中学のいじめのきっかけとなった友達からの答えは、空気でした。小学校からのイメージで男子に嫌われていた娘をクラスのほかの女子もよく思わなくなり、その空気を読んで自分も友人関係をやめようとしたと。何かがあったわけではなく、単に友人自分身幼く、浅はかな行動をして申し訳なかったと、ずっと気になっていたと謝られたそうです。いろいろ娘自身に思い当たる点もあり、ふに落ちたようで、少しすっきりし、自信がついたとも言っていました。
でも、やはり解決は簡単ではありません。
翌日は、16時間も寝て、夜の7時に起きてきました。寝ないで学校へ行くと前と同じことを言い、実際朝まで起きていました。準備をし、着替えたのですが出かけようとしません。
それから、私と長い長い話をしました。5時間くらいでしょうか。
何を考えていたか、自分をどう変えてきたか、学校へは戻りたい、友達に不安は減った。でも、結局最後にたどり着くのは、周りの目。友達以外の目、何もおきてはいないけど漠然とした自分への目。ここが怖いのだと言うことです。
今後のことも確認し、何もしないでいるのはよくないと考えてもらい、とりあえずだめでも学校の門まで行ってみようと。そして、門の前で、この学校はあなたが行く学校なのかよくみてみてと言って黙ると、しばらくして行かないと愛着がわかないよね、行くわと言って6時間目に登校しました。涙が出ました。
そして帰ってくると、また部屋に閉じこもり、服を着たまま、寝入ったようです。
疲れたのだと思います。翌朝何度起こしても死んだように寝入って起きてきません。そして、11時ころやっと起きてきて話すことは、緊張して緊張して胃が痛く、手が震えていた。門を出たら止まった。だから学校のせいだと思った。何もないけど漠然と不安だった。だから、困っていると。
慣れたらなおるのかもとも言っていますが、再登校する自信がなくなったとも。
やはり、心療内科の助けも必要に思えます。
本人が前に向いたと思います。ですが、そびえる壁の高さに少し打ちのめされたような感じです。壁は越えるか、壊すしか前に進めません。手助けをしていますが、力が弱いようです。
漠然とした不安感、なんとか取り除いてあげたいものです。