私は常々「今の若い人はかわいそう」と思います。理由は目標となるような大人と夢を持てるような職業が無いに等しいからです。理由は昭和30年台に比べてですが、政治家、教師、企業家などのイメージダウンがあるように思います。私が子供の頃は総理大臣や松下幸之助などに憧れ、なりたいと夢見ていましたし、頑張って勉強し働いたものです。先生も絶対的で厳しく、また優しさもある方が多く心から尊敬できたように思います。しかし最近のニュースを見ている若い人は何を目標に生きたら良いのか・・・生きる希望は薄れてしまうことが多すぎます。年金問題はじめとした社会構造の劣化も要因のひとつでしょう。
でも・・・私はこう考えました。「自分はとにかく生まれてきました」「人間は要約すると食べて、出すだけです」「生まれて、身近な人のためだけに(小さな円の中)頑張って、働いて、家族を持つ」これでは、生まれてきた意味が無いですよね・・・[居ても，いなくても同じ」だから自分が生まれよかったと思えることをすべきではないかと考えたのです。小さな環境(地域)でも良いから人のためになることをすれば、それが生きた証になると思うのです。「あなたに助けられた」と思われる人間であれば、それだけで存在価値がありますよね。もっと話すと「私は平和な世界にしたい」と考えていますが、なかなか良い案が見つかりません。このように自分が生まれてきた理由はどうあれ、生まれてきた以上は社会に対して恩返しを考え、出来れば世の中を良い方向へ変革することが良き人生になると思います。 どうせ生まれたからには、自分を完全燃焼させたいものです。「何もいらない」なんて言わずに、まず世界の現状に向き合いましょう。紛争、難民、災害、核などの武器問題、軍隊、貧困、教育・・・「日本は平和でいい」なんて思わないでください。あなたや他人の意志が反映したものが今の世界や社会です。
みんなの意志がこの社会を創っています。自分が変われば世界も変ります。自分が変わろうとする各個人の意思が社会を動かします。私はそう信じています。あなたたちの若い世代がこれからの社会を創造します。
