剣道のことは我々はよくわからないんだけど、よくスポーツの世界で言われているのは「イメージをプラスに」ってこと。
一流のアスリートは試合前には必ずイメージトレーニングをして試合に挑むらしいね。
これは学生スポーツでも同じことが言えるのではないかな。
我々カウンセラーもクライアントに対して「過去に捉われず、未来に怯えず、今を精一杯生きよう!」って伝えているんだ。
試合をする前から「また失敗したらどうしよう」と思ってしまった時点で相手ではなく自分に負けていると思うよ。
剣道の世界って精神を重んじるという印象があるけど、剣道を通じてそうしたタフな精神も鍛えているんじゃないかな。
明治維新の立役者のひとり、坂本龍馬は北辰一刀流の剣の達人でもあったんだ。彼の残した有名な言葉に「世の中の人は何とも言わば言え。我が成すことは吾のみぞ知る」って言うのがあるんだ。
人のことなど気にせずにまずは自分のベストを尽くし、やるべきことをやれば結果は必ずついてくるよ。
万が一、試合に負けてしまったとしても自分自身の弱い心には勝ったことになるんじゃないか。
この考え方は2番目の相談の人間関係についても同様だよ。
最後に…大切な試合に臨む君に贈る言葉。
「我も人なり、彼も人なり!」
試合前、そして、試合中に弱気な心が出てきたらこの言葉を心で叫びなさい。
自然と力と勇気がわいてくるから。
そして、君を君が救ってくれるから。