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お悩みNO.809
テレツサさん
主人との考え方が合いません削除
すみません、以前、2018/5/18に質問をさせていただきましたテレッサです。

現在、中三となった次男ですが、あの後、主人と子供に押し切られる形で、結局、5月末にスマホは貸し出しっ放しとなってしまい、未だに不登校は続いています。

主人は、「子供に愛情を示し、過保護にすべきだ、今までお前が過干渉だったために、子供が不登校になってしまった」として、「彼の要求は、基本的に全て聞くべきだ」という主張です。そのため子供の暴力などもあり(スマホを与えっぱなしにしてからは、暴力は無くなりました)、私も抵抗しきれずに、全て子供の要求通りとなり、昼夜逆転、一日中寝てばかり、外出せず、勉強もせずに、ゲームとスマホの毎日で、身体はやせ細り、すっかり生気が無くなりました。

しかしその後、パソコンを買ってやるときの条件として、「1日に20分は、運動をすること」という条件にしたために、かなり恢復しました。

今は、高校は、通信制に通うつもりとのことですが、ブログを書いたり、たまに投資の勉強をしたりはしているようですが、家の手伝いもほとんどせず、相変わらず、スマホとゲーム中心の毎日で、勉強は全くせず、コンビニまで連れ出すのも一苦労です。

現在、アニメの人形をネットなどで、買いあさり、「転売したら、お金は返すから」などと言い、主人にお金を出してもらって、120体ほど買っていることがわかりました。

ですが、転売していないため、主人のお金を使うばかりです。
毎日、三体ぐらいずつ、自由に買わせている主人に抗議をしても、「いいじゃないか。次男は折角良くなってきているのに、またお前は、次男を悪化させるつもりか!」等と言います。

また主人は、次男の要求は無条件で全て聞き、私が「誕生日じゃないのだから」と言っても「そうやってお前は、条件付きの愛しか子供に与えられないんだな!」などと子供の前で私を怒鳴ったりします。

子供がこのような状態になったのは、過干渉と先回りと夫婦共に多忙(二人とも社長)だった私たちの責任、と気持ちの上で、お互いを攻め合っています。

このような状態なら、別れた方が、子供のために良いのだろうか?それとも、ぎすぎすした状態でも、一緒にやっていくべきか、悩みます。

主人と何とか、喧嘩にならないように、と二人で話し合うことを望みますが、なかなか応じてくれず、話をしても、感情的に攻められるばかりで、一向に改善しません。

学校のカウンセリング、公共の相談所、保健所などに主人とも相談に行っていますが、進展がありません。

私はどうしたらよいでしょうか?
人形を買わせている主人は、放っておいてよいのでしょうか?

本当にすみません。何卒よろしくお願い申し上げます。
投稿日:2019-08-20
返信 1
【公式】若者教育支援センターさん
テレツサさんへ削除
お久しぶりです。
その後の様子を教えていただきありがとうございます。
ご主人とかみ合わない状態のようですね。
子育ては夫婦が二人三脚となり同じベクトルで取り組むことが大切です。
でも今の状態はまったくベクトルが違いますね。
人形のことも双方の主張がかみ合わずこのままでは平行線ですよね。
買い与えるか否かはご夫婦で話し合い納得してから決めてください。
双方のコミュニケーションが大切です。
その際は以下を参考にしてください。
投稿日:2019-08-21
返信 2
【公式】若者教育支援センターさん
テレツサさんへ削除
「コミュニケーション~①聴く」

■信頼関係の構築
カウンセリングの領域では、
カウンセラーとクライアントの信頼関係の構築を深めることが絶対条件と言われます。
(専門的には、信頼関係を“ラポール関係”と言います)

相手との信頼関係の構築を図り、
さらに深めていくためには円滑なコミュニケーションが大切です。
ではその円滑なコミュニケーションを図るにはどうすれば良いのでしょう。

■「聴き方」
みなさんは、「聴き方」を意識しながら相手の話を聴いたことがありますか。
「話し方教室」とか「話し方の本」というのはありますが
「聴き方」に関する本は意外と少ないのです。
しかし、円滑なコミュニケーションを図る上では、
この「聴き方」が特に重要となります。

ここではあえて「聴く」という文字を使います。
物理的に音が耳に届く「聞く」でもなく、
言葉であれこれと尋問する「訊く」でもなく、
「心」の文字が入っている「聴く」です。

しかも、文字を分解すると「耳」の右側には「十」「四」「心」となります。
「14の心」とは……
諸説ありますが、以下のようなことが言われているそうです。

・「14の心で聴く」(仏教)
仏教の、八正道(はっしょうどう)と、六道(ろくどう)を足した数(8+6=14)
様々な視点から聴いてあげましょうということ。

・「14の心で聴く」(年齢)
14歳の時の心で聴く…………つまり、純粋な気持ちで聴きましょうということ。

話が冒頭から逸れてしまいました(汗)。

要するに、相手を受け入れて相手の話に耳と心を傾けることを意味します。
「四」の向きを変えて、縦にすると「目」にも見えます。
そして、「十」を「プラス」と捉えれば……
「耳」だけではなく、「目」と「心」でも聴きましょう……とも言えますね。
これを専門用語では「傾聴」と言います。

相手の話を上手に「聴く」ためには以下の2つの聴き方に分かれます。
その2つとは……
「受動的聴き方(パッシブリスニング)」と
「能動的聴き方(アクティブリスニング)」です。
それぞれポイントは3つあります。

■「受動的聴き方(パッシブリスニング)」の3つのポイント
1.黙って聴く
これは簡単なようで意外と難しいです。
しかし、すべての「聴き方」のベースとなる姿勢です。
相手の話しに意見を割り込まず、まずは黙って聴いてあげます。
黙って相手を聴き、受容してあげることで信頼関係はさらに強いものになるでしょう。

2.うなずく
「メラビアンの法則」をご存知でしょうか。
1対1で話したときに、どのように影響を及ぼすか……という実験結果から出された法則です。

話の内容などの「言語情報=7%」、
口調や話の早さなどの「聴覚情報=38%」、
あいづちやうなずきなど、見た目などの「視覚情報=55%」
の割合であったという実験結果があります。

人は話の内容などよりも、話をしている際の態度や姿勢
……の方が影響力は大きいのです。

「ういなずく」には、話しの内容により大きくうなずいたり、
小刻みにうなずいたりする聴き方によって信頼関係を深めていく方法があります。

大きくうなずくときは
「なるほどねぇ~」という意味があり、
小刻みなうなずきは「もっと話して」という意味をもちます。
それにより相手は「聴いてもらえている」という満足感が得られます。

3.思いを引き出す
「それ、おもしろそうだからもっと聴かせてよ」
「それ大変だったね。もう少し詳しく話して」
「それについて、君のほうでも何か言いたいことがありそうだね」
「君にとって大事なことのようだね。詳しく聴かせて」などのように
ひと言、付け加えることで相手を気持ちよく話させてあげることが大切です。

■「能動的聴き方(アクティブリスニング)」の3つのポイント
1.話しを繰り返す
相手の発した言葉の語尾をこちらが繰り返して発しながら聴く方法です。
会話にいいリズムがうまれて話しやすくなります。
そして、相手は
「自分の話を聴いてもらえている。理解してもらえている」
となります。

ただし相手が意見を求めている場合は、
繰り返しによる聴き方はいったん中断してください。
相手から何かを質問をされている場合に、
その質問を繰り返しても堂々巡りになってしまいます(笑)。
その際は、はっきりと自分としての回答をしてあげると良いでしょう。

2.話しをまとめる
相手の話をある程度の段階でまとめてあげると、
会話のリズムにアクセントがつき、これも効果的です。

例えば、相手が悩みを打ち明けたとします。
悩みを打ち明け始めると人は一気に捲くし立てるように話し始めます。
それこそ途中でさえぎりたくなるくらいに……。

その際に、最後まで聴いて、
それをまた繰り返す方法(話しを繰り返す)を行うと、
時間が掛かる作業ですし、余計に混乱が生じます。
その際はある程度こちらで話をまとめてあげるのです。

3.気持ちをくむ
「それは嬉しかったね」
「それは悔しいね」
「それは腹が立つよね」

こんなふうに相手の心の中の気持ちを
こちらの言葉として伝えることで、
相手は安心した気持ちで話しを出来ます。

高級クラブに高いお金を払ってまで、
サラリーマンが通うのは、
高級クラブのママさんたちは
この「気持ちをくむ」など、聴き方に長けているからなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
聴くとは、愛することである
長田弘(詩人)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
投稿日:2019-08-21
返信 3
【公式】若者教育支援センターさん
テレツサさんへ削除
「コミュニケーション~②伝える」

■伝え方
相手に何かを思いを伝えるときには
相手に「何を伝えたか」ではなく、「何が伝わったか」が大切です。

そのためには「言葉」が大切です。

「これは言わなくてもわかるだろう」
「恥ずかしくてこんなことは言えない」

まずはそういった考えを排除して時間をたくさん使っていきましょう。

相手にメッセージを伝えるとき、次の2通りの方法があります。
それは、「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」です。

コミュニケーションをはずす人は、
往々にして主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」
になってしまっているケースが多いです。

相手に思いを伝えたいときは、「Iメッセージ」が効果的です。
相手の行為や人格を非難・否定せず、事実を述べる伝え方です。

例えば、あなたがリビングで読書をしているときに、
家族の誰かがリビングに来て、大きな音でテレビを観始めたとしましょう。

静かな状態でゆっくり読書をしたいのにテレビの音が気になって集中できません。
ついつい、感情のままに
「うるさい!」
「ボリュームを抑えろ!」
「別の部屋に行け!」
と思ってしまうケースはないでしょうか。

これは主語が「あなた=YOU」になっています。
「“あなたが”うるさい!」
「“あなたが” ボリュームを抑えろ!」
「“あなたが”別の部屋に行け!」

こちらの思いを正確に伝え、
相手とのコミュニケーションもはずさない方法は
主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。

「あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって、
私は集中して読書ができなくて
困っているんだよ」

これが「Iメッセージ」です。

ポイントは「行動」「影響」「感情」です。

行動 → あなたが急に大きな音でテレビを観ることによって
影響 → 私は集中して読書ができなくて
感情 → 困っているんだよ

でも、その後に「だから、あなたはこうしなさい」
と言ってしまうと、せっかくの「Iメッセージ」が
その瞬間に「YOUメッセージ」になってしまいますので注意が必要です。

「Iメッセージ」で思いを伝えると
相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多い
……と言われています。

■「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替え
自分の意見を伝え、
相手の考えを聴くと
いうのはコミュニケーション(会話)の基本です。

しかし、いくら「Iメッセージ」を活用して伝えても、
「相手を変えてやろう」という想いが心の奥底にあると、
しつこく何度も同じメッセージを発することになります。

これは「審判的表現」と言い、
圧力によるメッセージ(=お前が変われ!)になってしまいます。

その際は、まず相手の立場に立ち切って傾聴することが大切です。
これが「Iメッセージ」と「聴き方」との切り替えのタイミングです。

相手の話を聴くことにより、相手の「抵抗」がとれて
相手は安心して、自ら変わることができるのです。

また、相手の立場を理解することで、
こちらの心にも変化が現れることもあり、
他者理解と自己成長が同時に促進されます。

「期待と願望」、「推論と思い込みのズレ」
が対人関係のトラブルの元になるのです。
大切なことは“相手を変えようとせず、相手をわかろうとせよ”です。

コミュニケーションとはキャッチボールのようなものです。
いくら良いことでも一方的な話と言うのは聴いていてつらいものです。

だから、コミュニケーションがドッジボールにならないように、
「聴き方」や「伝え方」を意識して
相手とのコミュニケーションを図り、信頼関係の構築に努めてください。

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伝えることをあきらめちゃいけない。聞く気持ちがある人には、必ず伝わるから。
木藤亜也(脊髄小脳変性症患者)「1リットルの涙」著者
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投稿日:2019-08-21
返信 4
テレツサさん
ありがとうございます削除
早速のお返事、本当にありがとうございました!
良く読んで、実践するようにいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
投稿日:2019-08-26
返信 5
【公式】若者教育支援センターさん
テレツサさんへ削除
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
コミュニケーション方法、実践してみてうまくいかないことがあればいつでもご相談ください。
投稿日:2019-08-27
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