「コミュニケーション④~「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」
上手な質問をして、楽しい雑談ができる聴き上手なる秘訣です。
雑談で相手に質問を投げかけるとき、気にしてほしいことがあります。
それは相手にとって答えやすい質問かどうかです。相手にとって答えやすい質問をすれば会話は盛り上がります。答えにくい質問をすれば会話が途切れてしまう可能性もあります。
一般的に質問は大きく分けて2種類あるといわれています。それぞれオープンクエスチョン、クローズドクエスチョンと呼ばれています。
オープンクエスチョンは、質問された人が思ったことを自由に答えられる質問です。
【オープンクエスチョンの会話例1】
「学生のころ部活は何をやっていたの?」
「テニス部だった」「バスケ部だった」「帰宅部だった」と回答は複数あり限定されていません
【オープンクエスチョンの会話例2】
「こないだの映画どうだった?」
「面白かった」「つまらなかった」「このシーンに感動した」と回答は自由にできます
クローズドクエスチョンは、イエス、ノーで回答できるような答えが限定されてしまう質問です。
【クローズドクエスチョンの会話例1】
「部活は野球をやっているの?」
野球をやっているの?の質問の回答は「イエス」「ノー」の二つに一つです
【クローズドクエスチョンの会話例2】
「血液型はA型でしょ?」
A型だったか?の質問に回答は「イエス」「ノー」の二つに一つです
では、雑談を楽しむときは、オープンクエスチョンと、クローズドクエスチョンのどちらを使って質問すればいいのでしょうか?
答えは、「会話する人たちのとの、親しさの度合いによって使い分ける」です。
【オープンクエスチョンのメリット、デメリット】
■メリット
どんな答えも許されているため、どんどん話が広がり盛り上がる
■デメリット
答えが自由な分答えにくい。特に余り親しくない人にオープンクエスチョンで質問された場合、自分の情報をさらけださないといけないことも多く、打ち解けてない人に対しては向いていない
【クローズドクエスチョンのメリット、デメリット】
■メリット
イエス、ノーのように答えやすい
■デメリット
話に広がらずにすぐ終わってしまう
雑談を楽しく盛り上げるためには、オープンクエスチョンの方が、会話が広がるし、いろいろな話のネタも出て楽しいでしょう。しかし、あまり親しくない人に対しては、相手のことも考慮して、答えやすい質問、クローズドクエスチョンから質問してあげるといいでしょう。親しくなってきたら、少しずつオープンクエスチョンに変えていけば、相手と打ち解けるのも早くなります。
相手に合わせて答えやすい質問をしてあげるのが、聴き上手になるための第一歩です。
参考にしてみてください。