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お悩みNO.485
Miiさん
中1娘 不登校なのでしょうか?削除
初めて投稿させて頂きます。
Miiと申します。よろしくお願いします。

中1の娘の相談です。
2学期からちょっとずつ休みが増え、後半からほとんど学校へは行ってません。
初めは朝起こすと頭が痛い、喉が痛いなどと言って休んでましたが、段々朝起きなくなってきました。
学校サボりたくて嘘をついているのでは?とも思ったのですが、頭から疑うのは良くないと思い、病院へは連れていったりしてました。が、起きないとなると、こちらも意地になって、無理矢理学校へ行かせようとしてました。

もしかして学校に行きたくないのでは?と思い本人に聞いてみたところ、「先生が嫌いだから学校行きたくない」と。先生嫌いって、学生の頃には良くある事では?と思ったのですが、話を聞いていると本当に嫌なようです。でも理由を聞いても、単に「うざいとか気持ち悪い」とかばかりで本当の理由が分かりません。

冬休みが終わり、初日は学校へ行ったのですが、翌日から足が痛いと言いだし、結局休んでます。今日も朝ちゃんと起きて、御飯まで食べたけど、休むと連絡が来ました。

学校に行かなくなってから、色々と調べたり、本を読んだりして、なるべく彼女の意思は尊重するよう、自由にさせているつもりですが、学校にも行かず、遊んでばかりいる彼女を見ていると、本当にこれは不登校?さぼりじゃないよね?と思わず思ってしまう事があります。

不登校でも週末などにはお友達と仲良く遊べる子もいると書いてあるのを読んだ事があります。うちもきっとそれなんだろうなぁ〜とは思っているのですが、今後私はどのように対応していったら良いのでしょうか?
投稿日:2016-01-12
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中1の娘さんの不登校に関するお悩みですね。

「先生が嫌いだから学校行きたくない」とのことですが本当のところはまだ分からないとのこと。
まずは「不登校」に関して親がしっかりと理解する必要があります。
色々とお調べとのことですのでもしかしたら既にご存知の点もあるかと存じますが、「再確認」という意味で以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-01-12
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
「不登校について」その1

そもそも、不登校とは、次の定義があります。
「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくともできない状況にあること(ただし、病気や経済的な理由によるものを除く)」。
なお、不登校については従来、学校基本調査において30日以上欠席した児童生徒について、その理由別区分として「病気」、「経済的理由」、「学校ぎらい」、「その他」として調査していたところ近年「不登校」という名称が一般的に使用されるようになったことに鑑み平成10年度の調査から上記区分のうち「学校ぎらい」を「不登校」に名称変更した経緯があります。
親として不登校を正確にご理解いただくために、以下の内容をまとめましたので参考にしてください。
・現在では不登校児は約13万人といわれている。
・不登校を生み出す原因のひとつに親の過干渉(先回り)があげられる。
・このように育てられた子供は自立心が育たない、人をすぐに頼る、人のせいにする、幼い、わがまま、神経質なくらいきれい好きかその逆、人の顔色ばかり見て自分を出せない…etc。
・小学校の頃は友人とよく遊ぶ。(友人が多いのではなく誘いを断れない)
・中学生くらいになるとわがままで融通性がない性格が表れて友人が離れていく。
・昼食はひとりで過ごすことが多くなり校内を徘徊して時間をつぶす。そのために周囲からは気持ち悪がられて精神状態は悪化して次第に不登校へとなる。
・また不登校へのきっかけとしては大人にとっては取るに足らないことも多く、はっきりした原因や理由が不明なケースが多い。
・不登校の症状としては、37度くらいの微熱、頭痛、腹痛、吐き気が4大症状。その他には冷たいものを良く飲む、不眠、うるさいと口走る、昼夜逆転、部屋にこもる、ゲーム・ネットにはまる、家族と顔を合わせない、部屋に誰も入れない、自分より弱い妹・弟に強く出る、親と一緒に寝たりお風呂に入る(退行)。
・不登校を生み出しやすい家族としては、夫婦関係が悪い、家族の誰かが亡くなる、過干渉、放任、父性・母性の欠如、母子関係が強すぎる、兄・姉の非行・不登校・引きこもり、親が異常に学歴や世間体を気にする、親が宗教熱心な信者、親が定職に就かない、親の失業、転勤、厳格、威圧的、神経質。
・不登校の子どもを無理に学校へ行かせることはインフルエンザで高熱が出ているのに解熱剤で強引に熱を下げるのと同じで余計に悪化してしまう。
・不登校の子どもは弱者ではなくむしろメンタル面は強い。思い込みが激しくこだわりが強いために周囲に溶け込めない。
・子どもには文句を言わせることが大切。「あの時はこうだった」「あの時、ああ言われた」…。親は黙って横に座り目を見て聴いてあげることが大切。
・不登校児の3割が引きこもりになる。

【不登校の子供の親の不安】(一般例)
?学力の遅れで進学が出来ないのでは?
大切なのは生きる力、知恵、人との関わりであり学校以外でも充分に養える。
?社会性や適応力がみにつかない?
学校以外で自分らしさを発揮できる子がいても良い。現在の学校システムに合わない子がいても不思議ではない。
?学校くらい我慢できないで社会で通用するのか?
必要な我慢もあれば有害な我慢もある。身を削って学校に通うことがマイナスになる。学校は命まで削って通う場ではない。
?無気力人間になるのでは?
無気力で学校に行かないのではない。体調の不調は身体防御反応。
?学校に行かないのならせめて○○してほしい。
学校に行かない代わりに何かをするというのは無理な要求。じっくりと子どもの成長をみる心のゆとりが必要。

【不登校の子どもを持つ親に向けて】(我々からのアドバイス)
? 不登校の状態を責めたり、刺激したりしない。
? 子どもの良い面を見つけ、認めて、誉めて、信頼する、
? 一番悩んでいるのは本人であることを理解する。
? 子どもの言葉や言動から心の中にあるものを理解する。
? 一人の人間として子どもを認める。
? 絶対に焦らず、長い人生のうちの休憩だと思うこと。
? 親に勉強する機会をくれた子どもに心から感謝する。
? 親の焦りは子どもに伝わってしまう。大きな心で子どもに接する。
投稿日:2016-01-12
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
「不登校について2」

不登校は甘えではありません。
いじめ、先生や友人との相性、家庭環境等で心が折れている状態です。
しかし、いまだに不登校に関する理解不足から「甘えている」「根性が足りない」「逃げているだけ」と言う方もいます。
不登校の子どもたちには、部屋から出られない人もいます。
それは、部屋から出ようとしていないのではなく、部屋から出ることができないのです。
怪我で両足を骨折している人に「マラソンを走れ」とは言いません。
走らない人に「甘えている」とも言いません。
どうか「不登校」に関する正しい知識、また不登校の子どもたちに対する「受容と共感」の姿勢で接してください。
そして何よりも優しく接してあげてください。
投稿日:2016-01-12
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
この掲示板に書き込みを頂くほとんどの方に一番最初にお伝えしているのが「コミュニケーション法」です。

以下にまとめましたので参考にしてください。
まずはこのコミュニケーションが基軸となります。

そして、もしもよろしければしばらくここでお話ししませんか。
一緒にいい方向に向かうように考えましょう。

投稿日:2016-01-12
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-01-12
返信 6
Miiさん
お返事有難うございます。削除

早速のお返事ありがとうございます。

なるべく本人を刺激しないように、学校に行く事を勧めたりはせず、こちらのサイトでご説明されているコミュニケーションの取り方を心がけるようにしていますが、ついついイラッとしてしまう事も多々あります。怒ると叱るの違いについてもこのサイトで読んでから、私はどちらかというと怒る方が多かったなぁ…と反省。

元々私は、話すのが苦手で、きっとコミュニケーションも叱るのも上手く出来ていなかったような気がします。そんな積み重ねがもしかすると、彼女の不登校の原因なのかもしれません。

相談者さんへの回答の中に、最近の子供は自己肯定感が低いという内容のものがありました。
まさにうちの子は、そうなのかもしれません。
昨日も祖母と喧嘩をし、夜中まで帰って来ませんでした。いくら説得しても、「どうせ私なんかいなければ、良かったんでしょ?ママにも迷惑ばっかりかけてるもんね。いない方が楽でしょ?」といった具合で、一向に帰って来ず。友達と遊びにいったまま、結局夜中の1時まで
帰ってきませんでした。もっと自己肯定が出来るような育て方をしてあげれば、良かったんだろうなぁと思いました。

ただ、こうなると私もどうしたものか頭を悩ませてしまいます。
学校へ行くように催促はしない、自由に遊ばせる。そうすると、学校には行かずずっと寝ている。⇨夕方から起き始めて、友達と遊びに出かける。⇨夜の帰りが遅い。⇨また寝ない。
この繰り返しです。この生活態度を見ていると、これは本当に不登校なんだろうか?と悩んでしまう訳です。


このような状態でも、やはり学校に行く事は勧めず、しばらく見守っていた方が良いのでしょうか?友達と遊ぶ事も許した方が良いのでしょうか?帰りが遅いのは、許しません。これについては、今日話し合いたいと思います。

携帯の使い方についても。実は昨日の夜、携帯を取り上げたのですが、やはりルールを決めて使わせる方が良いんですよね?正直なところも、しばらく携帯は使わせたくないですが…

どうしたら良いのか分からなくなってしまいました。ご相談に乗って頂けると助かります。

よろしくお願いいたします。




投稿日:2016-01-13
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
コミュニケーションはなかなか思うようにならないケースもありますよね。
Iメッセージも最初は上手くできないかもしれません。
でも、それでいいのです。

要は「私のために親が変わろうとしてくれている」と思ってもらえるかどうかです。

自己肯定感が低いかもしれないとのこと。
「どうせ」という言葉の中にそれが現われていますよね。
でもこの「どうせ」が出た時は何かのサインです。

その心理の奥には「そんなことないよ」と言って欲しいのです。
「いない方が楽でしょ」という問いかけも同様です。
そのようなことを言って親がなんと言ってくれるかを知りたいのです。

そのためには「プラスのシャワー」です。

その目的は子どもの自己肯定感を高めるためです。

自己肯定感が高まれば何事にも意欲的になります。
意欲的になると周囲の人へも気配りができるようになります。
周囲の人への気配りができる人の周りには更に人が集まります。
人が集まるということは周囲から認められているということ。
周囲から認められると承認欲求が満たされて更に自己肯定感が高まります。
(また最初に戻ります)

・・・このプラスのスパイラルによって自己成長をしてくのでしょう。

そのための第一歩が親からの「プラスのシャワー」なのです。
投稿日:2016-01-14
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
携帯に関しては使わせたくないというお気持ちは分かりますが、ルールを作ってそれを守れるのであればいいと思います。
要はルールを守れる子になるかどうかです。

登校に関しては何も言わずに見守ることが効果的なケースとそうでないケースがあります。

引きこもりがちで誰にも会わない場合や学校でいじめがあり、それがまだ解決していない段階で登校を促すのは効果的ではありません。

夜は友だちと会うために出歩くのに学校には行かないのに親が黙って見守るというのは間違っています。
「ダメなものはダメ」を言えるのも親だけなのです。
投稿日:2016-01-14
返信 9
Miiさん
試してみます。削除
プラスのシャワー、意識してみます。いつも喧嘩などした時に「どうせ…」のような事を言われるので、こちらもついつい頭に来ていると、「そんな事ないよ…」と素直に言えておりませんでした。これからは、ちゃんと言うようにします。ありがとうございます。

相変わらず、学校には行きませんが、夕方から友達と遊びに出かけます。門限7時と言っても、なんだかんだ理由をつけて、結局帰ってくるのは9時頃です。帰って来る事を信じて、毎回言い訳を聞いてきましたが、こんだけ続くという事は、やはり本人に守る気がないという事だと思います。携帯を返した時に、帰りが遅かったり、夜遅くまで携帯をやっているようなら、携帯は10時までというルールを一緒に決めました。そろそろルール開始の時だと思います。かなり反抗するとは思いますが。

学校を休む事に関しては、未だに「行けない」のか「行かない」のか分からないというのが正直なところです。見極めが難しく、どう対応したら良いのか悩みます。
本人は夜は明日学校行こうと思うけど、朝になると行きたくなくなる。でも来週から行ってみようかなと言っています。行けるようになる事を祈るしかありません。
投稿日:2016-01-18
返信 10
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
焦ることはありません。
学校に行くことを強要すると返って逆効果です。
受容と共感の姿勢でコミュニケーションを継続してあげてください。

しかし、一方で焦らず見守ることと、放任は違います。
携帯のルールがあるのであればそれは徹底して守らせることも大切です。
目的は「ルールを守れる子」に育てることと、健全な日常生活のリズムをつけさせること。

そのためのルールです。

以下、携帯のルールに関してまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-01-19
返信 11
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
「家庭のルール策定とルール例」

スマホ・ネット・ゲームのルールの作成はすぐにでも取り掛かりましょう。

その際はエビデンスも提示してあげましょう。
「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」として総務省から出されている資料を参考にしてください。
平均的なスマホの利用時間等がまとめられています。

また、「家庭における青少年の携帯電話・スマートフォン等の利用等に関する調査報告書」として東京都青少年・治安対策本部が発表している資料もあります。

子どもにスマホのルールを説明するときは、親の感情だけではなく、一般的な数値を示し、且つ「なぜルールが必要か」という「Whyの説明」が求められます。
その前提があって「親の想い」を上乗せし、各家庭でのルールが成立するのです。

そして、子ども自らがルールの大切さを理解した上でルールを決めましょう。

そうでないと「無理矢理に決められたルール」になってしまい、子どもはルールを守ることをしません。
そして、ルールを守れなかったときのルール(メタルールといいます)も必ず決めましょう。
メタルールは確実に実行です。

ルールを作ることが目的ではなく、ルールを作ることで日常生活の健全な時間配分をできるようになる子に育てることを目的とします。
したがって一切禁止等のルールは現実的ではなく、スマホを如何に効果的に使いこなすかに重点をおいてください。

以下に実際にこの掲示板で書き込まれた家庭のルールの参考例の抜粋をご紹介しますので参考にしてください。

家族がしているルールはこんな感じです
・プレイ時間の制限
・課金額の制限(月500以下)
・2週間に1回使用履歴を親に見せる
(協力してくれたら何らかの形でお礼をする)
・家族がいるところでやる
・毎週木曜、金曜の2日間は
家族のNOゲームデー
毎週木曜、金曜は、息子だけでなく
私たち親もゲーム機やスマホを一切使わず、その2日間は
鍵がかかる指定されたたなに
親も息子も自分の電子機器をしまわなくてはなりません
鍵は父親が管理することにしました
そして、その2日間は電子機器に触れることは親も息子も許されません

いつもゲームに使っている時間を用いて 外遊びや家族だんらんをします
以上が私たちにできる最大の対応です
投稿日:2016-01-19
返信 12
Miiさん
帰ってきません削除
こんばんは
昨日まで毎日、門限19時を守らず21時帰宅。今日もし門限を守らなかったら、携帯ルール実施と約束しました。19時に帰って来ない時点で、電話で今日から携帯ルールだよと伝えたところ、怒って電話を切られました。そこから、ラインで20時30分までに帰ってこないと携帯没収と伝えたところ、今から帰る。と言って時間稼ぎ。いつものパターンです。21時半になっても帰ってこないので、お友達のお母さんに電話したところ、それがまた気にいらなかったようで、帰らないと言ってきました。現在23時半、まだ帰ってきません。先週の今日もおばあちゃんと喧嘩して家を飛び出し夜中の1時帰宅。完全に親をバカにしています。

学校にも行かず、夜もほっつき歩く…いい加減嫌になってきました。学校に行けない何か理由があるのでは?と心配して無理矢理学校へ行かせるような事はしないようにしてきましたが、何だか心配してるのがバカみたいに思えてきました。
投稿日:2016-01-19
返信 13
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
子育てをしていると「もう嫌だ」と投げやりになってしまうこともありますよね。
今回の件はそれに当てはまると思います。
いいのですよ・・・それで。
なぜならばそれだけ子育てに真剣だから。

本当にダメな親はそれすら思いません。

・・・とはいえ親だって人間です。
どこかで吐き出したい。

それは我々がここで受け止めます。
投稿日:2016-01-20
返信 14
Miiさん
無断外泊削除
今晩は
毎回信じては裏切られているような気分です。大人を馬鹿にしているのでしょうか?

前回の家出もどきから毎週無断外泊です。毎回もうすぐ帰る、今帰る途中などの嘘の果て、結局帰ってきません。
今日は前回の無断外泊により実施されたルールをも破り、自分でも携帯没収が分かっていたので、それを理由に帰って来ません。私には何だかんだ理由つけて、無断外泊しているようにしか見えません。
毎回無断外泊の後帰って来ると色々と話してきます。交友関係で友達が大変だったから、相談に乗ったとか友達が家出をしたいと言って帰らないから心配で付き添ったなど。それを信じて頭ごなしには叱らず、話を聞いた上ででも無断外泊は全然に行けないこと。一緒に決めたルールは実施するよと話してきました。
それなのに、今日も散々帰りの時間を遅らせ、挙句の果てに携帯没収されるから、帰らないと。流石に今日は携帯没収はしないよとは言いませんでした。

学校の先生からのアドバイスでもし次に無断外泊をした場合は、警察に連絡をした方が良いと言われ、先程警察にも連絡しました。警察の方が娘の携帯に電話をして下さり、話したそうですが、今日は絶対に帰らないと言い張ったそうです。お母さんにちゃんと居場所を連絡して、携帯の電源は切らない事と伝えてくれたようで、その後今日は帰らないとLINEが入りました。しかし、どこに泊まるのかは教えてくれませんでした。携帯のGPSも切っているので、どこにいるのかも分からず…ただ帰って来るのを待つしか出来ません。

そこまで話を聞かず、理解のない親ではないと思うのですが…一時期取っ組み合いになるほど、叱っていたのが良くないかな?と思い、ここ最近はなるべく話を聞くように、そこまできつい事は言わないようにしていましたが、もう一体どうしたら良いのかわからなくなりました。

投稿日:2016-01-27
返信 15
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
なんか書き込みを拝見していて我々まで腹が立ってきました。
これほど、我が子のことを心配している親に対してどれだけ迷惑と心配をかけているのか!・・・と。

中1の分際で無断外泊などもっての外。
その家庭家庭で「これだけは絶対に破ってはならない決め事」というのもありますよね。

未成年の無断外泊はその筆頭にくるのではないでしょうか。

「ダメなものはダメ」

これを言えるのも親です。
今日帰ってきたら徹底的に話し合うべきです。
今回のことを看過したらズルズルいきそうで怖いです。

相手が涙を流して「ごめんなさい」と言うまで徹底的に叱り・話し合い・愛していることを伝えましょう。
投稿日:2016-01-27
返信 16
Miiさん
お返事有難うございました。削除
早々のお返事有難うございました。
共感してくれる人がいるだけで、救われます。
叱ったところで、謝りもせず、自分の気持ちを何で分からないのかと逆ギレ。結局親子喧嘩となり、売り言葉に買い言葉で、愛しているなんて会話にはなりませんでした。(泣)まだまだコミニケーションが上手く取れるようになりません。
前回の件で、警察の方から一度良ければ面談に来られませんか?と言って頂き、娘と一緒に行って来ました。色々と話を聞いて貰ったのが嬉しかったのか、機嫌良く面談を終えました。その後、二人で食事をし、一緒に買い物に行き、色々と話をしました。最近仲良くしている学校では目立つタイプの先輩の事を、昔いじめられたから、いじめられないように見た目で去勢を張っている本当は根の優しい人だとか、先輩があそこの高校は良くないって教えてくれたから、〇〇っていう高校に行こうかなぁなど話してくれました。ママもその先輩に会ってみたいから、今度お家に連れておいでと言っておきました。
学校には2年から行こうと思うと思っていると話してくれました。これが本当だと嬉しいのですが…
色々話してくれたのが嬉しかったのと、次の日出掛ける時に友達と連絡が取れないと言うので、特別にその時は携帯を使わせる事にしました。週末、きちんと門限を守り、帰りの連絡も携帯で入れてくれ、少しだけど自分でも改善しようと試みてくれているんだなと嬉しく思いました。が、それもつかの間。日曜の夜に私の枕元から携帯を持ってトイレで電話をしていたようです。犬が吠えて目が覚めた時に、お腹がいたいからトイレにいると言われ、それを信じてまた眠りについたのですが、3時にふと目が覚めると携帯が無く、娘の姿を探してもどこにもおらず、靴がない事に気付きました。すぐに電話をしましたが、出ません。ラインを送るとすぐに返信が来ました。今すぐに帰って来なさいと送ったら、無理。5時までには帰るとの返答。私も引き下がらず、すぐに帰って来なさい。と食い下がると、また同じ回答。何で夜中に出掛けるの?家が嫌なの?と聞くと、そう。と。我が家のルールも守れず、家が嫌いなら、一人で何が出来るかやってみたらいい、出て行けば?但し、携帯と家の鍵はすぐに返して下さいと言ってみました。5時になったら返すと頑なに5時に帰ろうとします。何回もこのやり取りが続くので、最後に、私から絶対に5時には携帯と鍵を返して下さい。そのあとは、どうぞ好きな所へと一旦それで会話を終え、5時まで待ちました。5時過ぎに家に戻ってきて、携帯と鍵を返してもらいました。そんなにこの家が嫌なら好きな所へ行けばいいとこの日は、本気で叱りました。この家のルールが守れないなら、出て行って貰って構わない。その代わりママが買った物は全部捨てるから、自分で全部やってご覧なさいと言って服、バッグ、メイク道具など全部ゴミ袋に入れて捨てました。(実は実家に預けてあります。) 娘はというと、話くらい聞いてくれてもいいじゃんと言ってふて寝。結局出て行きませんでした。今日で2日目ですが、今回だけはけじめをつけたいと思い本気で携帯の解約を考えています。恐らく娘はすごく反発をすると思いますが…
今まで何回も話し合いをして、もう夜中に出歩かないと約束をしていたのに、今回またこのような事が起き、どうしても私も許せませんでした。私の本気度を分かって貰いたいのです…いつか娘に私の気持ちが伝わる日が来るのでしょうか?何だか一喜一憂の日々が続いています。
自分の思いばかり吐き出してしまい、すみません。
投稿日:2016-02-02
返信 17
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
いいのです。
どうぞ、この場では想いを吐き出してください。
親だって人間。
怒りも悲しみも・・・そんな感情はありますから。

せっかく話ができて嬉しい気持ちにもなれた矢先だったのでショックは大きいでしょう。
その分、怒りも。

携帯の解約も仕方ないのでは。
家族のルールとそれを守らなかったときのルールを作ったら必ず発動するべきだと思います。

でも、目的は子どもを懲らしめることではなく、成長を促すこと。
そして、しっかりとルールの守れる子に育てることです。

その目的の達成のための手段が携帯の解約であれば迷わずやりましょう。
投稿日:2016-02-02
返信 18
Miiさん
逆ギレして家出削除
ご無沙汰しております。
あれから山あり谷あり。。。それでも何とかやり過ごしてきましたが、もうどしたら良いのか分からなくなりました。

無断外泊はしない、門限を過ぎる時は連絡を入れる、もしこれが守れない時は1か月の外出禁止、それが守れなかった時には携帯没収。と二人で話し合い、彼女が決めたルールです。夜なかなか帰ってこず、挙句の果てに携帯が没収になるなら帰らないとぞのまま外泊。2日間帰ってきませんでした。結局、ルールは守れなかったので、帰ってきた時に携帯を没収しました。するとイライラするようで、ずっと文句を言い続け、最後にはカミソリで手首を切りました。救急病院へ連れて行き、3針縫いました。学校の先生と相談して、スクールカウンセリングを一緒に受けました。先生との間で起きた事、先生とは信頼関係が崩れてしまっているので、学校へは行きたくないこと。高校には行きたいので、2年からは学校へ行こうと思っていること。など言いたい事を話していたと思います。
それから、あまりにも厳しくするのも逆効果なのかと思い、少し多めに見るようにしてました。携帯も返し、帰りが遅くなり迎えに来てと頼まれれば迎えにも行き、友達の家に泊まりたいと言えば、その子のお母さんにお願いして外泊を許したり・・・出来る限りの事は許していたつもりです。ただ、夜中中携帯で友達と電話やラインをして、物を食べたら食べっぱなし、化粧道具は出しっぱなし、朝起きた時にリビングを見るとゾッとします。私が起きてきたら、寝るというライフスタイル。これが続き、手首の治療に通院しなくてはいけないのに、起きない。わざわざ仕事を休んで病院へ連れて行くはずが、結局行かない。私の中の何かが切れてしまったようです。彼女を起こしながら、思わず涙が溢れてきました。そして思わず「どうして普通の事が出来ないの?普通でいいのに・・・何で出来ないの?」と泣き叫んでしまいました。言ってはいけないことを言ってしまったかな・・・と少し反省してます。でもそれが私の心の声だったのだと思います。
そんなこんながあり、先日先輩の卒業式だからと珍しく学校へ行きました。ホッとしたのもつかの間、家に帰ってくるとタバコの吸殻が空き缶にたくさんあるのを発見。私が帰ってくる前に家を出たようで、すぐにラインで帰るように伝えました。帰ってきてから、「これ何?誰が吸ったの?」と聞いたら自分と答えましたが、明らかに複数の人間が我が家へ上がっていた形跡がありました。それをまた問い詰めると、「言わない。こっちの身にもなってよ。ストレスがたまってタバコ吸わないとやってられない。」との言い分。こちらも頭にきて、ストレス溜まるのはこっちも一緒。タバコは絶対にダメ!ここはママの家だから、この家でタバコを吸うことは絶対に許さない。友達がうちでタバコを吸うのも絶対ダメ!と言ったら、こんな家にはいたくないと言って出て行きました。この家のルールが守れないなら出て行ってもらって結構。
友達から聞くところによると、先輩とつるんで楽しそうにしているようです。それを聞いたら、また腹が立ってきました。帰って来たくないなら、帰ってこなくていい。その代わりママには頼らないで何ができるかやってご覧!と思ってしまう私は、やっぱりダメな母親なのでしょうか?そんなこんなで何をすべきなのか、自分でも分からなくなってきました。でもやっぱり悪い事は悪い事と叱るべきだと思うんですが、私の叱り方に問題があるのでしょうか?アドバイスお願いします。
投稿日:2016-03-19
返信 19
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
悪いことは悪い!
・・・そう言えるのは子どもに対して一生責任を負っている「親だけ」だと思います。
責任がるからこそ、子どもにとって耳の痛いことも言わなければならない。

でも、叱り方って難しいですよね。
以下に参考になるかもしれない内容を3点紹介します。

お時間のあるときにでもお読みください。
そして、少しでも参考になった箇所があれば「実践」してください。

以前、ここでもご紹介した「聴き方」「伝え方」と合わせて実践して頂けると幸いです。
投稿日:2016-03-19
返信 20
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
「怒る」と「叱る」の差

「怒る」と「叱る」の差を明確にしましょう。

■「怒る」とは。
<怒る=相手に自分の感情をぶつける>

相手が自分に悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、自分が腹をたてたことを相手にぶつける動作。

【具体例】
「の○太のくせに生意気だ!」byじゃい○ん
「なんで出来ないんだ!」
「さっき教えたでしょう!」

「オレハオコッテンダゾー」ということを相手にわかってほしいとか、うっぷんを晴らしたいとか、相手を困らせたいとか、そんな理由ですること。


■「叱る」とは。
<叱る=相手に成長・改善の気づき・機会を与える>

相手が自分を含めて誰かに悪い影響を与えたり、自分が指示したとおりに動いてくれなかったりした場合に、相手をより良くしようとする注意やアドバイスを、あえて声を荒げたり語気を強めたりして相手に伝える動作

【具体例】
「あのお客様が怒っていたのは何でだと思う?」
「あなたはお客様では無く、従業員なの。楽しむのも大事。でも、楽しませることがもっと大事な立場よ。」
「それをふまえて、今、自分がしたことは従業員として、どうかな?」

相手を正しい方向へ導くために何が良くないのかを「気付かせる」ことです


そして、もうひとつ大事なこと、それは「誰が」ということです。
結局、相手に成長・改善の気づきの機会を与えようとして、うまく「叱った」としても、人は尊敬しない人から何を言われても聴く耳を持ちません。
逆に、尊敬している相手であれば、多少きつく怒られても、言うことを聞きます。

「怒る」と「叱る」の差を理解しつつ、まずは相手に尊敬されるための行為が求められます。
投稿日:2016-03-19
返信 21
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
自信の芽を摘まない「叱り方4ヵ条」
※例として幼児期の子どもに対する内容も含まれていますが、現在のお子さんに照らし合わせて、今後の子育ての参考にしてください。


●「叱り方 その1」〜「人格」を否定せず「行動」を注意する!
例えば…友だちに意地悪をしたとき。
×→「友だちに意地悪をするなんて悪い子ね!」
○→「友だちに意地悪をすることは悪いことよ。」

「叱るときは行動を叱る」が大原則です。
悪いのは「したこと」であって「それをした子」ではありません。
人格を否定するようなことはしないことが大切です。
それを意識していないと…「悪い子だね!」「○○くんは乱暴だね!」などとうっかり言ってしまいがちです。
大人が人格を否定されたら傷つくように子どもも傷つきます。
更に子どもは「自分は悪い子なんだ」と劣等感を持ち「自分は悪い子だから自分のことが嫌いだ」と自信を失い自己肯定感が育たなくなります。

●「叱り方 その2」〜「永久言語」ではなく「一時言語」を使う!
例えば…食事中に集中せずごはんをこぼしたとき。
×→「いつも、いつもごはんをこぼして!ちゃんと見て食べなさい!」
○→「(うっかり)こぼしちゃったのね。ちゃんと見て食べようね。」

「いつも」「必ず」「絶対」「みんな」などの言葉を「永久言語」と言います。
「たまたま」「珍しく」「時々」「うっかり」などの言葉を「一時言語」といいます。

叱るときに永久言語を多用していると子どもの心理としては、「自分はいつもできない」「自分はみんなより劣っている」と思い込んでしまいます。
でも本当は「いつもできない」ではなく「まだできない」が正しいのです。
また「みんなはできるのに」ではなく「できる子もいる」程度でしょう。
叱るときは…「(うっかり)そういうことをしちゃったんだね」、「(たまに)こういうことをしちゃうことがあるね」…という一時言語を使うように心掛けましょう。

●「叱り方 その3」〜「感情的」に怒らず「冷静」に諭す!
例えば…テーブルに落書きをしたとき。
×→「どうしてそんなことするの!もういい加減にしてよ!」
○→「テーブルは描いちゃいけないところなんだよ。次は紙に描こうね」

感情的なってしまうと「叱る」ではなく「怒る」になりがちです。
怒りがエスカレートしそうなときは、「子どもから離れて落ち着いてから叱る」を心掛けてみましょう。
親が怒ってばかりいると子どもは、怒ることで他人を制御しようとする子になる可能性があります。
また勢い余って「もうそんな悪い子はうちの子じゃありません!」などは絶対にタブーです。
特に幼児期の言語理解力では「例えの表現」だとは分からずにそのままの意味として捉えてしまう可能性が高いからです。
「そんなことするとお友だちに嫌われるよ」などと脅すような言葉も、その意味を素直に吸収して萎縮してしまう可能性もあります。
萎縮して周囲の顔色ばかりうかがうようになってしまっては自信も芽生えません。

●「叱り方 その4」〜「命令」は「提案」に言い換える!
例えば…出かける前におもちゃを片付けないとき。
×→「もう出かけるわよ!さっさと準備しなさい!」
○→「そろそろ出かけたいから準備しようか」

いつも命令口調で子どもを強制的に従わせていると、子どもは指示されないと動けない、いわゆる「指示待ちの子」になってしまいます。
あるいは親を真似て他人に高圧的な言葉を使うようになってしまいます。
子どもにさせたいときは出来るだけ提案型で伝える習慣を心掛けましょう。
または…「○○がいい?それとも××がいい?」と選択肢を与えることも効果的です。
「自分で決めた」と感じさせる経験を積ませるのも指示待ちの子にしないための方法なのです。
投稿日:2016-03-19
返信 22
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
YES-BUT-YES法(サンドイッチ法)

ひと昔前は「イエス・バット法」というものが流行りました。
「イエス・バット法」とは…
相手の言った言葉をいったん受け入れて…(Yes)
その次に反論としてこちらの意見を述べる…(But)
というコミュニケーション方法です。

例えば…
「あなたはとても勉強を頑張ったね(YES)。
でも(BUT)、この点数は褒められたものではないよ。
…これがいわゆる「イエス・バット法」

どうでしょう?どこが悪いか分かりますでしょうか…?

最初は肯定的な言葉を発しながらも、最後は相手を追い込んでいますよね。
これでは相手は最初の褒め言葉は印象に残らず、むしろ「自分は叱られた・否定された」と思います。
そのことで相手に対してネガティブな感情を抱くことになります。

…とはいえ、点数の低かったことも反省して欲しい。
この場合は、最後にもう一度、肯定的な言葉で締めればいいのです。

「あなたはとても勉強を頑張ったね(YES)。
でも(BUT)、この点数は褒められたものではないよ。
ただし、今回の頑張りは私は認めるし、必ずこの先の糧になるから自信を持って継続しようね(YES)」…と。

人は最後に聞いた言葉に対して脳がインプットされて、それが相手に対する感情に変わります。

叱る時もコミュニケーションひとつで結果的に上手くいきます。
参考にしてください。
投稿日:2016-03-19
返信 23
Miiさん
無駄外泊の頻度が増えました削除
叱り方とYES BUT YES法のアドバイス、有難うございました。先日の大げんかを振り返っても、ついついいつ感情的になってしまうところがなかなか直せません。もどかしいです。あたまでは分かっているのに、行動が伴いません。

前回の大げんかの時に、売り言葉に買い言葉でついつい大人気ない事を言ってしまったせいか、恐らく私への信頼度はかなり低くなっているのでは?と推測します。そのせいか、無駄外泊がここ最近続いています。今日も恐らく帰ってきません。ここ1週間程の彼女の様子を見ていると、以前より言葉遣いや態度が悪くなっているように見受けられます。また最近仲良くなった他校の先輩たちとつるむようになり、一概には言えませんが影響を受けているように思えてなりません。このまま、ここにいるとずるずるとこの状態が続き、学校には行かず、悪い仲間とたむろして、何が起きるかわかりません。彼女の将来を事を考えると心配で、このままではまずいのでは?と思い始めてます。もし約束通り4月になっても学校に行かないようなら、どこか寮のある離れたところの学校に行かせた方が良いのかなと思っています。おそらく、彼女は同意はしないでしょうし、無理矢理それを決行すれば、私の事を恨むでしょう。ただ、いつか彼女が大人になった時に、そうして貰って良かったと思って貰えるなら、今は恨まれても構いません。ただ、そうする事によって、逆効果となり、親子の関係に亀裂が入ってしまうのでは?という不安もない訳ではありません。

こういう場合、どのように対応をしたら良いのか、さっぱりわからなくなってしまいました。厳しくすれば、反発してくるし、多めに見ていると調子に乗るし…

こうやって無断外泊出来るのも、携帯でいつも色んな人と繋がっているから…と思うといっそのこと携帯を取り上げた方が良いのでは?とも思うのですが、前回ルールを守れず携帯を没収した際には手首を切られました。児童相談所の方には、片目つぶって、携帯没収は我慢して下さいと言われたので、そのまま使わせていますが…携帯に関しても何が正解なのか全く分からない状況です。

転校の事、携帯の事、どう思われますでしょうか。
ご意見聞かせて頂けましたら、幸いです。
よろしくお願いいたします。
投稿日:2016-03-25
返信 24
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
まず転校のことですが、娘さんの人生を左右する大きな決断ですよね。
結論から申し上げると、そのような人生の大きな岐路となる決断をカウンセラーはいたしません。
どちらにするかはご本人が決めなければなりません。
そうでないとご相談者が大切なことを自分で決められなくなってしまいますので。

ただし、どちらの結論に至るにしろ、言えることは「目的を明確にする」ということと、「なぜなのか(WHYの説明)」をしっかりとすることです。

腹落ちしなければどちらにしても継続できません。
転校は娘さんは同意しないだろうと思うのならば、なぜ同意しないのかも話し合ってしっかりと理解しましょう。

「たぶん○○だろう」ではダメなのです。

「子育ては幸せの時限装置付きタイマー」
我々はそう呼んでいます。

いま伝えたことが即効果はあらわれません。
1年後、2年後、3年後・・・5年・10年。
もしかしたら親がいなくなってからかもしれませんね。
でもそれでもいいのです。
投稿日:2016-03-25
返信 25
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
ひとつ気になったのは・・・お子さんのいまの現状を周囲の環境に原因を求めているように感じます。
他校の先輩の影響を気にされているのでしょう。
でも、思春期の子どもは多かれ少なかれ周囲の友人等の影響は受けます。
これがプラス・マイナスどちらもそうなのです。

しかし、一番は「親」です。
子どもは親の背中を見て育ちます。
以下その内容をまとめていますので参考にしてください。
投稿日:2016-03-25
返信 26
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
■子どもは親の背中を見て育つ

弟子が師匠の後ろ姿で学ぶように、上司の姿を見て、部下が仕事が何たるかを学ぶように、人は、前を歩いている、傍にいる人の影響を受けて、成長をしていくものなのでしょう。

そして、「子どもは親の背中を見て育つ」。

これは”背中を見て育つ”、際たる例ではないでしょうか。

『こころのチキンスープー愛の奇跡の物語』という本に、こんなお話が紹介されています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『子どもは大人の鏡』

子どもは、批判されて育つと人を責めることを学ぶ
子どもは、憎しみの中で育つと人と争うことを学ぶ
子どもは、恐怖の中で育つとオドオドした小心者になる
子どもは、憐れみを受けて育つと自分を可哀想だと思うようになる
子どもは、馬鹿にされて育つと自分を表現できなくなる
子どもは、嫉妬の中で育つと人をねたむようになる
子どもは、ひけめを感じながら育つと罪悪感を持つようになる

子どもは、辛抱強さを見て育つと耐えることを学ぶ
子どもは、正直さと公平さを見て育つと真実と正義を学ぶ
子どもは、励まされて育つと自信を持つようになる
子どもは、ほめられて育つと人に感謝するようになる
子どもは、存在を認められて育つと自分が好きになる
子どもは、努力を認められて育つと目標を持つようになる
子どもは、皆で分け合うのを見て育つと人に分け与えるようになる
子どもは、静かな落ち着いた中で育つと平和な心を持つようになる
子どもは、安心感を与えられて育つと自分や人を信じるようになる
子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと生きることは楽しいことだと知る
子どもは、まわりから受け入れられて育つと世界中が愛であふれていることを知る

あなたの子どもはどんな環境で育っていますか?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

私の友人に、保育士の女性がいるのですが、彼女がいっていたのがこんな話でした。

「子どもを見ると、親がどんな生活をしているのか、手に取るようにわかるんだよ。
例えば、4歳の子どもが、「物を足でどかす」みたいなことを普通にしていると、ほぼ100%、親がそれを家でやっていたりする。
他にも、片付けない、挨拶しない、なども大体同じだよね。」…と。

上に立つ人が、「見られていないだろう」と思い、良くないな、と自分でも思う事をついしてしまう。
見られていないから大丈夫だろう。
そう思ったりするかもしれません。
でも、子どもはもちろん、そういった何気ない仕草こそ、よーく見ているものです。

そして、その行為こそが、影響を与える最も大きなことなのではないでしょうか。

ベストセラーとなった、スティーブン・R・コヴィーの書籍「7つの習慣」の次の習慣として、「第8の習慣」という本があります。
これは、『より高い次元のリーダーシップ』の原則(周りに大きな大きな影響力を与えるリーダーシップ)について書かれている本なのですが、この本では、こんなことを言っています。

『リーダーは、”模範”にならねばならない』。

自分は、後ろにいる人達に対して、良き背中を見せられているだろうか?
自分の子どもに対して、良き模範となれているだろうか?
自分の部下が見て、恥ずかしくない行動をとれているだろうか?

こんなことを、時に立ち止まって考えてみることも、大切かもしれませんね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

偉大な人物には必ず偉大な母親がいた。
(オリーブ・シュライナー)
投稿日:2016-03-25
返信 27
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
さて、もうひとつのご質問。
携帯のことです。

取り上げるのはよけいに問題を大きくしてしまいます。
一切取り上げるのではなく、「ルールを守らせる」ということに注力して下さい。

携帯・スマホの家庭のルールを以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-03-25
返信 28
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
■家庭のルール(参考例)

【マナー】
相手の気持ち、都合を考えて行動することは大切です。
利用して良い場所、時間帯、状況など、して良いことといけないことをきちんと判断できるようなルールを作りましょう。

?公共施設(図書館、電車、病院、店舗)などでの  利用はしない
?相手の迷惑にならないように使用時間を決める
?歩きながらの利用はしない
?食事中にメールをしない


【時間管理】
ケータイ・スマホを利用して良い時間、利用制限時間などを決め計画性のある生活を送るようにしましょう。
使用時間を考えればおのずと計画性のある行動ができるようになります。

? 21時以降は電源を切る
?自分の部屋にケータイ・スマホを持ち込まない


【金銭感覚】
利用限度額を超えなければよい、無料だからよいのではなく、利用時間を決めて使用すること。
毎月支払い明細を見て利用内容をふり返り、携帯電話やスマホの利用方法や目的に対しての話し合いをして意識を高めましょう。

?有料サイト契約はその都度親の了解を得る (ダウンロードなど)
?毎月の携帯電話の利用料金明細を必ず親子で 確認する
?有料アプリを入れたり、課金したりする場合は、 必ず親の了解を得る


【コミュニケーション】
インターネットを通じてコミュニケーションを取ることができますが、文字だけで相手に気持ちを伝えることは、意外と難しいものです。
常に受け取る側の気持ちを考えなければいけません。

?本当に大切なことは、ケータイ・スマホを通して ではなく会って伝える
?メールやメッセージは読む人の立場になって 読み返してから送る
?うわさ話など自分が言われたら嫌だと思うことは 書かない ※SNS・グループでのトークの書き込みも同様


【法律】
日本では、小中学校の単元で法律を学ぶ単元はありません。常日頃からニュース等を見て、子供と一緒に話し合う機会を持つようにしましょう。
何がいけないのか、誰にどんな迷惑がかかるのか、どんな責任を負うのか、自覚を持たせることが必要です。

?ツイッターやフェイスブックなどへの無責任な 投稿は社会に多大な被害を引き起こし、損害賠償 請求される可能性があるので絶対しない
?誹謗中傷の書き込みをしない
?大げさな表現、根拠のない情報の配信はしない
?自転車を運転しながらの携帯電話の使用は禁止
?著作権を守り、違法なダウンロードをしない


【役割・責任】
子供たちが本来やらなければならないことが(宿題、手伝いなど)ケータイ・スマホ利用によっておろそかになってしまうことがあります。
自分の責任を果たしてこそ権利を有する意味を理解させましょう。

?勉強中は携帯を触らない
?やるべきことを優先する


【自己防衛】
外敵から身を守ることも大切ですが、攻撃されるような言動をつつしむことも重要です。
情報配信の危険と責任を理解させましょう。

?WEB(ネット)上に個人情報(名前・住所・ 電話番号・写真など、本人が特定されてしまう 情報)を書き込みしない
?フィルタリング契約をする
?ウィルス対策ソフトを入れる
?IDやパスワードを安易に人に教えない


【家庭ルールを守れなかったとき(メタルール) 】
間違いを起こしたからといって直ぐにケータイ・スマホを取り上げてしまうルールを設けると子どもは問題を隠そうとします。問題は時間が経過すればするほど大きくなる可能性が高まります。守れなかったからといって、すぐにケータイ・スマホの使用を禁止するのではなく、事態が大きくなる前に、親が子どもに自問自答する機会を与えてみてはいかがでしょうか?

?ルールを守れなかった時、何が悪かったのか 家族で話し合う。
?それでも守れなかった時○○日間利用禁止
?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする
投稿日:2016-03-25
返信 29
伊藤幸弘教育研究所さん
Miiさんへ削除
いかがでしょう。

最後に書いた「?利用禁止を繰り返した時は契約を休止をする」は最終手段です。


寮のある学校に入れてしまえば一時的には楽になるでしょう。
携帯を取り上げればいまの不安はなくなるでしょう。

でも、時間は掛かっても親子で胸襟を開いて話し合っていくことの方が結果的にはいい方向に向かうよな気がしますよ。
投稿日:2016-03-25
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