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お悩みNO.628
ミヤザワさん
子供が怪我をさせた削除
小学校2年の娘が休み時間にクラスメイトの男の子と、目隠し鬼ごっこをしていました。
男の子が鬼で娘が逃げ役を教室でしていた時、娘が本当に鬼役の彼の目隠しがされているのかチェックしようと、彼の膝辺りをキックしていたそうです。その時目隠しされた男の子が突然おでこを蹴られ、星が飛んだような状況になり、泣きだしたそうです。
その後先生がやってきてそこに居合わせた子供達に何があったのか聞き出しました。
クラスメイトのみんなは娘が彼をキックしたと話したそうです。娘は日頃からよく遊んでいる時に彼をキックをしていたようでクラスメイト達は彼女がやったと話したようです。

私も娘が日頃ふざけてキックしているなんて知らなかったので、もっと早く知っておきたかったと思いました。
先生も日頃のキックは遊びと判断して報告はしていなかったのだと考えています。

彼女には家庭でも注意しておくように学校から連絡があり私もこのことを知り、娘と話をしました。
娘は足は蹴ったけど頭は蹴っていないといいます。しかしやられた子の親は子供に問いただすとうちの娘にやられたと話したそうです。どうして目隠しされていたのに娘にやられたとわかったのでしょうか。と父親に尋ねたところクラスメイトが見ていたと言われました。
娘の身長は115センチ彼は135センチです。
鬼ごっこは立った状態でやっていたそうです。娘が彼を日頃からキックしていたせいで壁かどこかに頭を打ったかもしれないアクシデントが娘の責任になってしまいました。
娘は彼の頭が急に何かの衝撃を受けたことを見ていないのでわからないと言っています。
しかし、遊びでキックしていたとはいえうちの娘が悪いので謝りました。

学校からは暴力的行為、まして頭を蹴るというのは絶対にやってはいけない行為なので注意するよう連絡がありました。

学校はあくまでも頭に足が当たったことはアクシデントでただ足しをキックされていたと報告したようですが、彼の父親は娘にキックされたから頭に衝撃を受けたと受け止めたようです。

娘の足は決して彼の額に届かないのにクラスメイトにそう言われたことで、彼女は彼の頭を蹴って怪我をさせたことになりました。

先生に娘が額にキックしたところを見ましたか?と聞くと私は見ていないけれど、クラスメイトがそう言っているといいました。

普段からキックしていた娘はクラスメイトの主観で彼女が彼をやった!ということになりました。

何が悲しいって娘の足は決して彼の立った状態で額に届かないのに、誰もそこを疑うこともせず彼女のせいにされてしまったことです。
きっとクラスメイト全員が何となく彼女ならありえると感じたでしょう。
悲しいのは彼女の味方をしてくれる友達がいなかったことです。

今の私には相手の親の立場に立って冷静に考えられる状態じゃないので、どなたか相手の立場で考えた時の意見として、うちの息子の額には彼女の足は届かないんじゃないかとか考えたり疑ったりしないものなのでしょうか。
〇〇ちゃんも当たりどころがわるかったですね。気にしなくていいです。と連絡いただきましたが、うちの娘がやったと信じきっているところが腑に落ちずにいます。

やられた側としては息子の言うことを信じるのもわかりますが、限りなく不可能に近いことを鵜呑みにしちゃうものですか?
投稿日:2016-11-23
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ミヤザワさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
拝読しました。

まずは何が事実で、何が憶測(または事実ではない)のかをはっきりさせて、先生と話し合うべきです。
娘さんからしたらやっていないことまでやったことにされてはたまりませんよね。
変な話、そのことがトラウマになって人を信じられなくなったり、自分に自信を持てなくなったりもしますので大切なことです。

ご自身でも書いて頂いていますが、キックをしたこと自体は謝る。
でも、額を蹴ったわけでないこと・・・それが事実であればしっかりとさせる。

このことが大事ですよ。
投稿日:2016-11-23
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ミヤザワさんへ削除
同時進行で、娘さんのメンタル的なサポートもしてあげてください。
特別なことをする必要はありません。
ただただ、話を聴いてあげることが娘さんの心のケアになるのです。
聴き方に関しては以下にご紹介するコミュニケーション方法を参考にしてください。

この掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にご紹介している内容です。
投稿日:2016-11-23
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ミヤザワさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2016-11-23
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