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お悩みNO.307
ぽんさん
二度目の不登校削除
19歳の専門学校に通う娘が不登校になりました。不登校は二度目です。
最初の不登校は高校1年の時で、出席日数が足りなくなり進級できなくなって、2年時に通信制高校へ転入しました。自分の希望した高校へ入学したものの、1週間で入院することになり(持病)1カ月の入院生活後に高校生活が始まりましたが、運動をしてくて選んだ高校なのに、病気のため運動は禁止、また進学校でもあり勉強の方も出だしからつまずき、クラスにもなじめず心身症が出て二学期途中で登校できなくなってしまったのです。元の病気の方は完治したのですが、復帰を試みたものの時間切れとなり転入しました。通信制高校(サポート校)では、とてもスムーズに学校生活を送り、友達もできて、バイトも卒業まで続け、自分の夢のために専門学校進学を決めたのでした。

 今年の春から都会での一人暮らしも始め、なんとかやっていると思っていたのですが、二学期になって様子がおかしいなと思っていたら、実は学校へ行っていない、行く意味が分からない、自分には才能がない、ついていけない、周りとの差がある等々 辞めてバイトしたいとの連絡がありました。

話合って、もう一度仕切り直ししようと、学校の方でも言ってくださり、後期が始まったのですが…。最初は敷居が高いだろうと、親も一緒に学校へ付き添いました。起こせばなんとか学校へは行けるのですが、苦手な授業では教室に留まる事ができずに保健室で寝り込んでしまった(1日)ようです。2週目は一人で?ということだったのですが、起きれなくて学校へ行けなかったと。モーニングコールにも出ません。起きたと思ったら昼だったと。前の晩にちゃんと用意もして早めに寝たのに起きれなかったと。遠隔地での独り暮らしなので、いつも親がそばにいてあげることもできないので、このまま一人で起きられないようであれば、学校を辞めて連れて帰ってこようと思っています。

 ただ、今回不登校が二度目であり、自分の望んだ進路で、すぐにあきらめさせていいものかと、またできなかったやり遂げられなかったという負の事実だけ積み重なってより娘の自信を失わせてしまわないだろうかと、現在は進退を模索中です。こども自身は仕切り直してがんばると言っておりますが、それも親のことを考えての言葉で自分の気持ちはいやな場所から解放されたいというのが本心なのでしょうか。感受性が人一倍強くて周りが気になるけれど、プライドがあるからそれを周りに見せないで取り繕う、そして気が弱いから、先生にも分からないことを訊けない…学校生活に疲れきって登校拒否を起こしているのだと思っています。体の不調で学校へ行けないのではなく、学校へ行きたくないから体が受け付けなくて不調のサインをだしているのだろうと。

 学校がないときは、全く普通で、食欲もあるし、映画をみたり、ボーリングをしたりショッピングもしたりと活動はできます。私たちとも笑って会話もできるのですが、朝になると一変するのです。葛藤している姿をみているとかわいそうで、学校を辞めさせた方がいいのでしょうか。 
投稿日:2014-10-28
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
19歳の娘さんの不登校に関するお悩みですね。

学校を辞めさせた方がいいのでしょうか…とのご質問ですが、大変申し訳ないのですが、人の一生を左右する重要案件を我々が「辞めさせる・辞めさせない」の判断は致しかねます。

これこそ本人と十分に話し合って決めるべきことではないでしょうか。

ただし言えるのは、辞めても辞めなくても私はあなたの味方よ…という想いは伝えるべきです。
不登校というのは心のエネルギーが切れてしまっている状態です。
今はその充電期間。

この充電期間にどれだけ親が愛情を持って接してあげられるかでその後が決まってくると言っても過言ではないでしょう。

結論を急ぐよりも日々のコミュニケーションで会話を増やしていきましょう。
そして親子の信頼関係の構築を深めるのです。

そのためのヒントはお伝えすることができます。
コミュニケーションの2本柱ともいえる「聴き方」「伝え方」についてまとめていますので参考にしてください。

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。


投稿日:2014-10-29
返信 2
ぽんさん
ありがとうございます削除
お忙しい中、返信ありがとうございます。
自分の心の迷いをつぶやくことで、誰かが自分の思うような答えを言ってくれるのではないかと、自分の背中を誰かに押してもらいたかったんだと思います。でもちゃんと自分たち親子で話し合って決めなくてはなりませんよね。

まだ娘との話し合いは十分されているとは思いません。おっしゃる通り、もっと会話して触れ合ってコミュニケーションをとって、娘の本当の気持ちを引き出したいと思います。

二度くり返すということは、愛情不足を補えていなかったということですよね。最初の不登校を克服できたと思ったのは勘違いだったのかと自分が情けないです。その時が来れば開き直るしかないのですけど(それも経験しました)もう少し時間が許す限り、やれることをしたいと思います。
投稿日:2014-10-29
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」

これは心理学を学んでいるときに知った言葉です。

2度の不登校を嘆いても過去は変えられません。
変えられないものに捉われてはいけませんよ。
そして、未来に怯えてもいけません。

できることは「今」をどう精一杯生きるかです。

そのためには過去の事実の捉え方を変えていくこと。
不登校を克服した親御さんは異口同音にこういいます。
「あの経験があったから私たち親子は絆が深まりました」と。

ぽんさんも一度ご経験されているのでもしかしたら一瞬でもそう思えたときもあったかもしれません。

「2度も成長の機会を与えられた。ラッキー!」
このくらいに構えて「今」を楽しみましょう。

子どもは親の鏡です。
親が人生を楽しんでいると自然と子どもも人生を楽しむようになるのです。

そして、今が過去になったとき。
変えられないと言われている過去も変えられるかもしれません。

もちろん、「過去の事実」は変えられません。
でも、捉え方を変えることで「過去の形」くらいは変えられるかもしれないのです。

そう思えた時、本当の意味で「心理的にタフ」になるのです。

応援します。
必ずいい方向に向かいます。

それまで、一緒に考えましょう!
投稿日:2014-10-30
返信 4
ぽんさん
再びありがとうございます削除
「2度も成長の機会を与えられた。ラッキー!」正直に申しまして、なかなかそういう気持ちにはなれませんが、少し青写真が見えてきたように思います。

先日週末を利用して、娘のところへ行ってまいりました。かねてより眠りこんでしまうことが気になっていましたので、診療内科で診ていただきました。朝起きられないのは、低血圧によるものが大きいのではないかと。あとは性格的なものだから仕方ないと。診察中も元気でしたし。とりあえず血圧を上げる薬を処方したいただき服用を始めました。

飲んですぐ効くとは思っていませんでしたが、やはり現在も一人では朝は起きられません。休み中も一緒に講演を散歩したり、買い物に行ったりといたって普通に過ごしていて、次の朝こそは!と思いつつ、昨日も昼2時ごろ起きたと。

現在の娘の心境は、学校へは行こうと思うけど行きたくない気持も残っているのだろうと。行かなきゃいけない、自分の関心のある業界であることには変わりないから学校に行った方が役に立つと頭では理解している。そして東京での生活も続けたいということだそうです。

学校そのものに対する興味や関心がすっかりなくなってしまっているので、行こうという気力がわかないのだろうと思います。でも東京での生活は続けたい・・・これは地元に帰って田舎の生活や家に束縛されるのをいやがってのことかもしれません。これも自由きままな生活を手放したくないのではと。

話が長くなってまとまりがなくなってきましたが、もうしばらくは本人に任せて、それでも状況が変わらないのであれば、学校を辞めて地元に帰るということにしようと思います。学校は辞める、でも東京で独り暮らししたいは、調子が良すぎると思うので、地元で体質と生活習慣の改善をさせようという気持ちに固まってきました。
投稿日:2014-11-05
返信 5
ぽんさん
誤字多くてすみません。削除
診療内科→心療内科
講演→公園 です。
自動変換に頼ってばかりで、間違いにもなかなか気づけなくなりました。読みにくくてすみません。
投稿日:2014-11-05
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
お気持ちが固まってこられたとのこと。
ぽんさんがお決めになった思いであれば、我々も応援します。

・もうしばらくは本人に任せる。
・それでも状況が変わらないのであれば、学校を辞めて地元に帰る。
・学校は辞める、でも東京で独り暮らししたいは、調子が良すぎる。
・地元で体質と生活習慣の改善をさせる。

上記、すべて賛成です!

投稿日:2014-11-06
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
誤字等はお気になさらず。
投稿日:2014-11-06
返信 8
ぽんさん
嬉しいです削除
先生に賛成していただけて、嬉しいです。親も自分のやっていることに自信がないので、それを認めてもらえるのはとても励みになります。
子供もそうなんですよね。自分のやっていることを認めてもらいたい、分かってもらいたい。そのSOSが不登校なんだと思います。

昨日も朝起きられず、学校へ行けなかった。前日に課題をやって、それで寝るのも遅くなってしまってますます朝起きられなかったのだろうと。昨日は特に、課題をやったのに行けなくて、課題をやったことすら意味がなくなってしまいとてもショックだと言っておりました。

そこで、行けなかったことで、課題をやったことまで否定しないでほしい。課題をやったという前向きな言葉が聴けて私は嬉しかったよと伝えました。なんでもシロクロつけなくていいんだよと。

兄にヘルプをお願いして、昨日妹のところに泊まってもらい、今日の朝、おこしてもらって、とりあえず学校へ向かいました。本人も家を出ればなんとかなると言っています。が、起こした兄の話では、何度も声をかけないと起きなかったと言っておりました。まだ深層心理では、学校を拒否しているんでしょうね。エネルギーを使い果たしてしまう前に、頃合いをみて撤退の準備に入ろうと思います。
投稿日:2014-11-11
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
>親も自分のやっていることに自信がないので、それを認めてもらえるのはとても励みになります。
子供もそうなんですよね。自分のやっていることを認めてもらいたい、分かってもらいたい。そのSOSが不登校なんだと思います。

これを分かって頂けるとこちらも嬉しいです。
そうなんです。
誰だって認めてもらいたい。
人には皆、「承認欲求」というものがあります。
欲求が満たされれば人は「快」になり、満たされなければ「不快」になるのです。

不登校児への対応はまず認めてあげること。
しかし、これは「言いなりになる」ではありません。
ここもよく勘違いされてしまう所なので気を付けてください。

投稿日:2014-11-11
返信 10
ぽんさん
退学手続きをしました削除
起こしに来てほしいということで上京しましたが、私が起こしても、学校へ行くアクションを起こせませんでした。それに、学校のことだけではなく、普段の生活も荒れていたことが判明しましたので、これ以上は無理だと判断しました。

いざ辞めるとなったら、学校を辞めることにはすんなりOKが出たのですが、帰省することには首を縦にふらずごねています。学校を辞めれば東京にいる理由もなくなるのにです。

というよりもう一度やり直してみようと思えたのが、学校への興味や未練のためでなく、東京での生活を維持したいがためだったようです。ですから学校へは行けないはずです。学校そのものに行く目的がなかったのですから。

その核心的理由をやっと話してくれたのですが、それが異性関係のことで、自分を理解し支えてくれた人から離れたくないと。実家に戻ることは嫌ではないが、今は東京に残って自分で立ち直りたいから、もう少し時間が欲しいということでした。アルバイトしてお金を貯めて自分一人で生活できるかどうか2?3か月の猶予をと。その後自活できていなければ帰るからと。

朝も起きれず、生活習慣も乱れているのに、いままでも一人でできなかったことが、2?3か月でできるようになるとは思えないのです。また相手方とうまくいかないような状況になれば、情緒不安定を引き起こし、どんな行動をとるか予測できません。これから一人で立ち直ると言っておりますが、彼氏がいる前提では本当の自立ではないと思うのです。実家に戻って会うことを制限されることに一番抵抗を感じているようです。(遠距離だから)

トラブルもいくつか起こしておりました。それゆえとても一人では置いておけないのですが、心配だと何度言ってもそこだけは抵抗してきます。無理やり連れて帰ると、家出でもされてしまうのではないかと思ってしまって。娘をどう説得するか、お知恵を拝借したいです。

今は実家に一時帰省しております。実家で心配している家族に学校を辞めた報告がてら顔をみせに帰ろうということで連れて帰ってきたのですが。
投稿日:2014-11-20
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
なるほど。
学校を辞めることにはすんなり了承したにも関わらず、東京を離れたくないというのは彼氏の存在があったのですね。

ぽんさんの思っていること。
感じていること。
そして、判断したこと。
今回もすべて賛同できます。

しかも、その状態でよく一時的にでも帰省をさせましたね。
これに関してもとても良い判断だと思います。

一方で、娘さんですが…。
彼氏の存在は相当大きいのでしょう。
年齢的にもボーイフレンドがいてもおかしくありませんし、その関係を大事にしているのは悪いことではないと思います。
人を好きになる…と言うことは自分を好きになるということにもつながりますし。

ただし、おっしゃるとおり今の状況でまた一人暮らしをしても心配事は大いにありますよね。

だからと言って全面的に交際を反対し、引き離しても逆効果ということも考えられます。
心理学では「ロミオとジュリエット効果」と言いますが、第三者が反対すればするほど、逆境が大きければ大きいほど二人は盛り上がってしまいます。

二人の交際や彼氏のことは十分に認め、誰かを好きになることの素敵さも理解し応援している立場をとりつつ、親としての心配も伝えましょう。

前置きが長くなりましたが例えば交換条件を出すのはどうですか。
娘さんは「東京で立ち直りたいから2?3ヶ月猶予を」と言っているのですよね。

であれば…
3か月間実家でそれが出来るかを証明してもらうのです。
実家でアルバイトをしながら生活のリズムも崩さず頑張れたら再度東京を認める。
でも、東京でまた元に戻った生活をしていると親が分かった段階で即強制帰省。
また、3か月後に東京は許すけど、必ずアルバイト先を見つけてから上京すること。
アルバイト先が決まらなければ3ヶ月経っても状況は認めない。

交換条件というよりも親の言い分が一方的という印象もありますがそれでもいいのです。

親なんですから。
そしてお子さんは未成年です。

親がイニシアチブをとっていいのです。
投稿日:2014-11-21
返信 12
ぽんさん
アドバイスありがとうございます削除
交換条件の件ですが、そのような提案もしてみましたが、最初は受け入れてくれませんでした。父親にはアルバイトで食べていけるのか、考えが甘いと言われて泣いている状態でした。

しかし、実家に帰ってきて、地元の友達に会ったり、学校の先生に会ったりしているうちに、考えが変わってきたようです。

来週、彼と会う約束をしていたので、それには会いに行っても良いと言っていたせいか、今日これからどうしようかという話になったら、父親の言うように自分の考えが甘くて言ってることがわがままなのは分かっている。だから、地元で体を治して、バイトしてお金を貯めてから自分の力で上京するようにすると返事が返ってきたのです。

無理やり引き離すのは逆効果だと思い、一時東京に戻ることは許可しようと思います。すぐに引越しの見積もりと称して迎えに行きますけれど。それも了承しているようでした。元々相手方も地方在住のようなので、常に東京にいることもないと理解してくれたようです。

自分で働いてお金を貯めて、自分で引越しの算段もできるようになっていれば、その時は一人暮らしもちゃんとできると思います。好きな洋服にすぐお金を使ってしまうので、貯めることはかなり難しいと思うのですが、それを我慢できなければ上京もできないので、自分でやりくりを考えるようになることを期待したいです。

実は、ホストクラブへ行くためにキャバクラで働いていたようです。日記を見てしまって知りました。きっと学校でうまくいかない、どうしようもない気持ち寂しさを埋めようとしてそんなところへ出入りしてしまったんだと思うのです。知らなかったとは言え勝手に日記を見てしまったので問いただすこともできないのですけれど、SOSを出してからは、怪しい行動はなかったので、そちらは切れていると思っています。彼氏ができたからかもしれません。

その件では、本当に愛情が不足していたからなんだろうなと思わずにはいられませんでした。寂しくて寂しくてしかたなかったのだと。十分に甘えさせられなかったから、甘え方すらわからないのですよね。自分のせいで子供に辛い思いをさせてしまったことがなにより申し訳なく胸が締め付けられます。

過去は変えられないが、変えられないことに捉われてはいけない、未来に怯えてもいけない。今をどう精一杯生きるか!という先生のお言葉を支えに、娘とがんばっていきたいと思います。ありがとうございました。
投稿日:2014-11-23
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
ぽんさんへ削除
そうです。
過去は変えられません。
変えられないことに捉われては前に進めません。
そして、未来に怯えてもいけません。

今を精一杯生きることが大切です!

以前もお伝えしましたがそうすれば変えられないと言われている過去も変えられます。
過去の事実は変えらませんが、過去の形(受け止め方)はいくらでも変えられるのです。

さて、娘さんの現状をお聞かせいただきありがとうございます。
娘さんも冷静に自分が甘かったと思えるようなので安心しました。
また、一時的に東京に戻ることを許可されたことは我々も賛成です。
投稿日:2014-11-23
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