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お悩みNO.170
あんぱんままさん
小2の男の子です。削除
育児に悩んでいて情報を探している最中、このサイトにたどり着きました。
よければアドバイスをお願いします。

学校は楽しくないと言いながらも、なんとか行けていますが、5歳から習っている剣道が昨年からあまり通えていません。
朝は「今日は行く」と言った日でも、習い事の時間になると、頭や身体のあちこちが痛くなり、結局行けません。

剣道が嫌なら辞めていいんだよ。と伝えていますが、本人は辞めたくないと言います。でも行けないんだそうです。

息子の気持ちがわからず困っています。

ここは強引に辞めさせた方がいいのか、毎日行く行かないとグズグズになり喧嘩をしていても大丈夫なものか。

普段の生活でも、思う通りにいかないと、グズグズになり私や物に当たったりすることがあります。
そのグズグズした態度に私もまたイライラしてしまい、悪循環です。
甘えたい、愛情が足りないのだとわかってはいるのですが、息子に付き合うのも限界があります。
(フルタイムの仕事と2歳の次男もいて、長男だけに割いてあげられる時間があまりありません)
欲しい物もいっぱいあるようですが、経済的にも厳しく我慢させているのもいけないのでしょうか・・・。

書いているうちにまとまりのない文章になってしまい、すみません。
今後の対応にアドバイス貰えると救われます。
よろしくお願いします。
投稿日:2013-03-07
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あんぱんまま削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

小2の息子さんに関するお悩みですね。

剣道は強引に辞めさせることなく、今はじっと堪えてひとまず様子をみましょう。
本人が辞めたいというのであれば別ですが辞めたくないというのに強引に辞めさせることは効果的ではありません。

その代り行けた日は褒めてあげましょう。

いうことを聞かないとイライラしてついついキツイ言い方をしてしまいますよね。

でも決して怒らないことです。
ただし、叱るのはいいのです。

「怒る」と「叱る」は大きな違いです。

感情をただ単にぶつけるのが「怒る」。
相手の成長を願って愛と勇気で言うべきことを伝えるのが「叱る」です。

以下に効果的な叱り方を書きます。
参考にしてください。
※この掲示板以外の場所で書いたので文体が違いますがご容赦ください。

子どもの自信の芽を摘まない「叱り方」4ヵ条。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではない。
人格を否定するようなことはしない方がいい。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがち。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つく。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなる。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」という。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまう。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度だろう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けたい。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱る。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性がある。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
2?3歳児の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高い。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまう。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えない。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまう。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになる。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいい。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法だ。

・・・以上です。

もしもご参考になるのなら次回は「ほめ方4ヵ条」をお伝えしますね。
投稿日:2013-03-07
返信 2
あんぱんままさん
ありがとうございます。削除
早速のお返事ありがとうございました。

剣道は昨年1年は辞めさせず様子を見ていました。
こちらが何も言わなければ、そのまま休んで普通に過ごしていました。
剣道どうする?と聞くと、身体が痛いから行けない。と結局休む。
説得してなんとか行けた時は、もちろん頑張ったね。上手だったよ。と褒めるようにし、久しぶりだから大分下手くそになってますが、そこはなるべく触れないようにしました。
行けた時は楽しかった。ともいいます。
が、次の日にはまた行けない。となってしまいます。

声をかけないとずーっと行かない日が続くのですが、剣道行くか休むかは毎日声をかけた方がいいのでしょうか?
それとも、本人が行くというまでそっとしておくがのいいのでしょうか?

多分、本人は剣道行けないことは悪いことだと思っているようです。
私も先生や役員のお母さんたちに申し訳なく思ってしまい、休んでいることが苦痛です。

具体的な叱り方をご指導下さりありがとうございます。
気をつけているつもりでも、つい使ってしまっていることもありました。

次男は自閉の傾向があるとの診断で、デイサービスに通ったり、対応も気をつけているのですが、長男は産まれた時から身体が大きく誕生日も4月なので、つい大人扱い?していたと思います。

私も反省して、今後はアドバイス頂いた方法で注意していきたいと思います。

褒め方もコツがあるなら教えて頂きたいです。
よろしくお願いしいます。
投稿日:2013-03-08
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
あんぱんままさんへ削除
剣道を休むことに対して先生や役員の方に申し訳ないとのお気持ちなのですね。
確かに心中お察しします。

でもそもそも剣道は誰のためにやっているのでしょう。
お子さんのためですよね。
そのお子さんが行くことも休むことも苦痛なのであればまずはそのことに対して苦痛に思ってください。

誰かに申し訳ないことが苦痛というのは本末転倒かと思います。

さて、今回は褒め方です。

自信を持つことは「自分を信頼する」=「自分を好きになる」こと。
心理学では…
「自分を愛する以上に他人は愛せない」という。
自分を愛することが出来れば他人も愛することが出来る。
他人を愛せればまた他人から愛をもらえてそんな自分を愛することが出来る。
愛情のプラスのスパイラルはそこから始まる。

自信を持てない子はどうなるか?
自信を持てないとちょっと嫌なことがあると挫けてしまい挫折感を様々な形で表現する。

例えば…
いじめっ子には「自信がなく自分のことが嫌い」
…という心理的共通点があることが多い。
また、不登校や引きこもり、非行、暴力などは
自信が持てない子が追い詰められて発するSOSのサインとも言われている。

2?3歳になると何かを作って「出来たぁ!」と見せに来たり
何かをするときに「見ててねぇ?!」と言って来たりすることが増える。
これは子どもが憧れの存在である親に対して
「近づきたい」「認めて欲しい」と思うようになった証拠と言われている。

自信を育むためには2歳を過ぎたら「認める」ことが重要になってくる。
子どもがやってみせたことは例え上手に出来なくても「頑張ったね」と認めてあげる。
この「認める」という行為は2?3歳児に対してだけではなく
これからの育児にもずっと必要なこと。
大人だって認められたら嬉しいのだから
子どもが大好きなママやパパから認められたらその嬉しさは相当なものだろう。

保育園や幼稚園、また学校に入ると「他の子の方がよくできる」と思う場面もあるだろう。
でも他人との比較=横軸で見るのではなく
本人の過去、現在、未来との比較=縦軸で見てあげることが必要。

優れている点しか認められずに育つ子は真の自信を持てない。
その点でいうと 「ほめて育てるは…逆効果」だ。
要するに…
その子の存在自体を認めてあげることをしないと
存在への安心が極端に欠けている子ども…
つまり「自分は存在価値のない人間だ」という子どもになってしまう。
ほめられることで自分の存在価値を理由づける子どもは
ほめられている間は良いがほめられなくなると存在価値を失ってしまう。
だからほめられることだけに全精力を注ぐ!
そのために自己主張したり反抗したりすることが出来なくなる。
いわゆる過剰適応の状態。

その結果、手の掛からない聞き分けの良い「良い子」になる。
一見、結構なことじゃないかと思いがちだ。
でもこれは良い子は良い子でも、大人にとっては都合が「良い子」だけである。

大切なのは「認める」こと。
自信は「認める」ことで生まれ「体験」を通して強くなる。

情報だけの学びはもろいもの。
例えば…昆虫を図鑑で見て知識だけを蓄えても
知識を忘れてしまえば同時に自信も失ってしまう。

一方、昆虫を実際に野原で観察したり触ったりする「体験」は
強く知識として記憶されて忘れないものである。
…と同時に「生き物を扱う」という「知恵」にもなり身につく。
情報だけの学びよりも体験の学びが自信を強くする。

前置きがだいぶ長くなってしまった。。。
超長文になりそうだけどこのまま本題に!

子どもの自信の芽を伸ばす「ほめ方4ヵ条」

●「ほめ方 その1」
?「結果」ではなく「頑張り」を認める!
例えば…嫌いなにんじんを少しだけ食べたとき。。。

×→「にんじんを残しちゃったね。次は全部食べようね」
○→「昨日よりにんじんがちょっと食べられるようになったね。がんばったね」

がんばれる子どもに育てるには結果ではなく「がんばった過程」を認めてあげる。
結果ばかりほめられた子どもは結果主義になりがち。
結果主義は挫折を招きやすい。
将来、努力したのに勉強の成績が落ちたときに
「もう自分はダメな人間だ」と思ったり
「どうせいい学校には入れないのだから努力してもムダ」
…と努力そのものを否定したりするようになる可能性もある。
子どもには「どんなときでもがんばっていれば親は見守って応援してくれる」
…と言う気持ちを持たせることが必要。

●「ほめ方 その2」
?「人格」よりも「行動」をほめる!
例えば…お友だちにおもちゃを貸してあげられたとき。。。

×→「貸してあげられてエライね。いい子だね」
○→「ちゃんと貸してあげられたね。いいことをしたね」

厳密に言えば人格と行動は切り離せないもの。
でも親は行動に注目してほめることが大切。
行動をほめられると
「いいことをすると気持ちがいいな。もっといいことがしたいな」
…と考えるようになる。
一方、いつも「いい子ね」などと言われていると
何かを決定するときに自発的な気持ちではなく
親からいい評価を得られるかどうかが選択の基準になってしまう。
また過剰に人格をほめると万能感を持った子どもになってしまう。

●「ほめ方 その3」
?「ほかの子」と比較せず「その子自身」を認める!
例えば…公園の鉄棒にぶらさがって遊べたとき。。。

×→「○○ちゃんは出来ないのに、あなたは上手に出来たね」
○→「この前は出来なかったのに、今日は上手に出来たね」

叱るときはほかの子と比較しないように出来ている親も
ほめるときはほかの子と比べてつい「みんなよりも上手にできたね」と言ってしまいがち。
でもほめるときもほかの子と比べずにわが子の成長を認めてあげることが大切。
「昨日よりも早くできたね」「前は出来なかったけどひとりでパジャマ着れたね」
などと比較対象は過去のわが子に対して!
そうすることで将来、他人との競争で勝ち負けを判断するのではなく
「自分がどれだけがんばっているか」で自己評価が出来る子になれる。
特に兄弟姉妹と比較した言葉は結果的に両者を傷つけることにも繋がるので要注意。

●「ほめ方 その4」
?「エライ」ではなく「役立った」と伝える!
例えば…食事の準備で食器運びを手伝ったとき。。。

×→「お手伝いできてえらいね」
○→「お手伝いしてくれてありがとう。ママ助かったわ」

お手伝いをほめるときは…
「○○ちゃん、良く出来たね」などと主語が「こども=YOU」になっているケースが多い。
この主語を「親=I」に変えて「ママ助かったよ」と言ってみると良い。
常にこのブログでもお伝えしている「Iメッセージ」である。
2?3歳でも「ママの役に立った」と思うこと自信に繋がり
「もっとお手伝いしたい」という気持ちが育める。
また…「ママの役に立ったらママが喜んでくれた。私も嬉しいな」
…と言う体験は「人にお役に立つ喜び」を知る原点にもなる。
いずれ「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちに変化して集団生活の中でも生かされるはず。

・・・長くなりましたが以上です。

またその後の様子、教えてください。
投稿日:2013-03-09
返信 4
春さん
おかしい削除
自分でスレッドを立てても、題名がつかない、文字化けなど、トラブルが起きてしまいます。
どうしたらいいでしょう?

【事務局より】

子供の掲示板に春さんのスレッド立てました。
その続きに書き込んで下さい。
投稿日:2014-07-23
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