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お悩みNO.279
早く晴れて欲しい。さん
次男の非行を止めたい。削除
はじめまして。
次男の事で相談です。
私は単身赴任しています。
家の事が心配で毎週末に自宅に帰るようにしてますが、子供の事は妻に任せきりでした。
その為妻が最近うつ病ぎみになってきました。
次男は今年の春に中学を卒業しました。
受験に失敗し現在通信高校に通っています。
中学の時から学校に行けば先生と殴り合いをしてよく学校に呼ばれていました。
最近暴走している先輩や同級生とつるみだし明け方に帰って来たり、喧嘩をして帰って来ます。
何かある度に爆音と共に仲間が迎え・送りに来ています。

小学生の頃は責任感が強く、曲がった事が嫌いでした。

中学に入った時に小さい頃からやっていたサッカーをクラブチームでやりたいと言ってきましたが私の単身赴任と金銭的にキツかった為部活でやるよう説得し息子の考え方を通しませんでした。
今考えればその頃から非行が始まりかな?
と思います。

家の中では暴力や暴れる事はありません。
どの様に接して良いのか分かりません。
何かアドバイスが頂きたです。
投稿日:2014-09-23
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
早く晴れて欲しい。さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
今年の春に中学を卒業したご次男に関するお悩みですね。

小学校の頃は責任感が強く、曲がった事が嫌いだったお子さんが今は非行に走っているとのこと。
どのように接していいか迷われているのですね。

単身赴任で話す機会がなかなか取れないかと思いますが、ぜひお子さんとの時間を作って膝と膝を突き合わせて話し合ってみてください。

今、何に対して怒りや不満を感じているのか。
そのことをどう思っているのか。
もしもサッカーのことなど、親にも原因があり、それを申し訳ないと思っているのであればそこは素直に「あの時はすまなかった」と謝ればいいのです。

基本は話を聴くこと!
こちら側が一方的に話をするのではなく、ただただお子さんの話を聴くのです。

それがお子さんとの信頼関係の構築につながり、お子さんも心を開き今の想いを語ってくれます。

カウンセラーとクライアントも信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件です。

ではその信頼関係の構築にはどうすればいいか。
それはコミュニケーションを上手にとること。

ではどうすればコミュニケーションを上手にとれるか。
それはコミュニケーションの2つの柱「聴き方」「伝え方」を意識すること。

長くなりますがその方法をお伝えします。

まずは「聴き方」です。

そもそも、「聴き方」って意識したことありますか?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳と心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…聴き方は以上です。

次に伝え方。

相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
そうすることで子どもに対して自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方や伝え方に気をつけてみるのもひとつの手段です。
投稿日:2014-09-24
返信 2
早く晴れて欲しい。さん
次男の非行を止めたい。削除
こんばんは。
アドバイスありがとうございます。
上手くいくか自信は無いですがアドバイスの考え方を頭に置いて接して見ます。
と言っても話をするのが面倒くさがってなかなか話してくれないんですよね。
直ぐは無理でも晴れてくれる事を祈って頑張ります。
ありがとうございます。
また相談させてください。
投稿日:2014-09-26
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
早く晴れて欲しい。さんへ削除
またいつでもお越しください。

焦らず、自信を持って。

本当にできると信じた人ができるのです。
投稿日:2014-09-26
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