不登校や引きこもりの子供・成年たちの為にフリースクールを全国に展開しております。
Navigation

お悩みNO.652
ゆきちさん
先生のこころの・・・削除
はじめまして。
このようなことをここで・・・良いのかと、思う気持ちもあるのですが、他に話せる場所が見あたりません。すみません。

中学二年の息子が、昨年夏頃から断続的に不登校を起こしています。
同じ時期から全く学校に来なくなった子の親へ、最近連絡を取ってみると、今その子は、
あの先生がいる学校へは行けないといっているという。
あの先生とは、昨年から学校に来た部活の先生で、最初は、熱心でがんばってくれているありがたい先生だと思っていた。だが、最近少しずつその先生がどういう人間なのかが分かってきた。
教育委員会を巻き込んで、学校側とも話し合いもしたが、むしろ問題はエスカレートしていると言わざると得ない。

先日、その先生のことを知り合いに話すと、『もしかして、その先生は分裂症なのかもよ』と言う。たまたま、他でそういう人の話を聞いたことがあるのだという。そう言われた時、自分のなかで何かが腑に落ちた。

私は、少し前に境界性人格障害者について勉強をしていた。
境界性人格障害者とは、いろいろあるが、一つには、この間もテレビドラマで描かれていたが、優秀なキャリア官僚が、実は自宅に帰れば家族に暴力をふるうという二面性を持っている人、という感じに私は理解している。
私は、しばらく言葉が出てこなかった。
実際、あの先生がいる学校へは行けないといっている子は、周りの仲間からは『あいつは先生に宿題をちゃんと出せなかったら、学校に来なくなったんじゃね』と思われているという。

ある病院の先生からは、そういう先生からは離れた方がいいのだが、と言われました。
息子は部活の仲間が大好きです。
小学校の時にも不登校を経験しましたが、“みんなと楽しみたい“という強い(しぶとい)想いで、中学ではすぐに友達も出来、自分で自分の居場所を作り出した子だと思っています。
親としても、悔しい想いでいっぱいです。

今は途方に暮れています。
境界性人格障害の人へのアプローチなんて、医者でも振り回されるそうです。
今自分にできることは何か、考えています。
以前から気になっていた、息子の自己肯定感を高めることが一番なのかと考えています。
いえ、やはり母親が自分の人生を楽しんでいる背中を見てもらうことなのでしょうか。
頭の中、いろいろです。

投稿日:2017-03-19
返信 1
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
中2の息子さんの不登校と部活の先生の件でのお悩みですね。

もしかして、その先生は分裂症なのかもよ』とのことですが、推測であれこれ言うのは建設的ではありません。
まず大切なのは「事実の確認」ですよ。
憶測や推測に振り回されることは時間の無駄です。

また、『あいつは先生に宿題をちゃんと出せなかったら、学校に来なくなったんじゃね』とうのもあくまでも憶測であって事実ではないですよね。

学校等関係各所への事実の確認が求められます。
投稿日:2017-03-20
返信 2
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
「以前から気になっていた、息子の自己肯定感を高めることが一番なのかと考えています」

これに関しては同感です。
以下を参考にしてください。
投稿日:2017-03-20
返信 3
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
「自己肯定感」

そもそも自己肯定感とはなんでしょう。
自己肯定感とは、自分自身の存在を長所だけではなく、短所も含めて肯定する感覚のことです。

まずは、以下は日本・アメリカ・中国の高校生に対して行った興味深いアンケートを紹介します。

1.「私は他の人々に劣らず価値のある人間だ」
YESの回答…日本(31.5%)、アメリカ(81.5%)、中国(86.6%)

2.「時には私は役に立たない人間だと思うことがある」
YESの回答…日本(56.4%)、アメリカ(32.0%)、中国(25.4%)

国民性の違いがあるし、このアンケートだけでその国の子育ての良し悪しは判断出来ません。
しかし、それにしても日本の高校生の自己評価の低さは突出しているのです。
我々は日本の子どもがアメリカ、中国に比べて特別に劣っているとは思えません。

では、どうして日本の子どもたちはこんなに自己評価が低いのでしょう?
考えられるひとつの原因として社会の子どもに対する態度が挙げられます。
何かにつけて「わがままだ」「やる気がない」「甘えている」etc
…などの否定的な言葉を繰り返し刷り込んで来た結果かもしれません。

子どもが学校から帰って来たとき、日本では「いい子にしてた?」「先生に怒られるようなことしてない?」と開口一番言ってしまう親がいますよね。
欧米の場合、多くは「お帰り!今日は一日楽しめたかい?」…こんな言葉を掛けます。

毎日の積み重ねの結果がアンケート結果に表れているのかもしれませんね。

人間が生きていくためには「自分は存在価値がある」「生きていていいんだ」という自己評価は大切な要素です。
これを心理学では「自己肯定感」といいます。

自己肯定感は子ども時代に育まれると言われます。
自己肯定感を育ませるとは、何かをやらせて褒めて育むものではありません。
それだと失敗した時には逆に子どもを否定することになり「自己“肯定”感」ではなく、「自己“否定”感」を育むことになってしまいます。

自己肯定感を育むとは…子どもの今をそのまま認めること。
存在自体を認めて「生まれて来てくれてありがとう」というメッセージを伝えることです。

現代カウンセリングの礎を築いた、アメリカの心理学者、カール・ロジャースはこう言います。
「I love you because you are you」
これはカウンセラーがクライアントに接する際に基本となる姿勢です。
要するに「あなたはあなたのままで良いんですよ」という意味です。〜

人を愛するのに理由なんてありません。
成績がいいから?
言うことを聞くから?
良い学校に入ったから?

すべて違います。

その子どもの存在自体が愛するに値するからです。

だから「生まれてくれてありがとう」なのです。
投稿日:2017-03-20
返信 4
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
あとはこの掲示板に書き込みをいただくほとんどの方にお伝えしている「コミュニケーション方法」を以下にご紹介します。
こちらも参考にして実践してみてください。
投稿日:2017-03-20
返信 5
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
コミュニケーション(「聴き方」「伝え方」)

■信頼関係の構築
相手との信頼関係の構築を図るためには円滑なコミュニケーションが大切です。
カウンセリングの領域では、カウンセラーとクライアントの信頼関係(専門的には“ラポール関係”といいます)が絶対条件といわれます。ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすればいいのでしょう。
コミュニケーションの2つの柱ともいえる「聴き方」と「伝え方」に関して紹介します。


■「聴き方」
「聴き方」を意識しながら相手からの話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上ではこの「聴き方」が特に重要です。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、「心」の文字が入っている「聴く」です。これは、相手を受け入れて相手の話しに耳と心を傾けることを意味します。専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは、「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。


■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まずまずは黙って聴いてあげる聴き方です。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係は更に強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすかというと、話の内容などの「言語情報が7%」、口調や話の早さなどの「聴覚情報が38%」、あいづちやうなずき等、見た目などの「視覚情報が55%」の割合であったという実験結果があります。
この割合から「7-38-55のルール」とも言われ、「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の頭文字を取って「3Vの法則」ともいわれています。

話しの内容により大きくうなずいたり小刻みにうなずいたりする聴き方です。
大きくうなずくときは「なるほどねぇ〜」と言う意味があり、小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味を持ちます。それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。


3.思いを引き出す
「それ、面白そうだからもっと聴かせてよ」「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」「それについて、あなたのほうでも何か言いたいことがありそうだね」、「あなたにとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」等のようにひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。
(※注意:実際の会話は「あなた」ではなく、必ず相手の名前を呼んであげてください。特に相手がお子さんの場合は名前を呼ぶことが効果的です)


■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイントは…
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」となります。

ただし相手が意見を求めている場合は繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合にその質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげるといいでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。
例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに。
その際に、最後まで聴いてそれをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)をすると時間が掛かる作業ですし余計に混乱を生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちを汲む
「それは嬉しかったね」「それは悔しいね」「それは腹が立つよね」。
こんなふうに相手の心の中の気持ちをこちらの言葉として伝えることで相手は安心した気持ちで話しを出来ます。
高級クラブに高いお金を払ってまで、サラリーマンが通うのは、高級クラブのママさんたちはこの「気持ちを汲む」等、聴き方に長けているからなのです。


■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには相手に「何を伝えたか」ではなく「何が伝わったか」が大切です。
それを意識することで、相手に対して自分はどれだけ大切に思われているかを実感させる効果があります。
それを伝えるためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくても分かるだろう」、「恥ずかしくてこんなことは言えない」。
まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や出来事を非難がましくなく、事実を述べる伝え方です。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。
コミュニケーションを外す人は、往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまっているケースが多いです。

例えば…僕がリビングで本を読んでいたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」

こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困っているんだよ

その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。


■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、相手の考えを聴くというのはコミュニケーション(会話)の基本です。
しかし、いくらIメッセージを活用して伝えても、「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、しつこく何度も同じメッセージを発することになります。
これは「審判的表現」といい、圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。
相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて相手は安心して、自ら変わることができるのです。
また、相手の立場を理解することで、こちらの心にも変化が現れることもあり、他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手を分かろうとせよ”です。


コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてしんどいです。だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、「聴き方」や「伝え方」を意識して相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。
投稿日:2017-03-20
返信 6
ゆきちさん
ありごとうございました削除
『学校等関係各所への事実の確認が求められます。』
といただきましたが、正直、今はもう動けません。

息子は部のこと、皆のことを考えて、皆で今後、どうしたら先生も含め心を一つにして部活動に取り組むのがよいかを話し合う機会を作りました。
それ以前にも、いろいろとありましたので。
副校長先生へ相談もして実現しました。
『おまえは、そう言うことはできるのな』
そんな、仲間からのほめことばもあったのに。

なのにその翌朝、部員達の集合場所に現れた先生は、いきなりキレて息子を含む数名の生徒を自宅へ帰しました。

つまり、息子のしたことを否定したも同然でした。
それから、また学校へ行けなくなりました。

こんな事ってあるのですね。もちろんもっとおつらい思いをしている方々もいらっしゃいますが。

でも、ふと思うのは、なぜ他の部員達は先生に対して怒らないのだう・・・と。
なぜ黙って先生について行くのだろうと。そこに信頼関係が出来ているのなら別ですが。

すみません、今は何を書いても、”のに、のに”になってしまうようです。

”分かってもらえない”
”なぜ、わかってくれない”
そんな気持ちばかりです。
今はひとり自分の気持ちを見つめている方が良いようです。
ありがとうございました。


投稿日:2017-03-20
返信 7
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
本件の背景や経緯をお聞かせいただきありがとうございます。

部活の先生がいきなりキレたとのこと。
それはひどい話ですね。
今回相談に乗ってもらった副校長はそのことをご存知ですか。
これはあまりにもひどい話なので副校長、部活の担任、保護者で話し合いの場を作ってしっかりと説明を求めた方が良いと思います。
投稿日:2017-03-20
返信 8
伊藤幸弘教育研究所さん
ゆきちさんへ削除
その際に注意すべきは決して喧嘩ごしにならないこと。
あくまでも冷静に事実の確認と、その行為が事実であればその真意(目的)をしっかりと追求しこちら側は納得いく説明をしてもらうことです。

ですから、出来れば保護者は正装で。
そして、当日は録音を。
しっかりとしたアジェンダも必要です。
投稿日:2017-03-20
返信・コメントはこちら
削除用パスワード(同じものを2回入力してください)

掲示板トップに戻る