不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.592
みずきさん
もう耐えられません削除
私は親ではなく、
引きこもっている兄の弟です
兄はもう、10年くらい
引きこもっています、
その間、人の食事を盗み
お金を盗み、ものを盗み
問いただせば殴られ、
病院に行かされた事もあります
兄は今年で25です。
まだまだ、力もあり、
手をつけられず
もうこちらが死にたくなるほど
辛いです。

無理矢理にでも
施設に入れ、もうこの毎日から
一刻も早く逃れたいです。
助けてください
投稿日:2016-08-17
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
お返事が遅れて申し訳ございません。

既に成人されているお兄さんの引きこもりに関するお悩みですね。

以下、ご参考にして頂ければと思います。
投稿日:2016-08-19
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
「引きこもりについて」

まず、「引きこもり」について正しくご理解して頂くために以下の内容をまとめましたのでご参考にしてください。

・厚生労働省/国立精神・神経センター精神保健研究所社会復帰部による定義。
「さまざまな要因によって社会的な参加の場面がせばまり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態」

・斉藤環 (精神科医)による「社会的引きこもり」の定義 。
「20代後半までに問題化し、6ヶ月以上、自宅にひきこもって社会参加しない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」

内閣府が平成22(2010)年2月に実施した「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」によると、「ふだんは家にいるが、近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが,家からは出ない」「自室からほとんど出ない」に該当した者(「狭義のひきこもり」)が23.6万人、「ふだんは家にいるが,自分の趣味に関する用事の時だけ外出する」(「準ひきこもり」)が46.0万人,「狭義のひきこもり」と「準ひきこもり」を合わせた広義のひきこもりは69.6万人と推計される。

・引きこもりのケースで本人が最初からカウンセラーや病院に相談に行くことはまずない。
・また親が病院に行っても「病気ではない」「問題ありませんので様子を見て下さい」と根拠のないアドバイスをされるだけか、「本人を連れてきて下さい」と言われるのがおち。
・思春期の引きこもりは本人抜きで始めざるを得ない。または、本人抜きで始めた方が良いケースが多い。
・引きこもりの特徴としては約9割が不登校経験者、内向的、非社交的ということがある。
・性別で見ると男性が約8割で社会参加へのプレッシャーがかかりやすいということと男性の方が諦めが悪いためと言われる。(大学浪人の大半が男性)
・引きこもりが長引いた人ほど一発逆転を考える。(見返したい…)
・女性が引きこもりになるケースは「お前はダメな子」という否定的メッセージを長く受けて育った子に多い。
・身体的虐待は早く家から逃げ出そうとするので引きこもりになることは少ない。
・引きこもりの「うつ」はやり直し願望がある。
・引きこもりの人の自己愛は強いので自殺には至らない。ただし、はずみで自殺につながる可能性もあるために「死ねるものなら死んでみろ」などと励ますつもりで言うのは禁句。死んで欲しくないという気持ちを繰り返し伝えることが大切。理詰めの説得は逆効果。
・引きこもりの人はわざと「死」という言葉を口にして「相手はどれだけ自分を心配してるか」を試している。
・引きこもりで非常にひどいイジメを受けたことがある子は攻撃性が感染して家庭内暴力や自分に向かうと自殺につながる。
・引きこもりは「人が恐い」のではなく「人にどう思われるのかが恐い」のである。
・引きこもりの子供の昼夜逆転は一時的には必要なこと。

【引きこもりの子供へ親がすべきこと】
? 両親の協力体制→必要不可欠。母親が一生懸命で父親が無関心だと効率が悪い。
? 金銭面→お小遣いは本人の社会参加のためにも毎月必ず、同じ日に定額を渡す。
? 言葉で伝える→必ず言葉を添えてコミュニケーションを図る。

【引きこもりの子どもの親がしてはいけないこと】
? 子どもの一人暮らし→家から追い出すケースは自殺やホームレスと背中合わせ。どんな専門家も手が出せない。(むやみに家に入れば不法侵入)引きこもりの人の一人暮らしは危険で殆ど失敗に終わる。
? 禁句→「なまけ」「わがまま」「甘え」
? 関わり方→親が濃密に関わり過ぎてはいけない。苦労をかけて申し訳ないという気持ちが強いために親も自分の好きなことをやって欲しいと思っている。

・引きこもりの子どもが社会復帰するため家族が心がけなければならないことは親が変わり家族が協力して実行できるかにかかっている。
・引きこもっている子どもの思いは、結局は親だけには分かって欲しいと願っている。
投稿日:2016-08-19
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法?」

大人になっての引きこもりの原因やきっかけは、もちろんいろいろあると思います。

仕事だったり、職場の人間関係だったり、恋愛関係からだったりなど。

基本的には、子どもの時に未処理の感情や自己概念によって、現状を生き難くさせてしまっているために、心が悲鳴をあげて、それに応じて、体が動かなくなってしまうというのがほとんどのケースかと思います。

大人になっているので、例えば、仕事に行かなければいけないとか、そういう、どうあるべきかは、既に分かっています。

参考になるのが、「安心ひきこもりライフ」という書籍です。

全ての内容に、賛同できるわけではありませんが、引きこもりの成分は・・・など、とても、よく表しています。
ぜひとも参考までに読んでみてください。

本来は、やりたいことと、やらなければいけないことのバランスがとれている状態が理想なのですが、やらなければいけないことが強くなりすぎるため、苦しくなっていることが多く一旦、自分自身を緩める必要があります。

「安心ひきこもりライフ」では、主人公(著者)が、ドーナツのお店で働いていることが印象的でした。
彼は、ものすごく最初は集中して作業をするのですが、途中で、息切れをしてしまい、最後は、散漫になってしまうということが書かれています。

別に、これは、彼がダメなわけでは、実はないのです。
ものすごく集中してしまうことから、集中力がないわけではなくて、集中の仕方が、続かないやり方になっていること。

そして、そもそも、学業そのものに、何の意味があるのだろうかと疑問を抱いていたことから、単調な、ルーチンワークのような作業は合わずに、独創的な作業にこそ、やる気や、意味を見出せるのです。
本来は、彼に合った仕事があったのではと思うと、惜しい人材だなっと思いますが…。

大人になってからの引きこもりも、基本的には、意味があって、起きていることです。

きちんとその意味と向き合って、自分が心から納得し、豊かな人生を送れるのが、一番なのです。
投稿日:2016-08-19
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
「成人の引きこもり 対処法?」

■ひきこもりの原因と弊害
ひきこもりの原因は「心の病気」と「社会的ひきこもり」に大別されます。
心の病気の場合は、医療機関で治療を受けることによって、状態の緩和など、改善することが少なくありません。
また、「心の病気」ではない場合には、「社会的ひきこもり」と考えられます、社会的ひきこもりの場合は、その人によって様々原因が考えられますので対処法は多岐にわたります。

ひきこもりがもたらす弊害として、ひきこもりの状態が長く続くと、生活のリズムが不規則になり、心と身体のバランスを乱してしまう可能性があります。
さらに、自身に対する嫌悪感から、孤独と挫折の感情が増し、どんどん外出できなくなってしまう悪循環から抜け出せなくなってしまう場合があります。

■精神疾患によるひきこもり
「ひきこもり」というと、比較的感情的な面や、精神的に強いとか弱いなどといった、精神的な面にばかりに目が行きがちですが統合失調症、パニック障害、うつ病などの精神的な疾患にかかり、恐怖感や不安感非常に強くなることで、人と接することに抵抗を感じたり、身体を動かすことができなくなったりして、ひきこもりになってしまう人もいます。

精神的な疾患の場合、精神科などの受診が必要です。
家から出ることが出来なくなってしまう前に、本人が症状に気づいて受診できれば良いのですが、そうで無い場合は、本人が受診を拒否するなどして、かなり長引くことも考えられます、家族の方が徐々に時間をかけて納得させていく必要があるようです。

食欲不振や不眠が続く
いつもイライラする
気分が落ち込む・・・など。

自分ではどうすることもできない身体の不調から、どうにか開放されたいと思っている場合は、精神科や心療内科などの医療機関を早めに受診しましょう。
自分自身で受診するのが難しい場合には、家族か親戚に相談してみることも必要です。

専門の医療機関を探す場合は、地域の保健所に問い合わせてみると、情報を提供してくれます。

■社会的ひきこもり
ひきこもりでも、その原因が精神障害だとは考えにくく、症状が20代後半までに現れ、6ヶ月以上ひきこもった状態を社会的ひきこもりと言います。

社会的ひきこもりの場合、外出はコンビニへ行く程度はするのですが、家族とも話をせずに自室にずっと閉じこもるなど、他の人との関わりをほとんどもちません、また、生活が昼夜逆転していたりしています。

このような例では、学校や、職場でのイジメや、人間関係が原因で孤立して居場所がなくなり、徐々に部屋に引きこもることが多くなってきて、アルバイトを初めても長続きしなくなっていきます。

ひきこもりの成人や若者が集まる「自助グループ」というものがあります。
自助グループは、同じような悩みを抱えた仲間が援助し合って過ごすので、自分と同じ悩みのある人と語り合うことで、孤立感が和らいだり、仲間づくりのきっかけにもなるようです。

また、上記の例のような場合、他人との接触を避ける傾向があるので、家族も一緒に参加できるような状態から始められるほうがとっつきやすく、家族同士の意見交換なども出来るのでよいかもしれません。

自助グループなどで、仲間と過ごすことが心地良いと感じるようになれば、徐々に人に対する恐怖心がなくなり、外へ出かけることが楽しいと感じるようになるかもしれません。

ひきこもりといってもその原因は、複雑な要因が絡み合っています、そこで、カウンセリングなどを行ない、その原因を少しずつ整理していくことで、徐々に解決への方法を導き出せる場合もあります。

ひきこもりの原因として、うつ病や対人恐怖症などのような精神疾患がみられる場合には、精神科を受診して適切な治療を行う必要があります。

また、外出や、公共交通機関を利用することができない場合などには、さらに段階的な行動療法を行なうために、補助者と一緒に改善を目指す方法もあります。

また、ひきこもりから脱却できても、その後もいくつかの問題が起こることも考えられます。
学生の場合は、年齢により、出席単位や、進学の問題もあるでしょうし社会人の場合でも、履歴書にある空白の期間がどうしても就職活動で不利になってしまいます。

そのために、職業訓練を受けたり、資格を取得したりして、能力を認めてもうなどの方法が考えられます、ムリは禁物ですので、この辺も相談できる環境を整える必要があります。
投稿日:2016-08-19
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
いかがでしょう。
すべてを取り組もうとせずにできるところから、参考にしてください。
投稿日:2016-08-19
返信 6
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
・・・とはいえ、お兄さんに対する怒りの感情は収まらないかもしれません。
それに関しても以下にまとめましたので参考にしてください。
投稿日:2016-08-19
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
みずきさんへ削除
■「怒り」の感情

ある科学実験によると、怒りの成分ではネズミをも殺してしまうらしですよ。

アメリカの心理学者エルマ・ゲイツ博士は人間の吐き出す息を使って実験しました。
それは人間が吐き出す息を液体窒素で冷却し、取り出した沈殿物がその時の人の感情の状態によってさまざまな色に変化するというのです。
通常は無色透明であるのに対し、怒っている人が吐き出す息の沈殿物は栗色で、悲しみや苦しみを感じている人は灰色、また、後悔の念を抱いている時は薄い赤だそうです。

そして、これらの色がついている沈殿物を分析してみると、かなり強い毒性が検出されるそうです。
試しに栗色の沈殿物を水に溶かした物をネズミに注射したところ、わずか数分でネズミは死んでしまったとのことです。
さらに、人間が1時間くらい怒りの感情を持続させると、80人以上の人を殺すことができるほどの毒物が発生するそうです。

いつも不機嫌でいたり、不満の言葉を吐いている人が身体の具合を悪くしやすいというのも納得がいきそうです。
ネガティブな感情を持つことは、自分自身の身体を傷つけるばかりか、周囲の人も毒入りの息を吸わされ、気が滅入ってしまうのです。
また、明るい人のそばにいるだけで、自分も元気になってくることがありますが、いつもニコニコしている人の息にはきっと人を楽しくさせたり、健康にしたりする成分が含まれているのかもしれません。

余談ですが人間の血液は、怒ると黒褐色で渋くなり、悲しむと茶褐色で苦くなり、恐れると紫色で酸っぱくなるそうです。

ちなみに・・・「怒り」の感情は「第二感情」と言われています。
では、「第一感情」は?

それは「期待」です。

人間はどうしても「第二感情」を伝えてしまいがちですが、その前の「第一感情」である「期待」を伝えればいいのです。

その怒りは何を「期待」していたか。
それを伝えると相手も謝りやすくなったり、次の行動を起こしやすくなったりすると言われています。
投稿日:2016-08-19
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る