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お悩みNO.153
ビパールさん
小学生の不登校削除
はじめまして。
ネットでいろいろ検索し、こちらに辿り着きました。説明が長くなります。

小学3年生の次男の不登校で相談させて頂きたく、書き込みをしています。

5月下旬に運動会があり、その後から急に学校に行きたくないと言い出しました。理由は体育が嫌、掃除当番がしたことのない係に代わりやり方がわからない、給食当番のやり方がわからない、というものでした。

先生にも相談し、最初はフォローしてもらうことで、途中から遅刻で学校に連れて行ったりして、1週間はなんとか過ぎたのですが、席替えをきっかけにクラスに入れなくなり、6月からは教室とは別室の小さいお部屋に通うようのなりました。そこに常駐の先生はいませんが、教科だけ先生が、教科のない時間はいてくれて、あとは担任の先生が自分のクラスとその教室を授業中に行った入り来たりすることで、自習という形で1か月ほどその教室に通いました。

朝は一人では行きたがらないため、弟の幼稚園の送迎が終わったあと、私と一緒に1時間目の途中あたりから行き、私は1時間?2時間目の休み時間には自宅に帰るという状態で、帰りは自分で帰ってきていました。でも、段々私が帰るのを嫌がるようになり、私が帰ろうとすると自分も帰ろうとして先生に抑えられてそのまま学校を出てくるという形になり、息子も暴れるようになりました。

そもそも、この不登校の始まる前兆として、運動会の翌日に異変がありました。その日は日曜なので学校は休みでしたが、5年生の兄の部活の大会の日でした。もともと次男は運動が好きではないので、兄の試合の応援もいつも嫌がっていましたが、留守番もいやなので渋々ついてきていました。その日は運動会の翌日で親子ともに疲れていたので、次男が行きたくなかったのは当然だと思いますが、大事な試合であり、親として部の手伝いをしなくてはいけないということもありました。

それで、最初は主人が私を送ったら自宅に帰ると言っていたのですが、しばらくしたらみんなで体育館にやってきました。理由を聞くと次男と2試合見たら帰ると約束したので、とりあえず帰らずに見ることにしたとのこと。

ところが、2試合勝ったものの、3チーム2試合ずつ勝ってしまったために、3試合目も大切な試合になってしまったのです。そして、主人は次男にもう1試合見ても良いか確認していましたが、当然NGで、にもかかわらず、説得をあまりしないうちにもう帰らないで見ることにしたと言い出しました。当然次男は激怒しました。私もさすがにそれはないんじゃないかと思ったんですが、大したフォローをしなかったのも確かです。そして、3試合目次男な応援席でいびきをかいて寝ていました。

主人は普段は優しいです。この日も最初からみんで行くと言わず、帰る予定にしています。でも、次男が気持ちを汲んだということのようでした。なぜ約束したのに守らなかったのか聞いてみました。主人としては、約束していても時として思い通りにならないことも社会にでればあるから、そんな経験もさせてみようと思ったそうなんです。主人としては、なんとか次男のきっちりした性格や杓子定規なところを変えたいという思いがあったようなんですが。

その日を境に、だるいと言い、睡眠障害のような症状が出てきました。そして、振り替え休日の翌日、突然学校に行きたくないと言い出したのです。そして、頭が痛いというので、熱を測ったら本当に37度代の熱があり、2日間休みました。熱が下がった翌朝、また行きたくないと言い出し、上記の理由をあげました。

元々幼稚園も学校もあまり好きではなく、なんで行かなくちゃいけないのかということはよく言っていました。集団行動が苦手で人がたくさんいる場所が嫌だといいます。友達を作るのも苦手で、1年の時は休み時間もほとんど一人だったようですが、2年の2学期後半くらいから友達ができ、ほっとしていました。ところが、3年生でクラス替えがあり、また一人に戻ってしまいました。

そのな息子でも、体は健康で、1年生の5月に体調を崩して休んだ2?3日を最後にこの運動会の日まで皆勤でした。インフルエンザや忌引きなどのお休みはあったものの、風邪や行きたくないなどで休んだことは一度もありませんでした。

入学から約2年間、今日は日直だから行きたくないとか、この宿題が出来ない(完璧を求めるので自分のいいと思うものが出来ない)からどうしたらいいのかと朝になってからもわめいたり泣いたりは大変な時もしばしばでしたが、それでも遅刻しそうな時間になると涙を拭いて学校に走っていく子でした。

それが、6月の下旬から完全に学校に行かなくなり(これは精神的な不安さがひどくなり、自習が出来ない状態になってきたので、別教室に行く意味を失って、先生とも相談し、休ませることにしたからですが)、夏休みにそのまま突入、夏休みで精神的な不安定さはだいぶ落ち着いたものの、新学期も2日だけその別教室に1時間ほど行っただけで、また行かなくなりました。

そして、前からもそうですが、一層、「やることがない。何をしたらいいの?」と頻繁に聞いてきます。何かしたいことはないのか聞いてみると、何か作りたいというのですが、いろいろ案を出しても、どれもやりたくないといいます。9月に入って兄弟がそれぞれ学校や幼稚園に行き、遊び相手がいなくなり、テレビやゲームもそもそもそんなに好きではないので、長時間見もせず、一層暇で、今までなんとか自力で見つけた創作遊び?で乗り切ってきましたが、いよいよネタもつき、昨日くらいからまた精神的にも不安定になってきました。

字や絵を書くのが得意なのでそれをすすめてみましたが、今はそんな気分ではないそうです。

この数か月、本を読んだり、ネットで調べたりして、親として今までの対応が良くなかったこと(ほめることより怒ることが多かったので)、愛情を持って受け入れること、待つこと、いろいろ勉強しました。でも、このまま待ち続けるだけで、次男は学校へ行けるようになるのでしょうか?

主人は行きたくないなら行かない人生もあるといいます。それもわかります。でも、現実に暇だ暇だといい、すべきことがないこの状態につらくなっている次男を見ると切なくて、私は彼の場合、学校へ行く方が行かない人生を選ぶより楽なのではないかと考えるのです。人と違ったことに不安を覚える性格です。みんんが通う学校へ行かないということも、ストレスになっている気がするのです。でも、実際には行きたくない。人がいるから嫌だと今日も言っていました。

いろいろな機関にも相談しています。親子サポートセンター、心療内科、カウンセリング、でも、どれも具体的な案がでてない。

また、親としてしっかり受け止めること、向き合う覚悟が必要なこと、頭では分かっていても、息子の理不尽な苛立ちにこちらまで苛立ち、すぐには変われない自分への自己嫌悪、葛藤があります。そしてそんな私に息子は今信頼がおけていない気がしています。これを取り戻せたら、息子は学校へいけるのでしょうか?

発達障害(LD)の可能性も指摘されていますが、そうだとしても、「今」をどうしてあげたらいいのか・・・本人の「することがないと死んじゃう」という言葉が苦しいです。

投稿日:2012-09-26
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

小学校3年生のご次男に関するお悩みですね。

いろいろな機関にも相談しているのですね。
でも、どれも具体的な案がでてないとのこと。

我々も具体的に「これ」という具体的な案をお出しできないです。
本人に会ったり、医師の診断の内容を聞いた上で、更に情報をいただいて・・・でないと。

ですから、今回は「今」をどうしてあげたらいいのか…をお伝えします。

「今」をどうしてあげたらいいかは、「今」どうして欲しいかが分からないと難しいですよね。

それを知るためには息子さんとのコミュニケーションが大切です。
そのために、まずはコミュニケーションの大きな柱である「聴くこと」をお伝えします。

「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。

もしもよろしければ次回はコミュニケーションの大きな柱のもうひとつである「伝え方」をお教えします。
投稿日:2012-09-26
返信 2
ビパールさん
小3次男の不登校削除
さっそくの丁寧な返信、どうもありがとうございます。

「今」をどうすべきかについて、「聴く」ことだと教えて頂き、さっそく実践してみたいと思います。

うまく出来るかわかりませんが、とにかくやってみようと思います。日中はずっと二人なので、聴いてあげられると思います。
ただ、兄弟がおりますので、みんながいるときの対応がとても大変です。同時に話しかけて来たり、話している途中に別の子が話しかけてきたりします。その対応にどうするのがベストなのかいつも戸惑っています。

次男がこんな状態になり、6月くらいは毎日のように泣き叫んで暴れていましたので、他の兄弟にもとても影響しました。

長男はマイペースで、鈍感なタイプなので、そういう意味では救われた部分も多々ありました。しかし、次男が学校に行かず、勉強もせず、ただテレビを見たりテレビゲームをしたりして遊んでいる中、自分には学校の宿題や習い事の宿題があり、弟ばかり特別扱いのようになって、ずるいと言ってやりたがらなくなり、せっかく軌道に乗っていた朝に学習する習慣も、すっかり出来なくなり、ストレスがたまるからと朝からゲームをしたがるようになりました。(長男はものすごくWiiが好きで、放っておいたらい一日中やってます)。

また、4歳の3男は次男が大好きで、感受性も強い子のため、次男の影響を強く受けて、そっくりな泣き方でわがままを言ってくるようになりました。それまでは聞き分けの良い、あまり手のかからない子でした。

そのときは私も精神的に追い込まれ、すべてを投げ出したくなるくらい辛い時期でした。子供の前でも随分泣きました。

でも、三男には「ママ泣いちゃダメ」と泣いて怒られ、(これは正しいのかもしれませんが)「ママだって泣きたいときもあるんだよ」と言って、怒り返して一層泣かせてしまうくらい、本当に精神状態もギリギリでした。

主人のサポート、いとこと叔母の協力(私の両親は他界し、主人の母はいますが遠方のため協力してもらえる人があまりいません)により、何とか山は越えられたと思っています。

夏休みに入り、兄弟で遊べるようになってからは次男の気持ちもだいぶ落ち着いて、毎日泣いて暴れていたのが、一日おきになり、3日おきになりと、だんだんと落ち着き、今もときどきはワアーと大声で泣いたり怒ったりする時がありますが、その時間も短くなりました。以前は1時間以上同じテンションで怒っていました。そして、そのあとは疲れて寝てしまうということもありました。指しゃぶりをしたり、性器いじりをしたり、目つきがおかしかったり、一時は精神疾患も疑いました。

そういう意味では今は精神的な部分は落ち着いてきたと思っていますが、まだ睡眠障害のようなものは完全にはなくなっていません。以前のように寝れなくて、夜中、明け方と私を起こしに来ることはなくなりました。でも、朝はどんなに遅く寝ても6時には起きて、一人でテレビを見ています。平均睡眠時間は、8時間?9時間です。ときどき、2?3時間の昼寝をしています。そうすると、やはり、夜は12時くらいまで起きています。

そして、「やることがない」というのが今の彼の口癖です。

最近気づいたことは、次男がやりたいことは人のためになって「ありがとう」と言われほめられること、のように思います。だから、自分のための勉強や絵を描くこと、字を書くことをしたがらないのかと思いました。三男のための、ひらがなドリル(書き順などを教えて書かせるようなドリル)を手書きで作ってくれたりします。また、三男が書くと丸つけもしてくれます。

昨日は車の掃除を二人でして、車内をとても一生懸命雑巾で拭いていました。もちろん、たくさんほめてあげました。とっても助かった、気持ちいいねって伝えました。次男は続きをしたい、もっとピカピカにしたいと今日も言って、少しだけやりました(親子サポートセンターの日だったのであまり時間がありませんでした)。

ただ、気分にムラがあるため、急にやりたくなくなってしまうこともあり、家事が手軽なお手伝いなのかと思ってお願いしても、今は嫌だということもあります。

言い方、伝え方など、ぜひ教えて欲しいです。よろしくお願いします。
投稿日:2012-09-28
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
うまくできなくいてもいいんですよ。
下手でも構わないのです。

「今までの親と何かが変わった」と思わせることが大切です。

今回は「伝え方」です。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。
投稿日:2012-09-29
返信 4
ビパールさん
怒ったときの対応について削除
お返事ありがとうございます。Iメッセージが効果的ということについてはよく耳にしますが、実際に使ってみようとすると難しいです。

同調は意識して使っていますが、「何をしたらいいの?」の何度とない質問に「何をしたらいいんだろうねえ。」「何をしたいかわからないよねえ」「どうにかしてあげたいけれど、ママにもわからないよ」となってしまうのです・・。

「あなたが大切」「大好き」ということは、普段の何気ないやりとりのなかで、言葉でちゃんと伝えていますが、しつこく同じ質問を繰り返す息子の対応に困り、時には嫌気もさし、私の言い方に不満を感じるのか「ママ怒った」「自分はいらないから死ぬ」と言って、2階の吹き抜けのあるホールに置いてある勉強机に上り、そこから飛び降りようとするのです。

もちろん、本気で飛び降りる気がないのはわかります。ただ、そう言って、私たち親の対応を見ているし、とめて欲しいからわざとやるという感じで、最近やたらそのことが多くなってきたのが心配で、だんだんエスカレートしないか不安でたまりません。

今日は日中久しぶりに家族でウォーキングに出かけ(電車会社主催のコースの決まっているものです)、12キロも歩いたので、だいぶ疲れていたと思います。そのため、以前よりは少し自己抑制できるようになっていた感情のコントロールが出来ない状態になったためでしょうが、久しぶりに大暴れになってしまいました。ウォーキング自体は好きだし、楽しみにしていたんですが。

夕方、また「することがない」「どうしたらいいの?」をしつこく言ってきました。私も疲れていていつもより対応があまりよくなかったのかもしれません。座った状態で、足で蹴ってくるので、足を抑えていたんですが、止めないほうがストレスを発散できるのかもと途中で思い直し、しばらく蹴らせていましたが、あまりに強く蹴ってきたので「痛い」と言って、一度足を叩き返してしまいました。
離れたほうが良いかと部屋を出ましたが、追いかけてきました。別の部屋でまた蹴りが始まりました。

この時は家族がみなリビングにいました。主人もいましたが、あえて静観しているようでした。
別の部屋で蹴り疲れ、いったんは収まったんですが、かけた言葉が気に入らなかったのか、また怒り出しました。そして今度は「死ぬ」と言って2階へ行きました。(後からのやりとりでわかったんですが、私がたたいた1回で「自分はいらないから叩かれた。だから死ぬ」という発想のようでした。)

その後また2階で押し問答が始まりましたが、主人がすぐ横で取り押さえている私たちを見ているだけだったので、私は「止めてよ」とお願いしました。言葉で止めてほしかったんですが、飛び降りないように抑える形になったため、さらに暴れてしまいました。ホールから2階の別の部屋に連れて行って、飛び降りないようにいろいろ説得していましたが、「違う」と言ったので主人が離すと下におりていき、今度は家からでかけようとしました。そこで止めるのはやめて主人が息子の後をついて出かけていきました。10分くらいしたら戻ってきました。主人に聞いたら家の周りをぐるっと回って散歩しただけだったようです。特に話しかけず、ただ後ろを歩いていたそうです。時々振り返って、後ろに主人がいることを確認していたそうです。
もどってきたときは、ポストの手紙を差し出して、「入ってたよ」とふつうに戻っていました。

汗だくだったので、すぐに一緒にお風呂に入り、出て落ち着いてから、話しました。そして、「さっきは叩いてごめんね。でも、ママもとても痛かったんだよ。ママももう叩かないから、あなたも蹴らないで」とお願いしました。そしたら、「うん」とうなずいて、小指を差し出したので、指切りしました。

こんな時、どうやって対応すればよいか、どう声をかけると気持ちが落ち着くのか、どうするのが本人にとっていいのかわかりません。気が済むまで暴れさせてあげる方がいいのでしょうか?

精神的に荒れていた1学期の夏休み前は、私の買い物中やちょっとした留守の時間に、帰ってくると家の中のものをばらまいているということが何度かありました。ストレスの発散はそんな形でしかできないのでしょうか?

今は8歳ですから、暴れ方もまだたいしたことがないですが、これが長期かすればいずれ家庭内暴力になってしまわないかと不安です。

以前のメールに少し触れましたが、次男は心療内科で学習障害の可能性を指摘されています。項目的には「話す」ということにおいて、困難があるのではないかということでした。こちらが言っていることはわかるけれど、自分の気持ちをうまく伝えられない、説明ができないということだそうです。

検査において、息子は得意なものは喜んで答えていたので、何ができるかについては判定できるのでしょうが、わからない問題になった途端答えることさえ拒否したため、検査自体を最後まできちんとすることができませんでした。

そのため、はっきりとした診断はできない状態で、あとは私がお話した内容と合わせて検査結果を出すとのことでした。はたしてそれで正確なデータになるのかも少し疑問ではありますが・・・。

息子のイライラに私たち親はどう対応したらいいのでしょうか?なるべくイライラさせないように考えているつもりなんですが、うまくいっていません。母親としての力量のなさに、今日もまた挫折感でいっぱいです。

投稿日:2012-09-30
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
書き込みありがとうございます。

前回、前々回と難しいことを長く書いてしまったので、混乱しているかもしれませんが、まずは「聴き方」「伝え方」を実践してくださいね。
下手でもいいのです。

なので今回はあまり長々書きません。
でも書き込みはいつでもしてください。
必ず全部読んでますから。
投稿日:2012-09-30
返信 6
ビパールさん
伝え方削除
聴くことについては、だんだん上手に出来てきた気がします。うなずいて、さらに引き出すという手法は、子供はどんどん話してくれますね。

ただ、気持ちを聞きたいときには、本人にもよくわからないことがあるので、同調するほかありません。

怒ってしまった時の対応が難しいです。他の兄弟にひどい言い方をしたり、特に弟には突き飛ばしたりすることがあります。さすがに「そんなことしたら危ないよ!」と声を荒げてしまう瞬間があります。そうすると決まって「怒ったから死ぬ」と言い出します。

こんな場合どうしたら良いでしょうか?人として間違ったことや相手が傷つくことをしたら、やはり親としては注意すべきだと思うのですが、注意をすれば怒り返すし、注意しなければ、された兄弟がフォローしてもらえないことに傷つくし、なんで次男だけそんな対応なんだときっと腑に落ちないでしょう。

こんな時の伝え方、言葉かけがあれば、教えてください。




伝え方は難しいです。
投稿日:2012-10-02
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
聴くことに関しては実践し、うまくいっているようですね。
うなずくことでお子さんがドンドン話してくれるとのこと。
まだ、はじめたばかりでそこまでできるんてスゴイです。
これからも続けてくださいね。

さて、伝え方。
確かに難しいですね。

兄弟にひどいことをしたときですね。
やってしまった行動の程度にもよります。

ちょっと突き飛ばしたくらい。
でも、看過することはできないし、他のお子さんの手前、なにか言わなければならないときは…。
「○○(本人)が△△(弟)を突き飛ばすことで【行動】、
 大きな事故や怪我につながるよね。
 そうしたら△△(弟)も傷つくけど、
 ○○(本人)もいい思いはしないよね。【影響】
 お母さんは自分の子どもが傷つくのを見るのは辛いわ。【感情】」
…と、これもIメッセージです。

でも、大きな事故や生死に関わるような行為や、人の道に外れるような行動をとったときは親として叱ってください。
「怒る」ではなく「叱る」です。

「怒る」はただ単に感情をぶつけるだけで解決にはなりません。
「叱る」は本人の成長を願っての愛情の言葉です。

ポイントとケーススタディを以下にまとめますので参考にしてください。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…兄弟に意地悪をしたとき。。。

×→「弟に意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「弟に意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱ること。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではありません。
人格を否定するようなことはしない方がいいです。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがちです。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つくのです。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなります。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」。
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」と言います。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまいます。
でも本当は「いつもできない」ではなく「たまたまできなかった」のです。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けてください。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

先ほども述べましたが、感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがちです。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱ってみてください。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性があります。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまいます。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えなくなってしまいます。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前にゲームを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさと片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいから片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまいます。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになります。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいいです。

投稿日:2012-10-02
返信 8
ビパールさん
伝え方削除
お礼が遅くなりましたが、伝え方についての具体的なアドバイス、ありがとうございました。
とてもわかりやすく、なるほどそんなふうに言ってあげたら良かったんだなぁと感心しました。そして、自分が今まで「叱る」ではなく「怒る」の対応だったことに気付かされました。自分の感情だけで怒っても子供には何も伝わない、それどころかだんだんと聞く耳を持たなくなるものですよね。

何度も何度も読み返し、どんな言い方をすれば良いのか取組中です。

それでも先日、4歳の弟に、つい感情で怒ってしまいました。でもその瞬間、アドバイス頂いた言葉を思い出し、「でも今のはわざとじゃなかったんだよね?たまたまそうなってしまっただけなんだよね。」と言ってあげたら、大泣き寸前だった三男は大きくうなずき、涙をぐっとこらえ泣き叫けばずに涙を拭きました。小さい子ほど、言葉の効果の即効性を感じました。

次男にもこんな風に本人の気持ちを察した対応ができれば、きっと「叱られた」ことに対して逆ギレしたりしないのだと思いました。その瞬間にどう言ったらいいのかわからない場合がありますが、これは日々経験をつんで考えていくしかないですね。

子供たちの目線に立って、考えていけるように努力したいと思います。

またわからないことがあったら相談させて下さい。とても勉強になります。
投稿日:2012-10-10
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
即実践されているのですね。
その姿勢こそが子育てには必要です。
うまくいく、いかないよりも、とても大切ですよ。

ついつい感情的になってしまうのは、親だって人間なのですから仕方がないことです。
感情があるから人間なのです。
その感情が間違った方向に出てしまったときに、今のビパールさんのように修正し、言葉に発することができることはとても素敵です。

きっとお子さんも理解してくれますよ。

またいつでも相談してください。

子育てを楽しみましょう!!
投稿日:2012-10-11
返信 10
ビパールさん
これからのこと削除
「子育てを楽しむ」とは本当に大切ですね。自分が楽しんで育てていると子供にも伝わるものだと思います。

三男の時に、子育てってこんなに楽しかったかなと思いました。
上の子たちと年も離れていたし、素直で人懐こい三男は本当に育てやすかったので、私も子育てを楽しんでいました。でも、それがもしかしたら、敏感な感受性を持つ次男にはちょっと寂しく感じられたのかもしれません。

今私はどんな方向に向かって頑張っていくべきか悩んでいます。

このままゆっくり休ませ、本人が行くというまでただ待つのがいいのか、それとも学校へ戻れるよう、試行錯誤するのかです。

いとこの紹介でうけたカウンセリングの先生には「彼は今のままでいいと考えた方がいい。学校に行かなくてはいけないという考え方は日本だけで、海外では行かないで自宅学習する子たちもたくさんいる。」と言われました。主人も同じようなことを言い、今の時代、手に職をつけそれを磨けば、やっていける。学校は行かないより行った方がいいけれど、行きたくないなら無理に行かなくても良いと思うといいます。

その考え方もわかるのですが、次男はとても心配性で周りと自分が違うことをすることに不安を感じるタイプです。今の生活を楽しむどころか、暇だ暇だとやるべきことを探しています。そんな子が多くの子たちが行く学校へ行かず、別の生き方をすることは、それも辛い選択だと感じるのです。

話を聴き、寄り添い、一緒の時間を共有し、親子の信頼関係を築きなおした後、そのあとはどうしたらいいのでしょうか?まだ途中の段階ではありますが、その先の方向性がわからないと、ただ時間ばかりが過ぎていく気がして不安でいっぱいです。

焦ってはいけない、時間がかかるんだということは理解しているつもりです。でも、向かう方向性がわからないとどうしていいかもわからないのです。

話を聴いてあげる毎日を過ごすだけで、学校へ行けるようになるのでしょうか?息子はクラスには人がたくさんいるから嫌だと言っていて、戻れる日が来ることを信じる勇気が持てません。
勉強も遅れ、この先、中学や高校も行けないのではないかと不安でいっぱいです。

投稿日:2012-10-15
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
この先のゴールが見えないと不安ですよね。

学校は行くに越したことはありません。
しかし、行くことによって本人の心に負担をかけ、その先の人生に大きな傷を負うようでは元も子もありませんよね。

人生には選択肢がたくさんあるのです。
カウンセリングの先生やご主人のおっしゃることも選択肢のひとつです。

暇なことが不安ならば暇ではない生活をすればいいのです。
それは学校へ行くことだけでしょうか。
また、全日制ではなくても通信制の高校もあります。
通信制の高校で、通学を希望すれば全日制と同じように学校へ行き友人を作り、その先の大学への行くこともできます。

そのためにはやはりある程度の学力も必要です。
これは、進学云々ではなく、これから生活をする上でも大切な知識の習得です。

学校へ行かなくても自分に自学自習で学びを深めていくこともできます。
それは相当の覚悟も必要で暇などと言っている暇もないかもしれません。

もしかしたら「学校へ行ったほうがいいかな」と思うかも。

話を聴き、寄り添い、一緒の時間を共有し、親子の信頼関係を取り戻すのは手段であって目的ではありません。
目的はお子さんが社会で活躍できるように自立することです。
その過程において親がある程度の選択肢を与えてあげることも子育てです。

将来の不安を親子で取り除くために、今何ができるか。
どれだけ選択の幅が広げられるか。
お子さんと一緒に色々と調べてみるのもいいでしょう。
お互いが調べたものを話し合いのテーブルの持ち寄り、色々と夢を語るのもいいでしょう。

向かうべき方向性はその中で絞り込んでいくのです。
投稿日:2012-10-15
返信 12
ビパールさん
知りたいこと削除
的確なアドバイスをいつもありがとうございます。そうですね、向かうべき方向性は子供と一緒に探していくしかないんですね。

子育てのゴールは自立ですよね。依存心が強い子供には、どうしたら自立心がつくのでしょうか?暇を作らなければよいといっても、本人が乗り気になるものが本人にしかわかりません。

今は自宅で勉強もしたがりません。テレビも相当飽きてきた感じがします。見たいテレビが終わると消し、ダラダラ見たりはしません。テレビゲームもしますけど、長男が好きだから付き合いでしている程度で、一人だとやろうとはしないです。だからなお、暇だ暇だとなるんですね。テレビづけ、ゲームづけになるよりはもちろんいいのですが。

気分もかなり影響し、したいことがある日はいいのですが、こちらの提案で何かする気分にはならないようです。

今は自分で作るスゴロクにはまっています。そして、それを夜家族で一緒にするというのが、次男の楽しみになっています。
今日で12枚目になりました。10枚目までは2時間くらい黙々と熱中して書いていて、これはいい調子!と思っていましたが、11枚目に入ってから、途中で「うまく書けない。思い浮かばない」と暴れる時間が出てきました。できた作品を家族でほめ、楽しんでいることを伝えてきたことが、もっと楽しいものにしたい、しなくちゃいけないという思いになってしまい、ストレスがかかっているようです。

作品を生み出す喜びがある反面、生み出す苦しみがあるようで、まるで芸術家かなにかのようです。実際、彼の描く絵はわが子ながらすごいなあと思うのですが、いくら褒めてもそれが大きな自信につながっていないのが残念です。

9月に入ってから、週1回のペースで2年生のときに仲良くしていたお友達に遊びに来てもらっています。今日は現在のクラスメイトで、私がお母さんとお付き合いのある別のお友達にも一緒に遊びに来てもらいました。

前から来ることを話していましたが、その時から嫌がってはいましたが、今日改めて午前中に友達が増えることを嫌がって相当怒っていました。

その時に息子が言っていた言葉は、「友達は今は必要ない。家族だけでいい。」と。私は、家族はもちろん一番大切だけど、人間は一人では生きていけないから、家族以外にも自分を支えてくれる友達は大事なんだと話しました。すると、「今は必要ない」というので、ではいつなら必要なのか聞いたところ、学校へ行くようになったら必要だと言っていました。「じゃあ学校はいつから行くの?」と聞いてみました。すると、「自分で行きたくなったら行く。でもいつから行けるかはわからない。」と言っていました。
これは、行く気はあるというふうにとらえていいのでしょうか?息子は以前からなんで学校なんて行かなくちゃいけないのかと言っていた子です。行く意味を見つけたら、行くということなんでしょうか?何のために学校へ行くのか、これは私自身、上手に説明することができません。どう説明したら伝わりますか?

お友達は、結局遊びに来てもらいました。長男も一緒に家にいて、その子が遊びに来たときには息子たちは2人でテレビゲームをしていたので、テレビゲーム好きなその子も、自然に一緒に加わる形で遊び始めました。
毎週遊びに来る子はテレビゲームが好きではないので、加わらず見ているだけになりちょっとかわいそうでしたが、クラスメイトのその子が途中で帰ってしまったあとは外で追いかけごっこをしてあそんでいました。

私はこういう友達と関わっていくことから、なんとか学校へ導きたいと思っているのですが、息子には負担なんでしょうか?

いろいろ質問ばかりで申し訳ありません。まだ息子の心が読み切れていない証拠ですね。
どんなきっかけで戻ろうと思えるのか、それが知りたいです。
投稿日:2012-10-20
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
スゴロクにヒントがありそうですね。
確かにもっと楽しいものを…とストレスが掛かっているのかもしれません。
でも、適度なストレスは日常生活に緊張感を与え「暇」ではなくなります。

絵は親が見てもすごいと思えるのであればそちらの方面で才能を開花させてあげるとうい方法もありますよね。
絵の教室に通わせてみたらどうでしょう。
将来は美術学校…という選択もあり得ますし。
そこまでいかないにしてもなにか興味を持つことがひとつあると生活に張りがでます。

自分でなにかを創り出すことを更に深化させることで誰かを頼るという依存心は拭えるかもしれません。
可能性が少しでもあればチャレンジしてもいいのでは?

学校に行く意味もそこにヒントがあります。
仮説として…
絵に興味がある→将来、美術系の学校に進みたい…とします。

そのためには、絵ばかり描いていてもダメですよね。
美術系の学校に行くのにもテストはあります。
そのテストをクリアすれば好きな絵を描く勉強ができる。

絵を書くには絵の具が必要です。
絵の具は何からできているか、また、またそのつくり方は?
これも学校で勉強したことが生かされます。

勉強するために学校にいくのではなく、将来好きなことをするために勉強をするのです。
その勉強は学校が教えてくれます。
だから学校に行くのです。


友だちをつくるために学校に行くのではなく、学校に行っているから自然と友だちが増えるのです。
友だちが増えることは複数の他人と関わることです。
複数の他人と関わればその人数だけの価値観を共有できます。
多くの価値観に触れることで好きな絵に反映できるはずです。

芸術的なセンスはそんなことでも磨かれます。

投稿日:2012-10-21
返信 14
ビパールさん
お絵かき教室削除
いつも丁寧な返信、ありがとうございます。

学校へ行く意味は、将来の夢を叶えるためということになりますよね?やはり夢を持った子は辛いことも頑張れるのでしょうね。それを薄々感じていたにもかかわらず、長男も含め、うまく導いてやれてない気がしています。

実は絵の教室は小1の夏休みから小2の1月まで通っていました。いつもオドオドしている次男に、得意な分野を伸ばし、自信を持たせてあげたかったからです。他にも芸術系の習い事は書道をしていました。不登校となった6月から行っていません。

お絵かき教室は、15時半から18時までの自由な時間に行ける教室で、最初のころは16時ごろに行って2時間くらい教室で描くという感じでした。
ところが、2年の秋くらいから行く時間を遅らせようとするようになり、教室にいる時間が1時間くらいになってきました。そして、冬休みあけ、1月の最初の教室のテーマが「冬休みの思い出」の絵で、息子は何も描かずに2時間を過ごしたのです。
先生は息子が何か描けるように、結構時間をかけて色々聞いてくれたようですが、本人はどこへ行ったとも、何をしたとも全く言わなかったそうです。
本人になんで行った場所さえ言わなかったのか聞きました。そしたら、場所を言えば(スキーに行ったんですが)先生が勝手にイメージして絵の下書きをしてしまうから、それが嫌だった、でも自分の頭の中にある思い出す風景がどうにも描けなかったようで、何もせずに2時間が過ぎたのだそうです。
先生からは次回写真を持ってくるように言われ、写真のコピーを用意したにも関わらず、描きたいのはこの写真の絵ではないと言って、翌週も教室に行きませんでした。

それが2度続き(その絵が描きたくないから)、私は行かないなら費用がもったいないのでやめたらどうかと言いました。今まで教室へ行っても、ただ自分で描いて終わりで、先生に描き方のアドバイスをもらうこともなく、家で描いているのとどう違うのか、その割には結構かかる費用に、私自身が疑問に思ってしまっていたからというのもありました。また、他の習い事もあり、忙しいのが嫌だと言っていたので、やめるならお絵かき教室と思ってしまったのです。やめることに対して息子はどっちでもいいという感じでした。

でも、もしかしたら、それが良くなかったのかなとも思ったりしています。描いている時間はとても集中していました。その集中力、観察力は、教室の先生にも褒められていました。息子は性格上、先生との相性がとても大切になりますが、先生方はとても優しい子供好きのファミリーで、その点ではとてもよかったのです。
2年の夏休みには初めてお絵かき教室の2泊3日のキャンプにも行きました。親がいないところへ、自分の意志で一人で行くというのは初めてでした。多分、とても疲れたことでしょう。帰ってから、来年は行かないとも言っていましたから。でも、私としては行くという決断をした息子の成長がどんなにうれしかったか、あの時の気持ちは今も忘れません。

それを、こんな形でやめさせてしまったのがよくなかったんじゃないかと思ったりもします。思い出の絵が描けないなら、いつものように見たものを見た通りに描く絵にしてもらえば良かっただけかも・・・と。なんでそう先生にお願いしなかったのかと。

最近になって、また行ってみる?と聞きましたが、返事はありませんでした。

私の父は武蔵野美術大学を2年で中退しています。親からの支援が難しくなったことと、本人がちょうど続ける意味を失ったいたことが重なったからと聞きました。父の兄は芸大卒です。兄弟みな、絵も字もうまく、絵は特にこの2人が上手だったと叔母から聞きました。そんなおじいちゃんの遺伝子を次男は色濃く受け継いでいると思っています。

性格も似ていると感じます。
でも、そんな父を私は好きになれずにいました。いつもすべてに批判的で文句ばかり言って、人のせいにばかりし、飲んでは母に愚痴をこぼし、子供の顔を見ればダメだししかしない父だったからです。そして、翌朝本人は何も覚えていず、普段は無口で、何かを聞いても返事もかえってこないようなところがありました。

この点は次男は違いますが、文句ばかり言い、人のせいにするところは同じです。ですから、おじいちゃんにそっくりで「文句マン2号」と言って、直させようと思っていた時期がありました。私の対応で傷つけていたことがあったのかもしれません。父は2年前に亡くなっていますから、次男の記憶の中で、どこまで覚えているかは不明ですが。

少し話が、本題とはずれてしまってすみません。ですが、そんなことがあるので、主人も息子の才能を信じ、「学校へ行かなくても、なんとかなるさ」と思っているのです。そうかもしれません。
でも、毎日することを探し、イライラして当たってくる息子に、私自身も辛く、学校へ行きさえすれば、また元の息子に戻ってくれると考え、行かせたいのかもしれません。何が息子にとっていいのか、私が今はまだわからない状態なんです。

私も小学校のころは友人関係で悩み、学校は行きたくない場所でした。ですから、行きたくないという感情は個人的にはよく理解できているつもりです。でも、私は不登校にはならなかった。辛くて親に行きたくないと訴えていたと思うのですが、林間学校も、就学旅行も行きました。何が私と息子と違うのか。
忍耐力でしょうか。これは母親の力だったんだなと、今はいろいろ勉強する中でわかったことです。そして、苦しかった小学校時代の記憶が私にはあまりありません。中学も部活以外の記憶に残る思い出は少ないです。人は生きるために、嫌なこと、辛いことを忘れようとする機能があるといいますよね。そのせいだと思います。

でも、今振り返って思うことは、sの当時は辛かったけど学校へ行って良かった、不登校にならなくてよかったということです(だからこそ、息子にも学校へ行って欲しいのです)。そして、母の偉大さに気付かされている毎日です。母もすでに他界しています。
母が生きているうちに、このことに気づきたかったなあと思いました。もちろん、生きているときからたくさん感謝していました。でも、自分が子育てで悩み、試行錯誤する中で、母の行動はすごかったなあと改めて思うのです。私も同じようにしてあげればいい。それだけなのに、子供たちに対して、自分が嫌っていた父と同じような対応をしているのではないかと気づきました。

まずは私が変わることから、今はそう思っていますが、急には変われず、自己嫌悪と闘いながら、ここでいろいろな感情を吐露させて頂いています。

いつも長文を読んで頂き、感謝しています。ありがとうございます。未熟な母ですが、あきらめない強い気持ちをもって、息子と向き合っていきたいと思っています。



投稿日:2012-10-22
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
未熟な母でいいのです。
成熟した母は自分の方法が一番…と勘違いをし、間違っていることさえ直そうとしません。
そんな母親を何人も見ています。

ビパールさんはじめ、ここに来て書き込みを頂いている親御さんはみな、何かしらの問題を抱えて不安と闘い、辛い気持ちをもって子育てをしています。
でも、こういったところに書き込みをしながらでも、「なんとかいい方向に向かいたい」って思ってるんですよね。

それ自体が子育てに真剣に取り組んでいる証拠です。

未熟な母親…万歳です。

諦めにないで継続していればいつかは活路が見出せます。
成功するまで続ければ世の中に失敗はありません。

これからも応援しています。
一緒に頑張りましょう。

絵…なんとか続けられるようにしませんか。
投稿日:2012-10-22
返信 16
ビパールさん
涙がとまりません削除
未熟な母親・・・万歳。そう言って頂いて、涙が止まりませんでした。こんな私が母親でもいいんだと言ってもらったようで、救われた瞬間でした。

「一緒にがんばりましょう」という言葉に、今の私がどれだけ救われ、どれだけ勇気を与えてもらったか。本当に、本当にありがとうございます。

絵を描くということに息子が向かえるよう、いろいろ種をまいてみたいと思います。近いうちに週末家族でキャンプに行く予定です。次男も楽しみにしています。
そこへスケッチブックを持っていき、一緒に何か描いてみたいと思っています。

今までは一人で描かせようとしていたから、あまり描きたくなかったのではないかと思うようになりました。「一緒に時間を共有する」。ここに大きな違いがあるように感じるのです。

まずはここから始めて、息子がまた絵を習ってみたいと思うようになってくれたらもっといいかもしれません。頑張ってみます。
また報告させて頂きます。
投稿日:2012-10-23
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
ビパールさんへ削除
大賛成です。
一緒に絵を描くこと…いいですね。

決して強制せず、さりげなく誘い、隣同士で同じ風景を観て、絵を描く。
そこに言葉はいらないかもしれませんね。
ともに空気を共有する。
時間を共有する。
それだけでいいような気がします。

もしも、お子さんが一緒に描くことを断ったとしてもビパールさんおひとりで描いてみてください。
出来上がったものを見せて「どうかな」だけで構いません。

その日、お子さんが絵を描かなかったとしても、その光景や雰囲気は心のどこかに残るはずです。
投稿日:2012-10-23
返信 18
ゆうきさん
小学6年生の娘の不登校削除
こんにちは。伊藤先生にどうしても教えて頂きたくて投稿させて頂きましま。
私には小5の息子と小6の娘がいます。今回は小6の娘のことで悩んでいます。
不登校と言うか学校へ行きたくないと言い出してから一週間たちます。はじめは朝なかなか起きなくて、起きてきたのですが用意をしないので、どうしたん?行きたくないの?って聞くと「違う行くよ」って行ったので様子を見ていると、玄関から物音がして見に行くと、泣きながら過呼吸になっていました。原因は話してくれないし、その日から度々学校の話になると呼吸が乱れるんです。もうどうしていいのかわかりません。どうしたら良いでしょうか。
娘は真面目でわがままの言わない子でした。主人はモラハラに近いような人で、娘はすごく嫌っています。何か関係があるのでしょうか。お願いします。

?
投稿日:2013-05-26
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆうきさんへ削除
せっかく書き込みを頂いたのにお返事が遅れて申し訳ございません。

別の方のスレッドに書き込まれていたために見落としていました。
できましたら次回から独自でスレッドを立てて書き込みをしていただけると嬉しいです。

さて、お子さんはその後どうですか?
おそらく学校で何かあったのでしょう。
学校の先生には相談してみましたか?
もしかしたら心当たりがあるかもしれません。

あまりにも間が経ってしまっているのでその後の状況を教えてください。
投稿日:2013-06-13
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