不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.737
テレッサさん
ストライキで不登校をする中二の次男削除
初めてメールさせていただきます。
中2の次男の母です。赤ちゃんの時には、泣かず怒らず、いつも上機嫌な赤ちゃんでした。

ですが、今は、不登校で家庭内暴力で、スマホ依存もあり、これからどうしたものかと途方に暮れ、こちらにご相談させていただくことにいたしました。
私も主人も中小企業の経営者(別会社)で、私は、父から会社を引き継ぎ、従業員もおり、社会のためと大きな使命を感じ、懸命に仕事をしてきましたが、帰宅は毎晩、9時、10時となってしまっていました。(2年半前に、職住が同じになり、大きく改善されました)
また一人娘のために、現在は高齢で認知症の父母の面倒も二世帯で、みています。

次男が小さいときは、義母が子ども達の世話を手伝いに来てくれていましたが、次男が小五の時に、帰宅時に事故に遭い、それがきっかけで亡くなりました。
次男は、帰り際に自分が声掛けをしたために、大好きな義母を亡くしてしまった、事故にタイミングが合ってしまったと泣きながら話をしてくれたことがありました。

義母を亡くしたことをきっかけに、不登校が始まり、私も必死で本を読んだり、勉強したり、カウンセリングを受けたりし、引っ越しをして転校したことをきっかけに、小六からは、ほぼ行けるようになりました。(7ヶ月ほど70%位不登校でした)

長男は、大変優秀で(大学2)、スポーツも得意で、友達も多く、次男とは全てが対照的です。中学から私立に行った長男と同様に、次男にも私立を勧めましたが、三ヶ月ほどで受験勉強に挫折し、今は公立中学に通っていますが、成績は急落し、現在、2と1ばかりです。

公立中学に行くのなら、スマホは買えない、という約束で、公立に行きましたので、買い与えませんでした。
また小一の時に、ゲームを買って欲しいとせがまれましたが、長男が、自分は小四まで買ってもらえなかったのだから、と言い、次男にも小四まで買ってやりませんでした。
のちに、友達が持っているゲームが、宝石のようにキラキラして見えたと言っておりました。

中一までは、ゲーム時間も1日に一時間と制限をかけ、勉強をしたらゲーム時間を少し増やすなどして、勉強をさせてきましたが、中一秋に大暴れして、家中を滅茶苦茶にし、壁に大きな穴を開けた時に、長男と主人が、ゲームに制限をかけるのは良くない、その代わり、スマホは我慢するように、という条件に変えようということになり、ゲーム時間は、22時まで制限無し、といきなり長くなってしまいました。

しかし、部活もせずに、毎日16時頃から22時まで寝ながらゲームばかりしている次男の状態に大変心配になり、中一冬休みから私主導で、またゲームに制限をかけるルールに変更しましたが、次男は抵抗し、暴れ、三学期は、スマホを買ってほしいという要求もあり、ストライキのような形で、ほとんど不登校(80%位)になってしまいました。

 主人と私は、2週に一度、不登校専門のカウンセリングを2年半、受けており、その先生のご指導は、彼が不登校の時は、ゲーム、テレビ、スマホなどは全てしまい、ルールは守らせ自己責任は取らせていく、というもので、私は必死にスマホ類を、倉庫に運んだり鍵をかけたりするのですが、子供が無理矢理開けてしまったり、再度、鍵を設置したりなどしているうちに、ストライキ不登校は長く(3ヶ月)なりました。

私は、ストライキされても、家中を滅茶苦茶にされても、彼の要求には屈しませんでしたが、主人は、「その先生のやり方はダメだ、このままでは、高校進学もできなくなる」と言いだし、中二春休みから、「一年間スマホを我慢したし、学校へ必ず行くこと」という約束で、スマホを買い与え、主人主導で、「スマホは22時までは制限なし」という、また大変緩いルールとなってしまいました。

おかげで中二からは、学校へは、ほぼ行けるようになりましたが、毎日、16時から22時まで(休日は、一日中)寝ながらスマホをし続ける状態になってしまいました。

ですが、先週の水曜日、学校で先生とのちょっとしたトラブルをきっかけに、また不登校となり、本日で8日間連続で休んでおり、一日中寝たきりでマンガを読みゲームをし、本人は、「もう学校には行かない」と言っています。

ルール通り、休んだ日は、スマホを貸し出さなかったのですが、水曜には、2階にしまっていた所、2階の頑丈な鍵と扉を30分ほどかけ破壊し、スマホを取り出し、その後やり続けました。さらに次男は、学校へ行かない日はスマホなどを貸し出さない、というルールの廃止を求めています。

主人と私は、子育て論に大きな相違があり、子供には聞こえない場所で、討論しますが、溝はなかなか埋まりません。

私はスマホの使用時間に制限をかけるのは当然だと思いますし、ルールは、抵抗があっても守らせるべきものだと思うのですが、主人は、次男を学校へ行かせることを最優先に、子供自身にルールを決めさせ、子供のルール改正の要求に応えるべきで、スマホ類に制限をかけるそのやり方に次男は反発しており、それが不登校の原因となっていると主張しています。

昔は、ゲーム時間も1日に一時間ほどでしたが、度重なる不登校のストライキと家庭内暴力で、私も抵抗はしてきましたが、結局、今は、スマホは22時までやり放題の状態にまでなってしまいました。宿題も勉強もほとんどせず、さらにスマホのフィルタリングもはずすべきだし、22時までは早すぎるとも言い出しており、これ以上、子供をスマホ依存にしてはならないという気持ちでいっぱいです。

また、このように暴力やストライキで、彼の要求を通していては、さらにエスカレートするのでは?と思うのですが、主人は「そんなことは絶対にない」と譲らず、本当に困っています。

一方、次男は、学校と家とでは別人で、大変大人しく、自分でも「学校では猫をかぶっている」と申しており、学校生活に疲れてしまったようにも見えます。また私の従業員は、次男は私の愛を求めているように見えるとも言っています。

本日も、スマホを金庫にしまったのですが、スマホを出せ、と家中を滅茶苦茶にし、金庫を破壊しようとバットで叩き続けています。

 取り急ぎ、主人は、「明日からでも、次男の要求通り、スマホのルールを改正して、休んでもスマホを渡していく形にしなければ、不登校は直らない」と主張しており、大変困っています。

ご意見をお聞かせいただきたく何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿日:2018-05-18
返信 1
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
はじめまして。
中2のご次男の不登校等に関するお悩みですね。
不登校に加え、家庭内暴力、スマホ依存もあり大変かと存じます。
まずは以下に「不登校」「家庭内暴力」「スマホ依存」に関してまとめたものがございます。
参考にしてください。
投稿日:2018-05-20
返信 2
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「不登校について①」

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
①学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
②社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
③学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
④無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
⑤学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
① 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
② 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
③ 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
④ 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
⑤ 一人の人間として子どもを認める。
⑥ 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
⑦ 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
⑧ 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。

投稿日:2018-05-20
返信 3
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「不登校について②」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。

投稿日:2018-05-20
返信 4
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
家庭内暴力 対処法

【家庭内暴力とは】
■家庭内暴力の定義
家庭内暴力は、家庭内で起きる暴力のことで、一般的に子どもが親に対して暴力をふるうことを指します。
また、同様に家庭内で起きる暴力であっても、親が子どもに暴力をふるう場合を“児童虐待”、夫が妻に暴力をふるうものを“DV”(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶことが通例となっています。
こうした用法にならって、子どもが親に対して暴力をふるう「家庭内暴力」について解説します。

警視庁は家庭内暴力について以下のように定義しています。
少年が、同居している家族等に対して継続的に暴力を振るう事案をいい、家庭内暴力を止めようとした第三者に対して暴力を振るう事案や他人の所有物を損壊する事案については含まない。
「平成27年中における少年の補導及び保護の概況」(警察庁生活安全局少年課)より引用

ここでの少年とは20歳未満の者を指しています。
つまり、家庭内暴力とは20歳未満の子どもが家族に対して行う暴力行為を意味します。
ここでいう暴力には、身体的な暴力や、暴言、家具や家財の破壊なども含まれます。

■家庭内暴力の特徴
家庭内暴力の特徴としては以下の2つが挙げられます。
・暴力が家庭内でのみ行われる
・暴力の対象が人である場合、暴力をふるう本人より弱い者が対象となりやすい
・・・事実、暴力の対象のうち約6割が母親であることが警視庁によって報告されています。

■警視庁による認知件数
家庭内暴力は、1960年代から顕著に現れるようになりました。
警察庁生活安全局少年課による報告書「少年の補導及び保護の概況」によれば、平成27年度現在、家庭内暴力の認知件数は2,531件にのぼります。
また、この数字は平成18年の1294件と比べて約2倍となっており、近年も増加傾向が続いています。
実際に家庭内暴力をおこなうのは中学生がもっとも多く、次に高校生、小学生の順となっています。
さらに、性別でみると男子が圧倒的に多く、女子と比べて2~3倍多く報告されています。

同報告書によると、家庭内暴力の動機は
1番多いのが「しつけ等親の態度に反発して」(1,636件、全体の65%)、
2番目が「理由もなく」(261件、全体の10%)、
3番目が「物品の購入要求が受け入れられず」(225件、全体の9%)
となっており、以降「不明」「勉強をうるさく言われて」「非行をとがめられて」といった動機が続いています。

非行をとがめられた際に反発して起こる家庭内暴力が実は意外と少なく、親の態度への反発から生まれる家庭内暴力が圧倒的に多い結果となっています。
実際、おとなしい性格で、学校での成績もよい子どもがある日を境に家庭内暴力を行うようになるケースも多く報告されています。

【家庭内暴力を引き起こしやすい子ども・家庭の特徴】
家庭内暴力をする子どもには、本人の性格や家庭環境に一定の共通点が存在するといわれており、具体的には以下のようなものが挙げられます。
ただし、様々な組み合わせがあり、また例に挙げた要因に当てはまらない場合もあります。

■本人の性格・特徴
・真面目、内気、おとなしい
・家庭外では他人に対して従順で、自己主張が乏しい
・神経質である
・比較的友人が少なく孤立的である
・非行に走ってはいないが、生活習慣の乱れなどがある

家庭の外において反社会的な言動をおこなう非行少年・少女とは対照的に、家庭内暴力を行うのは比較的おとなしく、学校でもあまり多くの友達を持たない子どもが多いようです。

■家庭環境
・母親が過干渉で父親が無関心である(もしくはその逆)
・親子分離が少なく、子どもの親への強い依存心、甘えがある

家庭内暴力が起きている家庭は、経済的に豊かで、親も教育熱心ということが少なくないようです。
そんな家庭で家庭内暴力が起きてしまうのには、中学生や高校生で挫折して、学力が低下したり、親が期待しすぎたり、干渉しすぎるなどの理由で不登校になり、親への反抗から暴力をふるうようになってしまうというパターンが多いといわれています。
また、ときには世代間の考え方の違いが意見の違いをもたらし、その表面化が子どもの親不信の引き金となることもあるようです。

【家庭内暴力の原因】
家庭内暴力は、様々な要素が複雑に絡み合って起きるため原因の特定は困難であるといえます。
親の育て方が悪かったという見方をされがちですが、そうとは言い切れないこともあります。
なぜなら、家庭内暴力の原因には社会的な要因、心的外傷、精神疾患などといった、親にはどうしようもないさまざまな要素が複雑に関連している可能性があるからです。

親への反発が暴力を誘発しているケースが存在するのは事実ですが、だからといって親がそもそもの原因であるとする考え方は解決を図る上で有効ではありません。
以上に挙げた社会的影響・心的外傷・精神疾患といった家庭内暴力の原因となりうる3つの要素をご紹介します。

■子どもをとりまく社会的影響
・都市化社会における対人関係の疎遠
・両親の離婚・共働き・転勤などによる家族間の感情的交流の希薄化
・インターネット・スマートフォンの普及による過剰刺激・暴力シーンへのアクセスの簡易化
・受験競争や立身出世志向
など、社会的な影響が要因となり家庭内暴力へと結びつくことがあります。

■DVやいじめ、事故などの経験による心的外傷
・親に虐待された
・学校でいじめられた
・事故に遭った
・進学に失敗した
というような経験を通して得た親への反抗・復讐心、恐怖心、挫折感などの感情が家庭内暴力へとつながってしまうことがあります。

■精神疾患や発達障害の二次障害
家庭内暴力は統合失調症、強迫性障害、精神遅滞、広汎性発達障害、多動性障害などさまざまな精神疾患が背景にあることが少なくありません。
次にそれらの中でも主な例を紹介します。

【家庭内暴力と二次障害ー精神疾患や発達障害との関連】
■行為障害(素行障害)の一種である「家庭限局性行為障害」
行為障害・素行障害(Conduct Disorder)とは別名「素行症」と呼ばれる精神疾患であり、社会で決められたルールを守らず反抗的な行動を起こし続けてしまうという特徴があります。
具体的な症状には人や物への暴力的な攻撃、窃盗や長期・複数回の家出などが挙げられます。
国際連盟の専門機関の一つであるWHO(世界保健機関)が作成する疾患の分類である『ICD-10』により定められた行為障害の中でも「家庭限局性行為障害」の症状は家庭内暴力に対応しています。
家庭限局性行為障害とは家族が精神的に追い込まれ疲弊してしまうほどの激しい家庭内暴力をおこしてしまう疾患です。
この暴力的な行動は家庭内だけでみられ、学校生活や友人間では問題なくうまくやっていくことができることも特徴です。
家庭限局性行為障害がある場合、精神科医への相談をおすすめします。

■ADHDの二次障害として現れる「反抗挑戦性障害」
家庭内暴力は発達障害の二次障害として発症する場合もあります。
発達障害が背景にあり、失敗経験を重ねて子どもが自信を失ったり落ち込んでしまったりした結果現れる二次的な情緒・行動の問題を二次障害といいます。
二次障害は周囲への反抗や家庭内暴力、非行など問題行動が外に出るタイプと、うつや対人恐怖、引きこもりなど内面に向かうタイプがあります。

二次障害の中でも、反抗挑戦性障害(ODD)は、別名「反抗挑戦症」とも呼ばれ、親や教師など目上の人に対して拒絶的・反抗的な態度をとり、口論をしかける、暴言を吐くなどの挑戦的な行動をおこしてしまう疾患です。
反抗挑戦性障害とADHDは強い関わりがあるといわれており、年齢を重ねるとともに合併する可能性が高くなると言われています。
そのような場合、元々ADHDがある人が“人間不信的行動”という二次障害として反抗挑戦性障害を発症する場合が多いです。

人間不信的行動とは、自尊心・自己肯定感が低下して自分はダメな人間かも知れないと思い、そんな自分のことを誰も理解してくれないという気持ちから、周囲の人を信じられなくなったときに起こしてしまう行動のことを指します。
この反抗挑戦性障害を発症している場合も、精神科・心療内科の専門医への相談をおすすめします。

【家庭内暴力を行う子どもの心理】
思春期の子どもが家庭内暴力をふるう理由のひとつとして、感情の抑制が効かなくなってしまうことが考えられます。
イライラや不安、悲しみ、憎しみなどといったネガティブな感情が湧き出てきて、それを抑えることができなくなったとき、感情の鬱積(うっせき)が暴力となって現れるのです。

家庭内暴力をふるう子どもの心理としては、だめな自分のやりきれなさを暴れることによって発散しようという気持ちと、そのような自分をつくった親に対する反抗という、二つの側面があります。

ほとんどの場合、外でおとなしくて家族にだけ暴力をふるう子どもは、「暴力が悪いことだ」とは自分でも理解しています。
なので、「本当は暴力をふるいたくない。でもやってしまう」という罪悪感に苦しんでしまうことも珍しくありません。
暴力行為をどんなに繰り返してもモヤモヤした感じが残ってスッキリしないのは、罪悪感から自己嫌悪に陥ってしまうからなのです。
暴力をふるうことで自らも傷つき、暴力をふるう自分が許しがたく、しかしそのような「許せない自分」を育てたのはやはり両親なのだ、という自責と他責の悪循環に苦しんでいる場合があるのです。

【家庭内暴力の解決を目指すうえで親が持つべき心構え】
家庭内暴力は様々な偶然などにより、どんな家族にも起こりえます。
だからこそ、暴力が起こってしまったときや、起こりそうになったときの対応策が重要となります。
以下に、家庭内暴力の根本的な解決を目指すうえで重要となるであろう、5つの「心構え」を紹介します。

■5つの心構え
1. 現実逃避をしない
2. 過去の話はしない
3. いたずらに悲観しない
4. 「特効薬」を求めない
5. 「リスクのない解決策はない」ことを知る

これらのポイントをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 現実逃避をしない
子どもが家庭内暴力をふるう前段階として、ひきこもりがちになるケースがあります。
そうやって子どもがつまずいてひきこもり始めたときや暴力をふるい始めたときに、根拠のない楽観論にすがって、子どものひきこもりを放置したり、子どもの暴力を受容したりしてしまうのは、解決を目指すうえでは得策でないといえます。
状況を受け入れてしまうのではなく、問題の根源と向き合う努力が必要となるでしょう。

2. 過去の話はしない
子どもが暴力をふるう原因を過去に探ろうとして、自分を責めてしまう傾向にある親御さんも少なくありませんが、「過去の話をしない」というのも重要な心構えです。
なぜなら、過去に起きてしまったことは、誰にもコントロールできないことだからです。
「親も子も不完全なんだ」と受け入れ、未来のために今できることに目を向けることが重要といえます。

3. いたずらに悲観しない
暴力は、子どもにとっての「正当防衛」ということができるかもしれません。
なぜなら、暴力は子どもが求めているものを伝えるための、自己主張の一つの手段といえるからです。
意外かもしれませんが、実は、暴力もふるわずおとなしく何年もひきこもってしまうほうが解決は困難ともいわれています。
子どもが自己表現の一部として暴力をふるっていることを良い機会と捉え、暴力の裏にある主張に向き合っていくことは、問題の解決に結びつく姿勢であるといえます。

4. 「特効薬」を求めない
家庭内暴力が瞬時におさまり、問題を根本から解決できる「特効薬」は残念ながら存在しません。
子どもの隔離などの方法による、表面的・一時的な解決であれば短期間でも可能ですが、それはまだ根本的な解決とはいえません。
子どもの不安や親子関係自体を解決するのには時間がかかるという覚悟を持つことは、解決を目指すうえで重要な心構えとなるでしょう。

5. 「リスクのない解決策はない」ことを知る
どのような解決策にもリスクというのは存在します。
外に連れ出してみる、外部の機関に相談してみるなど、リスクを恐れて実行を躊躇するばかりでは、現状を打開する機会を失ってしまうことになりかねません。
なにより親にとって最大のリスクは、家庭内暴力が長期化してしまうことのはずです。
リスクのない解決策はないのだと知ることは、勇気を持って解決策を打つための助けとなるはずです。

【家庭内暴力に悩んだ時の相談先】
家庭内暴力は、複雑かつ対応を誤るとエスカレートしやすい傾向にあるため、家庭内で抱えこんで暴力の現場を密室化させてしまうのではなく、外に助けを求めることも重要です。
家庭内暴力にお困りの場合、以下のような機関・施設が相談先となります。

■児童相談所
「子どもの養育に関する相談」、「障害に関する相談」、「性格や行動の問題に関する相談」などの育児に関する相談ができる機関となっています。

■全国精神保健福祉センター
各県、政令市にはほぼ一か所ずつ設置されている窓口であり、精神保健福祉に関する相談をすることができます。
相談については、予約制、健康保険の適応があるところがあります。詳細は、それぞれのセンターにお問い合わせください。

■精神科・心療内科
心の症状、心の病気を扱う科です。
心の症状とは具体的に不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。
心療内科は心と体の不調だけではなく、ほてり、動悸などの身体的症状とその人の社会的背景、家庭環境なども考慮して治療を行います。

■警察
エスカレートする暴力行為を前に、身の危険を感じた場合は警察に相談することをおすすめします。
警察に通報することで子どもの復讐心を煽ってしまう可能性がないとはいえませんが、自分の身を守るためには毅然とした態度で通報する勇気も必要となるでしょう。

【最後に】
家庭内暴力とは子が親に向けて行う暴力的行為(暴言や物の破壊も含む)を指し、暴力は家庭内限定で行われます。
比較的おとなしい子どもが、ある時点を境に始めるケースが多く報告されており、突然の息子・娘の変化に驚き、苦悩する親御さんは多くいます。
家庭内暴力の原因はとても複雑で、必ずしも親の教育やしつけが原因というわけではありません。
社会的な影響や過去のトラウマ、精神疾患が原因であることも多いのです。
そうした事実を踏まえ、ときに家庭外の第三者の協力も得ながら、対話による意思疎通をベースに解決を目指していくという方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
投稿日:2018-05-20
返信 5
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」①

まず、家庭内のルールと、そのルールを破ったときのルール(メタルール)を親子で話し合い決めていくことが大切です。
その際に、親が強引にルールを決め付けるのではなく、子どもが自分で守れるルールと、親が守って欲しいルールを話し合いの中で決めていくことが求められます。
ルールを決める過程においては、子どもが「自分でルールを作った」という意識を持たせることも必要です。
そして、決めたルールは紙に書いて家族が常に見ることが出来るように貼り出します。
そのことで、家族でルールを共有でき、ルールに関する会話も増える効果が望めます。

それでも依存してしまう場合には以下の対処法がありますので参考にしてください。

【症状が軽い場合の対処法の例】
・意思の力でやめる。
・飽きるまで続ける。
・パソコンの電源を入れる前に、やるべきことをやってしまう。
・電子メールはやめて普通の手紙やハガキを出す。
・インターネットに接続する時間を決め、その時間はネットに集中する。その時間以外はパソコンの前に行かない。
・キーボードを打てないように、軍手などをする。
・自宅に帰らずに、図書館や喫茶店で時間を費やす。
・ネットに接続したくなったらとりあえず部屋を出て散歩をする。
・パソコンに(オンラインではない)ゲームをインストールし、接続したくなったらそのゲームをやることにする。
・とりあえず接続時間をこまめに記録してみる。
・インターネット以外に集中できることを無理矢理見つける。
・新しい趣味を見つけて熱中する。昔やっていた趣味などに再度取り組んでみる。
・旅行に行く。
・一人暮らしの人なら、しばらくパソコンのない実家に行く。
・友人に事情を話し、しばらく居候する。
・パソコンと電話線の接続を切る。
・パソコンと電話線の接続コードを捨てる。
・プロバイダーのパスワードをパソコンから消し、書類などもすべて破棄する。
・モデムやTAを取り外し、どこかにしまう。友人に預ける。
・モデムやTAを破壊し、捨てる。
・プロバイダーの契約を破棄する。
・まとまった時間のとれる週末などに、食事もしないでひたすら接続し続け、いやになったらやめて、もう接続しない。


【症状が重い場合の対処法】
(1)現状の把握
1週間程度の期間を決め、インターネットでの活動内容を詳細に記録する。形式は気にしない。
例えば次のような項目について記録します。
・1日のメールの受信記録、送信記録。読み書きに使った時間。どんな利益があったかの評価。
・見に行った掲示板の名前、自分が書き込んだ掲示板の名前、件数、興味を持った書き込みの内容。それを読んだことによる利益の評価。
・どこのチャットサイトに行ったか。誰とどのくらいの時間チャットしたか。どんな内容だったか。自分にとっての利益の評価。
・オンラインゲームの開始時刻と終了時刻、その内容。自分の感情。自分にとっての利益の評価。
・検索サイトを使って情報を収集したなら、検索した内容、使った時間、それが役に立ったかどうかの評価。

これらが記録されたら、それを整理してみる。
どの活動にどれだけ時間を使ったか、どんな利益があったかまとめる。

(2)失った時間の検討
もしインターネットを使っていなかったら、何に時間を使っていたか、あるいは何に時間を使いたいかを考える。
今やりたいことがないからインターネットに接続してしまうという場合、かつての自分の趣味や人生の目標などを思い出し、ネットへ接続した時間を活用できないか考えてみる。
考えたことを、ノートなどに記載する。

(3)目標の設定
(1)(2)の結果を見ながら、今週の接続時間の目標を決める。なるべく無理のない目標にする。
例えば週に70時間アクセスしていた人ならば50時間に減らすなど。
実際のアクセスの際には、その接続でやることと時間を決め、それが終わったらすぐに接続をきるよう努力する。
やるべき項目を付箋紙に書き(○○へ書き込み、△△へメールを書くなど)、画面の横にでも貼っておくと接続を切りやすい。

(4)引き続き、状況の把握
 (1)で行ったインターネットでの活動内容の記録を続ける。そして目標を達成できたかどうか評価し、再度目標を立てる。

(5)他人への協力の依頼
インターネットに理解があり、インターネット依存症のこともある程度知っている友人や知人を見つけ、協力を依頼する。
自分の現状や目標を説明し、目標の達成状況を報告し、励ましや叱咤をもらう。
協力を依頼できる友人や知人が見つからない場合、ネットで見るけることも可能かもしれない。理解してくれそうな管理者がいる掲示板に書き込んだり、自分のサイトの訪問者や信頼できるメールフレンドに協力を依頼しても良いかもしれない。

(6)他人への協力
だれかがインターネット依存症に悩み、克服しようとしていたら、その人の活動を励ますなどして協力する。
それが自分自身の回復への気持ちの維持につながるし、戒めにもなる。

(7)健全なアクセス状態の維持
アクセスする目的や時間をあらかじめ決めておき、それ以上のアクセスはしない。
その状態を維持する。
投稿日:2018-05-20
返信 6
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「ネット・ゲーム依存」②

『インターネット依存症』は日本ではまだ疾患として正式に認知されて いませんが、最近特に注目を浴びてきている病的症状です。
専門に扱う病院もでき、治療にあたる病院が今後さらに増えることが想定できます。
症状が、うつ状態だったり、視力の低下だったり、肩こり、倦怠感などを伴うことも 多いので、ネット依存専門医でなくても、他の医療機関で 症状やネットの利用状況も説明の上、相談にのってもらうことも選択肢のひとつです。

軽度の依存症の場合、身近な人間がその人の日常のインターネットの使い方をよく見ないと『依存かもしれない』と判断することは難しいかもしれません。
本人に自覚がない場合がほとんどです。
・用もないのに何となくインターネットにつないでしまう。
・今までしていたことをせずインターネットをするようになる。
・周囲から見てインターネットをしすぎだと感じる。
・常に携帯電話を手にしている。

まずは、子どもと一緒に「利用時間」「利用時間帯」についてルールを設定することが大切です(朝・深夜には利用しない・利用時間は1~2時間程度にする等)。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も同時に設定してください。
これも子どもと一緒に考えることが大切です。

また本人にその実態を知ってもらうために、カレンダーに一日の自分のネット利用時間数を記入させるという方法もあります。客観的に自分がネットに何時間を費やしているかを把握させることが目的です。
そして、1日に利用する時間×1週間または1日に利用する時間×1カ月をし、時間の浪費を意識させる。長時間のネット使用は『うらしま太郎』状態になってしまうことと同じ。数年後、自分だけ時が止まっていたことに気づき、辛くなると、未来の自分を予測させる)。

そのほかには以下の方法もあるので参考にしてください。

・可能であれば、同じコンテンツを利用してみた上で、子どもと対話をしてみる(SNS・オンラインゲームなど)。
※ただ親が依存することのないように注意を払ってください(ミイラ取りがミイラにならないで)。

・フィルターの時間制限などを利用して決まった時間は接続できないように設定する。


次に、重度のケースをご紹介します。

重度の依存症になると、自分自身や家族の力で回復することはきわめて難しくなります。

症状としては
・会社をやめる、学校に行かなくなる。
・パソコンを取り上げようとすると切れる。暴力をふるう。
・インターネット以外のことはしなくなる。
・性格や考えることがまるで別人のようになってしまう。
など他にもいろいろと深刻な問題があります。
家族の崩壊につながっていくケースもあります。

どうですか?
すべてではないかもしれませんが、お子さんは重度の状態に近いのではないでしょうか。

家族の力だけではどうにもならない。
ではどうしたらよいのでしょう?
依存症のサイトではほとんどの場合が「専門医にかかることをお薦めします」とありますが、インターネット依存症だけを扱っている専門医はまだないようです。
ですが病状によってうつ病や神経症を併発することが多く、精神神経科や診療内科などで診察を受けている方が多いようです。

以下は病院に通わなくても治ったケースの例をご紹介します(あくまでも「例」です)。

◇ 自分自身で回復したケース ◇
・インターネットに飽きる。
・周りの依存傾向のある人をみて嫌になる。
・たまたまネットに接続できない期間があり、一時的に遠ざかったことにより気分が楽になった。
・ネット上で嫌な思いや怖い思いをする
・パソコンが壊れる。
・インターネットへの接続ができなくなる(料金未払いなど)。

◇ 周囲の人の力によって依存から回復したケース ◇
・客観的に自分をみるようにいう。
・失ったものはないか気付かせる(恋人・友達・勉強・仕事)。
・依存症の人間をみせる。
・ほかの事に興味を持たせる。
・パソコンを手放せない場合はパソコンを利用したほかのこと(絵を描く)などに興味を持たせる
・まったく違うものに興味を持たせる(本を読む、音楽に興味を持つ、友達と遊ぶ)
・インターネットを始める前は何をしていたか思い出させる。
・パソコン・携帯を取り上げる。
・依存から回復した人の体験談を話す、見せる。
・依存で苦しむ人の体験談を話す、見せる。

ただ重度依存の人は「自覚がない場合」や「自分が依存だと認めたくない場合」、また「依存だからどうした?」と開き直る場合があり、風邪薬を飲むように簡単に治すことはできません。
心してかかっても、家族や本人が心身共にひどく傷つく可能性も高いと思います。

また重度の場合、性格も考え方も変わってしまっているので、パソコンを取り上げようとして喧嘩になる、押さえ切れない衝動を暴力にして、身内や外に向けて発散してしまうかもしれません。
予期せぬことが起こる可能性も考えに入れなければならないと思います。

◇ 病気と判断しづらいケース ◇

ネット依存の難しい面はいろいろあります。
症状として一概に病気と判断しづらいケースもあるようです。
鬱症状や「会社に行けない・学校に行けない」などの状態は分かりやすいのですが、学校へは毎日行っており一見普通の生活をしている。ですが『インターネット依存』というケースもあります。

例えばよくあるケースですが、
北海道に住む普通の高校生がいます。
毎日学校へ行き友達もいます。だれから見ても普通の高校生です。
ここ半年ほど、彼は家に帰るとパソコンを立ち上げ、食事に30分くらいリビングに来るほかは自室でインターネットをしています。
テレビも最近では面白くないようで、見ることはありません。
毎晩ネットでコミュニティサイトへ行き、いろんな人と話したりチャットをしています。
特定のチャット相手もいて、今度東京に住んでいるという彼女と会う約束をしています。
相手は自称23歳の主婦です。

このケースの場合、ご相談頂いた内容とは違うかもしれません。
でもネットに潜んでいる危険性を伴うことに接しているという意味としては同じです。

この彼の場合もし「ネットは一週間やめなさい」といったら彼はどんな反応をするのでしょう?
・携帯でチャットをする
・隠れてネットをするようになる
・切れて親に暴力を振るう
・むしゃくしゃして通りがかりの人を殴る

一見普通の高校生の彼。
普通の日常の中に、見た目にはわからない『依存』の怖さは潜んでいるのです。

取り返しが付かない状態にならないように周囲の人が知識を身につけ早期に復帰への手引きができるといいと思います。
投稿日:2018-05-20
返信 7
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
また、ご主人は、「明日からでも、次男の要求通り、スマホのルールを改正して、休んでもスマホを渡していく形にしなければ、不登校は直らない」と主張してお困りとのことですね。

確かに本末転倒かと思います。
スマホのルールに関してはよくご質問を受けます。
これも以下にまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2018-05-20
返信 8
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

①公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
②相手の迷惑にならないように使用時間を決める
③歩きながらの利用はしない
④食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

① 21時以降は電源を切る
②自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

①有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
②毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
③有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

①本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
②メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
③うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

①ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
②誹謗中傷の書き込みをしない
③大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
③自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
④著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

①勉強中は携帯を触らない
②やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

①WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
②フィルタリング契約をする
③ウィルス対策ソフトを入れる
④IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

①ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
②それでも守れなかった時○○日間利用禁止
③利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする(最終手段)

投稿日:2018-05-20
返信 9
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
いきなり長文の連続で申し訳ございません。
まだまだお伝えしたいこともあります。
もしもよろしければしばらくこの掲示板で我々とお話しませんか。
いい方向に向かうように一緒に考えましょう。
投稿日:2018-05-20
返信 10
テレッサさん
本当にありがとうございます。感謝いたします。削除
沢山のご指導を、本当にありがとうございます。
心から感謝いたします。
暗闇に光が差し込んだように感じ、安堵いたしました。
本日も仕事ですので、すぐには読み終えることはできませんが、次男にとても当てはまる所がたくさんありました。
次男は、今日は主人と朝早くから、野球の関東大会を観に出かけており、私も少しほっとひと息ついています。
学校を休んだ時は、スマホは土日も貸せないけれども、お出かけしている間は貸せるというルールになっておりまして、大好きな野球とスマホで、楽しい時間を過ごしていることと思います。
明日からまた、学校へ行けずにどのようなことがあるのかわかりませんが、またこちらに様子をご報告いたします。
どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿日:2018-05-20
返信 11
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
今日は少しだけ穏やかな時間を過ごしておられるとのこと。
中2と言えば思春期真っ只中です。
良い日もあれば悪い日もあります。
精神的には不安定な時期ですので多少は多めに見てあげてもいいのかもしれませんね。
そしてすべては受け止め方次第です。
周囲で起こるすべての事象の事実は1つですが、受け止め方は2つあります。
その受け止め方をプラスにしていきましょう。

思春期に関してと受け止め方に関しては以下にまとめます。
上記の内容と以下の内容を是非ともご主人とも共有してください。
投稿日:2018-05-20
返信 12
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「思春期・反抗期 対処法」

■反抗期は自律のための儀式
「反抗期は、親と子の別れ、自立のための儀式です。
喜怒哀楽を思う存分に分かち合いましょう! 」

これは、私が反抗期の子供を抱えて相談に来られるお母さんにお伝えするメッセージです。
子どもが反抗期になりますと、非行に走りはしないか、 暴力をふるわれたりはしないかとびくびくしたり、怖がったりするお母さんがおられますが、自分の産んだ子を怖がっていたのではどうしようもありません。
ですから、反抗期に大切なことは、子どもに負けないということです。
そして、どれだけぶつかり合うかということです。

反抗期というのは嵐の晩、一艘の船に親子に迎えあわせに乗っているようなものだと思うのです。
どうせ揺れるのなら大きく揺れ動けばいいのです。
イヤッというほど葛藤が多ければ多いほど、子供はスッと自立するものです。
反抗期は親子の存在をこれでもかこれでもかと確かめ合う時期ではないでしょうか。
過ぎてしまえば寂しすぎるほどで、家族にとっては、一番にぎやかな時期といえるでしょう。

ところが今の親(特に母親に多い)は、子どもと真正面から向き合っていないケースが多いのではないでしょうか。
それは本をただせば子育てに自信がないからだと思います。
その原因はいろいろあるでしょうけれど、一つにはいじめや自殺、ひきこもりといったマスコミから流される情報に振り回されて親が不安をかき立てられて、それが自信のなさにつながっているように思います。

何から手を付けていいのかわからず心配性になっているのでしょう。
案外、仕事が忙しいからと逃げているケースも多く見受けられます。
つまり、子どもの心が見えないのではなくて、見える位置に立とうとしていないということです。

親が子育ての上でできることは何かといえば、「待つ」「見守る」「じゃまをしない」ということです。
そして、子供が育つ上で大切なことは、「食べる」「寝る」「遊ぶ」の三つです。

このそれぞれの三つのリズムを周りに振り回されることなく親と子できっちりと守ることができれば、子供は健やかに育ってくれます。
これは動物の子育てに学ぶところが多いのですが、当たり前のリズムを守ることが子育ての基本で、人間の場合には、これに学びが入るわけです。

ところがこの学びが問題で、今の親は学力ばかりに気を取られて、リズムを崩してしまうことが多いように思います。
成績が良いからといって心に問題がないとは限りません。
子どもには子どもらしい環境、時間を整えてあげることが大切ではないでしょうか。

■ブーメラン!言った言葉、態度は必ず返ってくる
ところで、反抗期は思春期に限ったことではありません。
生まれてから、二、三歳の頃に第一反抗期が始まり、その後も大なり小なり続くわけですが、中でも「三つ子の魂百まで」と言われるように、幼少期思春期を支える土台となります。
また、親が子どもに言った言葉や態度は、必ず反抗期に戻ってきます。
では、生まれてから思春期までの子どもにどのように接すればよいのでしょうか?
各年代別にまとめました。該当しない年代もあるでしょうが参考にしてください。

●0歳~3歳
おんぶ・抱っこ・一緒にねんねと、スキンシップの時期。母と子の信頼関係は、ここからスタートします。

●3歳~6歳
自己主張が一番強い時期で親の世話をとても嫌います。
自己主張、自立の時期です。
何でも「自分で、自分で」となりますので、この時期は子どもがやりたいことを思いっきりやらせましょう。
少々のことは大目に見てあげればいいのですが、よく子どもと同じレベルのお母さんがおられますね。

「お母さん嫌い、自分でやる。ダメ、やる。」
「そんなこと言う子、お母さんも嫌い。」

「ダメ、イヤ」が同じレベルなのです。
これではいけません。
子どもが「自分で」と言ったことには、できる限り手を出さずに見守ってあげることが大切です。
そして「上手ね」と言って褒めてあげる。あるいは共感してあげればいいのです。
とにかくこの幼児期のいろんな小さな体験の積み重ねがとても大切で、それが生きる力のバネとなるのです。

●小学校低学年期
家庭中心の生活から学校中心の生活になります。
いわゆる「先生中心のメダカ社会」です。
その中でも三、四年生は中間反抗期といって、しきりに言い返す、口答えをする時期です。

そんなときは軽く受け流すくらいの余裕を持ちたいものです。
でも中には反抗の仕方を教えているようなお母さんもいますね。
「あらまあ、あなたって随分頭がよいのね」と感心すれば良いだけなのですが、親が子どもに言い返したり悪態をついたりして、子どもがグーの音も出なくなるほどやり込めてしまうのは考えものです。

それからこの時期に親がしてしまいがちなのが、「○○すれば△△してあげる(買ってあげる)」という交換条件をつけてしまうことです。
これは交換条件を提示しないと何もしない子どもになってしまいます。
それは親が子どもに負けてしまった姿であり、親がいけないのです。

あとは「やれ」と命令されればイヤになりますから、むしろお願いしてみることをお勧めします。
子どもはたいていのことは聞いてくれますよ。

●小学校高学年期
ギャクングエイジといわれ、集団で遊ぶ時期です。
仲間とのつながりができ、グループで行動する時期です。
これができないと、むしろ思春期のステップを踏み外しやすいものです。

そしてこの頃には、学校で性教育が始まります。
また、心と身体がアンバランスな時期であり、反抗もさらにダイナミックになって「うるせー、てめー」と暴言を吐いたり、壊す、割る、殴るなど、物に当たることも多くなります。

しかもこの時期は父親を意識して尊敬し始める反面、お母さんをとにかく嫌うようになります。
そうなりますと母親の方も必死になってオロオロしだすケースがありますが、まだまだかわいい時期です。
子どもを恐れずしっかり向かい合いましょう。

要はお母さんがどれくらい子どものことがかわいくて、許容できるかということなのです。
そしてもし問題が起きた場合は、お母さんとの関わり合いが一番です。
ともかく子どもを信頼して大きく受容する。
受け止めてあげて、「あんたに任したよ」の一言で解決する場合も随分あります。

●中高生期
この時期は、成績・異性・将来の何かと気になる三つ感情の起伏は激しくなり、幸福と絶望が交錯する時期です。
それだけに気分の浮き沈みが激しい不安定な時期ですので、特に男の子の場合は、会話でしっかりと抱きしめ(I love you」の声援をでっかく送りましょう!)。
いわゆる二人称の関係が非常に大事で、「お母さんはなんと言われてもいい。あんたのためにどう思われてもいいんだよ。だってうちの子だもん。私が産んだ大切な子なんだもん」という言葉や態度が、子どもの心の安定につながります。

他人にどう思われようが構わないという姿勢がとても大切です。
ところが、たいてい子どもが非行に走り始めると、近所にどう思われるだろうか、誰それの家にどう思われるかという、親の見栄が子どもをおかしな方に導いてしまうのです。
特に母親はやはり子どもの心の居場所になれる、そういう親であること。
そして本当に必要なときに手を貸すことができる親であることが大事だと思います。

それから、反抗期になると、それまで子どものことにはあまり関わらなかった父親が、突然、口を挟むことがありますが、これは場合によっては逆効果になることがあって、わざわざ非行に走らせることになる、大きな要因となります。
つまり、これまで子育てをずっと母親任せにしていた父親が突然出てくると反抗期の子どもにすれば、「何を今更、そんなこと言われる筋合いない。父親は何もお母さんの助けもしないで」とかえって反発を招いてしまうのです。
だいたい父親の接し方は怒ったり、怒鳴ったりの一辺倒過ぎるのです。
それではなかなかうまくいきません。

反抗期の父親の関わり方、特に息子との関わり方はすごく大事です。
「おれは父親だ」と肩に力を入れ過ぎて、やたらに権威を振るうこともないと思います。
「すまなかったなあ。今まではちょっと忙しかったから構わなかったけれども。できればお父さんも仲間に入れてくれる?」と言えば、男同士でもきっと仲良くなれますよ。
いずれにしても、思春期は不機嫌で無愛想なものです。そのことを良く理解した上で接してあげましょう。

●メッセージ
ゆとりを持ちましょう!
子育てに行き詰まったら、とにかく外に出て行くことをお勧めします。
一日中家の中でずっと考えていても何も解決できません。
外に出て、同じ年ごろの同じ立場のお母さんたちと話を交わすだけでもかなり違います。

また、草花や自然を眺めたり、動物を飼ったりするのも良いでしょう。
親(特に母親)の、ゆとり、安定感が子育てには何より大切です。
これは時間的なゆとりではなく、気持ちのゆとりです。
ゆとりはゆとりを生みます。

例えば、幼児期の場合であれば、子供と一緒の外に出て、五分でもいいからちょっと手足を止めて、道端に咲く一本の花や夕焼けを見て「きれいね」って語りかける。
このゆとりが、優しいゆとりのある子を育てるもとになるわけです。

反抗期においても同じ事でしょう。
我々は良く「反抗期は大波小波のサーフィン」とお話するのですが、親子で「さあ次はどんな波が来るかな」とむしろ楽しみに待ち受ける。
この先の社会のタタキ台、しっかりと受け止めさえすれば、すべて肥やしになります。
それくらいの気持ちのゆとりを持ちたいですね。

■子どもの一生のうちの貴重な時期
子どもにとって反抗期は人生のプロセス、自立するためのステップです。
それまでは親を人生のモデルにしてきたわけですが、反抗期になると、親を軽蔑したりして、親を乗り越えよう乗り越えようとする時期です。
いずれ社会に立つ上でのタタキ台であり、甘え・依存からの決別の時であり、なくてはならない時期なのです。

また、自分で自分をどうすればいいのか分からない、ある意味つらい時期とも言えるでしょう。
ですから、親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、別れの瞬間を確かめ合えばいいと思います。

子どもに残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、それらすべてが親から子へのメッセージであり、親から子への遺言なのです。
怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、させるだけさせましょう。

スッ!と自立します。
過ぎてみれば寂しすぎるほど・・・。
投稿日:2018-05-20
返信 13
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2018-05-20
返信 14
テレッサさん
ありがとうございます。削除
ひとつひとつのお話、身にしみます。
「親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、別れの瞬間を確かめ合えばいい」
「子どもに残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、それらすべてが親から子へのメッセージであり、親から子への遺言」感動で胸が熱くなりました。

今まで、私も主人も仕事に追われる毎日で、自宅に戻っても、いつも仕事のことが頭にあり、何かに急かされているような気分は抜けず、子育てもどこか義務感的な所があったかもしれません。共にテレビを見る時間なども少なかったように思います。寝るときはいつも次男の背中をトントンしながら、いろんな話をしていましたが。
それも1~2年前からはほとんどなくなりました。今の状況を反省して、もっと子供の心に向き合うようにしてみます。

正直、子供が物を投げたり(野球をしていたので、特に迫力があります)、家を滅茶苦茶にしている時は、怖いです。ですが、子供には絶対に、私が怖がっていると伝わらないように、彼の上手(うわて)に出るように頑張っているつもりです。

カウンセリングの先生には、暴れ出したら、家を出て下さい、と言われており、今まで私は会社へ行っていましたが(主人は自分の部屋に入ることが多いです)、それでもよろしいのでしょうか?それは彼から逃げていることになるのでしょうか?
投稿日:2018-05-20
返信 15
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
先日のお伝えした内容を深くご理解いただき嬉しいです。
長文でしたのでどうぞ時間を掛けてご主人とも共有してくださいね。

さて、カウンセリングの先生から言われたことですが、我々も賛成です。
暴れたら家を出ることです。
暴力は一切に拒否!
この姿勢です。

家庭内暴力については前回もお伝えしましたが、上記の内容を含めて続きがあります。
以下に紹介しますので参考にしてください。
投稿日:2018-05-21
返信 16
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「家庭内暴力の対処法②」

まず家庭内暴力の原因としては「子供返り=退行」が挙げられます。

子どもは親を自分の持ち物だと思い込み自分の言いなりにならないと爆発してしまう状態になります。
その場合、いくらおかしなことを言って来ても、またいくら忙しくても手を止めて子供の横に座りうなずきを忘れずじっくり話しを聴いて悪かったと思うことは素直に謝ることが大切です。

30分もあれば暴言は止まり翌日には何事もなかったかのようにケロッとしています。
親がいい加減に聞いていると子供の暴言は2~3時間続き、しまいには怒りがおさまらず夜中、親の寝室に来て朝まで暴言を聞かされたり、翌日も何時間も暴言を聞かされることになり、それがエスカレートして家庭内暴力へと繋がるのです。

子どもは話しているうちに大声になります。
その声が耳に入り余計に興奮してしまうのです。

また子供の言葉に反論してしまうと余計に子どもを怒らせることになります。

この退行を抑えれば、家庭内暴力に繋がりません。

それには身体接触は止めさせることです。
そのためには、「止めなさい」「イヤだ」とはっきりと言うことです。

また、家庭内暴力は家庭でしか起こりません。
家庭内暴力を起こす子どもは、学校や近所など第三者の前ではまったくそう言う面は見せずいい子であるケースが多いです。
したがって家に誰かを下宿させるという方法も考えられます。

また実際に暴力を振るわれた場合は100%拒否する姿勢を示すことが最も重要です。
暴力に対して暴力で対抗すると必ず復讐されます。暴力は暴力の連鎖を生むだけなのです。

前述の対処が無理な場合は親(ほとんど母親)が別の場所に避難することも検討してみてください。
その際は、子どもには必ずメッセージを残すことも忘れずに。
「○○くんのことは大切だけど暴力には耐えられないので家を出ます。母より」というメッセージで良いと思います。

そうすると、直後に子どもから電話が来るが携帯には出ないようにしてください。
出ても「テメー、どこ行ってんだ。必ず見つけ出してぶっ殺すぞ」と言われるのがオチです。

2~3日後に携帯やメールに「ごめんなさい」というメッセージが子どもから来ます。
時間を置くと子どもは後悔し反省するので「帰って来て」という電話が頻繁に入ります。

その段階で子どもとは毎日5分くらいは電話で話しをして2週間ほどしてから食事を作りに家に帰ります。
ただし食事を作ったらまた家を離れる。
子どもは母親の食事を食べて母のありがたみを改めて感じるのです。

また母親が離れることで「母親は本気だ」と言うことを子どもは感じ「今度、暴力を振るえば母親は二度と帰ってこない」と思うようになります。

1ヶ月で十分効果はありますが、一生の問題なので、出来れば2ヶ月の期間を考えた方が良いでしょう。

そして子どもに二度と暴力を振るわないと約束させることも必要です。
これで家庭内暴力は収まり再発することはないはずです。

ただし子どもが謝ったからと言ってすぐに戻ってしまうと「どうせ暴力を振るってもまた謝れば戻ってくる」と言う思いが植えつけられてしまう危険性もありますのでご注意ください。

投稿日:2018-05-21
返信 17
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
「家庭内暴力への対処法③」

家庭内暴力は放置すると殺傷事件にまで発展しかねない危険な側面を持っています。
しかし、適切に対応すれば、そのほとんどは解決することが可能です。
家庭内暴力そのものは診断名ではありません。不登校などと同様、ひとつの状態をあらわす言葉です。
それが常に病的なものとは言えませんが、もちろん中には病理性の高いものも含まれています。
ここで述べる家庭内暴力は精神病、すなわち幻覚や妄想などをともなわないもので、治療的対応によって解決が可能なものを指しています。

些細なこと、時には理由もなしに突発する暴力は、家庭の雰囲気を荒涼とさせずにはおきません。
家じゅうを不自然でこわばった沈黙が支配し、家族は本人のちょっとした表情、しぐさにもおびえながら生活する日々を強いられます。
とりわけ母親が暴力を受けやすく、まるで奴隷同然の扱いを何年も受け続けていることがしばしばあります。
誇張ではなく二十四時間、べったりと密着した生活が続き、ゆっくり眠る時間すら奪われてしまいます。
真夜中に叩き起こされ、本人が唐突に思い出した昔の恨みつらみを何時間でも延々と聞かされます。
それでも「母親の相槌が気に入らない」といったことから、理不尽な暴力がはじまります。

家庭内暴力の底にある感情は「悲しみ」です。単純な攻撃性なら、たしかに「気が済む」こともあるでしょう。しかし家庭内暴力は、そのような爽快感とは一切無縁です。暴力を振るうことでみずからも傷つき、暴力を振るう自分が許しがたく、しかしそのような「許せない自分」を育てたのはやはり両親なのだ、という自責と他責の悪循環があるだけです。

家庭内暴力への基本方針は、「暴力の拒否」です。専門家の中には、子供からの暴力は甘んじて受けなさい、といったアドヴァイスをする人もいます。
気が済めばおさまるし、親は暴力を振るわれるだけのことを子どもにしてきたんだから、というのが、その理由のようです。
しかし臨床の現場にたちかえるなら、こうした対応は単純に間違いです。間違っているだけではなく、時には暴力を助長してしまいます。
「進んで暴力に身をさらす」などという行為は、危険な挑発にほかならないからです。

「拒否」といっても、もちろんそれは暴力との「対決」を意味していません。
「対決」もまた、暴力を助長するだけだからです。暴力の拒否とは「暴力を押さえ込むための暴力」をも拒否するということです。
力で家庭内暴力を制圧する試みは、ほとんど確実に失敗します。
暴力は暴力の連鎖しか生み出すことはありません。

また、すぐに入院治療をと焦るのも禁物です。
家庭内暴力の入院治療は、本人が納得した場合にのみ有効ですが、強制的な入院(とくに安易になされる医療保護入院)はほとんどすべての場合失敗します。
家庭内暴力のケースは、強制的に入院させてしまうと、病院内ではまったく「良い子」として振る舞います。
診断のしようもなく、なんの問題行動を起こさない患者さんの行動制限は法的に不可能で、せいぜい長くて一ヶ月程度で退院になるでしょう。
こうして家族への恨みをつのらせながら帰宅した本人が、以前にも増して激しい暴力を振るいはじめるのは時間の問題です。

家庭内暴力について、その重症度、あるいは難しさを決めるのは、暴力の内容ではありません。
むしろ問題となるのは「暴力の続いている期間」ということになります。
かなり激しい暴力であっても、まだはじまって数週間なら、対処は比較的容易です。
しかしそれほど激しさはなくても、何年も続いている慢性的な暴力では、かなり対応が難しくなります。
ここでは大きく分けて、比較的対応しやすい「初期の暴力」と、長期化し、こじれた「慢性的暴力」の二つについて、その対応方法を具体的に述べてみましょう。

どのような対応をするにせよ、まず暴力の背景を十分に理解しておくことはどうしても必要です。
客観的な事実はどうあれ、本人の中では、これまでの人生が惨憺たるものだったとの思いが強くあります。
受験に失敗したこと、自分の容貌のこと、恋人や友人が出来なかったこと、望んだ会社に入れなかったことなど、本人はみずからのこれまでの歴史を、あたかも失敗の連続のように捉えているはずです。
彼らが辛うじて自殺の誘惑に陥らずに済んでいるのは、まさに「失敗」を他人のせいにすることによってです。

しかし本人は必ずしも「自分がこうなったのは親のせい」であると確信しきっているわけではない。
家庭内暴力のケースを治療してゆくなかで、ほとんどすべてのひとが「自分は親に迷惑をかけ続けてきた、ダメな人間である」と告白します。
これもまた、彼らの本心なのです。
このように彼らは自責と他責の間で引き裂かれ、心やすらぐことのない日々を過ごしています。
精神分析家の神田橋條治氏が指摘するように、家庭内暴力の背後にある感情は、「憎しみ」ではなく「悲しみ」なのです。

初期の家庭内暴力を沈静化するためには、まず「刺激しないこと」です。
簡単なようで、これは意外に難しい。
これを確実に成功させるには、本人にとってどんなことが刺激になりうるかを正確に知っておく必要があります。
皮肉や嫌み、あるいは本人を傷つけるような冗談を口にしていませんか?
ついつい決めつけるような、断定的な話し方をしていませんか?
こうしたことも悪い刺激になり得ます。

暴力をふるわずにはいられないほどの「悲しみ」が、どのように起こってきたか。
本人の劣等感を刺激せず、「恥をかかせない」ためには、何に気をつけるべきか。
それを知るためには、ひきこもりとも共通する彼らの葛藤のありようを共感的に理解するところからはじめなければなりません。
そして、ごく初期の家庭内暴力であれば、このような理解とコミュニケーションが十分になされるだけで、きれいに解消することもあるのです。

本人の訴えてくる過去のうらみつらみについては、十分に耳を傾けて下さい。
暴力は完全に拒否して良いのですが、言葉による訴えはそのぶん、しっかりと受容する必要があるからです。
ただし、「耳を傾ける」ことと「いいなりになる」こととは違います。
本人の恨みを言葉として十分に聞き取ること、同時にその言葉に振り回されないことが大切です。
場合によっては、こうして話し合う姿勢をみせるだけで、暴力が沈静化することもあります。

それではさらに重症の、長期にわたって続いている暴力についてはどうでしょうか。
こちらはいうまでもなく、対応が格段に難しくなります。
慢性化に至っている場合、小手先の対応を変える程度では、びくともしないことが多いからです。
いや、それ以前に、対応を変えることすら難しくなっている。
親がそれこそ、蛇に見込まれた蛙のようにすくんでしまい、身動きがとれない状況におかれてしまうのです。
これほどこじれたケースに対してどのような解決策がありうるでしょうか。

比較的穏当な方法として考えられるのは、他人を介在させることです。
これはもちろん、誰かに暴力の仲裁役を頼むということではありません。
そうではなくて、ただ家庭の中に他人が入ってくるというだけでよいのです。
母親へ激しい暴力をふるっていた息子が、妹の婚約者が同居するようになってから、ぴったりと暴力をふるわなくなったというケースを経験したことがあります。
もちろん本人は、他人が入り込むことをひどく嫌うのですが、いったん受け入れてしまうと、それが暴力を鎮めるきっかけになりやすいのです。

ここでいう「他人」には、「警察」も含まれます。
暴力の程度によっては、もちろん警察への通報も考えるべきです。
ただしこれは、「警察が何とかしてくれる」からではありません。
家庭内暴力の場合、家族が通報して警察官が駆けつけてみると、暴力はすっかりおさまっていることがほとんどです。

ご存じの通り警察は、現行犯でもない本人に対して、せいぜい説諭するくらいしか出来ません。
しかし、それでいいのです。
要は「家族は場合によっては警察に通報するほどの覚悟が出来ている」ということが理解されればいい。
「そんなことをしたら、後の仕返しがこわい」と考えて踏みきれない家族も多いのですが、これは家族の態度いけないのです。
通報すべき時は断固として通報し、それを繰り返すこと。
このような毅然とした態度があれば、「仕返し」のおそれはほとんどないといえます。

もう一つ、暴力の拒否のための選択肢として「家族の避難」が挙げられます。
暴力と対決せずに、暴力を拒否するためには、暴力の場面から避難すること。
もちろん家族には多大な負担となるでしょうが、適切に行えば、かなり確実な効果が期待出来ます。
その具体的な方法について述べる前に、次のことは確認しておかねばなりません。これらの方法は、効果も大きいぶんだけ、リスクも伴います。
またタイミングを誤れば、失敗する可能性も十分にあります。
したがって、治療としての「避難」を実践する場合には、専門家と連携することが必要となります。

繰り返し強調しておきますが、避難が有効であるのは、あくまでもそれが適切になされた場合のみです。
くれぐれも「ただ逃げればいい」という短絡的な理解はしないでください。

以下に避難のポイントを整理しておきますので、参考にしてみて下さい。
*治療者と両親の間で、避難の方針と方法について十分に打ち合わせをする
*大きな暴力をきっかけにして避難する(きっかけなしに避難することはむしろ危険)
*怪我をしたような場合、しょうしょう大げさでも入院した方が良い
*避難は必ず、暴力のあった当日のうちに完了する
*当日中に、必ず親から本人に電話を入れる
*電話では「これから定期的に連絡する、生活の心配はいらない、いずれは帰るがいつになるかは判らない、どこにいるかも教えられない、暴力が完全におさまるまでは帰らない」と伝える
*この方針は本人の治療のために専門家と相談し、家族全員の同意を得て決めたことを伝える
*その後は定期的に電話を入れ、必ず五分間だけ話す。時間が来たら途中でも切る
*本人が落ちついたタイミング見計らって、一時的な帰宅や外泊を繰り返す
*外泊時の様子で、特に暴力もなく、また母親と穏やかに会話できる状態で安定したら、帰宅する
*以上のことを、専門家との密接な連携のもとで行う
*親の側は、暴力や脅しに屈せず、誠実で毅然とした態度でことに当たる
*帰宅までに要する期間はさまざまであるが、軽いものであれば一カ月程度でも十分に有効であり、長くても半年ほどで帰宅できることが多い。

以上、参考にしてください。

投稿日:2018-05-21
返信 18
テレツサさん
ありがとうございます削除
たくさんのご指導を本当にありがとうございます。

すみません、週末の出張を控え、仕事の方も忙しく、いただいた文章をまだ完全に読み込むことができずにいます。ですが、必ず良く読み込み、消化し、実践していくよう努力していきます。ありがとうございます。

今朝もやはり行けなかったのですが、主人がルールを破って、スマホを渡してしまいました。
「もう少しで学校へ行ける所だった。行く時間が近づくと声が震えて、顔が青ざめて、精神的にかなりダメージがあるから」とのことでした。

私の力ではスマホを取り上げることができずに、また1日、スマホをやり続けることになってしまいました。主人には、私から「スマホは精神の薬ではない。依存になればその克服がまた大変になる」と充分に抗議しましたので、明日からはこのようなことはないはずと信じています。

一方で、良いことも三つ、ありました。ひとつはずっと拒否していた教育センターのカウンセリングに初めて行けたこと。もう一つは、スマホがあったので、逆に学校の友達二人と11日ぶりに、午後、遊んだこと。三つ目は、主人に抗議した中で、こちらのアドレスを教え、いただいたアドバイスを良く読んでほしいと頼めたこと。

ひとつひとつ、改善して参ります。私自身も、次男のことを考えると、血液が逆流するような感じになり、眠れなくなるのですが、アドバイスのおかげで、少しずつ、前向きに捉えることができるようになって来たように感じます。本当にありがとうございます。

明日は、不登校の場合、スマホを取り上げますので、また暴れる可能性が高いのですが、いつも家中を滅茶苦茶にした後、次男が少し落ち着いた頃、私がひっくり返った家具を一人で直し、部屋を片付けていましたが、それはそれでよろしいでしょうか?
次男に「一緒に片付けよう」と言っても、無視しますので。

ただドアの鍵を開けるために、バットでドアに穴を開けた物などは、修理代を、「君の将来のために貯金してあげている口座から引くよ」と言おうかと思っています。
ご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

投稿日:2018-05-22
返信 19
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
こちらからのアドバイスに関してはお時間のある際に読んでいただければ構いません。
お仕事を最優先してください。

また、良いことも3つあったとのこと。
人生は振り子の原理です。
悪いこともあれば、良いこともあります。
(これに関しては以下に紹介しますね)

一日の中でそれを探してみてください。
投稿日:2018-05-22
返信 20
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
振り子の法則

振り子の法則とは、人生のどん底に居るときには振り子のように成功も伴っているということ。
これを振り子に見立てて失敗側に居る時には、先に成功があるという事を思い浮かべて行動するという訳です。
引き寄せの法則にも共通しているところが、思わなければいけないという事。
日常的に失敗の事しか考えなければ、悪い事は立て続けに起こってしまうし、運が良いと思っているときにはラッキーな事が起こったりします。
経営の神様と言われる松下幸之助氏は「運が良い人とは、自分の事を運が良いと思っている人。運が悪い人とは、自分のことを運が悪いと思っている人。ただ、それだけや」と言ったそうです。

■プラスに向ける考え方
①悪い予感は良い予感に考え方を変える
悪い予感が当たるのはオカルト的なことではなくて、悪い予感を感じるときにはもうすでに悪い出来事が起こっているからです。
「悪い予感がする」この時点で悪い事が起こる要素が盛りだくさんという訳です。
これは主に引き寄せの法則寄りの意見なのですが、悪い予感を感じたときは逆の良い予感を考えて行動すると良いでしょう。
悪い事を考えて行動するより行動範囲が広がるはずです。

②良い行いをしたと思える状況を作り出す
よい行いとは何なのでしょうか?
人間というのは人が見ていない所では手を抜いてしまう生き物です。
他人から見た目線ではなくて、「自分が本当に良い行いをしたと思える状況」を作り出すことは、次に来る良い出来事に繋がります。
些細な事でもよいので、1日に1回は良い行いをしたと思える状況を作り出してやると、メンタル的に活力が沸いてくると言われています。

③そんなもんだと割り切る
起こってしまった状況に対していつまでも念を持ち続けるのは厄が貯まってしまいます。
このような時には「そんなもんだ」と割り切る事が重要となります。
いい意味での「開き直り」です。
開き直りはマイナスなイメージとして捉えられているが、そんなもんだと開き直る事は次のステップへと進むためのメンタルを作るメリットがあるのです。

投稿日:2018-05-22
返信 21
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
さて・・・
ご次男が家具を一人で直し、部屋を片付けていたとのこと。
それはそれでそのままでいいのです。
「一緒に片づけよう」もいいのですが、無視をされてしまうのですよね。
であれば、片づけた後に「ありがとうね」の方が良いと思いますよ。

そして、「君の将来のために貯金してあげている口座から引くよ」ですが、これは必要ないです。
それを言って「だったらやめるよ」と言うとは思えません。
むしろ、火に油です。
「そんな金誰が貯金を頼んだんだよ」となるのが関の山です。
「そんなお金があるのならよこせ」とも言いかねません。

それよりも、親が額に汗して得たお金をそのようなことに使わなければならないことを伝え続けた方が良いです。
もちろん、「そうか、ごめんね」とはならないでしょう。
でも、伝えべきことは伝える!
言うべきことは言う!
やってはいけないことは叱る!
それで親の本気度を示した方がよいです。

投稿日:2018-05-22
返信 22
テレッサさん
ありがとうございます。削除
ご指導をありがとうございます。

すみません、私の書き方が悪かったようで、荒らされた家を片付けるのは、私一人なのです。次男に片付けさせることはできずにいます。
それでもよろしいでしょうか?

散らかった部屋を片付けさせること、早く寝かせること、宿題や勉強をさせることなど、子供に何かさせる、ということが上手くできずにいます。

反抗期の前は、出来ていました。ですが、その頃も、今、思えば、言葉で説得するのが足りていなかったように思います。

こうしたら、フルーツもうひとつあげる、とか、ゲームの時間を5分延長してあげるとか、条件をつけてしてしまっていました。
本当にお恥ずかしい話ですが、そうするのが、一番早く、上手くいっていたように感じていて、そうしてしまっていました。
今は、反省しています。

それで、今は、いろんなことをさせることができずにいて、生活習慣が本当にひどい状態になってしまいました。

どん底にいるような状態なのに、学校へも行かず、一日中、寝ながらテレビやユーチューブを見て、笑ってばかりいる次男に、がっかりして、どうしたらよいのか、途方に暮れてしまう自分がいます。

いろいろアドバイスいただいているのに、本当にすみません。
投稿日:2018-05-24
返信 23
テレッサさん
よろしくお願いいたします。削除
今晩は、主人と二人で、先生からいただいたアドバイスを印刷して、マーキングして読んでいます。ありがとうございます。

そこでお尋ねしたいのですが、スマホは、公立中学だったので、約束通り、長らく買ってやりませんでしたが、一年の三学期に不登校ストライキをしていたので、主人から「厳しいルールが良くない」と言われ、結局、春休みから、スマホルールを守るなら、という約束で、スマホを買ってやることになりました。

そのルールの中に、「学校へはきちんと行く、行かない日は、貸さない。さらに行かない日が1日の時は、土曜も。不登校が2日以上の時は、土日も貸さない。ただし、外出の時は貸し出す」という約束がありましたが、次男は、今度はそれに反発し、また連日、不登校ストライキと暴力のようになっています。

さらに、22時まででは早すぎるとか、フィルタリングもはずせ、などとエスカレートするばかりです。

主人は、「先生からのアドバイスの中に、『不登校の状態を責めたり、刺激したりしない』と書かれてあるので、スマホを貸さないということは、責めてることになるから、そのルールは良くない。
今のルールは、親が決めたものだから、先生からいただいた例を参考にして、彼と話し合って、不登校に関わらず、スマホのルールを決め直した方が良い」と言っています。

私は、またここで、不登校ストライキと暴力に屈する形で、ルールを変更(不登校でもスマホを貸し出す)することは、ますます不登校と暴力がひどくなるのでは?と思い、反対です。

またいただいた例を参考にしてと言っても、次男の都合の良いように、まとまってしまうのは、目に見えているので、結局、こちらが譲歩することになります。

そもそもここまで、不登校と暴力がひどくなったのも、その都度、こちらがそれに屈する形で、彼の要求に譲歩してきたからだ、という思いがあります。

結局、今は、不登校でなければ、22時まで、無制限にスマホとなってしまいました。

今後は、何かルールを決めるときは、次男にも参加させるとしても、私からみれば「不登校の時は、スマホを渡さない」というのは、最後の砦のような気持ちでいます。

また不登校の時には、連日、一日中朝から晩まで、寝ながらスマホをすることになり、依存症をさらにひどくし、また例えば、自殺などと入力すれば、そのことに関心のある人たちと簡単につながってしまうことを心配しており、反対です。

先日、先生から、主人の主張は、本末転倒とのアドバイスをいただきましたが、主人は、「これは、だからと言って、不登校の時は、スマホを渡さない方が良いという意味とは違う」などと言っています。

すみません、主人が言うとおり、今現在、スマホ依存症のような状態の次男に、「不登校をしたときは、スマホは渡さない」というルールは、良くないもので、改正した方が良いのでしょうか?

長文、申し訳ありませんでした。
お返事いただきたく、何卒よろしくお願いいたします。
投稿日:2018-05-25
返信 24
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
家庭のルールの改正は適宜行っていくことを推奨しています。
これは、屈したことにはなりません。
守れないルールは絵に描いた餅のようなものです。
少し頑張れば守れるルールという状態がベストです。
この「少し頑張れば」がポイントです。
簡単すぎては意味がありませんし、厳しすぎても効果はないです。

そして、これは各お子さんで違ってきます。
だからこそ、親がルールを決めるのではなく、親子で話し合い、子どもが決断をしたという方向に親が仕向けていくのです。
自分で決めたルールは守る可能性が高いです。
投稿日:2018-05-26
返信 25
若者教育支援センターさん
テレッサさんへ削除
>今現在、スマホ依存症のような状態の次男に、「不登校をしたときは、スマホは渡さない」というルールは、良くないもので、改正した方が良いのでしょうか?

確かにこのようなルールは最終手段です。
罰則のようなルールは子どもを頑なにさせます。

そして、言い回しも重要です。
「学校に行かなかったらスマホは禁止」ではなく、
「学校に行けばその翌日はスマホ利用可」の方がポジティブですよね。

結果的に同じことですが、言い方ひとつで相手の行動が変わります。

投稿日:2018-05-26
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る