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お悩みNO.94
父親さん
中学生の息子削除
ここ1カ月ちょっとであっという間に非行に走った息子に悩んでいます。
家の金を盗んだことにはじまり、万引きで警察に呼ばれ、1週間後にタバコを吸っていると学校から連絡が入り、夜遊び、ここ1週間は登校拒否で学校に行かず、今日は外泊です。
その都度、じっくりと話し合い、時には厳しく注意し、もうしないと約束するも、繰り返し、しかもだんだん悪くなっていくのです。
ただ怒るだけの妻をなだめながらもどうしていいかわからない、情けない父親です。
投稿日:2011-10-23
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
父親さんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。

中学生の息子さんの非行に関するご相談ですね。
中学生くらいになると息子さんのように突然、非行に走ったというご相談が多々あります。
でも、子どもたちは朝目覚めたら急に非行少年になったりしません。
きっとそれに向けて何らかのサインは出されていたはず。
そのサインを見落とすと「突然非行に走った」となるのです。

さて、息子さんの場合は話し合いで約束しつつもだんだん悪くなるとのこと。

約束に対して「もし約束を破ったら?」というルールまで決めておいたほうがいいでしょう。
ルールを守らなかったときのルール・・・これを「メタルール」といいます。

メタルールはできれば本人に決めさせてください。
話し合いはここに時間を割いたほうがいいと思います。

また、疑問点などあればご質問くださいね。
投稿日:2011-10-23
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
父親さんへ削除
確かに子育てには正解はありません。
だから何が正解で何が間違いかは誰も判断ができませんよね。

そんな中で、父親さんが「間違っているかもしれない」とおっしゃった息子さんに素直に謝ったこと。
これは間違っていないと断言できます。

親だって人間です。
人間だから間違うことだってあります。
間違ったら「ごめん」と謝る。
その姿を見て子どもたちは大切なことを感じ取るのです。

時間を掛けましょう。
時間を掛けて息子さんとの距離を縮めていきましょう。
掛けた時間の倍を使うつもりで。

またいつでもメッセージください。
正解がない子育ての正解をお伝えすることはできませんが父親さんと一緒に考えることはできます!
投稿日:2011-10-25
返信 3
リバーさん
家を居心地よく削除
こんにちは。以前、息子のことで相談をお願いしましたリバーです(理由があり削除をお願いしました)。
中3の息子は現在完全不登校ですが、「高校は行きたい」と塾には通っています。これだけ書くと立ち直った子のようですが、…実際は、塾以外は暇を持て余して遊び歩いています。
煙草はもちろん、万引き、夜遊び、警察の少年課にしっかり目をつけられています。近所の彼の友人の親には「お宅の子のせいでウチの子もおかしくなった」と責められ続け、私も精神的にまいっています。
けれど、私と夫は、伊藤先生の掲示板を読み「息子の話を聴こう。話すときは声を荒げない。帰りたい家を作ろう」と決心しました。
夫は「子供にこういうことをしてやれば、こんな風に返してくれるだろう、なんて思うな。こう諭せば、理解してくれるだろう、なんて期待するな。
それよりはお前を信じている、お前が家にいると嬉しい、それだけを伝えよう。悪いことをしたら、親が出て謝ると肚をくくろう」と言います。

少しずつですが、息子は穏やかになってきました。外ではまだ問題も起こします。けれど、家にきちんと帰り、居間ですごす時間が増えてきました。
私たちを責め続ける親御さんは、なかなか厳しい態度に出ない私たちを見て「甘い」と言いますが、伊藤先生は正しい、時間がかかると覚悟せねば、と信じています。
というのも、それまでは厳しい、厳しい親だったのです。どれほど厳格な態度をとっても、結果はまったくと言っていいほど出なかったのです。

今日は犬の散歩に出ようとしたら帰宅してきた息子と鉢合わせになりました。自分から「一緒に行く」と言い、久しぶりに一緒に散歩しました。
小学生の頃は犬の散歩係だった息子を知る近所のおばさんにも会い、「久しぶり」と喜んでもらいました。
こういう小さなことが、私たちを支えて救ってくれるのだと心の中で手を合わせました。

父親さん。息子さんは「お父さんとお母さんは自分のことを好きなんだろうか」と不安なのではないでしょうか。
「何をやってもお前のことは大好きだ」と伝え続けてください。
投稿日:2011-10-25
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
リバーさんへ削除
ご主人の以下の言葉に感動しました。
「それよりはお前を信じている、お前が家にいると嬉しい、それだけを伝えよう。悪いことをしたら、親が出て謝ると肚をくくろう」
このように覚悟をした親はきっとうまくいきます。
いつか、そのことをお子さんに伝えられるといいですね。

お子さんの様子も少しずつですが進歩していると感じます。
一緒に散歩したことでその一歩は二歩・三歩と歩みを進めていくでしょう。

また進捗を知らせてくださいね。
投稿日:2011-10-27
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