また、少し話をしてくれました。
中学でいじめにあい、がんばって通学したつらさは、もうすべてのエネルギーを使い尽くしてしまった。なぜ頑張れたか解らない。本当なら、あの時不登校になっていた。私は、がんばった。もう、頑張れない。自分は弱くなってしまった。
ゲームで言うなら、MPがゼロになっていて、そのエネルギーを増やす方法が見つからない。
家で引きこもり、昼夜逆転して、パソコンしているような生活をするので良いのか、一生それで良いのかとつい問い詰めてしまうと、学校へ行くのがつらいのだから、家がいいのが当たり前でしょう、なぜそんな解りきったことを聞くのだと言われました。
確かにそうです。
修学旅行や単位不足、あせるものが多く、追い詰めていたのだと思います。奮起する材料になればと、思っていたのですが立ち向かうには力が残っていなかったようです。
前に向いてみたけれど、壁に跳ね返されて、後ろに引いてしまった。その心の弱さと漠然としたぬぐえない不安感は、少し精神的な問題を抱えているように感じてきました。