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お悩みNO.9339
若者教育支援センターさん
さらさんへ
愛情の対義語と、怒りの感情 「愛情」も「憎しみ」も、むしろそれぞれは同義語と心理学ではいいます。 では、「愛情」の対義語はなんでしょう。 それは、「無関心」です。 では、どうして「愛情」の対義語が「憎しみ」ではなく、「無関心」なのでしょうか。 それは、愛情も憎しみも相手に対してプラス・マイナスの差こそあれ、関心があるということには変わりがないからです。 無関心という事は、そこに愛情が全く無いという証拠です。 憎しみという感情には、実は色々なものが含まれています。 もちろん、そこに愛が含まれている場合もあります。 「可愛さ余って憎さ百倍」ということわざの通り、最初は可愛いと思っていたのに、裏切られたり、思い通りにならなかったりして、可愛いと思っている百倍の憎しみがわいてくることは多々あります。 ですが、無関心には愛情は一切ありません。 なので、愛情の対義語は無関心だと言われているのです。 お子さんの問題行動や暴力・暴言に堪えられないとご相談を受けることがあります。 ついつい、売り言葉に買い言葉になり、更に子ども問題行動や暴力・暴言に拍車をかけてしまうこともあります。 時と場合によりますが、問題行動や暴力・暴言に対しは無関心を装い、平静でいてください。 相手は自分の発した嫌がらせ(とあえて言います)に関心を示してくれない、または困っていないと判断したときに、それをそのうちにやらなくなります。 また、「子どもの感情が怒りと憎しみしかないように思います」との相談を受けることも少なくありません。 心理学では怒りや憎しみは「第二感情」と言われています。 「第二」というくらいですから、そのまえには「第一感情」があります。 その「第一感情」とはなんでしょうか。 それは、「期待」です。 人は相手に対して「期待」があるからそれを裏切られたりすると「怒り」や「憎しみ」がわいてくるのです。 逆に「期待」に応えることができればその反応は「喜び」「信頼」につながります。 子どもの期待に対して「答える(Answer)」のではなく、「応える(Response)」ことで、子どもの承認欲求が満たされ、自己肯定感も高まっていくことになるのです。 お子さんの本来の「期待」とはなんだと思いますか? 決して「親を困らせる」ことが本来の意味の「期待」ではないと思います。 子どもの「期待」とは、「自分を理解して欲しい」という想いが根底にあるのではないでしょうか。 また、これは親から子どもへのメッセージにも同じことが言えます。 例えば、子どもが門限を破って帰宅が遅くなったとします。 「こんな遅い時間まで何をやっていたの!」 「電話の一本くらい入れたらどうなの!」 ついつい、こんなふうに言ってしまいがちです。 しかし、これは怒りの「第二感情」です。 きっと、その前には、こんな感情があったのではないでしょうか。 「こんな遅くまでどうしたのかな?」 「何かあったのかな?」 「心配だなあ」という気持ちではないでしょうか。 つまり、この場合の「第一感情」は「不安や心配、悲しみ、落胆」です。 怒りの「第二感情」を伝える前に、この「第一感情」を伝えればケンカになりにくいのです。 つまり、「すごく心配していたんだよ」と一言伝えればいいのです。 話し手が最初に「第一感情」を伝えていたら、聞き手も「第一感情」で答えるはずです。 「うるさいなぁ!」が出る前に、「ごめんなさい」と言えていたはずなのです。 自分自身も、第一感情で伝えられた方が、話を素直に聞けるのではないでしょうか? この話法には最初は抵抗があるかもしれませんが、何度か使い続けていけば慣れてきます。  最近、近しい人と心が通じ合えないと思ったら、ぜひこの話法で話してみてください。
投稿日:2018-08-10
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