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お悩みNO.804
みかさん
PTSD削除
今、19才の息子がいます。
高校に二年の時の担任の先生暴言などの不信感から不登校になり単位制に転校しても学校が怖くなり休学しています。外出も私と一緒に出かけたりは出来ますが一人だと怖くなるみたいです。一度カウンセリングに行ったら父親からのPTSDではないのかと言われました。
父親の暴言暴力で離婚しています。知り合いの弁護士から息子が経済的自立するまで養育費を貰った方が良いとアドバイスを受けました。裁判に精神科の意見書が必要との事ですが、初めての人に緊張して中々心を開かない子なのでカウンセリングも嫌がります。PTSDならキチンとカウンセリングを受けてもらいたいと思いますが中々進みません。これからどうしたらいいのか。。。
投稿日:2019-05-14
返信 1
若者教育支援センターさん
みかさんへ削除
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
19歳のお子さんの不登校に関するお悩みですね。
高2の担任の暴言で人間不信になったとのこと。
また、父親からの暴言暴力もその原因とお考えなのですね。

養育費のために精神科の意見書が必要でカウンセリングが必要なもののお子さんはカウンセリングを嫌がっている状態でなかなか話が進んでおらずお困りのご様子とお察しします。

裁判のためもそうですが、現状を打破するためにもカウンセリングは必要だと考えます。
ではどうしたらお子さんがカウンセリングを受けようと思うようになってくれるか。
それは、日々の親子の会話(コミュニケーション)から徐々に心をほぐしてあげることです。
以下にコミュニケーションの柱である「聴く」「伝える」に関してご紹介します。
参考にしてください。
投稿日:2019-05-15
返信 2
若者教育支援センターさん
みかさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2019-05-15
返信 3
若者教育支援センターさん
みかさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2019-05-15
返信 4
若者教育支援センターさん
みかさんへ削除
いかがでしょう。
すべてではなくても構いません。
できそうなことから始めてみてください。

また、以下に、「人間不信克服法」に関してもまとめました。
こちらもあわせて参考にしていただけると幸いです。
投稿日:2019-05-15
返信 5
若者教育支援センターさん
みかさんへ削除
【人間不信克服方法】

1.できるだけ信じることのできる人と関係を深めていく
人間不信を克服するには、「他人はすべて信用できない」というイメージを覆すことが必要です。そのためには、できるだけ信じることのできる人と関係を深めていくといいでしょう。
トラウマが原因で人間不信の人は、他人と関わるのにはかなり勇気がいることです。しかし、他人と関わらなければ、人間不信は一生克服できません。
学校や職場の人でいいので、一緒にいて楽しいとか、自分に優しいという人と関わるようにしましょう。その関係性を深めていくうちに、「信用できる人もいるんだ」と感じることができ、「他人はすべて信用できない」という考えを変えることができます。

2.人に対して疑いから入らない
そして、人間不信だと人に対して疑いから入ってしまうことがあるでしょう。普通であれば、「あの人は好印象だな」と思っても、人間不信の状態であれば「あの人は好印象だけど、何かしら裏がありそう」と疑ってしまいます。
しかし、そのような疑いを抱いていれば、他人とは関わることができ、人間不信は改善できません。裏切られたなどのトラウマもわかりますが、他人が全員、自分を裏切るなんてことはありえません。
好印象であれば、本当にその印象通りの人で、自分に優しく親しみを持って接してくれるという人も多いです。そのため、人に対して疑いから入らないようにしましょう。そうすれば、他人と関わりやすくなり、自然と人間不信も改善できます。

3.他人に期待しすぎないようにする
人間不信になってしまったきっかけとしては、相手にも原因がありますが、自分が期待をしすぎてしまったなんてケースもあるものです。
何でも自分のために尽くしてくれると思った人に裏切られて人間不信になった場合には、裏切った相手も悪いですが、相手に期待しすぎた自分にも人間不信になってしまった原因はあります。
相手に期待しすぎなければ、裏切られても少ないショックで済んだことでしょう。そのため、他人には最初から期待しすぎないようにするべきです。
過度な期待を抱いてしまえば、それだけイメージが覆される可能性が高く、ショックが大きくなるだけです。期待しなければ、たとえ裏切られたとしても「そうか。」と気楽に考えて開き直ることができるでしょう。
もちろん、全く信用しないということではありません。それでは人間不信は改善できません。信用しつつも、だからといって大きな期待を抱くということはしないように努めましょう。

4.他人の優しさを実感して感謝する
「他人は悪、信用できない」という考えを覆すためには、他人から何か恩恵を受けるのが一番手っ取り早いです。他人がしてくれたことで自分に何か恩恵があれば、他人を少しは信用できるようになるでしょう。
そこで、他人の自分へのやさしさを実感し、それがたとえ少しだとしても感謝をするようにしてください。感謝ができれば、相手に抱く不信感も払拭することができます。
それを、色んなたくさんの人との関係で積み重ねていくことで、「他人は信用できない」という考えをなくすことができるでしょう。むしろ「他人には優しい人の方が多い」とプラスの考え方をできるようになります。

5.環境を変えてみる
現在の人間関係がきっかけで人間不信に陥っているのであれば、環境を変えてみるといいでしょう。同僚や上司に裏切られたのであれば、転職をしましょう。
もしくは、引越しをして生活そのものを全く別のものに換えてみることもおすすめです。環境が変われば、以前の環境での出来事などどうでもよくなります。
裏切られたということについても悩むことは少なくなるでしょう。また、新しい環境で良い関係を築くことができる人に出会えれば、それで人間不信はしっかりと克服することができます。
時には逃げるということも重要です。意地を張って嫌な場所に居続けても、ストレスが溜まってさらに人間不信になるだけです。自分の周囲の環境を一度リセットし、他人との関わりを見直すようにするといいでしょう。

6.日常生活に支障をきたすようであれば、病院へ行く
この世の中はある程度他人と関わっていかなければ生きていけません。人間不信がひどいと生きづらくなってしまうので、しっかりと改善することが重要です。
しかし、重度の人間不信で、他人と接する時に緊張や吐き気、過呼吸を催す、もしくは怖くて家に引きこもってしまうなんて場合には、単なる悩みではなく治療が必要な心の病です。
日常生活などに支障をきたすものとなっているので、精神科を受診するようにしましょう。なるべく早めの治療が必要となります。

まとめ
以上が人間不信を克服するための方法となります。過去に人間関係やいじめ、恋愛などのトラブルで他人にひどい目にあわされた場合には、それがトラウマとなって人間不信になってしまいます。
しかし、この世の中はある程度他人と関わっていかなければ生きていけないので、人間不信はしっかりと改善して治すべきです。
自分の原因や症状に合わせて、それに合った克服法をしましょう。人間不信が治れば、他人ともしっかり向き合って関わることができ、楽になります。
投稿日:2019-05-15
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