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お悩みNO.334
たーさんさん
中二の息子削除
はじめて相談させていただきます。

中二の息子が冬休みにはいってからほとんど自分の部屋に引きこもっています。それでも食事とお風呂と塾は部屋から出てキチンとしていました。二学期は学校も行っていました。
今年に入って冬休みが終わり、学校は行っていたのですが、昨日から休むようになりました。
全く私や主人や兄(高校2年)とは話をしようとしません。
学校を休む理由も聞いても何も言いません。これから学校はどうするのか?と聞いたら
学校は当分行かない。
塾は辞める。
自分に話かけないでほしい。
食事は食べない。
と書かれた紙がドアにはってありました。本人を呼んで、主人が食事は食べないのは身体に良くないので食べてほしいと言った所、夜ご飯だけは食べるになりました。話かけるなも話はしなくてはいけない事があるのでと言ったら、あまり話かけるなになりました。
学校に行った方がいいと言わないほうがいいんですよね…
どのように対応したら良いのか昨日の今日で戸惑うばかりです。

ご相談お願いします。

投稿日:2015-01-15
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
たーさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中2の息子さんに関するお悩みですね。

引きこもり状態の理由がわからないと親としても不安ですよね。
聞いても話さないということは「今は聴いて欲しくない」ということなので無理に聞き出す必要はありません。
「今はなにもいいたくないんだね。でも心配しているよ。話せる時が来たら教えてね」・・・と。

でも、なにもしないのも子どもから「自分に対して無関心」と勘違いされてしまいます。

お子さんが紙に書いてドアに貼っているのであれば、もしかしたらコミュニケーションの手段をせめてこうして欲しいという心理なのかもしれません。

直接話すのが無理ないまであれば、手紙に書いてみましょう。
長くなくていいのです。
その代り毎日、短文を。

あいさつ程度で構いません。
「おはよう。今日は天気がいいよ」でも結構です。
何かした接触をしてください。

一点だけ注意点です。
必ず本人の名前で呼びかけること。
間違っても「お前」「君」「あなた」という形で呼びかけないこと。

要するに「自分の親は自分に関心がある」と思わせることです。

投稿日:2015-01-15
返信 2
たーさんさん
中二の息子削除
早速のお返事ありがとうございます。

何もしないのではなくて、何かしらのコミュニケーションを取る…本当にそうだなと思いました。
昨日の夕食時、呼んでも部屋から出るかな?と思ってたのですが呼ぶと直ぐに来て好きなおかずだけ食べて又部屋に入って行きました。量が少なかったので、台所のテーブルに焼き芋と食べてねと書いた手紙を置いておいたら、食べてありました。毎回この様にすると夕食を食べなくても良いと思ってしまうといけないので、明らかに量が少ない時は置いておこうと思ってます。
家族に会いたくないのか夜中にお風呂に入っていたり、今は昼夜逆転の生活になってます。

昨日学校の担任の先生とお話しをしてきました。イジメとかがあったわけでは無さそうで、今までの様々な事が積もり積もって今の状態になったのではという事になりました。
去年の春に行っていた塾を成績が足りない為辞めさせられました。夏前にテニス部に入ってたのですが、先輩や友達とのトラブルで本人が辞めるといい辞めました。その少ししてからなんか様子がおかしいな?と思うことがありました。拗ねる事が多くなったのを覚えてます。
明らかに何かおかしいと先生が思い始めたのが10月頃からだったようです。目つきが鋭くなってきたそうです。その頃新しく入った部活で友達を作ろうと頑張ってたようです。でもなかなか上手く行かなかったようです。部活はとても楽しく行っていて顧問の先生も好きだったようです。ただ毎日ある部活ではなかったので時間は持て余してたとおもいます。
小さな頃から友達との上手な付き合いが難しい子供でしたが、一人でも平気なタイプだった為あまり私も気にしなかったのがいけなかったのかなと思ってます。
冬休み前になると授業中や休み時間もずっと机に突っ伏してたそうです。友達や先生が気にかけて声をかけても寄せ付けない感じだったそうです。

来週、学校のカウンセラーの先生と私がお話しをする事になりました。子供が楽しく生活出来るように本人の気持ちを優先して良い方向に持っていけるように何か支援をしてもらえる所があればいいなと思ってます。

ここでの相談に出会ってとても心強い思いでいっぱいです。これからも沢山相談させていただければと思います。
投稿日:2015-01-16
返信 3
たーさんさん
中二の息子削除
いろいろ考えていたらこのままで良いのかわからなくなってきました。
今のままだとずっとひきこもりの状態から抜けられないのでは?と焦る気持ちでいっぱいです。
とにかく今のずっと部屋にいる現状をなんとかしたいのですが…
投稿日:2015-01-16
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
たーさんへ削除
焦りますよね。
お気持ち、お察しします。

「理由はわからない」「いじめはない」とのことですが、上記の書き込みから、お子さんが今の状態になった原因が垣間見えますよね。

・塾を成績が足りない為辞めさせられた。
・テニス部の先輩や友達とのトラブルで本人が辞めるといい辞めた。

これらは思春期のお子さんにとっては大きな大きなマイナスの出来事です。
引きこもりの子どもは「せめて親にだけは理解して欲しい」と願っています。

誰も味方はいない。
もうどうでもいい。
・・・そんな想いから自暴自棄になっているのでしょう。

「辛かったね」「頑張ったんだね」と受容と共感の姿勢でねぎらってあげてください。

まずはそこからです。
投稿日:2015-01-16
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
たーさんへ削除
ひとつ参考までに以下を紹介します。
いま、どうやってコミュニケーションを取っていいか分からない場合のヒントにしてください。

コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

投稿日:2015-01-16
返信 6
たーさんさん
中二の息子削除
聴き方と伝え方しっかり実践していけたらと思います。
信頼関係が築けるように家族みんなで頑張ります。
ありがとうございます。
投稿日:2015-01-17
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
たーさんへ削除
はい、頑張ってください。
まずは実践です。

最初はうまくできないかもしれません。
でもそれでいいのです。

「今までの違うな、自分の親が自分のために変わろうとしてくれているな」
こう思ってもらえるように。

「親が変われば、子も変わる」
投稿日:2015-01-17
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