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お悩みNO.45
KOTOさん
娘の不登校について削除
中学受験をひかえた小六の女の子のことで相談です。
三学期の始業式の日の朝、すごくだるいというので、二日後に滑り止めの受験を控えていたので早退させました。受験は無事受けられ、合格ももらえました。しかし、休み明け、だるいと言って学校に行こうとしません。どうやら、学校に行きたくないようで、理由も本人にも分からないようです。ただ、学校の事を考えると行きたくなくなってしまうそうです。学校に行かなくてもいいということになると、元気も出てくるので、家で受験勉強をさせています。塾には行きます。
私は、受験が終わるまでようすをみようと思っていたのですが、主人が、うつや分裂症だと困るので早く医者につれていけと言います。子供は行きたくないと言いますし、私は受験が終わっても続くようであれば連れて行こうと思っているのですが、悩んでいます。主人の知り合いの方の娘さんが分裂症にかかっていて、症状がそっくりだと主人はいいます。また、昨日は本人が医者に行くのをいやがっていると、うつなんだからいかなくちゃだめだ、みたいなことを本人に言ってしまいます。主人と娘との板挟みでどうしたらいいのでしょうか?うつ・分裂症という言葉にとてもショックをうけています。これに対して娘とは、なんであんなこと言うんだろうね?と主人の愚痴を言い合っているような状況です。
支離滅裂になってしまいましたが、何かお答えがいただけるとうれしいです。
投稿日:2010-01-15
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中学受験を控えた娘さんとご主人の板ばさみでお悩みなのですね。

学校に行かない娘さんにうつ病という判断を安易に下すのは危険ですよね。
ご主人のお知り合いの娘さんの症状とそっくりと言ってもだからと言ってそれは娘さんがうつ病だとは判断できません。

だって…原因が分からないんですから。

娘さんは塾には行けているのですよね。
本当のうつ状態なら塾にすら行けないと思いますよ。

でも!
万が一、そうであってもうつは誰にでもなり得る症状で恥ずかしいことでもありませんしショックを受ける必要もありません。

塾には行けるけど学校には行けないということは学校でなにか原因を作る出来事があったのかもしれませんよね。

じっくり娘さんとその辺を話し合ってみるのも手だと思います。
その際にこちらから誘導するように「学校でイジメにでもあってるの?」とか「学校で嫌なことがあったんでしょう?」と利いてはいけません。

まずはただただ聴き役に徹してください。
そして娘さんの言葉にうなずきながら気持ちを汲んで「それは悲しかったね」「それは悔しかったね」と娘さんの心の言葉をこちらの言葉にして伝えてみてください。

きっとそこから信頼関係が構築されて娘さんは本心を語るかもしれません。
聴き方に関してわからなければまたこちらに来てください。

相手が心を開く「聴き方」をご伝授いたします。
投稿日:2010-01-15
返信 2
KOTOさん
お返事ありがとうございます削除

確かに先生のおっしゃるように、誘導するように聞いていたかもしれません。ただ笑いながら、?がやなんじゃないの?みたいな感じですが・・・。
お医者さんにいくのをいやがっているので、話を聞いてもらうだけでも楽になるよ、と言ってみたのですが、プライドがあるから悩んでいることなんか話せない、と言われました。友達にしても誰であれ、信用できる人なんていないよ、とも言われました。また、こういわれたので、何かに悩んでるんだ?(こういう聞き方がいけないのですね)と聞いてみたところ、何に悩んでるかわからないから、お母さん教えてよ?と言われました。
学校を休んでることに罪悪感があるようで、塾でぼっ?として考えちゃった、というような事も言ってました。
ぜひとも、「聴き方」を伝授していただければと思います。
投稿日:2010-01-16
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
早速のお返事をありがとうございます。

親の立場からすると心配のあまり誘導的な聴き方をしてしまうのは仕方ありません。
これから気をつければいいのです。

コミュニケーションの柱は2つです。
ひとつは「聴く」
そしてもうひとつは「伝える」

このうち今回は前回お話ししたとおり「聴き方」をお伝えしますね。
もしご希望でしたら「伝え方」は次回。。。

「聴き方」って意識したことあります?
…実は僕は勉強するまでありませんでした。

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
例えば今回のように
「何に悩んでるかわからないから、お母さん教えてよ?」と質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際ははっきりを母としての回答をしてあげるといいでしょう。
おそらくKOTOさんも何で悩んでいるのかお分かりにならないと思います。
それはそれで真実を伝えましょう。
「あなた自身が何で悩んでいるのかわからないくらいだから私も分からないから教えることは出来ないわ。でも、あなたが今の悩んでいる状態から抜け出せるにはどうすればいいか一緒に一緒に考えてサポートをしたい気持ちだけは分かって欲しいな」…と。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。


3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上、今回もすべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。

では…ご希望でしたら次は「伝え方」をご伝授いたします。
投稿日:2010-01-16
返信 4
KOTOさん
やってみます削除
アドバイスありがとうございます。
先生が「聞く」ではなく「聴く」と書かれていたので、何か意味があるのかなあ?と思いましたが、やっぱり意味のある「聴く」だったのですね。
先生のアドバイスを参考にまた娘と話してみようと思います。
また、今日上のこの保護者会があったので、お友達のお母さんにちょっと相談したところ、その方の知り合いの娘さんが同じように受験前に学校にいけなくなってしまったらしいのですが、受験が終わると嘘のように学校に行けるようになったそうです。家の子が同じかどうかはわかりませんが、そういう子もいるんだなあと思ったら少し安心しました。家の子もそうですが、その子もクラスに他に受験生がいなくて、それがなんとなく居心地悪かったようです。
また、「伝え方」を知りたくなったときには、よろしくお願いします。
投稿日:2010-01-16
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
「聴く」の意味…ご理解いただいたようで何よりです。

インディアンの社会には…
「ひとりの子を育てるのは村がかりの仕事である」
…という言葉があります。

それで言うと今回、KOTOさんが上のお子さんの保護者の方と情報交換し安心を得られたことも皆で子育てをしている証ですね。

もちろん我々もその子育てにご協力しますのでいつでもここに来てお気軽に書き込みをしてください。

今回はあえて「伝え方」は書きません。
必要なことを必要なときにやって来ます。
「伝え方…知りたいなぁ?」と思ったときがその時だと思います。
だからその時に!
それが明日かも知れないし数週間後かも知れないし何年か先かもしれない。

よく使われる言葉ですが…
「神は乗り越えられない試練は与えない」

きっと乗り越えられます。
もしも今、「自分は試練を与えられているなぁ?」と感じたら神様から選ばれたんだ…そのくらいに思ってみてください。

一緒に乗り越えましょう!
投稿日:2010-01-17
返信 6
KOTOさん
どうしたらいいのでしょうか?削除
聴く事、なかなかうまくいきませんでした。ただ、いけない理由を本人が考えだした答えは、今まで友達関係の事をいろいろ我慢してきて、それがたまりすぎたから。らしいです。受験のストレスも重なってしまったのかもしれません。今は本人も私も、理由はどうであれ学校に行けるようになりたいのです。本人も一度行ってしまえば行けるかもしれない。と思っている部分もあるようですが、その一回がむずかしんだよね。と言ってあきらめぎみです。先日お友達が会いに来てくれたので、その時に出て行って少しでも話せばいいのに、学校を休んでるのにでていくのはおかしい、と言って会いませんでした。いいチャンスだったのに・・・。
私もちょっと疲れてきて、娘といると何で行かないの?とイライラしてしまいます。
第一志望の学校には合格できたので、たぶん中学には通えると思います。でも卒業までの二ヶ月どうしたらいいのでしょうか?ひきずってでも一度学校に行かせた方がいいのでしょうか?
学校の先生には、今出てこなければ余計来ずらくなってしまうよと言われています。それもちょっとプレッシャーになってます。
投稿日:2010-02-12
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。
その後、どうされているかなぁ?と思っていたのでメッセージを頂けて嬉しいです。

まずは…
娘さんの第一志望の合格おめでとうございます。
娘さんもまずは一安心したんじゃないですか?

あとはこの2ヶ月間どうするか…ですね。

確かに今のタイミングが絶好のチャンスかもしれません。
でもひきずってでも…と言うのは考えものですね。

僕が以前カウンセリングをした大学生がいるのですがこのクライアントは大学で不登校です。
高校は中退。

中学時代に不登校になり親が無理やりひきずって学校に行かせました。
その経験がマイナスのトラウマとなり大学生まで引きずっています。
結局大学は8年で卒業出来ずに退学です。

脅かすつもりはありませんし全く違うケースかもしれませんが事例としてこんなこともあるのだと頭の片隅に入れておいて頂けると幸いです。

では!
この2ヶ月どうするか。

正直、僕にもこの場で結論が出せません。

娘さんの様子などもう少し詳しく分かるといいのですが。。。
もしよろしければ事務局にお電話ください。
(お電話が無理ならこのままメールでも構いませんよ)

何か活路を見出しましょう。
もう2ヶ月しかない…ではなく
まだ2ヶ月もある!

そんなふうに思いましょうね。
投稿日:2010-02-12
返信 8
KOTOさん
お返事削除
月曜日には、無理にでも連れて行こうと気合いがはいっていたのですが、やめておきます。学校の先生の弟さんも、中学の時に不登校になり、無理矢理連れて行ったりしてもそれが裏目にでたそうです。
娘は、学校に行けない以外はいたって普通です。なるべく学校に行っているときと同じように生活させる様に、朝も同じ時間に起こし、着替えて朝ご飯を食べてという感じです。そして学校から帰ってくる四時までは、テレビ・ゲームは禁止にしているので、昼間は本を読んだり、最近は、漢検の勉強(家に問題集があったので)をしています。また、中学の制服の採寸や、登校日には、喜んで行っている感じです。
保健室登校も考えたのですが、行き帰りに友達に会ったり、学校に来てるのになんで教室に来ないの?と思われるのが嫌、と言います。
同じ市内の学校で「ことばと聞こえの教室」といって、うまく話せない子や聴力の弱い子や学校にうまくなじめない子が通級するところがあります。娘は、ここなら行ってもいいような感じですが、通級制(週に1,2時間通うだけ)なので、毎日はどうなのかなあ?と相談してみようかと思っているところです。
無理にクラスに戻そうとしなくても良いのかどうかも迷うところです。

投稿日:2010-02-13
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
お返事ありがとうございます。
月曜日(明日ですね)は無理やりに学校に行かせないとのことで安心しました。
裏目に出る可能性が少しでもあるのであればやはりやめておいた方が賢明だと思います。

学校に行かなくても生活のリズムを崩さず決まりごとを守らせる方針はとても良い方法ですね。
怖いのが昼夜逆転したり生活のリズムが通学時と変わってしまうことです。
4月になれば中学に通うのですから生活のリズムだけはこのまま崩さないでくださいね。

保健室登校…実は僕も考えていました。
もしそれが可能であればいいなぁ?と。。。
でも今は嫌なのですよね。

…であれば出来ることから始めましょう。
「ことばと聞こえの教室」
まずこれから始めてみるのも良いかもしれませんね。
週に1,2時間でも構いません。
まずは家を出てどこか決まったところに通う…そんなリズムをつけてみるのも良いかもしれませんね。
娘さんとよく話し合って納得してから始めてみることをお勧めします。

今はクラスに戻すよりもそんなリズムをつけさせることに焦点を当ててみましょう。

またその後の様子をお知らせ頂けると嬉しいです。
投稿日:2010-02-14
返信 10
KOTOさん
その後のお知らせです削除
返信をいただいてすぐに「ことばと聞こえの教室」などにあたってみたのですが、事務手続きなどをしている間に、卒業になってしまうので難しいですね、と言う感じで受け入れてもらえまえんでした。結局今まで自宅で過ごしました。
また、今日は卒業式だったのですが、式には出席できずに、式が終わってみんなが帰った後に、校長室で卒業証書を受け取ってきました。
家からは引きずりだし、むりやり車に乗せ、学校についても降りないので先生がたに説得してもらい、結局私が引きずりおろし、やっと校長室まで歩かせた。と言う経過をたどっての証書の授与でした。
よほど辛く嫌だったのか、帰りの車のなかからずーっとなきっぱなしで、家に帰ってきてもしばらく泣き続けていました。とても屈辱的に感じたかもしれません。でも私は、こうしてきちんと小学校にけじめをつけられた事をよかったと思える日がきてくれると信じています。
明日からは新しい中学校生活に向けて気持ちを入れ替えたいと思います。
投稿日:2010-03-24
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
KOTOさんへ削除
まずはどんな形であれ娘さんのご卒業おめでとうございます。

娘さん…確かに屈辱的だったのでしょうね。
泣いている姿を見れば「果たしてこれで良かったのか?」と思ってしまうかもしれません。
でもこれは「過ぎたこと」として捉え新たな中学生活に焦点を当てた方がいいのでしょうね。

娘さんとの会話を増やしネガティブな部分ではなくポジティブな部分に焦点を当て話し合いを進めてみてください。

中学に入って何がしたいか。
1年生では?
2年生では?
3年生では?
勉強は?
部活は?
…など話してみて「中学は楽しい場所」というイメージを入学式までに植えつけるといいでしょう。
紙に書き出して目標を決めるのも良いかもしれません。

KOTOさんがおっしゃる通り気持ちを入れ替えて新しい明日へ目を向けましょう。
投稿日:2010-03-24
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