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お悩みNO.535
しじみさん
「ゲーム・ジャンキー」はどうしたらいい?
初めて投稿させていただきます。この春六年生になった息子についてです。小さいときから育てにくい子供だったのですが、このごろ本当に手に負えなくなってきました。 もともと我が家は、子供はできるだけ外で体を動かして遊ばせるという方針できました。親は両方ともどちらかというと運動は不得手なのですが、この子は歩き始める前から動くものが好きで、お決まりの電車や車ごっこはもちろん、自分が走れるようになってからは、とにかくボールが大好きで、おもちゃはボールひとつでいいという時期がかなり長く続きました。本人の興味のあることをやらせたいと思い、小さい時から近所のサッカースクールに入れました。親に似ず運動神経がよく、小学校に入る前にはもうクラスの誰よりもサッカーがうまくなっていました。4年生のときまでは、とにかくサッカーに夢中で過ごしてきたのですが、その間にもいろいろ気になる点が見えてきました。試合で負けると、とにかくそれに対する反応がものすごいのです。涙を流し、ふくれっつらをし、味方に対して「あいつがちゃんとやらないから」と文句を言います。「ぼくが悪かったから」ということは一度もなく、いつも他人を非難します。そのわけを聞くと、「ぼくはサッカーが大好きで、いつも一生懸命にやってるのに、あいつらはそうじゃない。だから負けたんだ」というのです。ひどいときは、もう負けが確実になってくると、怒りを満面に表し、試合の途中で「ぼくはもうこんな試合はやらない」と出てきてしまうこともありました。こんな風で友達を失わないかと気にかかり、何度もほかの人の気持ちについて考えることや、そういう風にふるまう自分が周囲からどう見えるかなどを話して聞かせましたが、本人はこちらの言っていることがよくわからない様子です。かと思うと、思う存分ふくれつらをして迷惑をかけた後、帰途に向かう車の中では、もう元気になって弟とふざけており、負けてくやしいからもっと練習しようとか、どうしたらこういう結果を避けられるだろうかと考えたりすることは全くしません。台風のような感じです。心からこの子を友達と思ってくれている子が、彼の周囲にいたとは思いませんが、なによりその頃はサッカーがピカ一だったので、周りも許してくれるようなところがありました。「だれが一番の仲良し?」と聞くと、そのときにより「A君」とか「B君」とか答えは帰ってくるのですが、私にはどうしてもA君やB君がうちの子を仲良しと思っているとは思えませんでした。 昔から親の言うことは聞きませんでした。飴をつかっても、ムチをつかってもだめでした。よちよち歩きのころから、公園に連れていくと、だれよりも遅くまで遊んでいます。「帰るよ」と言っても、「もうママは帰るからね」と言ってこっちが木の陰に隠れて見ていても、まったく気にせず遊んでいました。15分近く繁みに隠れていても、まったく慌てる風がないので、こっちがあきらめて無理に連れ帰るのが常でした。 今は、朝起きるのも、時間割をそろえるのも、宿題をするのも、5回は言わないと始めません。忘れて行って困れば自分で直すだろうと思ってみていたこともありますが、何度連絡帳に「忘れ物が多い」と書かれても、気にしていないようです。 4年になってから、彼は次第にゲームに虜にされていきました。我が家では、TVを見せるのも3歳以降とできるだけ遅めにし、クラスのみんながゲーム機を買ってもらっても、買いませんでした。いずれは与えなければならないと思いましたが、できるだけ先に延ばしたかったのです。それでも、友達のうちに行けば、当然それで遊ぶことになるので、彼はゲームを「夢の宝物」のように思うようになっていきました。そのころ受験の準備を始めたので、「もし一生けん命勉強したら、試験が終わった後で、結果はどうあれDSを買ってあげよう」という約束をしました。それにつられて、彼にしてはまあまあよく勉強しました。志望校には入れませんでしたが、まあまあのところに入れることになり、約束通りDSを買ってやりました。遊ぶ時間は、週末に毎日1時間だけと決めましたが、それを守らせるのは、大変なことでした。学校の宿題も多いし、宿題をして、ご飯を食べてお風呂に入ったら、もうそんなに時間は残っていません。「友達はみんな、朝早起きして、学校へ行く前にベッドでやってるんだって」というので、「自分で起きられるんならやってみれば」と言いましたら、信じられないことに、自分で目覚ましをかけて、朝5時には起きて毎日ゲームをするようになりました。朝が大の苦手だったので、これには驚きました。少しして、「ママのipadを貸して」というので、私はほとんど使わないので、貸してやると、それに友達から聞いたゲームをダウンロードしたらしく、今度はそれに完全にのめりこみ始めました。サッカーは好きでしたが、こんなに何かに夢中になるということは、今までこの子にはありませんでした。家の中でこの子が興味を持つものは、今までTVしかありませんでした。絵を描くのも、文章を書くのも苦手。工作もいや。科学にも生物にも地図にも鉄道にも、将棋やチェスにも、何にも興味はありません。本だけは読むけれど、それもそれほど好きというようには見えません。けれども、ゲームは彼の頭の中で異常繁殖しているように見えました。しゃべることは、ゲームの中のことばかり。いつでも、何をどれだけやればそれと引き換えにゲームをやらせてもらえるだろうかと考えています。突然せきを切ったようにゲームの話を、こっちが聞いていようがいまいが、おかまいなくしゃべり始める時もあります。いまどきのゲームは、同時に世界のどこかにいる相手と対戦したりできるようで、なにかしていても、自分が「留守」の間に自分の国が何者かに攻撃されないか心配で、「5分でいいから、チェックさせてほしい」といってゲームを開き、それが5分で終わったことは、ただの一度もありません。ある時、朝の4時前にもう起きてゲームしているのを見つけ、「中毒、アディクション」という言葉が頭に浮かび、空恐ろしくなって、「もう私のipadは貸さない、返して」と思わず言って、奪いました。本人は、返してもらおうと、ありとあらゆる手管を使ってきましたが、私はもう「怖い」という気持ちでいっぱいで、返す気にはなれません。泣き落としたり、いい子のふりをしてみたり、いろんな方法を使って、それが失敗するたびに、大泣きや自棄の行動が始まります。「自分にはそれがどうしても必要なんだ、ないと不幸だ、もう生きていく理由がない」と気違いのようになって泣いて床を転がりまわります。「一日30分でいいから」と私の足にすがりついてくる姿は「禁断症状」という感じで、もう私はどうしていいのかわかりません。主人も私とかわるがわる何度も言い聞かせてくれましたが、同じことです。今ゲームを与えるのは、彼にとってよくないことはわかっていますが、だからといってこのまま放っておいていいものでしょうか?主人は、「ゲーム以外に興味のあることがないのが問題だ」と言い、私もそう思うのですが、今までなにかに興味を持たせようとしてもいつも失敗だったので、どうしたら、彼がもっと普通に興味を持てるものを見つける手伝いをしてやれるのかわかりません。私どもは海外に住んでおり、日本で同い年くらいの子供を育てている弟夫婦に聞いてみると、小学校高学年から中学は、男の子は放課後も週末も夏休みも、部活と受験に情熱を燃やすのが普通で、あまり余計なことを考えているひまはないとのことでした。海外では、夏休みは学校は完全に閉まってしまいますし、クラブ活動も日本に比べたらほんの小規模なもの、クラブに入る義務もありません。つまり、子供が自分の裁量でなにをするか決めねばならない時間がとても多いのです。 こんな状況なのですが、これからどのようにこの子を導いていったらいいか、ご意見をうかがえないでしょうか?よろしくお願いいたします。
投稿日:2016-04-16
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