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お悩みNO.11
Akiさん
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以前、一度お世話になりました、アキです。


あの日から、何年経ったんでしょうか。
言葉で話しても、メールを送っても、
手紙を書いて渡しても、ことごとくスルー。

そんな日々が、あの後も何年か続きました。

言葉で伝えても伝わらない。
文字で伝えても伝わらない。
人間として向き合う姿勢を持つ雰囲気が感じられなかった。
私は、そのうち親に対して、希望を感じられなくなりつつありました。

最初の日から、10年。
弟の不登校から10年の時が経ちました。

私自身の限界が目の前にあるように感じる瞬間もチラついてきた。
殺意を自力で抑えることの苦しみを徐々に感じてきた。

たくさん、モノを破壊しました。
ドアが貫通するほどナイフを突き刺してきました。
自分の体も一緒にケガしていることにすら気づかず、
無我夢中で刃物を振り回す日もありました。
自分自身を抑えるために、電柱を何度も殴り拳がぐちゃぐちゃになり
血まみれになったタオルをどう処分するか悩んだりもしました。

話しても、メールしても、手紙を書いても、
伊藤さんの力を借りても、変わらなかった親に対して怒りも殺意も
限界に近いところまできて、落ちるところまで落ちた気もします。

でも、「友達」の存在が、私を生かしてくれたと思う。
ケガしてる私に「どうしたの?」と聞いてくる友達に
明らかに不自然な嘘でごまかし続けることにも苦痛を感じていました。

表向きは「イイ子」であることを作れるように素手から刃物に変えました。
そして、できるだけ自分自身には傷を作らないようにして
破壊すること、破壊する姿で伝えるようになっていった。

もう最後の最後は、自らの人生にピリオドを打つしかない、とも考えた。
それは、家族である親を殺し、犯罪者になることです。

私は、普通に生きていたい。
それに対する執念だけで、ずっとギリギリな場所で生きてきたような気もします。
自らピリオドだけは打ちたくないという理性と戦ってました。
人に傷をつけること、犯罪を犯すことは、自らの人生にピリオドを打つ作業だと分かってたから。

伊藤さん、私の家にわざわざ来て話をしてくれましたね。
でも、親は伊藤さんにもウソついたんです。
私にも、ウソついたんです。親は演技の塊でした。
そして、伊藤さんとの話もその場限りでしたね。

それからの日々は、悪化するだけで血無しでは語れないものでした。
心の血なのか、肉体の血なのか分からないほどです。

「殺してしまってラクになりたい。」
その一歩手前のギリギリな場所で生きることにもストレスを感じる日々だった。

親を赤の他人だと思いこもうと努力したり、
人間として軽蔑する!と言葉にしてみたり。

でも、無理にそうすることで自分の心もまた傷ついてたのも事実です。
最初はよくても、だんだんとストレスで不安定というのか、
自分がどうあるべきか見えてこなくなったりするんですね。
それがまた苦しくて。

そんな状態であることを、なんとかしたくて
200通以上のメールを送り、10通以上の手紙を書きました。
それと同時に、家庭内暴力も多少。

今日、初めて話をすることができました。
もうこれで最後だ、と思いながら話をしてみたら、
やっとリアクションが返ってきました。

「ごめんね」
ここにたどり着くまで、10年の時間がかかった。

この言葉だけで、心の傷が完全に癒えるものではないけど、
これ以上の傷は、もう増えないだろうと思うと、ホッとしています。


10年、1人で我慢してきたことを、やっと伝えることができました。
まず私の話を聞いてくれたのが、初めてなので大きな第一歩だと思います。

以前、お世話になったことがあるので、今回報告しにきました。
あの時は、ありがとうございました。
投稿日:2009-04-27
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
Akiさんへ削除
メッセージありがとう。

10年間…よくひとりで頑張ったね。

また時々でも報告してくれると嬉しいよ。

投稿日:2009-04-30
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