不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.238
あっきーさん
小学校2年息子の不登校削除
初めまして。小学2年生(息子)が今、不登校ぎむでどのように対応したらいいか困っています。

元々、人の言うことは聞かない。お友達と遊ぶ時も自分中心というわがままの子でした。なので、怒ることも多かったです。近年は3歳下の弟と喧嘩がひどく、「そんなに弟が嫌なら別々に暮らそう」と別居を真剣に考える位でした。

勉強もまったくしない
宿題も15分で終わるものを、暴れてやらず、2時間以上かかることもありました。

勉強しなきゃいけないよ。買い物もいけないし、仕事にもつけないよ

と何度も将来困ると怒りました。

2年生になり、宿題も増えました
担任の先生は関西弁の新卒の方で、関東圏に住む私たちは言葉がわかりませんでした。
息子に聞いても「先生の言うことは半分くらいしかわからない」と言い、言葉がわからないから、提出物も出すタイミングがわからないのか出さず、教室の移動などもスムーズにできず・・・ずうっと怒られていました。

そのうち、「先生に怒られるから学校に行くのが嫌だ」と言い出しました。
「学校には行かなきゃいけない」といい無理やり行かせました。

学校の先生には関西弁がわからない。
怒るのではなく諭すように言ってくれなど要望を伝えましたが・・・すぐには改善されず・・・・

とうとう息子は先生を見て、無言で逃げるようになりました。

そこで別室登校をお願いしましたが、勉強が嫌い ということで、またまた行きたくないと言い出しました。

今日は、大好きな図工だけなら行くと2時間だけ行きました。

まだ、学校は休んではいませんが、このまま行かせたほうがいいのか?
行かせた方がいい場合、例えば好きな授業だけ とかでもいいものなのでしょうか?

それとも、元々わがままな性格なので、ガツンと怒ったほうがいいのでしょうか?

どんどん子どもの要求がエスカレートしてきて、どこまで要求を聞けばいいのかがわかりません。

アドバイス頂けたら嬉しいです。

また、学校に行かなければいけない理由・勉強をしなければいけない理由などを子どもに言う時にどういう風に言えば納得してくれるのか?

そちらのアドバイスもお願いします

投稿日:2014-05-27
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
はじめまして。
小2の息子さんに関するご相談ですね。

現在、不登校ぎみでお困りとのこと。

ご質問項目が多数ございますが、まず書き込みを読んで気になったことをお伝えしますね。


>近年は3歳下の弟と喧嘩がひどく、「そんなに弟が嫌なら別々に暮らそう」と別居を真剣に考える位でした。

お子さんは小学校2年生ですよね。
多少の兄弟喧嘩はあると思うのですが、本当に兄弟別々に暮らさなければならないと真剣に考えなければならないほどのレベルなのでしょうか。


>勉強しなきゃいけないよ。買い物もいけないし、仕事にもつけないよと何度も将来困ると怒りました。

この怒り方はNGです。
子どもに恐怖心や不安を抱かせるような怒り方はなんの解決にもなりませんよ。また「怒る」よりも「叱る」です。
学校の先生には「怒るのではなく諭すように・・・」と要望されているのであればご家庭でもそれを実践されるべきです。


>担任の先生は関西弁の新卒の方で、関東圏に住む私たちは言葉がわかりませんでした。

これは教師として致命的ですよね。
新卒であろうがベテランであろうが、親が聞いても分からないレベルの言葉であれば即直してもらえるように直るまで要望を伝えるべきです。
それでも直らなければ学校長へ、それも無理なら教育委員会です。


>また、学校に行かなければいけない理由・勉強をしなければいけない理由などを子どもに言う時にどういう風に言えば納得してくれるのか?

「○○しなければいけない」という親のお考えから直された方が良いと思います。
「学校に行かなければいけない理由」よりも「学校に行きたくなる方法」を、「勉強をしなければいけない理由」よりも「勉強をしたくなる方法」を伝えましょう。


我々が一貫してお伝えしていることは「親が変われば、子も変わる」ということです。
無理やりに子どもを変えようとせずに、まずは子どもを分かろうとする親の姿勢が求められます。

厳しことを申し上げるようですが、あっきーさんの文面からはそれが感じ取れません(あくまでも文面からは…です)。

「元々、人の言うことは聞かない「元々わがままな性格」」と仰いますが、生まれつき人のいうことを聞かない、あるいは、生まれつきわがままな性格の子どもはいませんよ。

人は生まれた時は皆、同じです。
周囲の大人との関わりの中でそれぞれの個性(性格)は形成されてくるのです。
小学校2年生であれば、今まで一番関わりの多かった(影響力のある)大人は親であるあなたです。
原因をまず自分自身で省みてください。
「子どもが自然に言うことを聞かなくなった」のではなく、「親の接し方が言うことを聞かなくさせた」。
「子どもが自然にわがままになった」ではなく、「親の接し方が子どもをわがままにさせた」です。


ガツンと言われるべきは、お子さんではなく、親である、あっきーさんです。
そう思って、失礼を承知で厳しめのコメントをさせて頂きました。

でも、お子さんのために本当にご理解頂きたいのです。
まずはそこをご理解いただけなければ、どんな助言も無意味になってしまうでしょう。
投稿日:2014-05-27
返信 2
あっきーさん
再質問で申し訳ありません削除
早々にご回答いただきありがとうございます。

自分の育て方が悪かったのは、自分でもなんとなくわかっています。

ただ、ではどうすればいいのか?
が正直わからないのです。申し訳ありません。

ご回答いただいた
——————–
「学校に行かなければいけない理由」よりも「学校に行きたくなる方法」を、「勉強をしなければいけない理由」よりも「勉強をしたくなる方法」を伝えましょう。
——————————

この答えが私にもわからないです。
どのように言えばいいのでしょうか?

また、子どもをわかろうとする姿勢との事ですが・・
子どもの要望を聞くように努力はしています。

「教室に入りたくない」と言ったので別室登校にしてもらいました。

「図工以外はしたくない」 と言ったので図工だけ行かせました。

今日も「2時間目と5時間目に出たいから、その間は家にいたいから迎えに来い」と言われました。
仕事をしているので、それは無理と言ったところ、私から離れなくなりました。離すのに1時間以上かかって、結局叫ぶ息子を先生に預けてきました。

これらの要求を聞くことが、わかろうということでしょうか?

ガツンと言っていただいて結構です。本当になんと声がけしたらいいかもわからないのです。

教えて下さいm(_ _)m



投稿日:2014-05-28
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
前回は少々厳しめに申し上げました。
でも、我々の意向をご理解いただけたようで安心しました。

「要求を聞くこと=分かろうということ」・・・ではありません。

なぜ、その要求を言うのか。
その理由を聞いて、その上で解決策を一緒に考える態度が大事なのです。

「教室に入りたくない」
「教室に入りたくないんだね。なんで教室に入りたくないの。入れるようになるにはどうすればいいと思う」
子どもにも解決策を考えさせるのです。
その際には楽しいことをイメージさせる。

学校に行きたくなる方法、勉強をしたくなる方法も同様の考えです。
投稿日:2014-05-29
返信 4
あっきーさん
完全不登校・・・・・削除
度々のご連絡で恐縮ですが、掲示板に書かせていただいた後、6/3から完全不登校になりました。

今後の事と息子への叱り方を教えてもらえればと思います。

状況を説明しますと
息子は本当にどんどん悪くなる一方で、先生や私に怒られすぎて自信をなくして、とうとう自分の判断では信号のない道路を渡ることすらできなくなりました。
幼児返りもひどく、私のトイレすら待てない状況になりました。

学校を休ませたおかげで、1週間くらいで道路は渡れるようになりました。
でも、幼児返りはひどく、1歳児のように私の後追いをし、3歳児の反抗期のようにおもちゃも弟に貸せず、ちょっとの間も待てない、好きなことしかしない という状況です。当然、勉強もまったくしません。

完全不登校になってから1週間は私とだけ遊び、2週間目からはお友達と遊びたいというので、公園めぐりをしました。でも、なかなかお目当ての子に会えず、学校に行って、学童の外遊びの子を捕まえて遊ぶようになりました。
(学校と学童には事情は話しあります)

学童の子がいないと、教室に行きます。そこには担任の先生と初任者研修の先生がいるので、そこに行って、わざと悪いことをします。
たぶん、かまってほしいんだと思います。

「授業中じゃないから怒らないよ」と先生に言われ、外遊びをしてくれた時は、泥饅頭を服などにぶつけ、絵の具で遊んだときは、筆を振り回して先生にかけたりしました。それでも先生は怒らず我慢してくれました。
私しか怒る人がいない状況なので・・・ゆうきが悪いことをするたびに、なるべく優しい声で「ダメでしょう」とはいいますが・・・・まったく聞きません。

そんな事を1週間くらい続けていましたが、雨もあり、学童の子が外遊びしない日が増えると、今度は、「帰りの会」だけ行くと言い出しました。
さすがにそれもなぁ と思い、「じゃあ、5時間目から出て、お友達と約束すればいいじゃない?」と言うと、本人が私がいれば、教室に入れるというので、母子登校を許可してもらいました。

それでも最初の1週間は、5時間目の開始時間に行くにもかかわらず、教室の中に入るのに時間がかかり20分くらい教室にいれればいいほうでした。

教室に入っても、家から持ってきた図鑑などを見たり、いたづら書きをしたり、消しゴムや鉛筆で戦いごっこをして、騒いでいたりします。

当然、「立って下さい」と日直さんが言っても立ちません。静かにもしません。

やっとこの頃はスムーズに教室に入れるようになりましたが、やっぱりストレスからか機嫌が悪く、教室の水道で水遊び・・・・体育の時は、マットレスの上で跳ねて奇声をあげる など、「俺は何をしても怒られないんだぞ」といわんばかりの態度。

私も3回くらいは優しくいうようにしています。なるべく違う言葉を使って、わかりやすくいまそれをしちゃいけない事をいうようにはしています。
「何をしているの?」
「じゃあ、それが終わったら水遊びはやめようね?」
「教室は水遊びするところじゃないよ」
「他の子がぬれちゃうでしょう?」
「水遊びがしたいなら、おうちに帰ってもいいんだよ」
などなど

でも、結局止めず、30分は私も我慢したんですが、いい加減ひどすぎるので、「もう止めなさい」と言って蛇口を止めました。

体育でマットの上で遊んでいるときも全く聞かず、その日は「いう事が聞けないならママは帰るから」と言って帰りました。一人では学校にいれない と言っていたので、一緒に帰るかと思いましたが、マット遊びの方が楽しかったようで、体育館に戻ってしまいました。

1時間でも勉強をしなくても、学校に行ってくれるのは本当に嬉しいんです。
「頑張っているね」と毎日ほめています。

でも、別室登校ではなく普通教室への登校です。
せめて、申し訳なさそうに教室の後ろで静かに私と遊んでほしいんです。

学校にいけば、息子の態度を叱らないといけないです。

どう叱ればいいんでしょうか?

こんな状況でも学校に行くのはプラスでしょうか?
もう少し完全不登校で家で休ませた方がいいでしょうか?

息子は友達と約束して遊びたいだけです。でも、その友達ともうまく遊べません。当たり前ですが、3歳のわがまま児ですから。じゃんけんで負けるだけで切れています。鬼ごっこもサッカーもできません。友達のいるところで私と遊んでいるだけです。

保育園の弟がいるので、弟が兄をみて、真似して、弟が保育園に行かない、あるいは小学校に上がってもいかない というのは困るので、学校には行ってほしいんです。

それもできれば早く。

どうすればいいでしょうか?

厳しい言葉でも結構ですので、ご教授いただければと思います。
よろしくお願いいたします



投稿日:2014-06-28
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
叱り方に関してのご質問ですね。

以下は叱り方に関する内容です。
お子さんよりも、少し下の年齢を対象としたものですが、必ず参考になるはずです。
参考にして下さい。

子どもの自信の芽を摘まない「叱り方」4ヵ条。

●「叱り方 その1」
?「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…お友だちに意地悪をしたとき。。。

×→「お友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「お友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

叱るときは行動を叱る。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではない。
人格を否定するようなことはしない方がいい。
それを意識していないと…
「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがち。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つく。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち
「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなる。

●「叱り方 その2」
?「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。。。

×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」という。
叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては
「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまう。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」のはず。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度だろう。
叱るときは…
「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」
「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」
…という一時言語を使うように心掛けたい。

●「叱り方 その3」
?「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。。。

×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがち。
怒りがエスカレートしそうなときは子どもから離れて落ち着いてから叱る。
親が怒ってばかりいると子どもは怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性がある。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブー!
2?3歳児の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずに
そのままの意味として捉えてしまう可能性が高い。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も
その意味を素直に吸収して萎縮してしまう。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えない。

●「叱り方 その4」
?「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。。。

×→「もう出かけるわよ!さっさとおもちゃを片付けなさい!」
○→「そろそろ出かけたいからおもちゃを片付けようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると
子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまう。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになる。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣をつけた方がいい。
「お片づけしないとママ困っちゃうんだ」と分かりやすい言葉で納得をさせるのも良い。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与える。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法だ。
投稿日:2014-06-28
返信 6
あっきーさんさん
勉強はいつから?削除
度々の質問で申し訳ありません。

叱り方にも気をつけていますが、やっぱり言うことを聞きません。

母子登校しているのですが・・・授業中もずうっと遊んだまま。
学校に行っているだけ"まし"と今は思って・・・
「授業中は他の人が静かにしているときには静かに、ざわざわしているときは席にいるなら少しくらい声を出したり音を出して遊んでもいいよ。その代わり、はじめと終わりの挨拶だけはちゃんとしようね」

とだいぶ目標を下げて実践させています。
まだまだ約束を守れないことはありますが、最初よりだいぶ良くなってきました。

学校も5時間は授業はまだ受けられませんが、2.3時間は毎日出れるようにはなりました。

授業中、勉強ができないのは仕方ないと思っています。2年生になってから全く勉強をしていないので・・・

でも、明日の持ち物を連絡ノートに書くことできると思います。
でもしません。
テストの時も、最後に集めるので、仕方ないので、「名前を書いて」
というのですが、それすら書きません。

せめて勉強でないことはしてほしいと思うのですが、それはまだ早いですか?

当然ですが、ランドセルも自分では持ちません。上履きも靴も私がはかせています。
体育の着替えも私がさせます。

幼稚園生でもできることですが、これらも「やりなさい」といわない方がいいのでしょうか?

毎日、毎日、ひと時も離れないので、私は家に帰れず、昼食もとれません。
イライラしてしまいます。
それでも「笑って」対応しなければと思うのですが、本当にこのごろ疲れてしまって、作り笑いになってきています・・・・
本当に限界で、自分の事は少し自分でしてほしいと思ってしまいます。


まだ早いんですか?

いつになったら、自分の事は自分でできるようになるのでしょうか?

勉強もいつかしてくれるようになるんでしょうか?
投稿日:2014-07-11
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
?>せめて勉強でないことはしてほしいと思うのですが、それはまだ早いですか?
?>幼稚園生でもできることですが、これらも「やりなさい」といわない方がいいのでしょうか?
?>まだ早いんですか?
?>いつになったら、自分の事は自分でできるようになるのでしょうか?
?>勉強もいつかしてくれるようになるんでしょうか?

上記、あっきーさんからのご質問を抜粋させて頂きました。
文面からも相当のストレスがたまっているのが分かります。
イライラしてしまいますよね。
笑顔だって心からの笑みではなく作り笑いとなってしまいますよね。

母子登校をすることで、あっきーさんの時間を割くこととなり、結果的にイライラして子育てに悪影響なのであれば母子登校をいったんお休みされてみてはどうでしょうか。
一度、学校の先生とも話し合われてみてはいかがですか。

さて、上記ご質問の件ですが中には回答に苦慮するものもございます。
唯一「?」に関してはお答えできると思います。
「やりなさい」を言うべきではないと思います。しかし、「やってみようか」と投げ掛けるのは良いと思います。
要するに同じような内容でも言い方を少し変えるだけで相手の受け止め方は変わるのです。

前回は「叱り方」をお伝えしました。
でもこれだけでは実は不完全なのです。

次に「ほめ方」をお伝えしておきます。
参考にしてください。
そして、ご質問等があればいつでもまたここに書いてください。

投稿日:2014-07-12
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
今回は「自信の芽を伸ばす ほめ方4ヵ条」の紹介。

対象年齢は今回も若干低いですか参考にして下さい。

自信を持つことは「自分を信頼する」=「自分を好きになる」こと。
心理学では…
「自分を愛する以上に他人は愛せない」という。
自分を愛することが出来れば他人も愛することが出来る。
他人を愛せればまた他人から愛をもらえてそんな自分を愛することが出来る。
愛情のプラスのスパイラルはそこから始まる。

自信を持てない子はどうなるか?
自信を持てないとちょっと嫌なことがあると挫けてしまい挫折感を様々な形で表現する。

例えば…
いじめっ子には「自信がなく自分のことが嫌い」
…という心理的共通点があることが多い。
また、不登校や引きこもり、非行、暴力などは
自信が持てない子が追い詰められて発するSOSのサインとも言われている。

2?3歳になると何かを作って「出来たぁ!」と見せに来たり
何かをするときに「見ててねぇ?!」と言って来たりすることが増える。
これは子どもが憧れの存在である親に対して
「近づきたい」「認めて欲しい」と思うようになった証拠と言われている。

自信を育むためには2歳を過ぎたら「認める」ことが重要になってくる。
子どもがやってみせたことは例え上手に出来なくても「頑張ったね」と認めてあげる。
この「認める」という行為は2?3歳児に対してだけではなく
これからの育児にもずっと必要なこと。
大人だって認められたら嬉しいのだから
子どもが大好きなママやパパから認められたらその嬉しさは相当なものだろう。

保育園や幼稚園、また学校に入ると「他の子の方がよくできる」と思う場面もあるだろう。
でも他人との比較=横軸で見るのではなく
本人の過去、現在、未来との比較=縦軸で見てあげることが必要。

優れている点しか認められずに育つ子は真の自信を持てない。

要するに…
その子の存在自体を認めてあげることをしないと
存在への安心が極端に欠けている子ども…
つまり「自分は存在価値のない人間だ」という子どもになってしまう。
ほめられることで自分の存在価値を理由づける子どもは
ほめられている間は良いがほめられなくなると存在価値を失ってしまう。
だからほめられることだけに全精力を注ぐ!
そのために自己主張したり反抗したりすることが出来なくなる。
いわゆる過剰適応の状態。

その結果、手の掛からない聞き分けの良い「良い子」になる。
一見、結構なことじゃないかと思いがちだ。
でもこれは良い子は良い子でも、大人にとっては都合が「良い子」だけである。

大切なのは「認める」こと。
自信は「認める」ことで生まれ「体験」を通して強くなる。

情報だけの学びはもろいもの。
例えば…昆虫を図鑑で見て知識だけを蓄えても
知識を忘れてしまえば同時に自信も失ってしまう。

一方、昆虫を実際に野原で観察したり触ったりする「体験」は
強く知識として記憶されて忘れないものである。
…と同時に「生き物を扱う」という「知恵」にもなり身につく。
情報だけの学びよりも体験の学びが自信を強くする。

前置きがだいぶ長くなってしまった。。。
超長文になりそうだけどこのまま本題に!

子どもの自信の芽を伸ばす「ほめ方4ヵ条」

●「ほめ方 その1」
?「結果」ではなく「頑張り」を認める!
例えば…嫌いなにんじんを少しだけ食べたとき。。。

×→「にんじんを残しちゃったね。次は全部食べようね」
○→「昨日よりにんじんがちょっと食べられるようになったね。がんばったね」

がんばれる子どもに育てるには結果ではなく「がんばった過程」を認めてあげる。
結果ばかりほめられた子どもは結果主義になりがち。
結果主義は挫折を招きやすい。
将来、努力したのに勉強の成績が落ちたときに
「もう自分はダメな人間だ」と思ったり
「どうせいい学校には入れないのだから努力してもムダ」
…と努力そのものを否定したりするようになる可能性もある。
子どもには「どんなときでもがんばっていれば親は見守って応援してくれる」
…と言う気持ちを持たせることが必要。

●「ほめ方 その2」
?「人格」よりも「行動」をほめる!
例えば…お友だちにおもちゃを貸してあげられたとき。。。

×→「貸してあげられてエライね。いい子だね」
○→「ちゃんと貸してあげられたね。いいことをしたね」

厳密に言えば人格と行動は切り離せないもの。
でも親は行動に注目してほめることが大切。
行動をほめられると
「いいことをすると気持ちがいいな。もっといいことがしたいな」
…と考えるようになる。
一方、いつも「いい子ね」などと言われていると
何かを決定するときに自発的な気持ちではなく
親からいい評価を得られるかどうかが選択の基準になってしまう。
また過剰に人格をほめると万能感を持った子どもになってしまう。

●「ほめ方 その3」
?「ほかの子」と比較せず「その子自身」を認める!
例えば…公園の鉄棒にぶらさがって遊べたとき。。。

×→「○○ちゃんは出来ないのに、あなたは上手に出来たね」
○→「この前は出来なかったのに、今日は上手に出来たね」

叱るときはほかの子と比較しないように出来ている親も
ほめるときはほかの子と比べてつい「みんなよりも上手にできたね」と言ってしまいがち。
でもほめるときもほかの子と比べずにわが子の成長を認めてあげることが大切。
「昨日よりも早くできたね」「前は出来なかったけどひとりでパジャマ着れたね」
などと比較対象は過去のわが子に対して!
そうすることで将来、他人との競争で勝ち負けを判断するのではなく
「自分がどれだけがんばっているか」で自己評価が出来る子になれる。
特に兄弟姉妹と比較した言葉は結果的に両者を傷つけることにも繋がるので要注意。

●「ほめ方 その4」
?「エライ」ではなく「役立った」と伝える!
例えば…食事の準備で食器運びを手伝ったとき。。。

×→「お手伝いできてえらいね」
○→「お手伝いしてくれてありがとう。ママ助かったわ」

お手伝いをほめるときは…
「○○ちゃん、良く出来たね」などと主語が「こども=YOU」になっているケースが多い。
この主語を「親=I」に変えて「ママ助かったよ」と言ってみると良い。
常にこのブログでもお伝えしている「Iメッセージ」である。
2?3歳でも「ママの役に立った」と思うこと自信に繋がり
「もっとお手伝いしたい」という気持ちが育める。
また…「ママの役に立ったらママが喜んでくれた。私も嬉しいな」
…と言う体験は「人にお役に立つ喜び」を知る原点にもなる。
いずれ「誰かの役に立ちたい」と思う気持ちに変化して集団生活の中でも生かされるはず。
投稿日:2014-07-12
返信 9
あっきーさん
子どものうそはどうすればいいですか?削除
お蔭様で小2の息子は母子登校から回復して、今は一人で授業を受けています。

今度は、子どものうそについてどうすればいいか教えて下さい。

息子は学校に行っていると言っても、勉強などは全くしていません。「化石探し」と言って、校庭から岩を持ってきて、授業中、岩削りをして、机中砂だらけにしたり、消しゴムを切って遊んだり、ノートを切って工作?したりです。
連絡ノートすら書きません。

なので、明日の予定や宿題や持ち物などは先生が書いてくれたりします。

ここ数日、やっと、息子が連絡ノートも何行か書いてあって、親としてもすごく褒めました。

ところが、宿題が「お手伝い」とかになっているんです。

おかしいと思い、本人に聞くと「俺を信じないのか?」と怒るので、「わかった。いいよ。じゃあ、お手伝いして」とお手伝いをさせました。

ところが、また数日後も宿題が「音読のみ」とか書かれているんです。

よく見ると、先生が書いてくれた連絡ノートをわざわざ消して、自分で書き直しているんです。

そして、先生があたかも見たかのように、油性マジックで先生の名前を書いているんです。

さすがに怒って理由を聞くと、「宿題がしたくないから」というのです。

うちでは宿題以外の勉強はしません。
2年になってからほとんど勉強していないので、ひらがなすら忘れてしまって、8割くらいしか書けません。かなかなも6割くらいしか書けません。
(元々は書けたし、1年生の漢字もすべて書けていました)

こんな状況で唯一の勉強である「宿題」がしたくないからとうそまでついて・・・・・

こんなに勉強ができなければ、学校は楽しくはないと思います。
少し勉強ができれば、まじめに授業も受けるのではないかと思います。

なにより、ひらがなも書けなければこれからの息子の人生が心配です。

宿題も帰ったらすぐやれ と言っているわけではないです。

「いつやるの?」と聞いてからその時間にやらせてます。なるべく本人が楽しんでやれるように努力しているつもりです。

今回は本人に、「うそはいけない」と言いました。
でも、また次もばれない様に頑張ってうそをつくと思います。

その場合には、うそだとわかっていても本人の気持を重視して、そのうそに付き合ったほうがいいのでしょうか?

それとも、「うそはだめ」だと言ったほうがいいのでしょうか?

投稿日:2014-10-29
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
あっきーさんへ削除
お子さんのうそに対する対応ですね。

頭ごなしに「うそはダメ」と正論を言っても理解してくれないでしょう。
もちろん、うそを看過していると「これは良いことなんだ」と思われてしまいます。

なのでしっかりと親としての想いを伝えるべきです。

以下に「伝え方」に関してまとめましたので参考にしてください。

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。


相手に何かを伝えるときは「Iメッセージ」で言うと効果的ですよ。
投稿日:2014-10-29
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る