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お悩みNO.428
さささん
高1の息子削除
はじめまして
高1の息子のことで相談させてください。

夏休みがあけて一週間は学校に言ったのですが、この間の月曜日から学校に行かなくなってしまいました。

毎朝起きてと起こしますが機嫌は悪いです。前の日の夜は明日は学校に行かないとなと言うときもあります。でも朝には行かないと。

単位や出席日数が気になってしまう自分がいます。普通に高校を卒業してほしいと思ってしまいます。

息子は自分のために言っているのではなく、お宅の息子さん登校拒否になってるの?とか言われるのが嫌なんだろうと、自分はここまでやったけどこうなったと納得するためのことだろ。そんなの自己満足だろと言います。


人が嫌だ。人であることが恥ずかしい。自分以外は他人だ。お前らなんか信じない。触るな。汚い。等言います。
その後少し放っておくと、自分から私の近くにしばらくいたり、自分の部屋とリビングを行ったり来たりします。

元々とても優しい子です。
嫌なことも嫌と言えずに受けてしまったり、人に合わせたり。

金曜には学校やめるといいました。
朝のやりとりの中でですが。
学校辞めてどうするの?将来と聞くと、それまで生きてるかわからない。
今死んでも命惜しいと思わない。自分の命なんだから自由じゃん。何が悪いの?と言います。

すみません。
まとまっていない文章で。。

一週間の出来事なのですが、とても長く感じます。これからも続くのかと苦しいです。朝以外は学校の話はしないようにしています。


投稿日:2015-09-12
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
高1のお子さんに関するお悩みですね。

「その後少し放っておくと、自分から私の近くにしばらくいたり、自分の部屋とリビングを行ったり来たりします」

これは何か自分の想いを聴いて欲しいのかもしれません。
そのチャンスを図っているのかも。

また・・・
「今死んでも命惜しいと思わない。自分の命なんだから自由じゃん。何が悪いの?」

そんなふうに言われたら親はたまらなく悲しいですよね。
それはそのまま伝えましょう。

ただし、聴き方・伝え方にはちょっと工夫が必要です。

その点を以下にまとめましたので参考にしてください。

投稿日:2015-09-12
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2015-09-12
返信 3
さささん
ありがとうございます削除
返信ありがとうございます。

自分なりに聴こうとしているのですが、うまく引き出してあげることができません。

息子ばかりに集中すると娘が荒れます。家で落ち着いていても学校で荒れてるみたいです。
自分でもなんでここまで子供の顔色を伺っているのだろうと思いますが、上手くできません。
一学期までは楽しい、面白いと言っていたので、まさかこんな風になると思ってもいなかったです。

朝も起こさず自分から言ってくるまで待つ方がいいのか、朝だけいつもと変わらずお越しにいった方がいいのか。
学校は行ってほしいのですが本人はわからないです。

将来どうするの?と聞いてもそこまで生きてないと思うと言われるとあとの言葉がでません。

悲しい思いを伝えても、あなたが大切なんだよと伝えても、それは後からああしてればこんな風にならなかったと思うための自己満足なんだと言われてしまって噛み合わないです。
投稿日:2015-09-12
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
それでも「Iメッセージ」を続けてください。
いいですか。
「Youメッセージ」ではなく、「Iメッセージ」です。

今までのコミュニケーションに何かしら原因があるから今に至っているのです。

といことは今のやり方を変えていかなければ未来は変わりません。

そのためにはまず親が変わること。
我々は設立当初から「親が変われば子も変わる」と伝え続けてきました。

以下に「自分を変える」ことに関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-12
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
「自分を変える」

自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。

投稿日:2015-09-12
返信 6
さささん
やってみます削除
さっそくやってみます。

また迷ったとき、どうしたらいいかわからなくなったとき、お話させていただいてもいいですか?
投稿日:2015-09-12
返信 7
さささん
もうひとつ削除
引きこもりでもなく、私や娘ともよく話します。コンビニや買い物にも行きます。

でも学校には行かないのです。
まだ一週間、もう一週間。
この先どうなるのか不安て仕方ないのです。

聴くことをやってみます。
投稿日:2015-09-12
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
もちろんです。
迷ったら、…というか特段理由なんてなくてもまたここに来てください。
投稿日:2015-09-13
返信 9
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
まずは親が不登校に関する知識を深めることも大切です。
以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-13
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
「不登校について」その1

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。

投稿日:2015-09-13
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
「不登校について2」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2015-09-13
返信 12
さささん
また来てしまいました削除
学校の先生から電話がきました。

本人は出るのをいやがっていたのですが、最終的には出ました。
普通の連絡次項のように感じたのですが、電話を切ったあと、めんどくせぇ、うぜぇと機嫌が悪くなってしまいました。部屋に入りましたがしばらくすると出てきます。でもイライラしてる感じはあります。

一歩の勇気が出ればと思うのですが、行かなくなってしまったので何を言われるんだろうとか反応が気になってしまうのだと思います。(今までの会話で感じることです。)
このままだと、どんどん行きにくくなってしまうと思うのですが、学校の話はしないに徹した方がいいのでしょうか。今の様子だと前に書いたことと同じ返事しかこないと思いますが…。

一歩の勇気が出る手助けは本人次第で、私には出来ないのでしょうか。背中を押せる事ってないのでしょうか。
投稿日:2015-09-13
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
上記はあくまでもご参考にして頂く例です。
100%同じことをする必要はありません。

学校の話も、しょっちゅう言ってプレッシャーを与えない程度なら言ってもいいでしょうし、勇気を出せる手助けだって親ができますよ。

背中を押してあげる言葉を掛けてあげればいいのです。

以前、ご紹介した「自分を変える」ことの内容は親だけに言えることではありませんよね。
子どもだってこれを実践しればいいのです。
その内容を教えてあげることも「背中を押す」ことに繋がりますよ。

「自分を変える」ための次のヒントとして「捉え方」に関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2015-09-14
返信 14
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
「ABC理論」

自分を変えていくには、まず自分の受けとめ方を変えていくことが必要です。
そのヒントとして、アメリカの臨床心理学者、アルバート・エリスが提唱した論文の「ABC理論」という考え方を紹介します。

「A・B・C」は以下の通り。
A:Activating event(出来事)  
B:Belief(受け止め方、信念、固定観念)  
C:Consequence(結果)

出来事(A)があって、結果(C)があるのではなく、間に受け止め方(B)による解釈があるという考え方です。
この受け止め方(B)が「肯定的(ポジティブ)」な受け止め方であればプラスの感情になり、「否定的(ネガティブ)」な受け止め方であればマイナスの感情となります。

例えば、以下の通りです。
【否定的(ネガティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)せっかくの旅行が台無し   → (C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だな
【肯定的(ポジティブ)な受け止め方】
(A)旅先で雨が降った → (B)観光客が少ないかもしれない → (C)静かに景色を楽しめるな

同じ出来事でも受けとめ方を変えると結果が変わってきますよね。

このように受け止め方を変えること(=ビリーフ修正)が、「自分を変える」→「自分を好きになる」→「他者も肯定できる」→「他者から好きになってもらえる」→「そんな自分を更に好きになる」という好循環につながり、「自己成長」にもつながっていくことにもなります。


…どうですか。
これもお子さんに伝えられますよね。
投稿日:2015-09-14
返信 15
さささん
ありがとうございます削除
受け止め方がネガティブなので、先生にお話頂いたような話はしています。

今朝は何とか登校をしました。途中で帰りたくなったら迎えに来てと言われたので、わかったと伝えました。

今日の学校の様子次第だと思いますが、明日も行ってくれるといいなと思っています。今日は行っても明日はわからないので。今週行っても来週は連休が続くので、その明けからも行かなくなるのではという不安もあります。

行ってくれた(途中で帰ってきても)後はどのような接し方をすればいいでしょうか。。何を気を付ければいいでしょうか。

何もわからない親でなさけないです。
投稿日:2015-09-14
返信 16
さささん
やはり削除
やはり午前中で帰ってきました。

熱が出ていましたが、薬は飲もうとしません。
帰ってきたら機嫌が悪くなってしまいました。うぜぇな。うぜぇな。向こう行けよ。と言って布団にくるまって寝てしまいました。この様子からだと明日からまた行かなそうです。

学校に行くのを私と娘は喜んだのですが、また落ち込みました。

先生こんな書き込みばかりですみません。
投稿日:2015-09-14
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
書き込み内容はネガティブでもまったく問題ありません。
どこでも吐き出せない分、ここを活用して頂ければと思います。

…一方で!
意識は言葉で作られるともいいます。

ここで吐いたネガティブな愚痴や不満の倍の数のポジティブな発言をしてください。

無理矢理にやっていると本当にポジティブになりますよ。
投稿日:2015-09-14
返信 18
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
そして、お子さんの言動では一喜一憂してもいいのですが、それを本人には悟られないこと。

親ががっかりした姿は子どもは一番こたえますから。

逆に親の笑顔が一番の薬なのです。
投稿日:2015-09-14
返信 19
さささん
自信がなくってきました。削除
焦りすぎでしょうか。

息子はネットのことしか信じません。
発する言葉もネットでの知恵袋や他の発言者からの言葉のように感じたりするときがあります。

今朝は喉が痛いと行きませんでした。

毎朝この繰り返し。
自信がなくなってきました。
疲れてきました。
投稿日:2015-09-15
返信 20
さささん
無理矢理削除
無理矢理ポジティブ。
意識しながらやってみます。
考えすぎて頭も気持ちもパンクしそうです。
考えるのをポジティブに!ですね。
投稿日:2015-09-15
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
はい、ポジティブに!
以前ご紹介した「ABC理論」です!

ただし、考えすぎないように楽しみにながら。
ちょっと笑ってしまうくらいな強引さを考えてみましょう。
それがいつしか習慣となりますから。
投稿日:2015-09-15
返信 22
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
お子さんはネットしか信じないなら、いっそのことそれを逆手に取ってみたらどうでしょう。

何かを助言する際には「あっ、これはネットにも書いてあったけどね」…と。

※ただし、実際にネットに書いてあることを言うこと。
嘘はいけませんし、ばれた時に信頼は失墜します。
投稿日:2015-09-15
返信 23
さささん
逆手ですね。削除
先生ありがとうございます。

逆手は頭にありませんでした。
いっぱいいっぱいになっていたので目から鱗です。

ポジティブと逆手、実践してみます。
投稿日:2015-09-15
返信 24
伊藤幸弘教育研究所さん
さささんへ削除
気づきを得ていただいて嬉しいです。
これからもお役に立てそうなアドバイスを多々させて頂きます。
よろしくお願い致します。
投稿日:2015-09-17
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