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お悩みNO.320
ymnさん
中3の息子のこと削除
初めて相談させて頂きます。
息子は小学校2年生から野球を始め、中学校に入ってからは「硬式野球をしたい」と硬式野球に入りました。
ただ、元々の性格が前に出ていくことが苦手な性格でだったのと、大事な所で怪我をしたりで、硬式野球に入ってからはレギュラーを取ることが出来ず、もどかしさが続いている様子でした。
小学校の頃は友達と遊ぶよりも家で私と野球の練習をすることが多く、野球に関しては努力家でしたが、中学校に入ってからは自ら練習をすることも少なくなり、諦めている状況でした。
そんな中、勉強は本当に苦手で、どんどん自分に自信がなくなっている様子で、まじめに授業を受けなくなっていきました。
中3になってからは、授業遅刻が増え、授業をさぼったり、タバコが見つかったりと学校からの電話が増えてきました。それでも夏休みに塾の夏期講習はまじめに通い、少し勉強に関しては自信を付けたようで、野球も真剣に取り組んでいました。しかし、2学期、2日目のテストで全く分からなかったとの事でほとんど寝て過ごし、それから授業を抜ける事がどんどん増えていきました。
「高校には行って野球をしたい」という思いは強かったのですが、自信が持てず、どんどんマイナスの方へ考えてしまっているようでした。11月に入り、硬式野球を卒団し、そこへ、悪い友達がバイクを先輩から買ったということが重なり、元々車やバイクに興味があった息子は、夜抜け出すことや泊りに行ってバイクに乗ることが増えてきました。
最近では「高校に行くのは面倒だから行きたくない」と言い始め、学校に短ランでかなり遅れて行ったり、お酒を飲んで行ったり、バイクに乗って行ったりと高校進学を諦めている状況です。
野球の監督に紹介してもらった高校でも、学校での内申の悪さを指摘され、「それが直ったら」と言われたのが11月の終わりで、今更頑張っても内申は上がらないと諦めているようです。
私は母子家庭ですが、息子は元々話も良くしてくる子で、今でも、普通に話している時は冗談を言ったり、楽しく話しますが、今後の話や、今、頑張って欲しいことを伝えたり、約束を破った事を指摘したりすると、かなりイライラする時があり、言い返してきます。
特に友達や先生の前ではかなり乱暴な言葉で言い返してきます。
「言いなりにはなりたくない」と何回か言われました。
確かに元々、反抗したり、自分の意見を言うのが苦手で、ここまで来てしまった気がします。
今後どういう対応をしていけばいいでしょうか?
父親含め、家族には男性がいない為、対応が分からず、「あなたが心配」「あなたが家に居たら楽しい」という事を伝えています。
投稿日:2014-12-10
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ymnさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中2の息子さんのことでのお悩みですね。
今は母子家庭とのこと。
母一人で頑張って来られたのですね。
これからは、ここで一緒に考えていきましょう。
ひとりではありません。

野球や勉強が自分が思ったよりも効果が上がらず自信を失っているのでしょう。
自信(=自己肯定感)を失った子どもに対してはどうすればいいのでしょう。
自己肯定感とは「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価です。
これは特に家族とのコミュニケーションの中から生まれます。
お子さんの自己肯定感を高めるためには家族のコミュニケーションが大切です。

そして何よりも親子が信頼関係で結ばれていること。

コミュニケーションと言っても幅は広いですよね。
ここではコミュニケーションの大きな柱である「聴き方」「伝え方」についてお伝えします。

まずは「聴き方」です。

そもそも、「聴き方」って意識したことありますか?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳と心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…聴き方は以上です。

次に伝え方。

相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
そうすることで子どもに対して自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方や伝え方に気をつけてみるのもひとつの手段です。
投稿日:2014-12-10
返信 2
ymnさん
ありがとうございます削除
お返事ありがとうございます。
うちの息子は話をうまくまとめることがとても苦手な様で、小さい頃から質問をされると無視をしてるのかなと思うぐらい時間が開いてから「えっと・・・」と話し始めていました。
途中、考えながら寝てしまう時も多々ありましたが、起こしながら答えを促していました。
中学校に入ってからも、何か質問をすると寝てしまうということが多く、話が聞きたいけど、聞くまでいかないということが多いです。
大事な場面でも、自分の意見を言わないといけない場面では、眠たくなったり考えがまとめられず、だいぶ時間を掛けてしまい周りから怒られたり冷やかされるという事が度々見られました。
私は親ですから、時間が掛かるのも分かっていた為、何時間も待ったこともありますが、中学校ではそれを反抗と思われている様でした。

実は、高校の野球の監督・部長との大事な話の際も、話が始まって1?2分しか経っていないのにウトウト寝てしまい、監督に怒鳴られました。
本人もそんなつもりはなく、なんで寝てしまうのか分からないと言っていました。

何か病気なのかと心配になることも度々あります。
考えられることがありますか?

話はゆっくりしたら、伝わっている様に思いますが、次の日には元に戻ってしまいます。

中3なので、高校進学も非常に心配です。
投稿日:2014-12-11
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ymnさんへ削除
退屈な授業や会議だとつい居眠りしたくなりますが、大事な会議や商談の途中に、瞬間的に眠ってしまう病気があります。睡眠障害の一種である「ナルコレプシー」について紹介します。
ナルコレプシーは、日本語で「居眠り病」といわれる、睡眠障害の一種です。
最も基本的な症状は、昼間に強い眠気が繰り返し起こり、どうしても耐えられない「日中の眠気」です。食後や睡眠不足のときに、誰でも眠くなりますが、ナルコレプシーの場合、睡眠不足や満腹、意志とは関係なく眠気が襲ってきます。しかも一日に何度も眠くなり、その状態が最低3ヶ月以上続きます。なかには、耐えられない強い眠気で突然に眠りこんでしまう「睡眠発作」をともなうこともありますが、ほとんどの場合、緊張が強ければ何とか耐えられるくらいの眠さです。眠気の強さは、健康な人が48時間眠らなかったときに感じる程度だといわれています。居眠りの発症に男女差は見られませんが、10代、特に15歳前後にピークを示し、5歳でも40歳以上でも発症する例もあるようです。原因はまだはっきりしていませんが、ナルコレプシーによく似た症状を起こすネズミを遺伝子操作で作り出すことができたという報告があります。睡眠についての研究は盛んな一方、睡眠障害の研究は遅れているのが事実です。

このような症状が起こっていても、自分が病気だと意識がなく、「ただの寝ぼすけ」程度にしか思っていない人が少なくありません。頻繁に眠くなるので、眠いという自覚がなくなってしまうこともあります。また、子どものころに発症しても、「よく寝る子ね」で片づけられてしまうことも多いようです。仕事中に眠ってしまったり、眠気でミスを重ね、解雇されるケースも少なくありません。病気について家族も含め、周りに理解される人が少なく、社会的に不利な立場に追い込まれ、苦しむことが多いようです。 また、医師の間でも、ナルコレプシーについてあまり知られていないのが実状です。眼科、内科、耳鼻咽喉科、脳神経外科とたらい回しになったあげく、「何の異常もない」と診断されてしまうのです。

睡眠障害の専門医にかかることが最もよい方法ですが、国内にはとても少ないのが実状です。 この病気に詳しい東京都新宿区にある清和病院の本多裕院長によると、「昼間はウトウトするから、夜に目を覚ましてがんばって仕事しようとすると、夜に睡眠不足になり、悪循環を招きます。夜はしっかり眠ったうえで、昼間の眠いときには薬で目をさめさせると効果があります。今のところ、根本治療はありませんが、薬物療法をしながら、社会的にサポートしていくことが必要です」とのことです。

潜在的な患者は日本で20万人近いと推測されていますが、治療を受けているのは、3000人程度といわれています。周りにこの病気の疑いがある人がいる場合は、専門医にかかるようすすめるとともに、病気への理解を示し、サポートする人が増えてほしいと思います。

※ネットでお調べしたところ、ナルコレプシー患者の会『なるこ会』には、ナルコレプシーについての詳しい情報や睡眠障害専門病院のリストもあります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~narukohp/
投稿日:2014-12-12
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
ymnさんへ削除
お子さんに対しての効果的な質問のテクニックをご伝授します。

以下を参考にしてください。

■「オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンについて」

上手な質問をして、楽しい雑談ができる聴き上手なる秘訣です。
雑談で相手に質問を投げかけるとき、気にしてほしいことがあります。
それは相手にとって答えやすい質問かどうかです。相手にとって答えやすい質問をすれば会話は盛り上がります。答えにくい質問をすれば会話が途切れてしまう可能性もあります。

一般的に質問は大きく分けて2種類あるといわれています。それぞれオープンクエスチョン、クローズドクエスチョンと呼ばれています。

オープンクエスチョンは、質問された人が思ったことを自由に答えられる質問です。
【オープンクエスチョンの会話例1】
「学生のころ部活は何をやっていたの?」
「テニス部だった」「バスケ部だった」「帰宅部だった」と回答は複数あり限定されていません

【オープンクエスチョンの会話例2】
「こないだの映画どうだった?」
「面白かった」「つまらなかった」「このシーンに感動した」と回答は自由にできます

クローズドクエスチョンは、イエス、ノーで回答できるような答えが限定されてしまう質問です。

【クローズドクエスチョンの会話例1】
「部活は野球をやっているの?」
野球をやっているの?の質問の回答は「イエス」「ノー」の二つに一つです

【クローズドクエスチョンの会話例2】
「血液型はA型でしょ?」
A型だったか?の質問に回答は「イエス」「ノー」の二つに一つです

では、雑談を楽しむときは、オープンクエスチョンと、クローズドクエスチョンのどちらを使って質問すればいいのでしょうか?
答えは、「会話する人たちのとの、親しさの度合いによって使い分ける」です。

【オープンクエスチョンのメリット、デメリット】
■メリット
どんな答えも許されているため、どんどん話が広がり盛り上がる
■デメリット
答えが自由な分答えにくい。特に余り親しくない人にオープンクエスチョンで質問された場合、自分の情報をさらけださないといけないことも多く、打ち解けてない人に対しては向いていない

【クローズドクエスチョンのメリット、デメリット】
■メリット
イエス、ノーのように答えやすい
■デメリット
話に広がらずにすぐ終わってしまう

雑談を楽しく盛り上げるためには、オープンクエスチョンの方が、会話が広がるし、いろいろな話のネタも出て楽しいでしょう。しかし、あまり親しくない人に対しては、相手のことも考慮して、答えやすい質問、クローズドクエスチョンから質問してあげるといいでしょう。親しくなってきたら、少しずつオープンクエスチョンに変えていけば、相手と打ち解けるのも早くなります。

相手に合わせて答えやすい質問をしてあげるのが、聴き上手になるための第一歩です。

参考にしてみてください。
投稿日:2014-12-12
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