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お悩みNO.72
伊藤幸弘教育研究所さん
カナミさんへ
カナミさん、メッセージありがとう。 まずはカナミさんが僕のメッセージを受け取ってくれて 「相談してもいいんだ」と思ってくれたこと…嬉しいです。 以前、友達に相談したもののそれが原因で深く傷つけられたんですね。 だから人に相談したり深く関わることに臆病になってしまっているのでしょう。 確かにそんな経験をしたら誰かと関わるの怖いですよね。 でも…ここでは安心して相談してください。 「人は人により傷つけられるけど  人は人により救われる!」 …これが僕の持論です。 だから、安心して。。。 でも嫌なことがあるとマイナスなことを考えちゃいますよね。 今のカナミさんはそんな心理状態なのかも。 だから… 「消えればいいのに」 「死にたい……」 「ネガティブになる事が多すぎる…」 「生きてる事にさえ疲れた… 」 …と考えてしまうのでしょう。 僕のところにも「もう死にたい」という相談が来ます。 そして僕自身も「あ?もう死んじゃいたい」と思うこともあります。 僕は思います。 「思うことは決して悪いことじゃない」 もしかしたら「死んじゃいたい」って思わない人っていないんじゃないかと。。。 でも、それを実行に移すことはして欲しくありません。 もしもそうなったら僕は悲しいです。 せっかく知り合えたんだから…ね。 またまた、僕のブログを紹介しますね。 だいぶ以前に書いたものの抜粋です。 もしかしたら今のカナミさんにとって何かヒントになるかも知れないです。 ↓以下、ブログ抜粋↓ お釈迦様の教えにこんな説話がある。。。 あるところに毎日、毎日重荷を満載した荷車を朝から晩まで引かねばならない牛がいた。 その牛はつくづく思った。 「なぜこの俺は毎日、毎日こんなに苦しまなければならないのか!  いったいこの俺を苦しめているものは何なのか!  そうだ!  俺を苦しめているのは間違いなくこの荷車だ!  この荷車さえなければ俺はこんなに苦しまなくてもよいのだ!」…と。 そしてその牛は荷車を壊そうと猛然と道端にある岩に突進して 木っ端微塵に荷車を壊してしまった。 今まで牛を苦しめていた荷車はなくなり快適な気分もつかの間…。 それを知った飼い主は… 「こんな乱暴な牛にはよほど頑丈な荷車でなければまた壊されてしまう」 …そう思い今までの何十倍も重い鋼鉄製の荷車を造ってきた。 そしてその鋼鉄製の荷車に荷物を満載して今までのように毎日、毎日その牛に荷車を引かせた。 以前の何十倍もの苦しみを課せられた牛は再び荷車を壊すことも出来ず深く深く後悔した。 …これはある本で紹介されていた釈迦の説話だが 僕はことあるごとにクライアントにこのお話している。 どんな相談のクライアントか…? それは… 「生きることに疲れた。早く死んで楽になりたい。」 …そんなことを言ってくるクライアントに対してだ。 確かにそう言うからには本当に人生疲れてしまっているのだと思う。 疲れたことは決して否定しない。 だからひとまずいろんなことは棚に上げてしっかり休んでもらうことは提案する。 でも! そのために「死」を選択することは賛成できない。 「死んで楽になりたい」と言うが本当に死んだら楽になれるのか? だから僕は前述の釈迦の説話をお話しすることにしている。 牛は自分を苦しめているものは荷車だと考えて 「この荷車さえ壊せば苦しまなくてよいのだ」…と思った。 でも結局、更に苦しい思いを強いられることになる。 カウンセリングルームで「死んで楽になりたい」と言うクライアントも 「この肉体さえ壊せば苦しみから解放され楽になれる」…と思っている。 釈迦は言う。 「自らの命を絶てばもっと恐ろしい苦しみの世界へ入っていかなければならない。  この世で苦しんだまま死ねば必ず死んだ後の世界も苦しみは待っている。  あの世で幸せになりたければこの世から幸せの身にならなければならない」…と。 死んだら楽になれる! …そういう人がいるが、もしもそうなら 自殺した人はみんな幸せになる…ということになってしまう。 だがそれは間違っている! 日本では9年連続で自殺者が3万人を超えた。 銃社会アメリカでの銃による被害者の数を超えているとのこと。 どんなに死にたいと思っても構わない。 僕も時には死んでしまいたいと思ったこともある。 でも決して実行に移してはならない。 死ななくても楽になる方法は人それぞれ必ずある! だから僕らは自ら死を選ぶことは決してしてはいけない。 そのクライアントが… 死んでしまいたいと思って過ごした今日は 昨日、残念ながら亡くなった方がどうしても生きたかった明日…なんだから!
投稿日:2008-12-11
以上の内容を削除します。
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