不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.390
ボランティアのお兄さんさん
小学生 悪口 ゲーム削除
こんにちは、私はボランティア活動で、とある父子家庭の小学生の男の子と月2回のペースで2,3時間を共に過ごしている男子大学生です。
その子への接し方が分からなくなってしまい、相談させていただきます。

その子の一番の問題は、悪口が絶えないことです。
誰に対しても、何に対しても悪口を言います。
・基本的に自分以外の人間はみんなクソ
・思い通りにいかないのは、相手がバカだから。
だと思っているようです。
学校でもこのような考えが行動に出ているらしく、友達もほとんどいないようです。
1人だけいるようで、家に遊びに来てゲームをしていましたが、ゲームをしているのは、この子だけで、友達は横で見ているだけでした。友達が自分にもやらせてと言っても、下手だからダメ。と一蹴してしまいます。
宿題には全く手をつけず、今は小5ですが、割り算はまったく知らない状態です。

ゲームをしてほとんどの時間を過ごしているようで、自分はゲームの天才だそうです。ゲームをすることが今の自分の仕事で、それを世界も望んでいる。と言っていました。ゲームは親に結構買ってもらっています。
実際、ゲームが得意かと言えばそうでもありません。その子はゲーム内の自分が最強になる状況下でしかゲームはしません。例えば、敵のレベルが自分のレベルより遥かに低く設定し、敵を必要以上ボッコボコにします。敵のレベルを自分のレベルと同等にすると負け、このゲームはクソ呼ばわりです。

将来、何になりたいのかと聞いたら、普通になりたい。と言っています。
(この言葉に、今の友達が少なくゲーム漬けの日々をどうにかしたいという意味は含まれていないと感じました。)

ゲームばかりして、宿題をしてないのに、普通になれるのか。と質問したら、なれる。お父さんのようになればいいんだから。と答えます。
この子のお父さんは、電気系の仕事らしく、電子版を持ち帰ってきたりしています。お家からしても平均以上の収入があるようです。その子はお父さんからは、お父さんは頭が悪いと教わっているらしく、お父さんのことすら、そんな程度にしか見ていません。

私はこの子の、人を下に見る態度をどうにかしたいと思っています。
なにかアドバイスはないでしょうか。
投稿日:2015-06-29
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ボランティアのお兄さんへ削除
はじめまして。
ご相談いただきありがとうございます。
ボランティアでその小学生と接しているのですね。
とても素敵な取り組みをされていますね。

その小学生の男の子に対して、なんとか人を見下すことを止めさせたいのですね。
確かにそのまま大人になれば、周囲から相手にされず、友だちもできない状態が更に続いてしまうでしょう。

人を下に見る人への対処法を以下にまとめました。
参考にしてください。
投稿日:2015-06-29
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ボランティアのお兄さんへ削除
人を見下す人への対処法

まずは他人を馬鹿にする人・見下す人の心理理由と性格の特徴として以下が挙げられます。

・自信がない
・人の評価を下げることで、自分の評価を上げたい心理

人を馬鹿にする人の特徴とは、自分に自信がない人です。
「相手より下かもしれない」「相手に負けているかもしれない」、こう思った時、自信がない人は不安になります。
その不安を直視することが辛いので、そんな時、身近な誰かを批判したり馬鹿にすることで、心のバランスをとろうとするのです。
人を小馬鹿にすることで、相手を引き下げ、「自分は相手に勝っている」と安心したいのです。

また、自分がいじられるのが嫌なので、誰かをいじることでその役割から逃れようとすることもあります。
これは過去にからかわれたことによるトラウマがあり、スケープゴートを作って安心したいからです。
場を盛り上げることや、面白い話題・ギャグができないという理由で、他人をいじる人・からかう人もいます。
面白いトークができないから、誰かを馬鹿にすることで笑いを生み出そうとしているのです。

他人をバカにする行為には、優越感を感じる作用があるので、他人をバカにすることが快感になってしまっている人もいるでしょう。
ニヤニヤ楽しそうに他人をバカにする会話をしている人は、その時、優越感を感じているのです。

しかし、他人に優越感を感じるということは劣等感の裏返しなので、人を見下すことが多い人ほど本当は自分に自信がなく、そんな自分自身のことを誰よりもバカにしているのです。
つまり、人を馬鹿にする人や見下す人・嫌なことを言ってくる人は、自分に自信がない不安や恐れを抱えた人、劣等感の強い人、子供じみた人、面白い話術のできない人と言えるのです。

その対策として、相手の期待通りの反応をしないことはとても有効です。
子供がイタズラするのは、相手が反応することが面白いからです。

期待通りの反応をしないことは、相手に「この方法では効果がない」と、無意識に思い知らせることができるのです。
これは、大人の人間関係における色々な問題にも通用することです。

馬鹿にしてくる人が親しい間柄なら、「そういう馬鹿にするようなことを言ってきた時は会話をしないよ(相手をしない)」、とあらかじめ宣言することも、とても有効です。
ポイントは、徹底的に無視するのではなく、相手が嫌なことをしてきた時以外は、いつも通りに接するとことです。
これによって無用な争いや対立を防ぐことができます。

また、相手を自信のない可哀想な人、子供っぽい人だと憐れみの目で見ることも、相手の期待通りの反応とは違うので効果があります。
あなたが反応しなくなれば、相手もまずいことをしたと思い知るかもしれません。


相手から馬鹿にされたりいじられた時、またはそれらを見聞きした際には「私を主語にした言葉」で返すことです。
具体的には、「(私は)馬鹿にされたようで悲しい」「(私は)いじられキャラにされたみたいで辛い」「私は今、嫌な気分です」というふうに伝えるのです。

「反応しない」より少し難しく勇気が入りますが、効果の高い方法です。

Iメッセージ(わたしメッセージ)とは、私を主語にした自己主張(アサーション)によって、相手を責めずに自分の気持ちを伝えることができます。

相手を責めない要望の仕方なので、怒った時や攻撃的な態度の時と違い、相手が防衛的にならず、自分の希望が通りやすくなります。
Iメッセージで気持ちを伝えれば、もしかしたらあなたに悪いことをしたと、相手から謝ってくれるかもしれません。

ポイントは感情的にならず、穏やかな落ちついた口調で言うことです。
怒った口調や責めるような態度では、逆効果になってしまいます。

ちなみにIメッセージの反対のYOUメッセージ(あなたメッセージ)とは、あなたを主語にしたメッセージです。
「あなたが馬鹿にしてきたから気分が悪い」「お前に酷いことをされた」「あいつは嫌な奴だ」

普段、私達が意識せずに使ってしまっている言葉ですね。

Iメッセージを使えば、あなたを面と向かって馬鹿にしてくる人、いじってくる人も次第にいなくなるでしょう。
「人からなめられやすい」、という悩みも、Iメッセージを使って自己主張していくことで対処できるやもしれません。

あと・・・これは時と場合によっては逆効果の可能性もあるのであくまでも参考までに。
人を見下す人を見下させないようにするためには、その人よりも更に上を行くことです。
すべての言い分を、木端微塵に論破してやる。
そうすれば自分がいかに小さなことを言っていたか思い知るでしょう。
投稿日:2015-06-29
返信 3
ボランティアのお兄さんさん
返信ありがとうございます削除
劣等感から逃げて強制的に優越感のある状況を作っていたんですね。ありがとうございます。
Iメッセージは常に意識しないといけないですね、気をつけます。

重ねて伺いたいのですが、

ボランティアの一環で、この子とは違う学区を中心に小学生15名ほどを集めて2時間遊ぶということもしています。遊びは様々で、中遊び外遊びあります。基本的には15人のボランティアの全員で一つの遊びをするというものになっています。

私のこの子へのボランティアの最終目標は、この集まりに一度行って「また行きたい」と思ってくれることです。
そのためにはやはり、口が悪いことやいまの自分の行動がいけないことだと認識してもらってから集まりに参加してもらうべきでしょうか。
それとも、参加してから2人で反省すべき点を後で話すべきでしょうか。
投稿日:2015-06-30
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る