近藤さん
メッセージありがとう。
執行猶予中に女の子の友だちをお酒の席で殴ってしまい
その時は謝って仲直りしたものの
再度、謝るために電話をしたら相手はその電話に出てくれないのですね。
それで近藤さんは相手が被害届を出したのでは…と不安な気持ちとのこと。
近藤さんが罪に問われるかどうか。
…これは私が決めることではありませんし
軽々しく「問われる」「問われない」を口には出来ません。
私がアドバイスできるとしたら
「いかに誠心誠意謝罪の気持ちを伝えるか」
…と言うことです。
近藤さんが今、不安なのは
「相手が被害届を出したら…」
…ということですよね。
これは取りようによっては「自分勝手」ですよ。
相手が被害届を出そうが出すまいが、
相手に怪我があろうがなかろうが、
近藤さんが罪に問われようが問われまいが…。
はっきり言って相手には関係なりません。
「酒の席で相手を殴ってしまったこと」
だけに焦点を当ててそのことを謝るつもりがあれば
電話が通じなければメールや手紙やFAXや友だちへの伝言や。。。
…方法はいくらでもあるはずです。
相手に自分の気持ちを正確に伝えるには…
「Iメッセージ」が効果的です。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…「うるさい!」「ボリュームを小さくしろ!」「隣の部屋で見なさい!」…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることでお父さんは集中して本が読めなくて困ってるんだよ」…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ
その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
今回の近藤さんの件で例えるならば…
「私があなたを殴ったことで(行動)
あなたに対して怪我を負わせたり心に傷を負わせてないか(影響)
心配なんだ(感情)」
友だち関係にヒビが入ることも心配の種だと思います。
その気持ちを正直に伝えてみてください。
その上で相手がどんな行動に出ようと
それを受け入れるお気持ちがなければ
相手に思いは伝わりませんよ。