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お悩みNO.93
すみれのさん
不登校高校生削除
ある大きな掲示板で相談したのが間違いでしたが、散々甘やかしている、精神科に連れて行け、怖がらず体当たりしないでどうする、母親の育て方のせい等回答いただきもうびっくり落ち込んでます。
体重が母親の倍近くある息子が、今朝私がゲームのデータを間違って消したことに腹を立てパンチや蹴るで攻めてきて、私は体中少し痛いです。しかし彼が本気で殴ったり蹴ったらたぶん私は重傷か死なのでかなり手加減してるはずです。
たまにきれて手がつけられないことがあります。不登校になって半年外にほとんど出ていません。不登校の原因は不明で人間関係が面倒で嫌だとか言ってます。いじめなどはありません。非行にも全く走っていません。ただ、自分に自信がなく投げやりです。わがままなとことがあって、本日のようなことがあるとすぐ切れたりします。
まともな大人になれるのでしょうか・・
母親を完璧になめていて家で私は彼の専任家政婦のようです。いいかげんにしてね、18になったら自分で稼いできてよ、とか言いながら私もやってしまうのでいけないのですが・・外に出れない学校も行けないそんな自分が自分も嫌で辛いだろうとも思います。
やはりここでも甘やかしていると言われるのでしょうか・・息子との信頼関係を築いてなんとか立ち直って社会に出て行けるようになってほしいと願っているだけなんですが・・
投稿日:2011-10-14
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
すみれのさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

ある大きな掲示板で…ひどいことを書かれて驚いているのですね。

今すべきことは息子さんが不登校になった原因ことの犯人探しをして「あなたが悪い」ということではなく、これからどうすれば息子さんと信頼関係を構築し、そのことで息子さんが立ち直り、社会で活躍できるようになるかだと思います。

まず信頼関係の構築には相手の話を聴くことから始めてください。
「相手の話を聴く」ことと「相手の要求を聞く」は違います。

相手は無理難題を言ってきて母親の出方をみているのです。
時には「NO!」を言ってもいいのですよ。

「話を聴く」ですが…。

「聴き方」って意識したことあります?

「話し方教室」とか「話し方の本」ってありますが
「聴き方」に関する本って意外と少ないんですよね。
でもこの「聴き方」が重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく
「心」の文字が入っている「聴く」です。
…相手を受け入れて相手に話しに耳を心を傾ける。
専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには2つの聴き方に分かれます。
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」

それぞれポイントは3つ!

「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイントは…
1.黙って聴く
これは意外と難しいんですよね。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる。
相手を受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたり…。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ?」と言う意味があり小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。
それにより相手は「聴いてもらえてる」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
…というようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾を繰り返してあげてください。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつきます。
これも効果的ですよ。
悩みを打ち明け始めたら相手は一気に話してきます。
それこを途中でさえぎりたくなるくらいに。。。
最後まで聴いてそれをまた繰り返すのも時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは楽しかったね」「それは悔しいね」「それはムカつくね」
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

…以上です。
すべてうまくやろうとせずにまずは出来そうなところからやってみてください。

やってみて分からないことなど出てきましたらまたおっしゃってください。

投稿日:2011-10-14
返信 2
すみれのさん
ありがとうございます。削除
犯人探しではなくこれからどうすればよいかが重要というお言葉に救われました。
それにはよく聴いてあげることが大切なのですね。
息子はさすがに一日携帯ゲームもつまらないのか、私と世間話をしたがります。まあそれも自分の意見にちょっと否定的だったり私も家事しながらのときがあるので聞き逃したりすると機嫌悪くなったりきれかけるというわがままなものですが、それでも喋ってくれないよりはうれしいです。
私もおしゃべりなので、つい色々口を挟んでしまいがちです、気をつけます。
話の聴き方って本当に大事ですね。自分が聞いてもらうほうの側の場合のこと考えるとよくわかります。
よく読んで身につけたい思います、ありがとうございました。
ただ、息子との信頼関係が戻れば、本人が本人が外に出ようという気持ちになってくれるのか・・心配はあります。あせりは禁物とは思いますが。
投稿日:2011-10-14
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
すみれのさんへ削除
そう、焦りが一番よくありません。

親としてはついつい、これができたからあれ、あれもできたら次・・・と考えてしまいます。
でも、子どもはひとつのバーをクリアするだけでも大きな負担なのです。
まずはできたことを褒める!
そんなスタンスでいて下さい。

外に出ることですが一気に外出させるようなことはしない方がいいですよ。
半年間ほとんど外出していないのですから…。

最初は家の周りを一周してみる。
2?3分からはじめて。
次は2周・3周・・・というように増やす。

その次は一番近所のコンビニまでいってみる。
次はコンビニの中に入る。
次は何でもいいから買い物をしてみる。
買い物をすることで家族以外の人間との接触が図れます。

次は駅まで。
駅まで行けたら次は駅構内に入る。
構内に入れたら次の日は電車に乗って一駅先まで行ってみる。

そうやって複数の人間の居る場所に慣れさせます。

このようなことを一日ずつやるのです。
それだけ考えてもとてつもなく時間がかかりますよね。
でも時間は掛かっていいのです。

半年間外出をしていなければその倍の1年くらいの時間を掛けてリハビリをするつもりで取り組んでください。
投稿日:2011-10-15
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