「世界一周した高校生」
「世界を見てみたい」という好奇心から、周囲がこぞって「やめておけ」と止める中、高校を休学してまで世界を旅した高校生の話を聴きました。
世界一周となると、移動費だけでも相当な費用が必要となります。
しかし、高校生の彼はお金がなく、親も出してくれるわけではありません。
お金を集めるために、彼は考えました。
「会社のロゴをTシャツに入れて、世界を回るからスポンサーになって欲しい」と企業に飛び込み訪問をして協賛金を募ったり、SNSを作って募金をお願いしたり、経営者セミナーに参加し、世界の旅で得たいこと、貢献したいことについて、100人の前で語り、応援してくれる人を増やしていきました。
応援してくれる人もいますが、中には否定・批判する人も現れます。
それでも、彼は思いつくことは何でもやっていきました。
そして、少しずつ応援してくれる人が増えていき、150万円の資金を集める事に成功したのです。
やがて、彼の行動はNHKに取り上げられ、小中学校で講演の依頼が来たり、また高校生でNPO法人を設立したりと、若干高校三年生ながら影響力を持つ人となり、当初の夢を実現させたのです。
ここでこの高校生から見習うべきことは「先が見えていなくとも、とりあえず踏み出す」という姿勢ではないかと思います。
ビル・ゲイツも、「人類史上の進歩のほとんどは、不可能を受け入れなかった人々によって達成された」と言っています。
自分で「やっている」と「やらされている」気持ちが、感動発信はもとより、自己成長の岐路になるのでしょう。
「主体的に“やっている”という意識」で、「他者の喜びを自分の喜び」にし、「感動発信者」となり、自己充実感を高めて、仕事をワクワク気分で取り組み、邁進していきましょう。
行動すれば変化が起こる!(本田宗一郎)