■子どもの「死にたい」発言の対処法
この発言の背景には…
「死にたいと言えば、親が焦って自分のことをかまってくれる」
「今すぐにこの状況をなんとかしてほしい、助けてほしい、苦しい、逃げたい」
…という心理があることが多いです。
また、「死にたいくらいの苦しみを理解してほしい」というSOSのサインでもあります。
そのサインを発信して、親の反応を試しているのです。
「本当にこの親は自分のことを心配してくれているのだろうか」と。
したがって、子どもの「死にたい」発言を聞いたら、
「そうか、それくらい辛い思いをしているんだね」とまず受け止めてください。
「驚かない・慌てない・逃げない・茶化さない」が原則です。
そして、おとなが認識する「死」というイメージと、子どもが発する「死にたい」は違うのだということを理解してあげましょう。
子どもは「死にたい」という発言を通じて、明日を生き抜く力を探しているのです。
受容と共感の姿勢で、過去のことで親が謝らなければならないことがあれば、「あの時はごめんね」を伝えましょう。
そして、子どもの存在自体を認めて。
大前提は「生まれてくれてありがとう」の姿勢です。