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お悩みNO.310
わさびさん
親から削除
先程、放送を見ました。
私も当事者である30代の男性と変わらないな・・と、一歩手前かな?と思いながら見ていました。

母への怒りが抑えられず、当たることがあります。落ち着き、後になって考えると、些細な事だったと思うのですが、イライラしだすと抑えられなくなります。きっかけはいつも、母の行動のノロさです。ボソボソと話す声もイラつきます。冷凍庫を半開きにしたまま閉めようとしなかったりするので、注意すると、「そうだった?」と気にする様子もないのです。この反応にイラっとします。「溶けたらどうするの!ちゃんと閉めてよ」と、怒ることになるのです。体調面のことで相談しても、気のない返事をされるので、ここでもイラっとします。同じ女性だし、母親だから相談したのに、あの反応。冷たい人だな、と思ったのです。勝手な言い分かも知れませんが、今私が母に当たるのは、小さい頃に言われたり、されてきたことへの反動のように思うのです。従姉妹が悪さをしても、「あんたがやったことにしておきなさい。そうすれば、丸く収まるから」/「やってなくても、やったと言いなさい!」/「お婆ちゃんが可哀そうでしょ!」そう言われ続けてきました。だから今でも、親戚間で集まるのが大嫌い。ヤツらが家に来るのもイヤなほど。本当は、結婚式にも出たくなかった。小学生だったころ、夕食準備中に二階から母を呼んだら、「あー、うるさい!」と叫ばれたこともあります。用事があって、お母さんに頼みたいことがあって呼んでもこうですから・・。また、中学生の時も「給食の時、どんな話ししたの?」と聞かれ、話した内容を伝えたら、目を吊り上げて怒り、「そんなくだらない話ばっかりして!あんたは身分が低いのだから、人に憧れる権利も資格もない!勉強の話しをしなさい!」と怒鳴られました。思い返すと、怒鳴られてばかりの記憶しかありません。中学時は家でも外でも嫌なことだらけでした。
この反動が今になって出ているように思っています。
部屋の壁(土壁)には崩れている所もあります。母を殴ると止まらなくなりそうだから、壁に八つ当たり・・。ベッド脇やベッドの下には崩れ落ちた土壁があります。部屋の床も歪みがあるようです。思い出してイライラし、そこへきて母の行動の遅さ、話す声、反応の鈍さに尚、腹が立つのです。
人として言ってはいけないような事も言ってしまいます。ドアを怒りながら閉め、抑えられない怒りを壁に、床に向けるのです。このことから、母に「〇〇が怖い」と言われました。私からすれば、「原因はアンタだ」と言いたいです。怒りを抑える為に部屋にこもり、じっとしていると、段々と落ち着いてくるのですが・・。どうしたらいいのかわからなくなるころもあるのです。居なくなりたい、どちらかが死ねばお互いにラクになれる・・とも思ってしまいます。
投稿日:2017-08-16
返信 1
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
テレビの放映をご覧になって投稿頂いたのですね。

幼少時代に言われ続けた言葉は理不尽極まりないです。
そのことを思い出すと怒りの感情が高ぶってくるのでしょう。
お気持ちは痛いほどわかります。

でも、「どちらかが死ねばお互いにラクになれる」というのは極端で稚拙な考え方ですよ。
乱暴な考え方という点では、当時のお母さまと変わりないではありませんか。

そうならないためには、自分自身の受け止め方を変えるしかないのです。
以下を参考にしてみてください。
投稿日:2017-08-16
返信 2
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この中で言う「他人」は自分以外を指します。
なので親兄弟・子ども・親戚などの身内も「他人」という定義です。

どんなに変わって欲しいと願っても変わらないのです。

例えば親の言動に心を痛めたり、イライラしても・・・
それは、親や自身の問題なので、基本的にあなたが関与することはできないわけです。

親が変わろうと思わない限り変わりません。
それを待つしかないのです。

…であれば、変えられる「自分」や「未来」を変えることにエネルギーを費やした方が建設的です。

冒頭で…
「過去と他人は変えられない。変えられるのは未来と自分」という言葉を紹介しました。
しかし、「もし他人を変えられるとしたら?」
それは、【自分が勇気を持って変わる姿を見せることで、他人の心に「私も変わりたい」という想いの種をまく】ことなのかもしれません。

そうすれば、「変えられない」と言われている「他人」は変わります。
「変えられない」と言われている「過去」だって変えられるかもしれません。
もちろん、「過去の事実」は変えることはできません。
でも、「過去の形(受け止め方)」は変えられることができます。

自分を変えられない人が、他人を変えられるはずもありません。
だからこそ、「自らを変える」という気概を強く持つべきですし、誰よりも勇気を持って、今までにない取り組みをする必要がある…そう思うのです。
投稿日:2017-08-16
返信 3
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
さて、書き込み頂いた中で、どうしてもお母さまに対して怒りの感情が抑えられないとのことですね。
「怒りの感情」を冷静に分析してみると案外気持ちが抑えられることがあります。
こちらも以下を参考にしてください。
投稿日:2017-08-16
返信 4
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
■「怒り」の感情

ある科学実験によると、怒りの成分ではネズミをも殺してしまうらしですよ。

アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間の吐き出す息を使って実験しました。
それは人間が吐き出す息を液体窒素で冷却し、取り出した沈殿物がその時の人の感情の状態によってさまざまな色に変化するというのです。
通常は無色透明であるのに対し、怒っている人が吐き出す息の沈殿物は栗色で、悲しみや苦しみを感じている人は灰色、また、後悔の念を抱いている時は薄い赤だそうです。

そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性が検出されるそうです。
試しに栗色の沈殿物を水に溶かした物をネズミに注射したところ、わずか数分でネズミは死んでしまったとのことです。
さらに、人間が1時間くらい怒りの感情を持続させると、80人以上の人を殺すことができるほどの毒物が発生するそうです。

いつも不機嫌でいたり、不満の言葉を吐いている人が身体の具合を悪くしやすいというのも納得がいきそうです。
ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体を傷つけるばかりか、周囲の人も毒入りの息を吸わされ、気が滅入ってしまうのです。
また、明るい人のそばにいるだけで、自分も元気になってくることがありますが、いつもニコニコしている人の息にはきっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのかもしれません。

余談ですが人間の血液は、怒ると黒褐色で渋くなり、悲しむと茶褐色で苦くなり、恐れると紫色で酸っぱくなるそうです。

ちなみに・・・「怒り」の感情は「第二感情」と言われています。
では、「第一感情」は?

それは「期待」です。

人間はどうしても「第二感情」を伝えてしまいがちですが、その前の「第一感情」である「期待」を伝えればいいのです。

その怒りは何を「期待」していたか。
それを伝えると相手も謝りやすくなったり、次の行動を起こしやすくなったりすると言われています。
投稿日:2017-08-16
返信 5
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
いかがですか。
「怒り」を覚えたら上記のことを思い出してみてください。
少なくとも何かに当たるよりは良いですよ。
壁を殴れば自分の手も痛めてしまいますし。

そして、「お母さんが私をイラつかせた」ではなく、「私がお母さんの行動にイラついた」と一人称で考えましょう。

そうやって「自分を変えていく」のです。
投稿日:2017-08-16
返信 6
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
「自分を変える」

「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分」
これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。
そして、変えていくのです。

一方で、自分を変えたいけど変え方が分からない。自分を変える為にはどうするべきなのでしょうか?
まず…自分の中にも「変えられるもの」と「変えられないもの」…があることを認識することが優先されます。

この二つを分類してみると…
自分の中の変えられるもの→「思考」「行動」
自分の中の変えられないもの→「感情」「生理的反応」
…に区別できます。

例えば…
今、この掲示板を読んでるあなたに対して
「1+1は?」と聞いたら「2」と答えるでしょうし(思考)
「PC(またはスマホ・携帯)に向かいながら首を回して」と言ったらそのようにできるはずです。(行動)
このように「思考」や「行動」はインストラクション(指示)があればすぐに変えられます。

ところが!
「電車に乗り合わせた見知らぬ人を好きになってください」と言ってもいきなり好きにはなれませんし(感情)
「胃液を通常の5倍出してみてください」と言っても自分ではコントロールできません。(生理的反応)

「感情」や「生理的反応」はダイレクトには変えられないものです。

それを踏まえると…「自分を変える」ということは「思考」と「行動」を変えるしかないのです。

…でもこれが難しい。
ホームで電車を待っているとします。これがまた、ちょっと急いでいる時に限って遅れる。
だいたいの皆さんは電車が来るべき方向を覗き込みイライラしてしまうでしょう。
しかし、いくら覗き込んでも電車が来る時間は変えられません。…にも関わらず僕たちは覗き込んでしまう。
「変えられないもの」とは分かっているものの一生懸命イライラを募らせているのです。

自らの力では電車が到着する時間を変えることが出来ないのであれば待っている時間に新聞や本を読むとか調べものをするとかした方が時間を有効に使えますし自分にとってもプラスなはずですよね。

このように日常の良くあるケースから徐々に「思考」や「行動」を変えていくクセをつける。
これが自分を変える近道であり、その先の未来を変えていけるヒントがあるのだと思います。

心理学では「過去は変えられない」といいます。
でも、このように自分を変えることで今現在の物事に対する受けとめ方や、捉え方が変わり、もしかしたら…「過去の事実」は変えられないにしても「過去の形」くらいは変えられるかも知れません。
投稿日:2017-08-16
返信 7
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
いかがでしょう。
要するに自分を変えるには「自分の受け止め方」を変えていくのです。
投稿日:2017-08-16
返信 8
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
「事実は1つ、受け止め方は2つ」

ある調査によると、日本の若者はアメリカ・中国・韓国の若者と比較して 自分自身を肯定的にとらえていない傾向にあるという調査結果が出ています。
しかし、自分自身を肯定的にとらえられない原因は、実は思い込みや勘違いの部分が大きいのです。
人間の習慣として、無意識のうちに脳へ条件づけされた習慣通りの行動を行ってしまうという傾向にあります。
専門用語では、物事をどのように受け止めるかという習慣を「思考習慣」と呼びます。
この思考習慣は以下の2つです。
「マイナス思考」→いつも不満やグチ、無理、できないという弱気なことばかり言っている消極的な人
「プラス思考」→いつも明るく、できることばかり考え、強気で自信にあふれた発言をしている積極的な人
このマイナス思考とプラス思考の差はどこから生まれてくるのでしょうか?
それは、フッと思い浮かべる「かも?」から生まれるのです。
たとえば、否定的なことを思い浮かべた人は、
「できないかも?」
   ↓
「できない姿・状況をイメージ」
   ↓
「あきらめる」
   ↓
「間違いないという否定的確信」

反対に肯定的なことを思い浮かべた人は、
「できるかも!」
   ↓
「できる姿・状況をイメージ」
   ↓
「その為に行動する」
   ↓
「間違いないという肯定的確信」

このように、世の中には 「プラスのかも」と 「マイナスのかも」の 2つがあります。

脳に浮かぶプラスの「かも?」は神様がくれた成功へのプレゼントであり、マイナスの「かも?」は あなたの人生を台無しにする悪魔のささやきでもあるのです。

たとえば、テストで思わぬミスをしてしまった。 よい結果が得られなかったという事実に対して、これを糧として努力を続け、次のテストでよい結果が出れば、最初の失敗はさらに学ぶための刺激、あるいはよい教材になったと言えます。
言うなれば、「失敗」ではなく「将来の教訓」なのです。

発明王と言われたエジソンは電球を発明するまでに1万回失敗しました。
しかし、「失敗だ」とは言わず、こう言いました。
「うまくいかない方法を1万通り発見した」 ・・・と。
まさに、この思考こそがプラス思考というべきではないでしょうか。

成功をめざす過程において良くないと思われる結果は「失敗」ではないのです。
むしろ「学ぶチャンス」、「成功へのプロセス」です。
言うなれば、この世の中に「失敗」はないと言えるのではないでしょうか。
このように考えられる人が「メンタル的にタフ」という人です。

ものごとには「出来事」があって「結果」がありますが、この「出来事」と「結果」の間には必ず「受け止め方」が存在します。
たとえば・・・
【否定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)せっかくの旅行が台無し
 ↓
(C)憂鬱な気分で楽しくない旅行だ

逆に・・・
【肯定的受け止め方】
(A)旅先で雨が降った
 ↓
(B)観光客が少ないかもしれない
 ↓
(C)静かに景色を楽しめるな

自分に自信のない人は、どうしても、自分の「欠けている部分」に焦点が当ててしまいます。

「足(た)らで事たる身こそ安けれ 」
これは禅の言葉です。
「足らん、足らん」言い出したらきりがありません。
足らんけど、足りるところで楽しめる人が素晴らしいのです。
なにげない日常、ちょっとした出来事の中に幸せを見つけられる人、今ある環境を楽しめることは素晴らしいと思います。

思うようにいかないことなど山ほどあるでしょう。
それはそれで受け止めて、そこから学べることを探して次の事へ向かえるような、そんな受け止め方をしてみませんか。

経営の神様、松下幸之助はこう言います。
「運の悪い人とは “自分は運が悪い”と思う人。
運のよい人とは “自分は運がよい”と思う人。」・・・と。

出来事は常に白紙であり、その段階では、「プラス」も「マイナス」もありません。
要は今出来ていなくても、「やればできる」というプラス思考と 「やってもムリ」というマイナス思考の差なのです。

したがって、「事実は1つ、受け止め方は2つ」ということになるのです。

この世の中には、「失敗」も「不幸」もない。
それらは「成功」や「幸福」へのプロセスだ、と考えるとけっこう気持ちが軽くなり、「何でもチャレンジしてやろう」 という気持ちにならないでしょうか。

本気でチャレンジし行動すれば不可能だと思われていることも可能になるのです。
「夢は必ず叶います」

そのためには、先ほどからお伝えしている通り、「受け止め方をプラス」にする必要があります。
その「受け止め方」は言葉で表現されます。

私たちは言葉を使って、物事を受け止め、理解し、考え、表現しています。
言葉は脳の働きによって生まれる心(意識)を表現したものなのです。
言葉を変えれば、心が変わります。
心が変われば、脳の回路も変わるのです。

「プラス思考」とは、「プラスの受け止め方+プラスの表現」です。
脳と心は言葉によってつくられる 、言わば、「言葉は意識のコントローラー」なのです。

「できない」→「できる、やれる」
「ムリ」  →「大丈夫」
「イヤだ」 →「いいね」

心から「実現させたい」と思うことがあればプラスの表現を使いましょう。
断定的な言葉を使うことで、ドーパミンが分泌され、細胞がやる気を出してフル稼働するのです。
「できると思えばできる、できないと思えばできない」
苦しいときは 、「やれる」「できる」で乗り切りましょう!

よく、「性格は生まれつきのものだから絶対に変えられない」というご相談を受けます。
しかし、この考えは正しくありません。
心理学では人間の行動の9割以上が習慣によるものだといわれています。
つまり習慣を変えることで性格 (=習慣的性格)を変えることができるのです。

「過去と他人は変えられない
 変えられるのは未来と自分」

これは、カナダ出身の精神科医であり、1957年に交流分析(Transactional Analysis:TA)を提唱した、エリック・バーンの言葉です。

この言葉の通り、人の行為とか考え方とか、諸々は変えることは出来ないし、過ぎ去ったことも変えられません。
しかしながら、自分のこと、そして、これから起こる未来については、影響を与えられます。
だから、「自分自身」と「これから」にフォーカスをしていくことが大切なのです。

あなたの人生は、あなたの受け止め方・意識・言葉によるどのようにも変えることができるのです。
投稿日:2017-08-16
返信 9
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
長くなって申し訳ございません。
最後に、この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしているコミュニケーション方法を以下ご紹介します。
日常のお母さまとの会話の中で実践してみてください。

そして、もしもよろしければしばらくこの掲示板でお話ししましょう。
投稿日:2017-08-16
返信 10
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-08-16
返信 11
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2017-08-16
返信 12
わさびさん
返信ありがとうございます。削除
怒りの成分でネズミが死んでしまうこともあるとは知りませんでした。私、何匹死なせてるだろう・・?
私は、イラついてる気持ちを静めるために部屋に行き、じっとして怒りがおさまるのを待つのですが、その間に色々考えるのです。怒りやイラつきのきっかけ・原因などです。遅いと分かってて少しでも早くしようとしない母にイライラしたり、真剣に、真面目に話しても気のない返事をされたり、バカにするように笑ったり、体調面で相談しても素っ気なかったり・・。私と母の2人だけの家族なので、何かあって相談するにも、まず、母にすることになります。今通ってる心療内科の元主治医からも「2人だけの家族なのだから、譲歩しあって」と、言われてますが・・出来そうで出来ないのです。イライラしている時は、感情のまま、怒りのままに声を荒げることがあるので、怖く思われるようです。
なぜ、こちらが落ち着くまで放っておいてくれないのか。一度、「放っといて!」と怒りのままに言ったことがあるのですが、これも”怖い”と思われてしまって・・。「どうしたらいいの。どうしてほしいか言って」と言われて言ったのに。イラついてる時に聞かれたって、すぐに落ち着くことは私には無理なんです。
投稿日:2017-08-18
返信 13
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
なるほど。
怒りの感情のときに何か言われても、普段とは違う対応をしてしまいますよね。
それを後悔して自分自身が嫌になったり、親を恨んだりしてしまって負のスパイラルが止まらない状態になってしまうのでしょう。

であれば!
怒りの感情ではないとき(冷静なとき)にゆっくりと話し合ってみてはいかがでしょう。

「怖い」と言われてしまわないように・・・。

そのためには、冷静な状態で、「ちょっと時間もらえるかな」と切り出し、怒りの感情の際の対応をまずは謝り、その上で、「○○のようなことを言われたり、されたりすると私も怒りで声を荒げたりしてしまうので、そうならないように○○してほしい」と伝えましょう。

その際の伝え方や聴き方の注意点は上記「返信10、11」を参考にしてください。

そして、「2人だけの家族なんだから本当は仲良く、笑顔で暮らしたいんだ」と伝えてあげましょう。

わさびさんの想い…必ず伝わりますよ。
投稿日:2017-08-18
返信 14
わさびさん
続きです・・削除
母から「すぐ怒るから向き合えない」と言われた事があります。
私からすると、「怒らせるアンタが悪い」と言いたいです。
私の怒りが静まるのを待ってくれないのもイヤになります。
「(お母さんが悪くても)全部、私のせいなんだな」
「私が聞いたこと、分かってないな」
「何でもっと真剣に聞いてくれないんだろう」
「何でバカにするんだろう・・本当に母親?」
・・と、この繰り返し。
昨日も、イラついたまま母に「私が真剣に話したってバカにして笑うし、体調面のことを聞いても無視された!どうしてちゃんと答えてくれないの!?」と聞きました。そしたら母は、「バカにした?いつのこと?」とすっかり忘れているようでした。腹が立ちました。すぐに忘れるなんて。今週中のことなのに。14日、15日のことですよ。体調面でも「何でだろうね、どうしてかな」(似たような言葉でもいい)とか言えなかったのかな、と思うのです。他に話せる人が居ないから話すのに、反応の素っ気なさ。「悪いことしたつもりないんだけど・・何かした?」/「何がいけなかった?」/「お母さんの話し、聞いてる?」
怒りを静めてる(まだ怒り中)途中で言われても、また怒り声しか発せないので、黙って聞いてる(考えや答えをまとめてる)と、「お母さんどうしていいか分からない。〇〇はお母さんが嫌いなんだね・・出てく」と言って逃げて行きます。前に、「放っておいて」と言ってるのだから、落ち着くまで待ってくれればいいものを。あぁ、もう面倒くさい。
投稿日:2017-08-18
返信 15
若者教育支援センターさん
わさびさんへ削除
返信13はご覧いただけていますか。
どうぞ、その内容も参考にしてみてください。

そして!
それでも、どうにもならない場合は、
わさびさんが相手にしないことです。

面倒くさいので放っておいてほしいのに関わって来るのは
お母さんの方にも何かしらの理由があるのかもしれません。

でも、それがイライラの原因になって更に状況を悪化させるのであれば、
まずは接触する機会を減らすことです。

精神的にかかわりを持たない。
物理的に離れてみる。

これを検討してみてはいかがでしょう。
投稿日:2017-08-18
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