娘さんは海さんに対して相当の嫌悪感を持っているとのことですね。
そこに至る経緯があったはずです。
できれば、友人の方の力も借りて、そのここまで母親を憎む理由を知りたいですよね。
娘さんは自分の家には「居場所がない」と言っているとおっしゃっていましたね。
なぜ、「居場所がない」と思うのか。
その理由も合わせて聴けたらいいのですが…。
きっとそこまで言うには、決定的な原因があるはずですから。
もちろん、長年に渡るストレスがそうさせているとも考えられます。
海さんにとっては耳の痛いことを言ってくるかもしれません。
むしろ、言ってきてくれた方がいいのです。
怖いのは、何も言ってくれないこと。
不満があるのにその不満をぶつけてくれないのが怖いです。
うまく娘さんの不満を聞けたら、まずは「謝罪」です。
きっと海さんからしたら、誤解をされていたり、単なる言いがかりと思うこともあるかも知れません。
でも、それでも謝るのです。
「それは辛い思いをさせてしまったね。本当にごめんね」…と。
ただし、誤解をされたままではいけません。
ひと通り謝罪をしたら、「ひとつだけ誤解があるの。それは警察のときの件。それはね…」と本当のところを伝えてください。
ただし、「でも、そのことであなた(名前)に嫌な思いをさせたことは事実だよね。だから、そのことも含めて謝りたいの」と言って、「ごめんね」を言いましょう。
誤解を解く言葉が子どもからすると「言い訳」にしか聞こえない場合もありますので注意しましょう。
不登校や問題行動を起こす子どものストレスの原因の大半は「親」です。
その親の間違った対応や過干渉、無関心などが子どもの心を傷つけています。
人を傷つけたらまずは、謝る。
人として当然ですよね。
そして、娘さんへの想いも伝えましょう。
それは、今回書いて頂いた内容に凝縮されていると思います。
それをそのまま伝えればいいのです。
上手く言う必要はありません。
気の利いたことを言う必要もありません。
心に湧き出てくる真の想いを伝えればいいのです。