カナミさん
メッセージ…ありがとう。
また、「新しい相談」としてここに書き込んでくれて嬉しいです。
カナミさんのご家族のこと…!
教えてくれてありがとう。
現在のご家族はお母さんとお母さんの再婚のお相手である義理のお父さんとそして、カナミさんの3人家族なんですね。
実のお父さんとはカナミさんが小学校入学前にお母さんとの離婚により殆ど会っていない…とのこと。
今の家族は表面上は仲良くしているけど「偽家族」にしか思えなくてムカついたりお母さんや義理のお父さんを恨んだり困らせてしまったり。。。
でも、カナミさんは決して恨みたくないし困らせたくもない!
…その心の狭間で苦しんでいたのですね。
知らなかったこととはいえ僕はカナミさんの本質的な「悩み」を今まで理解してあげられなかったね。
「木を見て森を見ず」という状態だったかもしれません。
リスカをしたいという衝動などもそこに理由のひとつがあったとのこと。。。
今まで分かってあげられなくてごめんね。
お母さんが再婚する際に「本音を聞かせて」と言われたけどお母さんの幸せを願い本音を言えなかったんですよね。
もしかしたらそこが今、心の引っかかりとして引きずってしまってるのかもしれませんね。
確かに「その時」は本音を言わなかったことでお母さんにとっては良かったのかもしれません。
でも、今そのことでカナミさんが苦しんでいることはお母さんだって本意ではないと思いますよ。
当時はまだ幼かったカナミさんも現在はしっかりと自分の考えを持ち、主張できる年齢に達していると思います。
今のお気持ちは抑えることなく伝えてもいいのかも知れませんね。
決してケンカ腰ではなく思いのたけを正直に…。
相手にメッセージを伝えるときって二通りの方法があるんですよね。
「YOUメッセージ」と「Iメッセージ」
コミュニケーションを外す人って主語が「YOU=あなた」の「YOUメッセージ」になってしまってるケースが多いです。
例えば…
僕がリビングで本を読んでたとしましょう。
そこへ子どもが入ってきてテレビを大きな音で見始めた。
僕は感情のままに…
「うるさい!」
「ボリュームを小さくしろ!」
「隣の部屋で見なさい!」
…と言ってしまう。
これは主語が「あなた=YOU」ですよね。
「“お前が”うるさい!」
「“お前が”ボリュームを小さくしろ!」
「“お前が”隣の部屋で見なさい!」
こちらの思いを正確に伝え相手とのコミュニケーションも外さない方法は主語が「私=I」の「Iメッセージ」です。
「お前が大きな音でテレビを観ることで
お父さんは集中して本が読めなくて
困ってるんだよ」
…これが「Iメッセージ」です。
ポイントは「行動」「影響」「感情」です。
行動→お前が大きな音でテレビを観ることで
影響→お父さんは集中して本が読めなくて
感情→困ってるんだよ」
その後に「だから音を小さくしろ」と言ってしまうとせっかくの「Iメッセージ」がその瞬間に「YOUメッセージ」になります。
「Iメッセージ」で思いを伝えると相手はこちらの思いをちゃんと受け止めてくれるケースが多いと言われています。
今のカナミさんであればどう言うか…?
「お母さんの再婚により(行動)
お母さんを恨みたくないのに恨んでしまっている自分がいて(影響)
私は自分自身が壊れそうで辛いの(感情)」
そこからお互いの話し合いがスタートすると思います。
お母さんも義理のお父さんも!
…そしてなによりもカナミさんご本人も!
家族三人が全員幸せになる方法を家族三人で話し合う必要はあると思いますよ。
そのことで「偽家族」と思っていたものが「本当の家族」に変わるんじゃないでしょうか?
…カナミさん!
一緒に考えましょう!
この一回の掲示板のやり取りですべて解決するとは僕も思いません。
でも、時間を掛けてでも一緒に考えたいと思っています。
カナミさんが本当に幸せになるために!