだないようです。
ですが病状によってうつ病や神経症を併発することが多く、精神神経科や診療内科などで診察を受けている方が多いようです。

以下は病院に通わなくても治ったケースの例をご紹介します(あくまでも「例」です)。

◇ 自分自身で回復したケース ◇
・インターネットに飽きる。
・周りの依存傾向のある人をみて嫌になる。
・たまたまネットに接続できない期間があり、一時的に遠ざかったことにより気分が楽になった。
・ネット上で嫌な思いや怖い思いをする
・パソコンが壊れる。
・インターネットへの接続ができなくなる(料金未払いなど)。

◇ 周囲の人の力によって依存から回復したケース ◇
・客観的に自分をみるようにいう。
・失ったものはないか気付かせる(恋人・友達・勉強・仕事)。
・依存症の人間をみせる。
・ほかの事に興味を持たせる。
・パソコンを手放せない場合はパソコンを利用したほかのこと(絵を描く)などに興味を持たせる
・まったく違うものに興味を持たせる(本を読む、音楽に興味を持つ、友達と遊ぶ)
・インターネットを始める前は何をしていたか思い出させる。
・パソコン・携帯を取り上げる。
・依存から回復した人の体験談を話す、見せる。
・依存で苦しむ人の体験談を話す、見せる。

ただ重度依存の人は「自覚がない場合」や「自分が依存だと認めたくない場合」、また「依存だからどうした?」と開き直る場合があり、風邪薬を飲むように簡単に治すことはできません。
心してかかっても、家族や本人が心身共にひどく傷つく可能性も高いと思います。

また重度の場合、性格も考え方も変わってしまっているので、パソコンを取り上げようとして喧嘩になる、押さえ切れない衝動を暴力にして、身内や外に向けて発散してしまうかもしれません。
予期せぬことが起こる可能性も考えに入れなければならないと思います。

◇ 病気と判断しづらいケース ◇

ネット依存の難しい面はいろいろあります。
症状として一概に病気と判断しづらいケースもあるようです。
鬱症状や「会社に行けない・学校に行けない」などの状態は分かりやすいのですが、学校へは毎日行っており一見普通の生活をしている。ですが『インターネット依存』というケースもあります。

例えばよくあるケースですが、
北海道に住む普通の高校生がいます。
毎日学校へ行き友達もいます。だれから見ても普通の高校生です。
ここ半年ほど、彼は家に帰るとパソコンを立ち上げ、食事に30分くらいリビングに来るほかは自室でインターネットをしています。
テレビも最近では面白くないようで、見ることはありません。
毎晩ネットでコミュニティサイトへ行き、いろんな人と話したりチャットをしています。
特定のチャット相手もいて、今度東京に住んでいるという彼女と会う約束をしています。
相手は自称23歳の主婦です。

このケースの場合、ご相談頂いた内容とは違うかもしれません。
でもネットに潜んでいる危険性を伴うことに接しているという意味としては同じです。

この彼の場合もし「ネットは一週間やめなさい」といったら彼はどんな反応をするのでしょう?
・携帯でチャットをする
・隠れてネットをするようになる
・切れて親に暴力を振るう
・むしゃくしゃして通りがかりの人を殴る

一見普通の高校生の彼。
普通の日常の中に、見た目にはわからない『依存』の怖さは潜んでいるのです。

取り返しが付かない状態にならないように周囲の人が知識を身につけ早期に復帰への手引きができるといいと思います。
投稿日:2018-01-09
返信 4
若者教育支援センターさん
さくらんぼさんへ削除
ネットやゲーム・スマートフォンに関しては家庭のルールが必要です。
このルールは必ず親子で決めてください。
そして、そのルールを守れなかった際のルール(メタルール)も同時に設定することをお勧めします。
投稿日:2018-01-09
返信 5
若者教育支援センターさん
さくらんぼさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

①公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
②相手の迷惑にならないように使用時間を決める
③歩きながらの利用はしない
④食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

① 21時以降は電源を切る
②自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

①有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
②毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
③有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

①本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
②メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
③うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

①ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
②誹謗中傷の書き込みをしない
③大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
③自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
④著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

①勉強中は携帯を触らない
②やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

①WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
②フィルタリング契約をする
③ウィルス対策ソフトを入れる
④IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

①ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
②それでも守れなかった時○○日間利用禁止
③利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)

投稿日:2018-01-09
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