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お悩みNO.781
さなさん
反抗期なのか…削除
ご無沙汰しております。
以前歳の離れた妹が生まれ不登校になりかけた件でご相談させていただいた者です。
あれから先生のアドバイスを頂きしばらく安定した日々を送っていたのですが、去年5年になってから、気に入らないことがあるとすぐに文句を言い、キレたり、家族に酷い言葉をあびせたり、大声で泣いたりします。その度に妹のが1番かわいいんでしょう。私は嫌われている。生まれてこなければよかったんでしょうと言います。
キチガイの勢いで叫ぶのでご近所迷惑になっている可能性もあります。。2、3日おきくらいでおかしくなるのでこちらも参ってしまいます。夜も寝つきが悪く、こちらに色々と八つ当たりしてきて対処に困っています。どうしたらよいのでしょうか。。
投稿日:2019-01-11
返信 1
若者教育支援センターさん
さなさんへ削除
お久しぶりです。
5年になってからのご様子教えていただきありがとうございます。
反抗期の症状が出てくる年齢は子どもによって様々ですが、小学校高学年から中学校・高校にかけて現れるケースは少なくありません。
お子さんも反抗期の影響はあるかと思います。
以下にその対処法をまとめましたので参考にしてください。

投稿日:2019-01-13
返信 2
若者教育支援センターさん
さなさんへ削除
「思春期・反抗期の対処法」

「反抗期は、親と子の別れ、自立のための儀式です。
喜怒哀楽を思う存分に分かち合いましょう! 」

これは、私どもが反抗期の子どもを抱えて
相談に来られるお母さんにお伝えするメッセージです。

子どもが反抗期になりますと、非行に走りはしないか、
暴力をふるわれたりはしないかとびくびくしたり、
怖がったりするお母さんがおられますが、
自分の産んだ子を怖がっていたのではどうしようもありません。

反抗期に大切なことは、子どもに負けないということです。
そして、どれだけぶつかり合うかということです。

「反抗期というのは嵐の晩に、一艘の船に親子で迎え合わせに乗っているようなもの」です。
反抗期は親子の存在をこれでもかこれでもかと確かめ合う時期ではないでしょうか。
過ぎてしまえば寂しすぎるほどで、家族にとっては、一番にぎやかな時期といえるでしょう。

ところが今の親(特に母親に多い)は、
子どもと真正面から向き合っていないケースが多いのではないでしょうか。
それは、言い換えれば「子育てに自信がない」からだと思います。

その原因はいろいろあるでしょうけれど、
一つにはいじめや自殺、ひきこもりといった
マスコミから流される情報に振り回されて
親が不安をかき立てられて、それが自信のなさにつながっているように思います。

何から手を付けていいのかわからず心配性になっているのでしょう。
仕事が忙しいからと逃げているケースも多く見受けられます。
つまり、子どもの心が見えないのではなくて、
見える位置に立とうとしていないということです。

親が子育ての上でできることは何かといえば、
「待つ」「見守る」「じゃまをしない」ということです。
そして、子どもが育つ上で大切なことは、「食べる」「寝る」「遊ぶ」の三つです。

このそれぞれの三つのリズムを周りに振り回されることなく
親と子できっちりと守ることができれば、子どもは健やかに育ってくれます。

これは動物の子育てに学ぶところが多いのですが、
当たり前のリズムを守ることが子育ての基本で、
人間の場合には、これに「学び」が入るわけです。

ところがこの「学び」が問題で、子どもの学力ばかりに気を取られて、
リズムを崩してしまうことが多いように思います。
成績が良いからといって心に問題がないとは限りません。
子どもには子どもらしい環境、時間を整えてあげることが大切ではないでしょうか。

子どもにとって反抗期は人生のプロセス、自立するためのステップです。
それまでは親を人生のモデルにしてきたわけですが、
反抗期になると、親を軽蔑したりして、親を乗り越えよう乗り越えようとする時期です。
いずれ社会に立つ上でのタタキ台であり、
甘え・依存からの決別の時であり、なくてはならない時期なのです。

また、自分で自分をどうすればいいのか分からない、ある意味つらい時期とも言えるでしょう。
ですから、親子で喜怒哀楽を思う存分分かち合い、別れの瞬間を確かめ合えばいいと思います。

子どもに残せるものは、大学教育でも何でもありません。
ともに交わす会話、言葉であり、
それらすべてが親から子へのメッセージであり、親から子への遺言なのです。
怖がらずに、恐れずに、逃げずに、反抗したいだけ、させるだけさせましょう。

冒頭で、
「反抗期というのは嵐の晩、一艘の船に親子に迎えあわせに乗っているようなもの」
と表現しました。
どうせ揺れるのなら大きく揺れ動けばいいのです。
葛藤が多ければ多いほど、子どもはスッと自立するものです。
過ぎてみれば寂しすぎるほど・・・。

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子どもの反抗期というのは、
何に反対だから反抗するのではなく、
反抗したいから反抗するにすぎない。
(塩野七生/歴史作家、小説家)
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投稿日:2019-01-13
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