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お悩みNO.74
娘を愛するママさん
異常に寝る娘削除
こんにちは
大学を卒業したばかりの娘のことです。
大学時代のバイト先で、いじめに会い、対人恐怖が始まり、教室に入ろうとすると、過呼吸となり、うつ症状も出て、クリニックにも通っています。
二件目で、娘と合う先生とめぐり合い、まわりの方の温かな見守りもあり
なんとか卒業はできました。
以前よりひきこもり傾向にありましたが、今は異常なほどに寝ていて、ひどい時は、朝、昼食も食べず、トイレにも行かず夜の8時まで寝ている状況です。
親として、起こしたり、叱ったり、なんとかしようと頑張ってみましたが、うまくいかず、娘が存在してくれているだけで良いと思う気持ちと、どうしようもなくイライラしてしまうことがあり、自分の感情のコントロールも大変な日々です。
今は、眠るだけ眠らせて、そのままを受け入れようと思っていますが、また不安になって、娘に暴言をはいてしまいそうです。
情けない親ですが、どうすれば良いのか助言をください。
投稿日:2011-03-29
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
娘を愛するママさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

大学を卒業したばかりの娘さんに関するご相談ですね。

「今は、眠るだけ眠らせて、そのままを受け入れようと思っています」
…この言葉を聞いて安心しています。

どうしようもなくイライラしたりして
ご自身の感情のコントロールも大変でしょう。
お察しします。

おそらくいままでお一人で悩まれていたのでしょう。
そんなときにここに書き込みをしていただいて嬉しいです。

あなたは決して「情けない親」ではありませんよ。
むしろ、親としてしっかりと娘さんと向き合おうと努力されている。

イライラしたり、不安になったり、暴言を吐いてしまいそうになるのも
すべては「娘さんを愛するがゆえ」です。

本当に情けない親とは子どものことに無関心で自分の子育てになにひとつ疑問を持たずすべてを子どものせいにする親です。

焦りや不安もあるかと思いますが今は見守りましょう。
娘さんは心の傷を癒すために今はエネルギーの充電をしている時期です。

「親」という字は…
「木」の上に「立って」「見る」と書きます。
子育てには「見守る」ことも必要です。
きっとこの文字を考えた人はそんな思いをこの文字に込めたのでしょう。

でも…親だって人間です。
時にはストレスもたまるのも当然。

その時はここに来てください。
あなたの不安なことや怒りの感情はここで吐き出してください。

そして…一緒に考えましょう。
あなたの不安を少しでも取り除けたらと思っています。
投稿日:2011-03-29
返信 2
娘を愛するママさん
ありがとうございます削除
早速の返信ありがとうございました。

言われる通り、娘には休息が必要なんだと頭ではわかっていても、不安になってきて、娘に酷い事を言ってしまったりしていました。

ただ、私の今までのやり方では、良い方向には進まない。というのもわかってきて、対応を変えなければいけないと感じてはいました。

一番の願いは、自立してもらえることです。
私も苦しいですが、頑張って見守っていこうと思います。
投稿日:2011-03-29
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
娘を愛するママさんへ削除
こちらこそ、早速のお返事…ありがとうございます。

今までのやり方を、対応などを変えたいと思われているのですね。
とても素晴らしい考えです。

今までどのようなやり方だったか…?
もしかしたら、キツイ怒り方をしてたり、娘さんに対してただただ感情をぶつけていただけなのかも知れませんね。
(…間違っていたらごめんなさい)

時にはキツイ言い方になってしまうのは悪いことではありません。
でも、これからお伝えすることをちょっとだけ頭の片隅に入れていただければ「対応が変わる」かも知れません。

まず「怒る」ではなく「叱る」です。
「怒る」とはただ感情をぶつけるだけ。
相手には何にも伝わりません。
むしろ心の距離は離れるかも知れません。

「叱る」は相手の立場に立って自分の思いを伝えるということです。
たまたまちょっと言い方がキツクなるのがそれです。

相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく
「何が伝わったか」が大切です。

そうすることで子どもに対して
自分は親にどれだけ大切に思われているかを実感させてあげてください。
それを伝えるには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」
…まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使って。。。

相手に思いを伝えたいとき!
「Iメッセージ」が効果的です。

相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」

コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ

その後に
「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。

「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいですよね。
だからコミュニケーションがドッジボールにならないように聴き方に気をつけてみるのもひとつの手段です。

最初はうまくいかなくて当然です。
でも少しずつ試してみてください。

「あれ?最近お母さん変わったなぁ?」
…そう思ってもらえたらしめたものです。

そして、いつかは娘さんの「自立」を目指しましょう!

そのヒントをこれからここでお伝えします。

今回はその第一回目だと思ってください。
投稿日:2011-03-29
返信 4
娘を愛するママさん
その通りです。削除
その通りです。
私は、怒ってばかりでした。
それも、鬼のような顔だったかもしれません。
自分の思いどおりにならないから、自分の感情をぶつけてしまってました。
私が、娘を追い詰めていたんだとわかり、涙があふれてしかたありません。
私の接し方が悪い事にうすうすは気がついていましたが、認めたくない思いで母親ぶっていました。

優しくてかわいい娘なのに、私の中では厄介者に変わってきていました。

申し訳なくて、胸がしめつけられます。

明日からは、本心から、見守り、笑顔で娘に接することができそうです。

Iメッセージを頭にたたきこみ、頑張ります。
本当に感謝です。

投稿日:2011-03-30
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
娘を愛するママさんへ削除
Iメッセージ…受け入れていただきありがとうございます。
僕のアドバイスが伝わったみたいですね。
とても嬉しいです。

さて!
コミュニケーションというのは2本の柱があります。

ひとつは「伝える」
これは前回の「Iメッセージ」の内容です。

そして、もうひとつは「聴く」ことです。

この2つのコミュニケーション方法を身につけることで娘さんとの信頼関係が深まると思いますので
今回は「聴く」事に関してお伝えします。

「聴き方」って意識したことあります?
…実は僕は勉強するまでありませんでした。

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
その際は、はっきりと母としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。
投稿日:2011-03-30
返信 6
娘を愛するママさん
変わってきました削除
投稿して、私は変わる。娘を絶対に大切にする。大切な娘だから、笑顔で明るく、聴いて見守る。と私自身の心が決まりました。

夕方近くに起きてきた子供に、「今日は遅かったね。お腹すいたでしょ。ご飯たべよう。」と笑顔で言いました。

娘はすぐに部屋へ戻ろうとしてましたが、いつもと違う私の態度に、驚いているのがわかりました。

この一言から、娘の様子が変わってきました。

私にではありませんが、犬に向かって「ごめんね。明日からはちゃんと散歩に行くからね」と言ってました。

それから、私にも色々な事を話してくれる様になりました。
私にはよくわからない話題も、顔を見ながら一生懸命聞きました。
以前に娘から、「母さんは、私の話を聞いてない」と言われた事を思い出したり、本当に聞いてなかった事に反省しました。

アルバイト先を自分で見つけ、明日から行くことになりました。

私はただ、今の娘を大切にしようと心に誓っただけなのに、こんなに変化があるなんて、感謝の気持ちでいっぱいです。

今後も、色々な困難があると思いますが、聴くこと、Iメッセージで伝える事は忘れません。
このような誰でも悩みを投稿できる場所を作っていただき、助言までしていただいて、尊敬の念と感謝の気持ちでいっぱいです。
救ってくれて、本当にありがとうございました。

また、相談をさせていただく事があるかもしれません。その時はよろしくお願いします。



投稿日:2011-04-04
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
娘を愛するママさんへ削除
とても嬉しいメッセージをありがとうございます。

娘さんの変化は「第一歩」かもしれませんが
娘を愛するママさん母子には「大きな大きな一歩」です。

これは、娘を愛するママさんが自らの手で掴み取った現実です。
私はただただ背中を少し押させていただいただけです。
娘を愛する母の偉大さを改めて感じさせて頂きありがとうございます。

「私は変わる。娘を絶対に大切にする。」
このうように断定的に文字にすることも大切です。
「?したいなぁ。?できますように。」
ではなく
「?する!」という言葉を使うことは良いことですよ。

昔から「言霊」という言葉があります。
言葉には魂が宿っていますので、プラスの言葉を意識して使うことでプラスの出来事が舞い込んできます。

また、いつでも相談してください。
悩みや不安は共に考えましょう。
そして嬉しかったことも是非!
それも一緒に喜びましょう。

投稿日:2011-04-04
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