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お悩みNO.489
鳴き子さん
学校に行けない中2…削除
昨年から体調不良を訴え今まで遅刻、休みがちでしたが…休み明けからは全く学校へ行かなくなって、とても不安な毎日です。最近は、体調不良ではないようです。学校へ行けない…という感じです。夜お腹が痛いとトイレに閉じこもり、寝る時間が遅くなります。当然…朝は起きられません。これの繰り返しの毎日です。
体調不良から、部活の朝練は行けるときだけ行こうと休んでいました。1度だけ行ったと思います。学校も休み、休日の部活も休むようになり、レギュラーにも選ばれなくなってしまいました。はじめの頃は、くやしくないの?と聞いた事もあります。別に…と言っていましたが、ショックだったのかもしれませんね。先日、次の試合の選手に選ばれました。私は嬉しく思っていたのですが、本人は、何か選手に選ばれたみたい、僕大丈夫なの…?と逆に不安になってしまったようです。大丈夫!と声をかけたらいいのか…無理する必要はないと声をかけたらいいのか…とても悩み…私は嬉しい!でもあなたが無理だと思うなら無理しなくていいんじゃない?と…この答えが正しいのかわかりません…まだ試合迄時間があるので断らず様子を見るべきでしょうか?明日もこの先も学校へ行けるか分かりません。学校へ行けない理由が分からないので、何かきっかけがあればと思ったのですがとても残念です。
学校へ行けない事をそのままにしていていいのでしょうか…元気に笑顔で行ってきます!と学校に行ってほしい…いつか伝わる日が来るでしょうか…
投稿日:2016-01-18
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
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はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中2のお子さんに関するお悩みですね。

試合で選手に選ばれた際の言葉掛けは間違っていません。
間違ってはいませんが、子どもからすると「どっち?」と混乱してしまう可能性もゼロではありません。

「僕、大丈夫なの?」と言う質問の奥にある心理は「大丈夫って誰かに言って欲しい」ということが考えられます。

親として嬉しい気持ちと合わせ「大丈夫!!」と背中を押してあげることも大切です。

そして、万が一大丈夫ではなかったときもそれを成長の機会と捉えてチャレンジしたことを褒めるのです。

そうすることで結果ではなくプロセスを重んじる子に育ちます。

また、「いつか伝わる日が来るでしょうか…」とのことですが、大丈夫です。
必ず伝わります。

そのためには伝え方が大事です。
この掲示板に書き込みを頂くほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法(聴き方・伝え方)を以下に紹介します。
参考にしてください。
投稿日:2016-01-19
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
鳴き子さんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
お子さんとの信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながらお子さんからの話を聴いたことがありますか。「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ずお子さんの名前を呼んであげてください)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。その際は、はっきりと親としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、お子さんが悩みを打ち明けたとします。悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。それを意識することで、部下に対して自分は上司にどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。
相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-01-19
返信 3
鳴き子さん
お返事ありがとうございます。削除
お返事ありがとうございます。
部活を退部したいと言ってきました。もう自信がない!無理だ!と…私はまた対応に困ってしまいました。とりあえず、ゆっくり話し合おう…と…学校へ行っていた頃、部活の予定表をいつも見ていました。それは、嫌だな…という合図だったのでしょうか…もし、部活をやめたら…学校へ行くのかな…難しいです。
そして、今まで私は、勉強の事もうるさかったと思います。やって!と言わないと何もしない息子に毎日イライラしていました。ここ数日、黙っていますが…本当に何もしません。ゲームばかりです。テストも近いですが、学校へ行っていないので何も分からないと思います。このまま様子を見ていいのですか?
投稿日:2016-01-21
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
鳴き子さんへ削除
このまま様子を見ていても進歩がないとご判断された場合は何か手を加えなければいけません。
そのご判断は直接お子さんと接している親がするものだと思います。

学校に行く行かないは別として部活をどうしても辞めたいと思ってるのであれば、それを止める理由はないと思いますよ。

また「勉強をしなさい」というのは親としては当然です。
そして、それを言われて喜んで勉強する子どもは今も昔もあまりいないでしょう。
でも、親は子どもに「勉強しなさい」と言う。
これはごく当然のことです。

しかし、「なぜ勉強をしなければいけないか」の「Whyの説明」が必要です。
勉強はその人その人の将来の夢や目的を達成するための、あくまでも「手段」です。
それがわかれば納得して勉強をするのではないでしょうか。
投稿日:2016-01-23
返信 5
鳴き子さん
返信ありがとうございます削除
何か手を加える…とは、例えば何をしたらいいのでしょうか?
今までは、明日の準備はしていたのに、全くしなくなりました。当たり前のように寝るのも遅くなってきました。様子をみましょうとは言え、学校へ行かない…行けない理由も分からず、このまま過ごして、本当に大丈夫なのか…不安ばかりつのります。
投稿日:2016-01-25
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
鳴き子さんへ削除
手を加えるとは・・・前回もお伝えした通り、、「なぜ勉強をしなければいけないか」の「Whyの説明」をしてあげることだと思います。
勉強に限らず、子どもには「なぜそれが必要か・大切か」をしっかりと腹落ちするまで説明してあげることが必要だと感じます。

腹落ちして納得すれば言われなくても自分から行動できる子になりますよ。

…とは言え、今は不安でしょう。
お気持ちお察しします。

不安の解消になれば・・・以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-01-25
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
鳴き子さんへ削除
「不安の対処法」

「 不安を取り除きたいのです」多くの人が持つ悩みです。
誰もが将来に対する不安を抱えて生きています。
不安のまったくないという人は少ないのではないでしょうか。

より上手に生きたいと思っている人ほど、上手くいかなかったらどうしようと不安が強くなります。

ギリシア神話にヘラクレスと言う半神半人の英雄がいました。
ある時に道にある小さな塊(かたまり)につまずいてしまいます。
いら立ったヘラクレスは、その塊を足でけりました。
すると、その塊はボン!と大きくなりました。
不安になったヘラクレスは、さらに足で蹴ります。

すると、さらにその塊は大きくなってしまいました。
不安になった英雄ヘラクレスは、剣を抜いて、その塊に斬りつけました。
ところが、斬りつければ、斬りつけるほど、その塊は大きくなっていきます。
やがて、ヘラクレスが手におえないほどに成長していったのです。

それを、見ていた女神アテーナーが、ヘラクレスに言いました。
「あなたが攻撃すればするほど、その塊は大きくなっているのではないですか?その塊は何も動いていません。あなたは剣を戻して、無視をしたらいかがですか」と、そこで「そうだなぁ」と納得して、無視をして歩き始めたら、その塊は小さく小さくなって消えてしまいました。

不安もそれと同じようなもの、意識すればするほど、心がその不安に支配されてしまいます。

考えても仕方のない不安は、今から拡大鏡で拡大しないで、今、目の前のやるべきことにエネルギーを向けることです。
階段の先の扉を目指して最初の階段のステップにつまずく人がいます。
人生もそれと同じ、一歩、一歩を生きるしかないのです。

相手の陣地を奪うことのみを考え過ぎて、自分の陣地が奪われるチェスや将棋の素人ように。

ほら、笑顔あふれる未来の幸せを願いながら、今日の笑顔を忘れていませんか?

今日の行動が、未来を写しだす、あなたの鏡なのだから。
投稿日:2016-01-25
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