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お悩みNO.345
k+gmamaさん
中1 不登校になりつつ削除
中1の秋頃から部活を休みがちになり、朝練を休むと学校にも行きづらくなるからか学校も休みがちになっていました。
今では週に3日程休んでしまいます。
今までは行かせなきゃと、必死で半ば力尽くでしたが対応を変えて無理なら休んでもいいよ、と伝えてみました。学校を休んでいるとゲームをしたりお昼寝をしたりゆっくりと過ごし精神も落ち着き笑顔もあります。夜には学校での話や友達の話など色々話してくれ笑顔で向き合えています。
学校へ行く日は1日緊張が張り詰めているからかぐったりと疲れてすぐに眠ってしまい起きて勉強宿題ができていないことでイライラして暴れ出し、壁やガラスを蹴ったり殴ったり‥
そんな時に今日も頑張ってきたから疲れたんやね、焦らなくてもいいから落ち着いてと言っても暴れる一方です。
機嫌を伺いながらの生活に祖母も疲れてきています。どう接したらいいのか分からなくなりそうです。
投稿日:2015-02-19
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
はじめまして。
中1の息子さんに関するお悩みですね。

どう接していいかの前に、お子さんはなぜ不登校になりつつあるのでしょう。
「中1の秋頃から部活を休みがちになり」とのことですが、なぜ部活を休みがちになったのでしょうか。

まずはそこを教えていただけますか。
問題を解決するためにはまずその原因を知ることです。

接し方ですが、以下にコミュニケーションについてまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-02-19
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識してお子さんとのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2015-02-19
返信 3
k+gmamaさん
部活を休むきっかけ削除
お返事ありがとうございます
部活を休むきっかけは本人が言うには朝が起きれないもっと早くに起こしてくれないから、とは以前言っていました。30分から1時間かけて起こしてもまたリビングで朝食後に寝てしまいます。
色々状況など聞いている中では小学生からそのスポーツをしている子としていない子で差があり(うちの子は中学から始めました。その部を選んだ理由は友達が多くいるからだと思います)顧問の先生が贔屓をすると‥
俺が言っても信じてくれへんけど上手い子が同じことを言ったら信じるとも言ってました。顧問の先生も未経験ですが今年から指導をしてくださっています。子供が言うには自分は座ってるだけで偉そうに言ってくる、担任も顧問も同じ先生ですが授業中も集中して俺は喋ったりしてないのに怒られるとも言ってました。
先生に確認はしてないのでどこまでが本当なのかは分かりません。
投稿日:2015-02-19
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
なるほど。

部活を休むきっかけは本人が言うには朝が起きれない、もっと早くに起こしてくれないから・・・とのこと。
・・・であればもっと早くに起こしてあげましょう。

また、別の理由も見え隠れしていますね。
学校の先生に対する不信感ですよね。

不満に思ってウジウジといじけているよりも、自分が正しいと思ったら、その不満を先生にぶつけてみたらどうでしょう。

これはケンカや文句ではなく、「意見」です。
なので口の効き方や、態度はいつもよりも丁寧でなければいけません。
それを親として教えてあげてください。

そして、結果を聞き、親として納得できなければ、今度は親が先生に真意を聞く。

というのはいかがでしょう。
投稿日:2015-02-19
返信 5
k+gmamaさん
不信感削除
その場できちんと言えれば良かったのですが今までも不信感を抱くことが度々あったようです。もし今後もあるようなら意見を伝えてみるように言ってみます。
このまま学校へ行けない日が続くのかなと不安でいっぱいです。
学校へ行った日は勉強など夜中まで頑張るのですが、寝不足の為やはり次の日は休む、また次の日も休む‥となり悪循環の様に悪く考えてしまいます。時々行ける今だからこそできる事があれば教えていただきたいです。
投稿日:2015-02-20
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
まず第一は生活のリズムです。
結局、学校に行けないのは夜中まで起きていてそれで翌日の朝に起きれないという悪循環から来ています。

勉強を頑張るのは悪いことではありませんが、時間を設定して、その時間になったら勉強は切り上げて寝る…ということをお勧めします。

カリフォルニア大学ロサンゼルス校による研究では、普段よりも夜更かしして勉強するのは効率が悪く、成績アップにつながらないことがわかりました。

この研究では、睡眠時間を犠牲にして勉強する習慣のある学生535名の学業成績を検査しました。 学生たちの人種・家庭の経済力・成績は様々でした。 各学生たちに、中学三年、高校一年、そして高校三年のそれぞれの時点で2週間のあいだ、勉強量と睡眠時間、そして翌日の授業の理解度・テストの成績・宿題の出来具合などをチェックリストで報告してもらいました。

その結果、夜更かしによって、翌日の授業の理解度だけではなく、テストの成績や(夜更かしをしてやった?)宿題の出来具合まで悪くなっていました。

今回の研究に関与していない研究者によると、新しい情報を記憶し、学習内容を自分のものにするうえで睡眠の質と量が重要であるという結果が出ている研究が複数あるそうです。 睡眠時間が少な過ぎる学生は、勉強したことを頭の中で処理する時間が足りないというのです。

睡眠時間を削って勉強するよりも、学校の授業中に集中して勉強したり、睡眠以外の(大人にとっては)どうでもいい事に費やす時間を削って勉強すべきだ、と研究者はアドバイスしています。

確かに「勉強しているのに、なかなかはかどらない」…そういう人に限って、夜、勉強しています。

そもそも夜は、最もはかどらない時間帯です。

勉強の中心を夜にしているかぎり、本来の集中力を発揮できません。

勉強の時間を、夜から朝にしましょう。

朝は、1日の中で最も邪魔が少ない時間です。

早朝であれば、テレビ番組はまだ始まっていません。

皆が寝ている時間ですから、携帯電話が鳴ることもありません。

朝日は、夕日とは違い、すっきりした気分にさせてくれ、元気が出てきます。

「でも、やはり朝は眠い…」

そう思われがちですが、それは睡眠時間が少ないからです。
睡眠時間が、7時間以下だとそうなります。
睡眠時間は、必ず7時間以上取りましょう。

勉強ができる人は、睡眠時間はたっぷり取ります。

ぐっすり寝て、疲れが取れれば、朝はむしろ一番快調になる時間帯です。

それでもなかなか眠気が取れなければ、朝にシャワーをさっと浴びたり、コーヒーを1杯飲んだりしましょう。

近場の24時間ファストフードに、勉強場所を移動してもかまいません。

この朝の快感は、一度知ると、やめられません。
全然大変ではありません。

朝ですから疲れもなく、人も少ないので集中でき、夜に比べればはるかに楽です。

朝の1時間は、夜の3時間にも4時間にも匹敵します。

朝の快感を知ると、仕事・勉強・作業が、すごいスピードで進むのです。

是非一度、実践してみてください。

投稿日:2015-02-21
返信 7
k+gmamaさん
夜更かし削除
夜更かしになってしまったのはやはり不登校になり暇なので寝てしまったりゲームばかりになって不規則が原因だと思うのですがこの悪循環からどうやって抜け出さすのか悪戦苦闘です。
朝早くから起こしても体は起きれても頭が起きれない、頭がボーっとしていつまでも動けない、面倒臭い学校に行くのにテンションがあがらないみたいです。準備は渋々しますが土壇場になり部屋へこもってしまいます。
以前俺なんか生まれて来んかったらよかった!誰も信用してないし自分自身も大嫌い!こんな俺がいるせいで苦しいんやろ⁈俺なんか餓死させたらいいねん!と言われてしまいました。

この子が小さな時に離婚をしました。
小学生に上がる前にしました。
元旦那は子供にはいいパパでした。そんなパパと離れたショック、曖昧にするのはいけないと思い理由も本人に後からですが話しました。大人への不信感はこれがきっかけかもとも思います。片親なので助けてもらうために実家にはもどりましたが必死で2人の子を育ててきました。時には父親役もしなきゃとガツンと叱るため子供にも手を挙げたこともあります。
私も今まで確かに自分の機嫌、気分で矛盾した育児をしてきたと重々分かっています。これから愛おしい子供と向き合うにはどうすればいいのか、どうすれば自分を好きになってくれるのか私のことをどうすれば信じてくれるのか分からず目の前真っ暗です。
投稿日:2015-02-25
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
女手ひとつで二人のお子さんを育てること…大変かとお察しします。

「これから愛おしい子供と向き合うにはどうすればいいのか、どうすれば自分を好きになってくれるのか私のことをどうすれば信じてくれるのか分からず目の前真っ暗です。」

このお気持ちも分かります。
焦ってしまいますよね。

まず、あなたのことを好きになってくれること(=親子の信頼関係の構築)への第一歩は、先日お伝えした「聴き方」と「伝え方」です。
これを継続していってください。

お子さんが自分を好きになってくれるかどうか。
要するにお子さん自身の自己肯定感を高めるということです。

よく「ほめて育てる」といいますよね。
もちろん、これは間違っていません。
ほめられれば嬉しですし、それでやる気になる子も大勢います。

ただし、ほめて育てることが逆効果の場合もあることを知っておいてください。

内閣府の調査によると、「日本の子どもはアメリカや韓国・中国の子どもと比べ自己評価が低い」とのことです。

自己評価は英語では「self-esteem」…自己肯定感とか自尊感情と言われることもあります。これは単なる「自信」とは違います。
自己評価とは自信があるとか、ないとかと言う以前のレベルで、「自分は生きている意味がある」「存在価値がある」「大切な存在だ」「必要とされている」…という感覚のことです。

今の子どもたちは、この「自己評価」が低い傾向にあります。
「どうせ僕なんか?」「どうせ私なんか?」・・・この「どうせ?」という言葉が出たら相当、自己評価が下がっていると見ていいでしょう。そのような場合はしばらく叱ったりするのをやめて徹底的に話しを聴いてあげることが大切なのです。

この「自己評価」は二段階に分かれています。

第一段階は「存在に対する安心」
つまり…「自分はここにいて良いんだ」「ありのままで良いんだ」「存在価値があるんだ」「いらない人間なんかじゃないんだ」…という感覚。
これは親が自分の存在を喜んでくれるということから育まれます。

第二段階は「能力に対する自信」
これは…「勉強が出来る」「スポーツが出来る」「お手伝いが出来る」…という自分の能力に対する自信。
これは周囲の人からほめられることで育まれます。

普通、自己評価とか自信とかいうと第二段階の方を問題にする傾向があります。自信のない子に自信をつけさせるために「ほめて育てる」ということをしがちです。でもこの効果があるのは、あくまでも第一段階の自己評価が十分育まれていることが前提です!それが欠けている子どもに対しては「ほめて育てる」ことは逆効果になる可能性もあるのです。

なぜ逆効果なのでしょうか?
存在への安心が極端に欠けている子ども…つまり「自分は存在価値のない人間だ」という子どもは、ほめられることで自分の存在価値を理由づけます。ほめられている間は良いのですが、ほめられなくなると存在価値を失ってしまいます。だからほめられることだけに全精力を注ぐのです!そのために自己主張したり反抗したりすることが出来なくなります。いわゆる「過剰適応」の状態です。

その結果、手の掛からない聞き分けの良い「良い子」になります。
一見、結構なことじゃないかと思いがちですが、でもこれは良い子は良い子でも、大人にとっては「都合が良い子」なだけです。本人にとっては常にほめ続けられなければ不安になり休むことも出来ず常に全力疾走!

当然、そのうちに息切れを起こします。ひたすらにほめられ続けられて、どんどん過大な役割を求められ、ついには頑張れなくなります。
だれにも相談出来ずにやっとの思いで親や教師に相談しても「まぁ?大変だけど頑張れ!」としか言ってもらえず、「これ以上、頑張れないから相談したのに、まだ頑張らなきゃいけないのか」と絶望するのです。そう思ってしまった時は深刻な危機が訪れます。

「これ以上、頑張れない。期待に応えられない自分は存在価値のない人間だ」そんなふうに思いつめて自殺を図ったり苦しさのあまりに周囲に危害を加えるようになってしまう可能性もあります。

大切なのはほめておだてることではありません。子ども自身の存在を認め、喜び、「生まれてくれてありがとう!」と心から思えるかです。
投稿日:2015-02-25
返信 9
k+gmamaさん
不登校続いてます削除
その後、会話を合わすように話してくれることを聴くようにしてはいるもののやはり学校へはなかなか行けません。
なんで行きずらいん?って聞くと担任がいるから行きたくない、担任が変われば毎日行く。と言いました‥
以前にもこちらにかかせていただいた事が不愉快やったのか聞くとそれだけじゃない新任のくせにベテラン先生の真似して偉そうにしとるのがムカつくと‥
高校には行きたいというので、このまま不登校が続くと出席日数が足りなくて不利にになってしまうと伝えたらうそぉっと少し焦ったようですが焦らすのもあまり良くないかなぁとも思いまして話を変えました。
どう言ってあげれば分かってくれるのか答えに困りました。
投稿日:2015-03-09
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
なるおど。
担任が変われば行けるよになるとのことですね。

(ちょっとキツイ言い方かもしれませんが)しかし、それでは担任が変わっても無理でしょう。

なぜか?

結局は他人や環境のせいにして、自分では変わろうとしない。
いつも誰かのせいにして自分だけ悲劇のヒロイン気取り…な子になってしまいます。

余程の理由がない限り、学校側も一生徒の言い分だけで担任は変えません。
変わらないことをいつまでも望んでいても変わりません。

ましてや、新任のくせにベテラン先生の真似をして…などとの言い分は、まったく見当違いです。
新任でまだよくわからないからベテランの先生の真似をするのです。
ある意味当たり前のことです。

当たり前のことに腹を立てているのです。

「過去と他人は変えられない。
 変えられるのは未来と自分」…です。

未来を変えたいならまずは自分を変えること。

それを分からせることも必要かもしれませんね。

「自分を変える」ヒントを以下にまとめました。
お子さんに伝えるときの参考にしてください。
投稿日:2015-03-09
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。

投稿日:2015-03-09
返信 12
k+gmamaさん
どうすれば‥削除
本人の考え方を変えさせる‥
なんと難しい‥

学校へ行かない日が続いております。
これほどに続いたのは初めてで精神的にもまいりそうです。今を考えないといけないのは分かるのですがやはり子供の将来が心配です。
面倒な事から逃げているだけでしょうか?周りに溶け込む自信がないのでしょうか?
人を受け入れる事に拒否をしているのでしょうか?
どうやって本人を変える事ができるのかわかりません。
話そうとしても「綺麗事はいいって」と言いきいてくれません。
投稿日:2015-03-11
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
確かに本人を変えさせるのは難しです。
これはあなたのお子さんに限ったことではありません。

前回ご紹介した心理学の言葉「過去は変えられない」には続きの言葉があります。
それは「他人は変えられない」ということです。

心理学では「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分」と言います。

他人(お子さん)を変えようと思っても所詮無理。
だったら自分が変わるしかない。
…そう思ってください。

まずは親が変わること。
我々が一貫してお伝えしているのは「親が変われば子も変わる」です。

今までの我々の書き込みを参考にしてまずは、あなた自身を変えてみませんか。
「コミュニケーション」「自己評価」「自分を変える」にはそのヒントが沢山つまっています。
投稿日:2015-03-12
返信 14
k+gmamaさん
すぐキレて暴力になってしまいます削除
ご無沙汰しております
その後、学校へは行ったり休んだりが続いていましたが今は部活も休部中です。今は夏休みとなり落ち着いて過ごしていますが、以前からよくおばあちゃんと喧嘩となり最終は暴力となってしまいます。おばあちゃんは今は骨折など大怪我にはなっていませんがいつそうなるかと不安です。
口喧嘩から始まりおばあちゃんは耳が遠いので伝わらないことから手が出てしまうと言います。本人に聞くと俺だけが悪いんじゃないと言い切ります。おばあちゃんもはっきりと物事を言う、ちゃきちゃきとしたおばあちゃんで何事も口やかましく黙っていられないタイプです。まだ子どものくせにえらそうにと言うのが口癖です。
自分の身を守るために距離を保って別々の部屋に居ててと言ってますが、何で私が逃げなあかんのよ、と怒ります。
そんなおばあちゃんと何かあれば言い合いになります。息子は子供扱いされる事にも怒ります。
今日、おばあちゃんは自分の兄、姉に相談をし、おばあちゃんの兄は怒り被害届を出して警察に暴力の事を全て話す、児童施設に預けろ、何なら少年院にでも入れろと言い切りました。どうにか息子を見放したくない、そうはしてほしくないと話しをして今回はしないけど次何かあった時はすぐに警察に言うからと言いました。
私も息子と向き合って暴力はなにがあっても駄目!話しで解決できない時は私が仕事から帰ってきたら間に入るからと話しました。
私がどう対応することが暴力を防げるのか暴力以外の方法で家族でコミュニケーションを取り仲良く過ごせるのか教えてください。
家族で出掛けたりするとおばあちゃんの手を引いたり荷物を持ったりしてくれる優しい子なんです。
投稿日:2015-08-23
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
お久しぶりです。

おばあさんにどんな理由があろうと、自分よりも腕力のない人に暴力を振るうことはあってはならないです。

それはとてもカッコ悪いこと。
そんなふうに教えて、自分の愚かさを痛感させた方が良いと思いますよ。

…と、同時に。
暴力を振るえないように、物理的に距離を離してあげることも必要でしょう。

また、そもそも家庭内暴力は家庭内でしか起こりません。
今住んでいる家族以外の人(親戚でも可)が一緒に住むことによりなくなります。
投稿日:2015-08-24
返信 16
k+gmamaさん
苦悩削除
その後、おばあちゃんとの喧嘩の最中に担任の先生から連絡があり苛立っていたので電話には出るな(自宅電話に出ない場合は私の携帯に連絡になります)出たら殴るでと言っているのにおばあちゃんは電話に出てしまい結局腕をもたれ払いのけ結果振り回されてしまい(おばあちゃんが言うには)電話口で殴られる、今までも何度も殴られてきたと先生に話してしまいました。言われた事に激怒してもう2度と学校には行かない、絶対なにがあっても行かないと言い切ってしまいました。きっと本当の事だけど学校には言われたくなく、そうゆう暴力する子と見られる事が1番嫌だった、本当は暴力なんていけないとよく分かっているからだと思います。
おばあちゃんはその後、親戚の家で1週間過ごして息子も落ち着いては来ているものの落ち着くまでゆっくりと過ごしてね‥等先の事を話すと学校が頭にあるからか機嫌が悪くなります。学校にも高校にも大人になってもどこもいかんし、何もしないと言います。
息子はすごく頑固です。いい意味でも悪い意味でも一度決めた事は絶対という子です。
私は息子に普通な13歳の生活を穏やかに送って欲しいだけなんです。
話しを聴いて、見守って、コミュニケーションをうまく取れればいつかは行けますでしょうか?本当に大丈夫でしょうか?
投稿日:2015-08-30
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
クライアントさんの中に時々、「そちらの仰るとおりにやっていれば本当に大丈夫なのでしょうか」と言われる親御さんがいらっしゃいます。
今回のあなたも同様です。

もちろん、我々は最善の方法として助言をさせていただいていますが、直接お会いできていない状況で可能な限りお話をさせていただいています。
ですからどうしても一般論になってしまうこともあります。

いままでコミュニケーションがうまくてできていなかっただろうから、コミュニケーションをうまく取れるための方法をお伝えしたのです。

「本当に〜」といわれると「絶対ではありません」としか言えません。
「本当に〜」をお求めになられるのであればこの掲示板では限界があります。

申し訳ございません。
投稿日:2015-08-30
返信 18
k+gmamaさん
ありがとうございます削除
安心が欲しかったんです‥
いつかは前進できるって思いたくて‥
進んでるのか後退してるのか、目に見えないことで不安だらけなもので、すみません

でも私の大切な息子だからこそ親子で本音でぶつかれば少しづつでも進めますよね!
がんばります!全力で守ります!
投稿日:2015-08-30
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
k+gmamaさんへ削除
そうです。
頑張ってください。
大切な息子さんだからこそ!
きっとお子さんはもっと安心を欲しがっているのかも知れませんね。
投稿日:2015-08-30
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